外構工事の見積もりソフト7選!CADと連携できるソフトも紹介!

外構工事の見積もりソフト!CADと連携できるソフトも紹介!

外構工事は施工内容などにより、臨機応変な対応が求められます。
これは、見積もりも例外ではありません。
毎回Excelやスプレッドシートで計算しているのを面倒だと感じている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、専用の見積もりソフトです。
ソフトをうまく使いこなせるようになれば、見積もりを算出する時間を短縮できます。
今回は、さまざまな機能が搭載された見積もりソフトについて解説します。

外構工事で見積もりソフトを導入するメリットとは?

見積もりの計算は、Excelやスプレッドシートでも可能です。
しかし、見積もり専用ソフトには、Excelやスプレッドシートにはないメリットがあります。
専用ソフトのメリットは、効率的に業務を進めるために欠かせないものです。
まずは見積もりに専用ソフトを導入すると、どのようなメリットを得られるか学びましょう。

業務効率化

外構工事に対応した見積もりソフトの中には、建材のデータなどがあらかじめ入力されています。
いちいち自分で建材の型番などを入力する手間がかかりません。

また、製品によりCADと連動する機能や、社員同士で見積もり情報を共有できる機能など、業務を効率的に進めるのに役立つ機能が多数搭載されています。
外構工事対応の見積もりソフトを使いこなせるようになれば、見積もり作成にかかる時間や手間を軽減できるのです。

計算ミスの防止

見積もりソフトの効果は、業務効率化だけではありません。
計算ミスを防止できるのも、大きなメリットです。

見積もりソフトは、必要事項を入力すればソフトが自動で計算してくれます。
Excelやスプレッドシートだと、最初に計算式を作って入力しなくてはなりません。
また、計算式の入ったタブを保護しておかないと、入力ミスでせっかくの式を消してしまうことも。
シートが増えれば、作業中の操作や管理も大変です。

見積もりソフトを使えば、計算式を自分で作成・修正する必要がない分、安心して作業ができます。

計算ミスのある見積もりは、それだけで顧客の信用を低下させます。
現在ソフトを使っていない方は、顧客の安心を勝ち取るためにも、見積もりソフトの導入をご検討ください。

外構工事の見積もりソフトを選ぶ5つのポイント

外構工事用の見積もりソフトを選ぶ際に気を付けなくてはならないのが、以下5つのポイントです。

  • エクステリア工事の見積もりができるか
  • 既存のCADソフトと連携できるか
  • 請求書作成や実行予算などの連動機能
  • 操作や入力が簡単か
  • 予算内の価格か

次は、それぞれのポイントがなぜ大切なのが、どのような部分を見ればよいのかを解説します。

1.エクステリア工事の見積もりができるか

外構工事用に使える見積もりソフトは、専用のソフトだけではありません。
建築業用のソフトでも、エクステリア工事の見積もりを算出できる製品があります。
RIKCADやオーセブンCADを使用していない方は、建築業用のソフトから見積もりした方が使いやすいでしょう。

建築業用のソフトの中には、外構工事に対応していないものもあります。
非対応のソフトを買っても、費用の無駄になるだけです。
購入の際は、外構工事に対応しているソフトであるかを確認してから購入しましょう。

2.既存のCADソフトと連携できるか

見積もりソフトの中には、RIKCADやオーセブンCADと連携できる製品があります。
CADから数量を拾い出し計算するため、いちいち見積もりソフトに入力する手間がかかりません。
また、入力間違いや操作ミスも軽減できます。
仕事でCADを使っているなら、自社が使用しているものと連動しているソフトを購入しましょう。

なお、ソフトによりCAD連動機能が有料オプションになっているものもあります。
ソフトの購入料金とは別に費用が必要になるため、購入の前に確認しておきましょう。

3.請求書作成や実行予算などの連動機能

見積もりソフトの中には、見積もり作成とともに請求書作成や実行予算の計算を行う機能が搭載したものがあります。
見積もりを作りつつ、ほかの書類や計算を処理できれば、より効率的に作業できます。

