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建設業が抱える問題を解消する手段として、BPOが注目されています。積算や図面作成といった建設業向けのBPO業者も多くあります。
BPOを上手に活用すれば、自社の課題を解決できるでしょう。導入前に業者を十分に調べ、自社に適したBPOを吟味して導入することが大切です。
本記事では、建設業におけるBPOの概要、BPOを導入するメリットや注意点などを解説します。
建設業向けBPOサービスおすすめ7選
人手不足や働き方改革が進む中、バックオフィス業務や図面作成、施工管理補助を専門業者に任せることで、生産性向上とコスト削減の両立が期待できます。
また、各サービスは対応範囲や実績、支援体制に特徴があり、自社の課題に合った選定の指針になるでしょう。
ここでは、建設現場の事務や管理業務を外部委託し、業務効率を高めるサービスを紹介します。
ツクノビBPO
「ツクノビBPO」は、建築・建設業界に特化した業務代行サービスです。図面作成や積算、書類作成、事務処理まで幅広く支援しています。
ツクノビBPOは、採用倍率200倍を突破した専門スタッフを擁し、施工図(CAD/BIM/CIM)や契約書、報告書などの整備を受託しています。
契約は1ヶ月単位で柔軟に対応でき、Slack・LINE・ChatWork・メールなど多様な連絡手段を選べる点も特徴です。
さらに、10万円台から依頼できる低価格プランもあり、「少人数現場」や「繁忙期対応」などにも導入しやすいでしょう。
公式サイトから資料請求ができるので、まずは情報から集めてみてはいかがでしょうか。
ツクノビBPOは、建設業の業務をプロが代行する建設業特化のアウトソーシングサービスです。
建設業での経験を豊富に持っているプロが工事図面作成、書類作成、事務作業を代行いたします。現場の作業以外にかかる時間を90%削減し、受注できる案件の増加や退職率の低下につながった事例もあります。詳細はぜひこちらからご確認ください。
noncore

引用元:https://noncore.jp/constructionindustry/
noncoreは、企業のオフィス業務を代行するBPOサービスです。
建設業界向けに「建設業のBPO」部門を設けており、許可申請書類の作成、現場写真の整理、労務・安全衛生管理など多岐にわたるノンコア業務に対応しています。
特徴は「チャージ型プラン」で、20時間や120時間などの作業時間を事前購入し、期限なく利用できる点です。
繁忙期や閑散期の差が大きい建設業界において、必要なときに必要な分だけ依頼できる柔軟さがあります。
また、印刷・製本・大型スキャンなどの印刷関連サービスも充実しており、図面やポスター制作を短納期で対応可能です。
さらに、建設業界のナレッジを蓄積しているため、法改正や商慣習の変化にも対応できます。
建設BPOセンター

引用元:https://soumu-madoguchi.co.jp/kensetsu-bpo/
建設BPOセンターは、エイジェックグループが提供する建設業界特化型の業務代行サービスです。
現場事務所の立ち上げ支援、施工計画書の作成補助、届出書類の作成、ドローンによる設備点検・撮影、3Dモデリングなど、工事現場の実務に幅広く対応しています。
狭小空間での設備点検や橋梁外壁の撮影など、特殊な現場環境にも柔軟に対応できる点が強みです。
また、事務所の斡旋から備品手配、ネットワーク工事まで行い、現場の早期立ち上げを支援します。
現場に即した多彩な支援内容により、ゼネコン・サブコンを問わず大型プロジェクトにも活用が可能です。
さらに、グループ全体のつながりを生かし、労務・安全・法務対応まで包括的に支援できる点も特徴です。
施工とバックオフィスをまとめて委託したい企業におすすめといえます。
ビーウィズ 建設BPO

引用元:https://www.bewith.net/solution/industry/construction/
ビーウィズの建設業向けBPOソリューションは、施工管理・安全管理・品質管理・資材調達など、建設プロジェクトの主要業務を包括的に委託できる体制を整えています。
ビーウィズは、建設業界特有の業務プロセスに対応できる柔軟な仕組みを構築しているのです。
また、DX推進にも注力しており、AIやロボットなどの最新技術を活用した業務効率化を実現しています。
さらに、支援範囲をクライアントの業務特性に合わせてカスタマイズできる点も大きな強みです。
スピード・品質・柔軟性を重視する建設現場において、ビーウィズは技術力と経験を兼ね備えた信頼性の高いBPOといえるでしょう。
