建設業におけるBPOとは?導入するメリットや注意点を解説

建設業が抱える問題を解消する手段として、BPOが注目されています。積算や図面作成といった建設業向けのBPO業者も多くあります。

BPOを上手に活用すれば、自社の課題を解決できるでしょう。導入前に業者を十分に調べ、自社に適したBPOを吟味して導入することが大切です。

本記事では、建設業におけるBPOの概要、BPOを導入するメリットや注意点などを解説します。

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建設業におけるBPOとは

建設業におけるBPOの概要と、BPOが必要な理由を解説します。

建設業におけるBPOの概要

「BPO」は「Business Process Outsourcing」の略で、業務のプロセスを外部業者に委託することです。

単純な業務の代行だけでなく、企業の課題解決、業務の品質向上などを目的としてBPOが利用されるケースも多くあります。

建設業において考えられるBPOの例は以下のとおりです。

  • 資料、議事録、書類などの作成・整理
  • 積算作業
  • 営業、人材採用などの代行
  • 2D・3Dモデル、図面の作成
  • 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録
  • 外国人技能実習生のサポート
  • BIM/CIMの導入、教育、研修
  • ドローンの活用
  • 社員食堂の運営

建設業にBPOが必要な理由

現在、建設業界では人手不足が深刻です。少子高齢化、「3K(きつい、汚い、危険)」のような悪いイメージの定着、長時間労働の常態化などが原因です。

新たに人を採用したり育てたりすることに苦労している会社も少なくないでしょう。

BPOを上手に活用すれば、人手不足を解消しつつ、業務の効率化や品質向上を実現できるかもしれません。

建設業にBPOを導入するメリット

建設業にBPOを導入するメリットは主に以下のとおりです。

  • 人材不足を解消できる
  • 生産性を向上できる
  • 業務の品質を向上できる
  • コストを削減できる
  • ニーズの変化にスピーディーに対応できる

それぞれの内容を解説します。

人材不足を解消できる

建設業にBPOを導入するメリットの1つが人材不足の解消です。

少子高齢化や長時間労働の常態化などが原因で、建設業界で特に人材不足が深刻化しています。人手の確保に苦労している企業も多いでしょう。

BPOを活用することで、自社が必要な人材を確保できます。採用にかかる費用や労力を抑えられることもBPOを導入する利点です。

生産性を向上できる

生産性を向上できることも建設業にBPOを導入するメリットの1つに挙げられます。

人手不足の建設業界で、建設業に精通した即戦力の人材を確保することは困難です。未経験者に教育しながら業務を進める場合、どうしても仕事がスムーズに進まないかもしれません。

建設業に精通したBPOの業者に委託すれば、自社の業務を効率よく速やかに遂行してくれるでしょう。また、BPOの仕事の進め方を見て、自社の業務のムダを発見できるかもしれません。

業務の品質を向上できる

BPOを導入することで、業務の品質を向上できるでしょう。

高い専門性を持つBPOの業者は少なくありません。独自のスキルや豊富な経験を持つ業者に委託することで、自社の業務品質の向上が期待できます。

特にIT分野は急速に進歩するため、専門家の手を借りないと自社での活用が難しいでしょう。ITに精通し、教育や研修をしてくれるBPOもあります。

コストを削減できる

建設業にBPOを導入することで、コストを削減できます。

新たな人材を探すことには、多大な労力と費用がかかります。どれだけコストをかけても、採用した人が会社に合わずすぐに辞めてしまうかもしれません。

BPOを活用すれば、人材を見つける費用を抑えられます。また、必要なときだけ利用してコストを抑えられることもメリットです。

ニーズの変化にスピーディーに対応できる

ニーズの変化にスピーディーに対応できることも建設業にBPOを導入するメリットです。

建設業では法規制が目まぐるしく変わります。法律が変わるたびに内容を確認して、必要があれば対応しなければなりません。

また、ITツールも年々進歩しているため、使いこなすためには最新情報を常に確認する必要があります。

法律やITにおいて高い専門性を持つ業者に委託すれば、自社で対応しきれない業務も効率よくサポートしてくれるでしょう。

建設業におけるBPOの対応業務例

建設業におけるBPOの対応業務例を以下のケースごとに紹介します。

  • 書類作成
  • 図面作成
  • 積算
  • 営業

書類作成

書類作成のBPOは、様々な業界で多く利用されています。納品書や発注書などの書類を代わりに作成してくれます。 書類作成の経験が豊富な業者であれば、指示や教育の手間を削減できるでしょう。