見積もり作成ソフトは、事務作業の手間やミスをなくし、効率的に進めるためのものです。
ただソフトを購入すればよいわけではありません。
見積もり作成ソフトを購入するときは、搭載されている機能に注目しながら選びましょう。

4.操作や入力が簡単か

どんなに便利な機能が搭載されたソフトでも、操作や入力が難しいと使いこなせません。
導入するソフトを選ぶときは、操作性や入力の仕方にも注目しましょう。
見積もり作成のときに、簡単に操作できるか調べてから購入してください。

たとえば、ソフトの中にはExcelなどと同じような感覚で操作できるものがあります。
今までExcelやスプレッドシートを使って仕事をしていたなら、同じように使えるソフトの方が使いやすいでしょう。
使いやすいかの判断は、今まで見積もりを出すときに行っていた作業を参考にすると、よいものを購入できます。

また、ソフトの体験版を利用するのも、よい方法です。
見積もりソフトの体験版は、一定期間内は無料で機能を利用できます。
実際に操作することで、使いこなせるかの判断を具体的にできます。
体験版は見積もりソフトの公式ホームページなどで公開されているので、まずはそちらを確認してみましょう。

5.予算内の価格か

外構工事の見積もりソフトは、本体やオプションを購入する必要があります。
費用の無駄を発生させないためにも、ソフトを購入する前に予算を決めておきましょう。
購入するソフトは、予算内の価格で済ませられるものから選んでください。

建築業用ソフトの中には、外構工事の見積もりを計算するのに必要な機能が別売りのオプションになっているものもあります。
オプション価格も含めて計算しないと、予算オーバーする可能性があるため、ご注意ください。

6.サポート体制

見積もりソフトの使い勝手は、サポート体制にも左右されます。
ソフトの操作で疑問や困りごとが発生したとき、サポート体制が充実しているソフトなら、すぐに質問して解決できます。

特に、遠隔操作でサポート側が対処してくれるところはとても便利です。
口頭やチャットなどのメッセージではなく、目の前で操作してくれるため、難しい操作もスムーズに理解できます。
同じスペックのソフトで購入を迷っているときは、サポート体制が充実している方を選ぶようにすると、より使いやすいものを購入できるでしょう。

CADソフトと連携できる外構工事の見積もりソフト2選

選び方やポイントを押さえたら、実際の見積もりソフトを確認していきましょう。
まずは大手CADソフトと連携している見積もりソフトをご紹介します。
ソフトごとに連携しているCADが異なるため、導入する見積もりソフトを選ぶときは、自社で導入しているCADにあわせて選んでください。

1.e-put(オーセブンCADと連携)

外構や造園・リフォームに特化したCAD連動・積算機能が搭載されている見積もりソフトの、CAD対応オプションです。

CADに連動し一括で拾い上げるため、素早く正確な見積もり計算を実現します。
ひろった数量から理想的な見積もりを加工することも可能です。

オリジナルデザインなども拾い出せるため、いちいち入力したり手動で処理したりする手間もかかりません。
拾い出した数量を変換・変更・調節もできます。
見積もりを出すだけでなく、管理にも役立つ見積もりソフトです。

2.外構リプラス(RIKCADと連携)

RIKCADとコラボレーションしている見積もりソフトです。
EX建材データの自動更新や、社員同士での共有機能など、見積もり上発生するやり取りにかかる手間を軽減する効果が搭載されています。

バージョンアップを無償で行うために、別途費用を用意する必要がありません。
損失の大きい見積もりミスをなくす効果もあり、会社の業績や効率をアップさせるのに役立ちます。
RIKCADを使っている会社、特に効率的に見積もり処理をこなしたいところにおすすめです。

外構工事の見積もりもできる建設業用の見積もりソフト5選

次は、建築業用の見積もりソフトのうち、外構工事にも使えるものをご紹介します。
外構専用見積もりソフトではほしい機能がないなどの場合は、以下5つのソフトをご検討ください。