ANDPAD BPO

引用元:https://andpad.jp/products/bpo
ANDPAD BPOは、現場経験を持つ専門スタッフが業務を代行し、監督者が工事現場の中核業務に専念できる環境を整えるサービスです。
リモートと現場の両面から支援できる体制を備え、若手技術者の育成や協力会社へのレクチャー、安全衛生教育動画の提供など、人材教育にも注力しています。
特に、現場の効率化を重視する企業に対して「現場事務業務の生産性を2倍に」という具体的な目標を掲げ、DX化や業務標準化を推進する建設会社に適した内容です。
現場とバックオフィスを一括で委託することで、工期管理・安全管理・品質管理などのコア業務にリソースを集中しやすくなります。
株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズ 建設BPO

引用元:https://constdx.com/bpo-service/
株式会社エヌ・アンド・アイ・システムズは、建設DXに特化したサービスを展開し、BIM/CADシステム開発、建設DXコンサルティング、BPOサービスを一体的に提供しています。
BPO分野では、ゼネコン出身者や施工管理経験者が教育体制を構築し、書類作成・申請・写真台帳管理などのノンコア業務を高品質に支援しています。
また、ITインフラやツール運用まで包括的にサポートし、現場のDX推進とナレッジの蓄積にもつながっているのです。
「DX×BPO」は、変化の激しい建設業界において競争力を維持するための選択肢といえるでしょう。
Construction Digital BPO

引用元:https://www.trans-cosmos.co.jp/bpo/
Construction Digital BPOは、トランスコスモス株式会社が建設業界に特化して提供するプロセス集約・効率化サービスです。
施工管理における「品質・原価・工程・安全・環境」の最適化を目的とし、現場経験者のノウハウを活かして管理情報や成果品作成といったノンコア業務を専門センターに集約しています。
また、北海道・大阪・福岡に拠点を構え、地域特性を踏まえた建設DX支援を展開している点も特徴です。
多拠点で事業を展開する企業でも、標準化された業務フローと拠点間連携を実現できます。
現場担当者が現場にしかできない仕事に専念できる環境を整えたい企業には、Construction Digital BPOがおすすめです。
建設業向けBPOサービスとは
建設業におけるBPOの概要と、BPOが必要な理由を解説します。
建設業向けBPOの概要
「BPO」は「Business Process Outsourcing」の略で、業務のプロセスを外部業者に委託することです。
単純な業務の代行だけでなく、企業の課題解決、業務の品質向上などを目的としてBPOが利用されるケースも多くあります。
建設業において考えられるBPOの例は以下のとおりです。
- 資料、議事録、書類などの作成・整理
- 積算作業
- 営業、人材採用などの代行
- 2D・3Dモデル、図面の作成
- 建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録
- 外国人技能実習生のサポート
- BIM/CIMの導入、教育、研修
- ドローンの活用
- 社員食堂の運営
建設業にBPOが必要な理由
現在、建設業界では人手不足が深刻です。少子高齢化、「3K(きつい、汚い、危険)」のような悪いイメージの定着、長時間労働の常態化などが原因です。
新たに人を採用したり育てたりすることに苦労している会社も少なくないでしょう。
BPOを上手に活用すれば、人手不足を解消しつつ、業務の効率化や品質向上を実現できるかもしれません。
建設業にBPOサービスを導入するメリット
建設業にBPOを導入することで、様々なメリットを得られます。ここでは、建設業にBPOを導入するメリットを解説します。
人材不足を解消できる
建設業にBPOを導入するメリットの1つが人材不足の解消です。
少子高齢化や長時間労働の常態化などが原因で、建設業界で特に人材不足が深刻化しています。人手の確保に苦労している企業も多いでしょう。
BPOを活用することで、自社が必要な人材を確保できます。採用にかかる費用や労力を抑えられることもBPOを導入する利点です。
メイン業務に集中できる
従業員が本来のメイン業務に集中できる環境を整えられることも、建設業にBPOを導入するメリットの1つとして挙げられます。
