電気工事士の平均年収は?年収をあげる方法も徹底解説!

電気工事士 年収

電気工事士として働く人や、電気工事士に興味がある方のなかには

  • 電気工事士の年収ってどれくらい?
  • 年収を上げるにはどうしたらいい?

と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は電気工事士の平均年収や年収アップのコツを分かりやすく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、参考にしてください。

電気工事士とは

電気工事士とは一般住宅からマンション、ビルなど様々な建物の電気設備の設置や修理、配線の設置などの工事の仕事をする人のことを指します。電気設備とは照明器具や防災防犯設備、インターホンなどが含まれます。

厚生労働省の調査結果によると電気工事士の仕事内容の中で最も多い仕事は電気機器の取り付けで60%、次に多い仕事は電気の配線で58%でした。また、仕事内容には電気設備の点検や配線のための仕様書の作成も含まれます。

電気工事士の平均年収について

ここからは、電気工事士の実際の平均年収について詳しく解説していきます。

電気工事士の平均年収は400万~500万円程度

電気工事士の平均年収は400万~500万円です。また、女性で電気工事士の資格を取得し働いている方は、男性より年収が少し低い傾向にあります。

さらに、一人親方や正社員など働き方によっても、電気工事士の平均年収は変わります。働き方の参考にするためにも、一人親方と正社員の平均年収を見ていきましょう。

一人親方の場合の平均年収

個人事業主として働く電気工事士の一人親方の場合、1日当たりの賃金は21,091円です。これを年収換算で計算すると平均年収は506万円、手取り額で計算すると382万円となります。また、厚生労働省の調査結果によると電気工事士として働く人のなかで、自営・フリーランスの方は全体の約2割にあたります。
参照元:全建総連東京都連合会のデータ

正社員の場合の平均年収

正社員の電気工事士の場合、平均年収は416万円になります。一人親方の電気工事士と比較すると90万円ほど下がるため、経験を積み、スキルを身につけて独立することでさらなる年収アップが期待できます。

また、厚生労働省の調査によると建設業全体の正社員の平均年収は342万円です。そのため、電気工事士は建設業界のなかで比較的年収が高い業種といえます。電気工事士として働く人のなかで正社員は73.6%で、かなり多くの人が正社員として働いていることが分かります。
参照元:求人ボックス

電気工事士が独立・開業する方法はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
電気工事士 独立電気工事士が独立・開業するには?必要な資金や資格から年収まで紹介

平均年収は経験・資格・地域などでも変わる

電気工事士の平均年収は、あくまでも有資格者全体の平均値です。実際の年収は経験値、取得している資格、勤務地域などによって変わります。都市部では、経験がある有資格者に、年収600万円の求人を掲げることもあります。

そのため、電気工事士としての実績を積むことや関連資格の取得、勤務地域を変更することで、年収の水準をあげることも可能です。

電気工事士の平均年収一覧

次に電気工事士の平均年収一覧を、以下のカテゴリーに分けて紹介します。

  • 年代別
  • キャリア別
  • 地域別

これから電気工事士として働く方や転職を考えている方は、自分にあてはまるカテゴリーを参考にしてください。自分の状況に合わせることで、年収帯も分かりやすくなります。

年代別の平均年収一覧

厚生労働省の調査結果によると、電気工事士の年代別の平均年収は以下の通りとなります。

年代 平均年収
20~24歳 367万円
25~29歳 457万円
30~34歳 502万円
35~39歳 531万円
40~44歳 564万円
45~49歳 613万円
50~54歳 645万円
55~59歳 590万円
60~64歳 454万円

 参照元:厚生労働省-職業情報提供サイト

年代別にみると、年収のピークは50~54歳の645万円となっており、20~24歳と比較して300万円弱も増えていることが分かります。また、50~54歳までは緩やかに年収があがりますが、ピークを過ぎると年収が急減することにも注意が必要です。

キャリア別の平均年収

次に厚生労働省の調査によるキャリア別の平均年収を紹介します。

経験年数 平均年収
1~4年 286.9万円
5~9年 419.7万円
10~14年 426.3万円
15年以上 532.6万円

年収は「所定内給与額」1年分に「年間賞与その他特別給与額」を加え算出しています
参照元:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

経験年数が多くなるほど、年収がアップすることが分かります。経験年数が1~4年と15年以上で比較すると、約245万円も差があることが分かります。確実にキャリアを重ねることで、年収も挙げられるでしょう。

地域別の平均年収

電気工事士の地域別の平均年収は以下の通りです。

地域 平均年収
関東 433万円
関西 408万円
東海 401万円
甲信越・北陸 382万円
四国 378万円
北海道・東北 370万円
中国 367万円
九州・沖縄 359万円

