建設業におけるクラウド化とは?クラウド化のメリットや注意点をご紹介

ICTが普及した近年は、業種を問わずにクラウド化が進められています。建設業界でもさまざまな部分でクラウド化が進んでいますが、どうすればいいか分からないという方も少なくありません。

今回は、建設業界で進むクラウド化を解説します。解説する内容を読めば、クラウド化するメリットや導入時の注意点についての知識を得られます。建設業を営む方で、クラウド化を検討している方は、ぜひご覧ください。

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クラウド型システムとは

施工管理システムなどの建設関係のシステムには、クラウド型とオンプレミス型の2つがあります。

クラウド型システムは、所定のデータサーバーにデータを保存し、各端末がそこにアクセスすることで利用するシステムです。この場合、サービス提供会社のサーバーを利用します。サーバーは気候変動や災害に強い場所に設置されるため、障害などに強い点が特徴です。

一方、オンプレミス型は、自社内のサーバにソフトウェアをインストールする方式です。自社内のサーバを使用するため、自由度が高い点が特徴です。

建設業にクラウド化が必要な背景

建設業にクラウド化が必要な背景としては、業務効率化とコスト削減の実現化が挙げられます。建設現場では、関係者の間で施工図や工事の進捗状況など様々な情報を共有します。クラウド化すれば、スムーズな情報共有が可能です。伝達ミスなども防止できます。

また、離れた場所からでも現場の状況をリアルタイムで把握できるため、適切な人員配置やコスト管理の実現が可能です。

クラウド化することで、建設業界の生産性を高め、持続的な成長を支える重要な要素といえるでしょう。

建設業でクラウドを導入するメリット

建設業を営む方の中で、クラウド化を検討する際、導入によりどういったメリットがあるか分からない方も大勢います。

そこでここからは、建設業でクラウドを導入するメリットを解説します。まずはクラウドを導入するメリットを把握し、自社にどういった影響があるかを検討してください。

業務効率化に繋がる

クラウド化を導入することで、業務の効率化に繋がります。なぜならクラウド化したシステムは社外にいてもスマホやタブレットなどからアクセスができるからです。

クラウド化していないと、何か情報を確認するために会社に戻ったり、電話をして確認したりしなければいけません。しかし現場から必要な情報にアクセスできれば、会社に戻らなくて済みます。

またクラウド化すれば、リモートワークも可能なため、多様な働き方を従業員が選べます。

この記事では、建設業での時間外労働の上限規制について解説しています。

【2024年】建設業の時間外労働上限規制!予想される課題も解説

情報共有が簡単になる

社内のシステムをクラウド化することで、情報共有が簡単になるというメリットもあります。クラウド型システムでサーバーに図面や見積書といった書類をアップロードすれば、必要な社員全員が閲覧できるようになります。

また情報共有が簡単になれば、業務や情報の属人化が防げます。業務や情報が属人化すると、他の社員が対応できなくなり、業務に支障が発生します。

しかし、クラウド化で情報共有ができれば、そういったリスクの低減が可能です。

資料の管理が簡単になる

クラウドの導入によって、情報を管理するルールを定めて運用すれば情報が分かりやすく整理できるようになります。そのため、必要な情報の資料を探す手間もなくなり、スムーズに業務を進められます。

また紙の資料も膨大な建設業では、資料を管理するために広いスペースが必要です。しかしクラウドで保管することで、資料を管理するスペースを用意する必要がありません。そのため、省スペースにもつながります。

スケジュール管理を効率的に行える

クラウドを導入することにより、工期スケジュール管理を効率的に行えます。建設現場では納期を厳守する必要があります。クラウドを活用すれば、現場の進捗状況を正確かつ詳細に把握できるため、スケジュール調整が必要な際も迅速に対応できるでしょう。

また、グループチャット機能を活用すれば、一度のやり取りで現場全体に情報を共有できます。修正や指示の確認・漏れなどの防止にも役立つため、品質を維持したうえで納期までの施工完了を徹底して行えるでしょう。

コスト削減に繋がる

クラウドを導入することで無駄な工数を削減できます。例えば、オンラインで写真やデータを共有することで、営業や管理職は現場を訪問する時間を削減できます。さらに、資料を印刷する際に必要な紙やインク、保管にかかるコストを削減できるでしょう。

また、迅速かつ正確に情報を共有できれば、発注ミスや追加コストなどの無駄を省けます。様々な無駄を省くことで不要なコスト削減に繋がるでしょう。

建設業でクラウドを導入するときの選び方

クラウドを導入する際、なにを基準に選べばよいか分からない場合も多いでしょう。ここでは、クラウドを導入するときの選び方を解説します。どのようなクラウドを導入すればよいか迷う場合は、ぜひ参考にしてください。

操作が難しくないか確認する

クラウドの操作が難しいと、社員が利用を敬遠してしまいます。便利なメリットが多いクラウドですが、社員が利用しなければ意味がありません。そういった事態にならないよう、導入を検討する段階で操作性を確認する必要があります。