ICTツールやシステムを自社で導入する場合は、操作習熟や設定作業に多くの時間と労力が必要です。その結果、施工管理や営業活動が後回しになり、生産性が下がることもあります。
BPO業者にバックオフィス業務やデータ整理といったノンコア業務を委託すれば、専門スタッフが効率的に処理を行うため、従業員は現場対応や顧客折衝などのコア業務に集中できます。
プロジェクト全体のスピード向上と品質維持を両立できます。
業務の品質を向上できる
BPOを導入することで、業務の品質を向上できるでしょう。
高い専門性を持つBPOの業者は少なくありません。独自のスキルや豊富な経験を持つ業者に委託することで、自社の業務品質の向上が期待できます。
特にIT分野は急速に進歩するため、専門家の手を借りないと自社での活用が難しいでしょう。ITに精通し、教育や研修をしてくれるBPOもあります。
コストを削減できる
建設業にBPOを導入することで、コストを削減できます。
新たな人材を探すことには、多大な労力と費用がかかります。どれだけコストをかけても、採用した人が会社に合わずすぐに辞めてしまうかもしれません。
BPOを活用すれば、人材を見つける費用を抑えられます。また、必要なときだけ利用してコストを抑えられることもメリットです。
ニーズの変化にスピーディーに対応できる
ニーズの変化にスピーディーに対応できることも建設業にBPOを導入するメリットです。
建設業では法規制が目まぐるしく変わります。法律が変わるたびに内容を確認して、必要があれば対応しなければなりません。
また、ITツールも年々進歩しているため、使いこなすためには最新情報を常に確認する必要があります。
法律やITにおいて高い専門性を持つ業者に委託すれば、自社で対応しきれない業務も効率よくサポートしてくれるでしょう。
建設業向けBPOサービスの選び方
建設業向けBPOサービスの選び方では、自社の課題や目的に合った委託先を見極めることが重要です。
BPO業者ごとに得意分野や対応範囲が異なるため、「実績」「担当者のスキル」「費用感」を総合的に比較する必要があります。
また、委託後のサポート体制やコミュニケーションの取りやすさも判断材料です。
ここでは、実際に検討する際の具体的な選定基準を紹介します。
導入実績から選ぶ
建設業向けBPOサービスは、導入実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
多くの実績を持つ企業は、建設業特有の書類形式や行政手続きの流れを理解しており、業務をスムーズに引き継ぐことができます。
また、ゼネコンやサブコンなど幅広い取引経験を持つ業者であれば、現場ごとのニーズにも柔軟に対応できるでしょう。
公式サイトで導入事例の確認や、利用企業の声を参考にすることも有効です。経験豊富なBPO業者を選ぶと、委託後のトラブルを防ぎ、安定した成果を得やすくなります。
担当者のスキルから選ぶ
建設業向けBPOサービスを選ぶ際は、担当者のスキルを重視しましょう。建設業務は専門性が高く、図面管理・積算・申請書類の作成などには業界経験と知識が求められます。
担当者が現場経験を持つか、施工管理技士などの建設関連資格を保有しているかを確認すると安心です。
また、CAD・BIM・クラウド管理システムなどのツールに精通しているかも判断材料です。技術と知識の両面で信頼できる担当者に依頼すると、業務の精度とスピードを両立しやすくなります。
費用から選ぶ
業者によって料金体系は、「時間単位」「業務単位」「月額固定制」などさまざまです。そのため、自社の業務量や繁忙期の有無に合わせて最適なプランを選ぶ必要があります。
見積もり時には、初期費用や追加料金の有無を必ず確認しましょう。また、価格だけで判断せず、サポート範囲や対応品質とのバランスを重視することが大切です。
長期的に委託する場合は、継続的なコスト削減効果が見込めるかどうかも比較のポイントになります。
建設業向けBPOサービスの対応業務例
建設業向けBPOでは、どのような業務に対応しているか把握しておくが重要です。対応業務を把握しておけば、スムーズに依頼ができるでしょう。ここでは、建設業向けBPOサービスの対応業務例を紹介します。
書類作成
書類作成のBPOは、様々な業界で多く利用されています。納品書や発注書などの書類を代わりに作成してくれます。書類作成の経験が豊富な業者であれば、指示や教育の手間を削減できるでしょう。
建設業に詳しい業者であれば、安全関係の書類も速やかに作成してくれます。
また、書類作成だけでなく書類の電子化にも取り組んでくれる業者もあります。
図面作成