1.見積もりLITE

Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトと同じ感覚で操作できます。
インストールした日から簡単に使えるため、今まで表計算シートを活用していた方や、操作性の簡単なソフトを探している方におすすめです。

データベースエンジンなども不要なため、ほかの業務ソフトとバッティングする心配もありません。
初めて見積もりソフトを使う会社でも、スムーズに活用できるでしょう。

帳票や見積書をはじめとした各種書類を、複数パターンで発行できるようになっており、細かいニーズにも丁寧に答えてくれます。
予算を一緒に入力して計算すれば、見積金額と予算金額の差額確認や、粗利益計算もできるなど、とても便利です。

2.どっと原価

見積書作成だけでなく、原価に関わる業務をまとめて管理できる見積もりソフトです。
発注書の作成から支払いの管理まで、これ一本で管理できます。

出来高査定報告書や日報などの、工事業に必要な書類管理も可能です。
工事進行基準の収支管理もできるなど、工事業ならではの管理ができる機能も搭載されています。
お金に関わる機能をできるだけまとめたい方との相性に優れているソフトといえます。

3.工事見積書Super4

VectorからパソコンのOSにダウンロードできるタイプで、簡易版と標準版があります。
仕事をする場合、標準版にのみ搭載されている機能が必要なため、購入する際はご注意ください。
見積書を作るだけでなく、以下3つの書類の作成や計算ができます。

  • 階層型工事見積書
  • 労務費の積算
  • 法定福利費の計算

標準版は、これに加えて請求書や注文書の作成や、実行予算や工事別の書類管理などの機能が搭載されています。

また、見積書はExcelやPDFの形で出力も可能です。
印刷書式が複数あり、帳票のカスタマイズやオリジナル作成もできるなど、柔軟な使い方ができます。

価格が最大2万円内で済ませられるなど、コストパフォーマンスに優れています。
あまり予算をかけたくないけど、機能の充実した見積もり計算ソフトがほしいならおすすめです。

4.見積書作成システムMtWin

効率よく入力作業ができる、軽快な操作性が特徴のソフトです。
深くて複雑な構造でも、位置が一目でわかるよう、画面表示に工夫が施されています。

蓄積された見積書の情報をそのまま流用できる機能をはじめとした機能は、使い込めば使い込むほど効率的な作業ができるようになる仕組みです。
オリジナルの見積書形式作成機能、工程表・予算・日報管理システムである「KtWin」との連携機能など、便利な機能も多数搭載されています。
機能を使い込めば使い込むほど、効率的な作業ができるようになるソフトです。
普段の業務にかかる処理をできるだけ減らしたい方との相性に優れています。

5.オーセブン

仕分けから見積もりまでがすべて一画面にまとめられており、工事項目に関わる金額情報を一目で確認できます。
粗利などを確保しながら見積書を作成できる見積もりソフトです。

CADから施工場所の面積などを拾うと、自社の見積もり単価や材料原価・資材や工事の発注先などを、すべて自動で出してくれます。
履歴に残されている見積もりや注文書から自動でデータが提示されるので、後はそれを選択するだけで必要な書類を作成できます。
使えば使うほど、書類作成にかかる手間が軽減できるソフトです。

見積書の出力フォーマットはカスタマイズできます。
項目の増減から会社ロゴ画像の追加まで、細かい変更が可能です。
作った見積書は印刷・PDF・Excelにそれぞれ出力できるので、送付方法に合わせて書類を作成できるのも、便利なポイントです。

外構工事の見積もりソフトを導入して業務効率化を図ろう!

外構工事の見積もりは、表計算ソフトなどよりも専用の作成ソフトを導入した方が、効率的に作業できます。
業務にかかる手間や時間を短縮したいなら、見積もりソフトを導入しましょう。

なお、使いやすいソフトは会社や見積もりを管理する方により異なります。
導入の際は、こちらで解説した見積もりソフトの選び方を参考にしながら検討してください。
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