必要に応じて、導入を検討するサービスを提供する会社から説明を受けましょう。そして操作性の良い方法を選択してください。

マルチデバイスに対応しているか確認する

マルチデバイスに対応しているクラウドであれば、外出先でデータを確認したいときに便利です。スマホやタブレットでデータを閲覧できれば、最新版の図面や工事関係書類などを社外から確認できます。

クラウドを導入する際は、パソコンだけではなくマルチデバイスに対応しているか確認するとよいでしょう。

セキュリティ設定を確認する

クラウドを導入する際は、セキュリティ設定を確認することも重要です。クラウドの場合、データを一括管理するため、セキュリティの設定が容易です。

しかし柔軟に設定できる分、ユーザー側が必要なセキュリティ設定を管理しなければいけません。

情報漏洩を意識するあまり、セキュリティ設定を厳しくすれば使い勝手が悪くなります。そのため、自社に必要なセキュリティのレベルを検討した上で、設定が必要です。

建設業でクラウドを導入するときの注意点

多くのメリットがあるクラウド化にも注意すべき点があります。ここからは、クラウドを導入する際の注意点を解説します。メリット以外にもここから解説する注意点があることを把握し、導入を検討する材料にしてください。

導入する目的を明確にする

まずはクラウドを導入する目的を明確にしましょう。なんとなく必要だから、とクラウドを導入したところで、自社の課題を解決できるとは限りません。

データ入力を効率化したい、経営層のデータアクセスを容易に行いたいなど、クラウドを導入することによって解決したい課題を明確にしましょう。目標の明確化は、自社に合うクラウドを選ぶ際に役立ちます。

必要な機能に絞る

クラウドを導入する際は、必要な機能を絞り込むことが重要です。クラウド製品はパッケージで完成しているものも多く、多機能で便利な製品ばかりです。

しかし、全ての機能を業務で使用することはありません。中には全く使わない機能もあります。

そのため、導入する前にどういった機能があるかを確認し、必要な機能が揃ったシステムを導入しなければいけません。

計な機能ばかりでコストがかかる製品を導入しては、無駄遣いになります。機能の要不要を考慮し、自社に最適な選択をしましょう。

担当者を決める

クラウドを導入するためには、運用を主導する担当者を決めましょう。クラウドを導入しても、誰も管理しなければ無秩序に利用することになります。そうなっては業務効率の向上も想定していた成果は上がらず、無駄なコストをかけることになります。

そういった事態を回避するために、クラウドの管理者を決めましょう。そしてクラウドを利用するためのルールなどを制定し、運用することで業務の効率化が実現します。運用体制を整えて、適切にクラウドを運用しましょう。

建設業のクラウド化に役立つ工事管理システムおすすめ5選

工事管理システムとは、工事の発注や受注・売上金回収などの経理全般・図面の管理などをまとめて行えるシステムのことを指します。

ここでは、建設業のクラウド化に役立つ工事管理システムおすすめ5選を紹介します。それぞれ特徴や機能が異なるため、違いをよく理解して自社に合うシステムを導入しましょう。

ANDPAD

ANDPADは、業務効率化と経営改善に貢献する7年連続シェアNo.1の建設プロジェクト管理サービスです。現場と経営の情報を一元管理できます。2016年のリリース以来、使いやすさへのこだわりや、導入へのサポートで利用社数は21万社以上を超えています。

工程表や図面などの資料は、保存することでいつでもどこでも情報確認が可能です。施工写真などはスマホで撮影でき、写真台帳作成も簡単に行えます。チャット機能も備えているため、関係者全員にスムーズな情報伝達を実現できるでしょう。

Kizuku

Kizukuはチャット機能をベースに現場と施工を一元管理できるシステムです。従来の無駄や無理を失くし、スムーズな情報共有を実現できます。

また、最新の図面をスマホ1つで場所や時間を問わず確認できるため、外出先での確認も可能です。シンプルな設計や使いやすい機能で、誰でも簡単に操作できる点も魅力です。

現場ごとに撮影した写真は自動で保管するため、写真を整理する手間も省けます。ほかの資料を作成する際も便利です。

Project-Space

設備工事・エンジニアリング業向けに特化した工事管理システムです。業界特有の機能を実装しているため、カスタマイズは最小限に抑え、短期間かつ低コストで導入できます。40年に渡り、100社を超える企業にシステムを提供してきた実績を持っている点も魅力です。

一時保存機能や複写機能など、データ入力の手間を軽減できます。また、Excelからデータを取り込めるため、使い慣れたExcelを用いて入力したデータの反映が可能です。

Sitrom-CC

経営層の悩みを解決し、バックオフィス業務を精緻化・効率化できる工事管理システムです。営業見積や実行予算、出来高などの工程管理といった管理機能を備えています。また、入力したデータはリアルタイムで反映されるため、現場の情報を素早く取得できます。