図面作成を代行してくれるBPO業者もあります。図面作成のプロに委託することで、自社で作成するより正確で読み取りやすい図面が仕上がるかもしれません。品質の高い図面を提出すれば、顧客からの信頼度が高まるでしょう。
2Dだけでなく3DのCADで図面を作成してくれる業者もあります。自社に適した図面作成業者を探しましょう。
積算
建設業特有の積算業務を代行してくれるBPO業者もあります。
積算業務には建設業の知識が不可欠なので、誰でもすぐにマスターできるわけではありません。積算業務を正確にできる人を見つけたり育成したりすることには労力がかかります。
BPOであれば、積算に精通した人を簡単に見つけられます。材料の拾い出しや費用の算出といった手間のかかる作業を積算のプロに委託することで、効率よく積算を完了できるでしょう。
また、経験豊富な業者を利用すれば、より正確な積算を実現できるかもしれません。
営業
BPOで営業を代行してもらうことも可能です。
本業のかたわらで営業活動をしている人も多いでしょう。スキルや経験が少ないまま営業活動をして、思ったとおりに案件を得られないケースは少なくありません。
BPOを利用することで、本業に集中して取り組めます。建設業の営業に詳しい業者に委託することで、より多くの仕事を獲得できるでしょう。
建設業にBPOサービスを導入する際の注意点
建設業にBPOを導入する際の注意点がいくつかあります。注意点の把握はリスク対策につながるでしょう。ここでは、建設業にBPOサービスを導入する際の注意点を解説します。
業者のセキュリティ体制を確認する
BPOの導入を検討する際に、業者のセキュリティ体制を確認しましょう。
委託する業務内容によっては、社員や顧客の個人情報や開発中の技術といった大切な情報を業者に開示するケースがあります。BPOを利用した際に大切な情報が外部に漏れてしまうと、顧客からの信用や自社の強みを失ってしまうでしょう。
業者の公式サイトや資料などでセキュリティポリシーを必ず確認してください。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格「ISO/IEC 27001」を取得している業者であれば安心です。
業務の対応範囲を明確にする
業務の対応範囲を明確にしてBPOを導入しましょう。
業者によって対応できる業務は異なります。契約内容のすり合わせが不十分だと、代行してほしい業務に対応してもらえないかもしれません。対応してもらえたとしても、追加費用を請求される恐れもあります。
トラブルを避けるためにも、契約時に業務の対応範囲を明確にして、正式な文書として残しておきましょう。
契約中は体制変更が行いにくい
BPOの契約中は体制を変更しにくいことに注意しましょう。
組織構造、業務プロセス、役割、責任の所在などの変更を伴う体制変更をすると、BPO業者を混乱させてしまうかもしれません。適切な引き継ぎが実施されず、委託していた業務が滞ってしまう恐れもあります。
BPOを利用している際は、大きな体制変更を控えることをおすすめします。どうしても体制変更しなければならない場合は、委託先と十分にコミュニケーションをとって業務が滞らないようにしましょう。
建設業の人手不足解消ならツクノビBPOがおすすめ
建設業の人手不足を解消するためには、アウトソーシングサービスの利用もおすすめです。
従業員のリソースがひっ迫している場合や、業務に対応できる人材が不足している場合などは、アウトソーシングサービスを活用すると、少ない工数で業務を実行できます。BPOサービスでは、専門的な知識を持っているスタッフが対応するため、さまざまな業務をスムーズに進められます。
弊社では、建設業の業務に対応している建設業特化のBPOサービス「ツクノビBPO」を提供しています。書類作成や図面の作成、積算業務など、幅広い業務を代行できます。ツクノビBPOでは、倍率200倍の選りすぐりの専任スタッフが対応いたします。
リソース不足を解消したい方は、ぜひこちらからお問い合わせください。
【まとめ】建設業向けBPOサービスを活用して生産性や業務品質を向上させよう!
建設業におけるBPOの概要、BPOを導入するメリットや注意点などを解説しました。
BPOを上手に活用することで、人手不足を解消しつつ、業務の効率化や品質向上を実現できるかもしれません。積算、図面作成、営業代行など、建設業に適したBPO業者が多くあります。
導入前に費用対効果や導入実績などを十分に調べることが大切です。
ぜひ本記事を参考に、BPOを導入して生産性や業務品質を向上させましょう。
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