参照元:求人ボックス

最も高い年収の地域は関東で、二番目に高い関西よりも25万円ほど高い年収となっております。逆に最も低い地域は九州・沖縄で359万円でした。関東と比較すると74万円の差があることが分かります。

電気工事士が年収を上げる方法

次に一人親方の電気工事士が年収を上げるポイントをいくつか紹介します。
「収入を上げたいけど、正直何から始めていいのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。年収を上げる方法は大きく以下の4つあります。

  • 資格を取得して仕事の単価を上げる
  • 人脈を大切にして仕事の受注を増やす
  • 実践経験や技能を積む
  • 営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受ける

続いて具体的にどうすればいいか詳しく見ていきましょう。

資格を取得して仕事の単価を上げる

まずは資格を取得を目指しましょう。資格の取得は仕事の幅を広げ、受注単価を上げることにもつながります。特に電気工事士は自分の技能がそのまま仕事に反映されるので、スキルアップすれば仕事の単価も上がるでしょう。そこで電気工事士に関わる資格を4つ紹介します。

第一種電気工事士

まずは「第一種電気工事士」です。この資格を取得すると600V以上かつ500kW未満の高圧電気を扱う工事にも携われます。もちろん600V以下の一般用電気工作物の電気工事も可能です。

この資格を取得することで平均月収を上げることにもつながりますが、試験の難易度は高いのでしっかりと対策する必要があります。技能試験の対策は事前に実際に工具を使って練習をしましょう。

第一種電気工事士技能試験セットはこちら

第二種電気工事士

いきなり第一種電気工事士の資格の取得は難しいと思われる場合は、第二種電気工事士の取得を目指すのもよいでしょう。第二種電気工事士の資格を取得すると一般用電気工作物(600V以下)の電気工事ができるようになるため、仕事の幅が広がります。
技能試験では各自持参した工具セットを使って実際に配線をする試験が出されます。一から工具を揃えるのは難しいので、問題集と必要な工具がセットになっている「技能試験対策セット」を購入してしまうのがおすすめです。

第二種電気工事士技能試験セットはこちら

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士の資格もおすすめです。この資格を取得すると建設業許可取得の際、営業所ごとに設置が必須となる専任技術者として従事できます。

また監理技術者・主任技術者としても従事可能です。そのため、転職などの際に有利になるだけでなく、企業から重宝される人材になれるでしょう。

第三種電気主任技術者

上記にあげた資格のほかに、第三種電気主任技術者の資格もあります。この資格は「電験三種」と呼ばれることもあります。

取得すると電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事・維持・運用に関する保守・監督の作業ができるようになります。

電験三種で独立するのに必要な条件やメリットについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

電験三種で独立できる?独立に必要な条件やメリットを解説

人脈を大切にして仕事受注のチャンスを増やす

受注数アップの秘訣に人脈を大切にすることが挙げられます。とくに建設業においては知人からの紹介で案件を受注することも多くあります。まずは仕事での出会いや縁を大切に、信頼関係を築いていきましょう。

また、特に一人親方として独立したい場合は、会社で正社員として働いているうちに、なるべく多くの人脈づくりをしておきましょう。そうすることで、独立後スムーズに仕事を受注できるようになります。

電気工事士の一人親方がもらえる日当やメリットはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
電気工事士の一人親方がもらえる日当は?メリットや収入アップのポイントも解説電気工事士の一人親方がもらえる日当は?メリットや収入アップのポイントも解説

実践経験や技能を積む

資格の取得や人脈も大切ですが、スキルや技術を身につけていることも大切です。実践経験や技能を積むことで、自らのスキルを高めましょう。技術や知識が多いことで、お客さんからの信頼も得られやすくなります。

また、経験年数を重ねることで年収が大きくあがることは、前述した通りです。経験年数が15年以上になると、経験年数が5年未満の時に比較して年収が250万円ほどあがります。

営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受ける

  • なかなか仕事が受注できない
  • 営業人材が足りず、営業に時間をかけられない

このようなことで売上に伸びなやんでいる場合は、営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受けるのもおすすめです。営業代行サービスは営業人材を雇うよりも安価に利用でき、かつ営業スキルが高い人に営業を依頼できるので仕事の大幅受注アップにもつながります。

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【まとめ】電気工事士で年収を上げるためには資格・人脈・経験が重要

いかがだったでしょうか。今回は電気工事士の年収と年収アップの方法について詳しく解説しました。会社員の電気工事士と比べると、一人親方の電気工事士は年収にやや開きが見られました。

より稼げる電気工事士になるには様々な努力が必要です。たとえば電気工事に関連する資格を取得する、経験を重ねて技能を磨くといったスキルアップは欠かせません。

また日頃から人脈を大切にしていれば、案件を獲得しやすくなるでしょう。電気工事士として成長することは仕事の単価を上げ、受注数のアップにも繋がります。年収を上げたい人は、まずは資格や人脈、経験を意識してみましょう。

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