さらに、システムの項目名称や帳票は、使用しているフォーマットに完全に合わせられるため、現場で迷わず利用可能です。導入から運用サポートをワンストップで提供している点も魅力です。

e2-movE 工事管理

建設業・工事業向けに特化した原価管理システムです。400社以上の導入実績を持っています。実行予算管理から工事の採算、計上された原価をもとにした支払管理までワンストップで行える点が特徴です。

また、ほかのシステムとシームレスに連携できるため、使用中のシステムに機能を追加したい場合も活躍します。自社の環境や必要な機能に応じてカスタマイズできるため、自社の業務に合わせたコストで導入できる点も魅力でしょう。

おすすめの工事管理システムについてはこちらの記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

建設業の勤怠管理アプリおすすめ!導入のデメリットや選び方も解説建設業の勤怠管理アプリおすすめ6選!導入のデメリットや選び方も解説

建設業のクラウド化に役立つ勤怠管理アプリおすすめ5選

勤怠管理アプリを導入すれば、労働時間を正確に記録・管理でき、不正や漏れを防げます。建設業で使えるおすすめ勤怠管理アプリは以下の5つです。

  1. 使えるくらうど勤怠管理for建設業V3
  2. Touch On Time
  3. ShiftMAX
  4. ジョブカン勤怠管理
  5. KING OF TIME

詳しくはこちらの記事で紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

建設業の勤怠管理アプリおすすめ!導入のデメリットや選び方も解説建設業の勤怠管理アプリおすすめ6選!導入のデメリットや選び方も解説 建設 業 セキュリティ建設業界で起きる可能性があるセキュリティリスクや対策方法を解説

建設業のクラウド導入事例

最後に、クラウドを導入した建設業の事例を解説します。それぞれの会社がどういった運用をしているかを把握し、自社のクラウド導入に活かしましょう。

仁淀建設有限会社

仁淀建設有限会社は、クラウドツールを導入することで発注者とのコミュニケーションをシステム化しました。その結果、発注者への書類提出が全てクラウドで完結する形式になりました。

建設業では発注者に書類を提出するだけでも、時間がかかります。しかし仁淀建設ではクラウドツールを導入することで、発注者への書類提出の時間の8割削減に成功しました。削減できた時間で、別の業務を進められるようになるため、効率化が成功した事例です。

有限会社相馬工務店

有限会社相馬工務店は、クラウドツールを活用し顧客情報を管理しています。元々は社内で管理していましたが、事業の拡大により顧客情報の管理が難しくなったため、クラウドツールを導入しました。

クラウドツールを導入した結果、顧客情報や見積書などを属性で管理するようになりました。そのため、現在では1日かかっていた業務が30分で完結します。相馬工務店では、クラウドツールの導入により、社員の負担軽減に繋がっています。

株式会社楓工務店

株式会社楓工務店では、クラウドツールの導入により情報を的確に伝達できる環境を構築しました。従来は電話や口頭で連絡していたため、情報の伝達ミスが度々発生していました。情報の伝達ミスは、気付かなければトラブルにつながる恐れがあります。

しかし、クラウドツールを導入することで、情報は全て文面でわかりやすく伝達できるようになりました。導入した結果、伝達ミスは大きく減少し、社員の負担軽減にも繋がっています。

南海辰村建設株式会社

南海辰村建設株式会社では、電子商取引の拡大を目的として、クラウドを導入しました。元々電子商取引のためのシステムを導入していましたが、利用している建設会社は減少し、継続利用に不安を抱えていました。

しかし、新たな建設業向けの基幹システムを導入することで、スムーズな取り引きが可能になりました。現在は国土交通省が認定したシステムも導入し、クラウドが目的である電子商取引の拡大に寄与しています。

矢作建設工業株式会社

矢作建設工業株式会社では、クラウド型のシステムを導入することで、現場と本社の情報共有が容易になりました。これまでスタンドアローン型の原価管理システムを導入していましたが、統一的な運用が難しいという課題がありました。

しかしクラウド型のシステムの導入により、情報共有が容易になったほか、原価管理の工数の削減に成功しています。クラウド型のシステムの導入が業務の効率化と生産性の向上に繋がっています。

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建設業の人手不足を解消するためには、アウトソーシングサービスの利用もおすすめです。

従業員のリソースがひっ迫している場合や、業務に対応できる人材が不足している場合などは、アウトソーシングサービスを活用すると、少ない工数で業務を実行できます。BPOサービスでは、専門的な知識を持っているスタッフが対応するため、さまざまな業務をスムーズに進められます。

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【まとめ】建設業でクラウドを導入すると長時間労働や人手不足の解消にもなる!

建設業でのクラウド導入には多くのメリットがあり、適切に活用することで業務の効率化や生産性の向上にもつながります。しかし導入だけを目的とすると、使いづらいシステムを選んでしまい、社員が活用しないという可能性もあります。

そのためクラウドを導入する際は、必要な機能を絞り、操作性を確認した上で検討しなければいけません。まだまだ効率の悪い部分が多く残る建設業で、クラウドを導入して、効率的で社員が快適に業務に集中できる環境を整えましょう。

こちらの記事では、建設業でIT化をするメリットやツールについて解説しています。

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