建設業に詳しい業者であれば、安全関係の書類も速やかに作成してくれます。

また、書類作成だけでなく書類の電子化にも取り組んでくれる業者もあります。

図面作成

図面作成を代行してくれるBPO業者もあります。図面作成のプロに委託することで、自社で作成するより正確で読み取りやすい図面が仕上がるかもしれません。品質の高い図面を提出すれば、顧客からの信頼度が高まるでしょう。

2Dだけでなく3DのCADで図面を作成してくれる業者もあります。自社に適した図面作成業者を探しましょう。

積算

建設業特有の積算業務を代行してくれるBPO業者もあります。

積算業務には建設業の知識が不可欠なので、誰でもすぐにマスターできるわけではありません。積算業務を正確にできる人を見つけたり育成したりすることには労力がかかります。

BPOであれば、積算に精通した人を簡単に見つけられます。材料の拾い出しや費用の算出といった手間のかかる作業を積算のプロに委託することで、効率よく積算を完了できるでしょう。

また、経験豊富な業者を利用すれば、より正確な積算を実現できるかもしれません。

営業

BPOで営業を代行してもらうことも可能です。

本業のかたわらで営業活動をしている人も多いでしょう。スキルや経験が少ないまま営業活動をして、思ったとおりに案件を得られないケースは少なくありません。

BPOを利用することで、本業に集中して取り組めます。建設業の営業に詳しい業者に委託することで、より多くの仕事を獲得できるでしょう。

建設業にBPOを導入する際の注意点

建設業にBPOを導入する際の注意点がいくつかあります。

  • 業者のセキュリティ体制を確認する
  • 費用対効果を確認する
  • 業務の対応範囲を明確にする
  • 契約中は体制変更が行いにくい
  • 導入実績を確認する

それぞれの内容を解説します。

業者のセキュリティ体制を確認する

BPOの導入を検討する際に、業者のセキュリティ体制を確認しましょう。

委託する業務内容によっては、社員や顧客の個人情報や開発中の技術といった大切な情報を業者に開示するケースがあります。BPOを利用した際に大切な情報が外部に漏れてしまうと、顧客からの信用や自社の強みを失ってしまうでしょう。

業者の公式サイトや資料などでセキュリティポリシーを必ず確認してください。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格「ISO/IEC 27001」を取得している業者であれば安心です。

費用対効果を確認する

BPOの導入を検討する際に、費用対効果を確認することも大切です。

費用が安価でも、十分な品質の業務をしてもらえなければ意味がありません。一方で、満足できる業務品質でも、自社に必要のないサービスが含まれていると余計な費用がかかってしまいます。

サービス内容を十分に確認して、自社に適した業者を見極めましょう。

業務の対応範囲を明確にする

業務の対応範囲を明確にしてBPOを導入しましょう。

業者によって対応できる業務は異なります。契約内容のすり合わせが不十分だと、代行してほしい業務に対応してもらえないかもしれません。対応してもらえたとしても、追加費用を請求される恐れもあります。

トラブルを避けるためにも、契約時に業務の対応範囲を明確にして、正式な文書として残しておきましょう。

契約中は体制変更が行いにくい

BPOの契約中は体制を変更しにくいことに注意しましょう。

組織構造、業務プロセス、役割、責任の所在などの変更を伴う体制変更をすると、BPO業者を混乱させてしまうかもしれません。適切な引き継ぎが実施されず、委託していた業務が滞ってしまう恐れもあります。

BPOを利用している際は、大きな体制変更を控えることをおすすめします。どうしても体制変更しなければならない場合は、委託先と十分にコミュニケーションをとって業務が滞らないようにしましょう。

導入実績を確認する

BPOの導入を検討する際に、業者の導入実績を確認しましょう。

実績が少ない業者には、経験やスキルが不足している恐れがあります。経験やスキルが不足していると、満足できる品質の業務をしてもらえないかもしれません。

豊富な実績を持つ業者であれば、高い品質のサービスを提供してもらえるでしょう。

契約する前に公式サイトや資料などを見て導入実績を確認しましょう。

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【まとめ】建設業にBPOを導入して生産性や業務品質を向上させよう!

建設業におけるBPOの概要、BPOを導入するメリットや注意点などを解説しました。

BPOを上手に活用することで、人手不足を解消しつつ、業務の効率化や品質向上を実現できるかもしれません。積算、図面作成、営業代行など、建設業に適したBPO業者が多くあります。

導入前に費用対効果や導入実績などを十分に調べることが大切です。

ぜひ本記事を参考に、BPOを導入して生産性や業務品質を向上させましょう。

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