スラブとは建築用語の場合床材や屋根材を指す!4つの種類も解説

スラブとは 建築

スラブとは何のことなのかと聞かれても、床材や屋根材だというぐらいしかわからない人もいるでしょう。スラブには種類も複数あり、それぞれ適材適所があります。打ち込みのときにも、注意しなければ最悪建物の倒壊に繋がってしまいます。スラブとは何なのか、種類はどれだけ存在していて、どのような特徴があるのかなどを紹介します。廃棄の方法も紹介するので、参考にしてください。

スラブとは建築用語の場合床材や屋根材を指す

スラブとは鉄筋コンクリート造の建築物、主にマンションや橋などに使用される床材のことです。スラブは平板や石板という意味で、板状になっていることが特徴です。変形や歪みに強いため、荷重に耐えられる建築物に用いられています。耐震強度の強さや騒音対策にもなる優れた床材です。床材以外にも、屋根材としても使われています。

スラブの特徴

スラブにはたくさんの特徴があります。どのような特徴があるのかそれぞれ詳しく解説します。

遮音性に優れている

マンションのような集合住宅では、騒音によるトラブルも発生しています。その騒音対策として効果的なのがスラブです。ただし、スラブをただ使用すれば騒音対策として効果的なわけではありません。重要なのはスラブの厚みです。一般的なマンションの場合、スラブの厚さは200㎜以上に設定されています。それ以上薄いと効果も薄くなり、厚すぎるとコストがかかりすぎるため、適切な厚さにすることが大切です。

歪みや振動に強く変形しにくい

日本は地震などの災害が多い国なので、歪みや振動に強い材を用いることも大切です。スラブは振動や歪みなどに強いのが特徴で、変形しにくいという強みがあります。スラブが変形しにくい理由は、格子状の鉄筋が多数埋め込まれているからです。格子状に埋め込まれている鉄筋によって振動が伝わりにくくなるので、歪みや振動に強い上に、音も伝わりにくくなります。

スラブの厚さ

スラブは遮音性の高さや変形しにくいことで知られています。しかし、適切な厚さで使用しないと効果は半減します。そのため、建築基準法でも使用する際には80㎜以上と定められています。マンションでは200㎜以上に設定されていることが多いです。もし、マンションを購入する予定がある場合は、事前にパンフレットを確認しておくのがよいでしょう。

スラブの耐荷重

耐荷重というのは、どれくらいの重さにまで耐えられるのかを数値化したものです。ちなみにスラブの耐荷重はどの程度なのかというと、住宅の場合は1㎡に対して180kgです。事務所や店舗、百貨店であれば1㎡に対して290kgです。さらに詳しく知りたい場合には、構造計画書を確認しましょう。構造計画書は、設計を行った会社が保有しています。

スラブの4つの種類

スラブは1種類しか存在していないわけではありません。大きく分けると4種類存在しています。この4種類はどのようなものなのか、どういった特徴があるのかを確認していきましょう。

コンクリート床スラブ

コンクリート床スラブには構造スラブと土間コンクリートスラブの2種類があります。それぞれの主な特徴や、使用されている場所について解説していきます。

土間コンクリートスラブ

土間コンクリートスラブは、地盤面に使用することを想定して作られています。そのため、土間コンクリートスラブが直接重さを支えるのではなく、地盤が重さを支えるのです。そのため、重さに耐えられるような構造にはなっておらず、埋め込まれている鉄筋も少なくなっています。土間コンクリートスラブを用いるのであれば、地盤がしっかりしていることが前提です。

構造スラブ

構造スラブは梁や柱などに使用され、直接重さに耐えられるように作られています。そのため、格子状の鉄筋がしっかりと埋め込まれており、重さだけではなく揺れや歪みなどにも強いです。土間コンクリートスラブとは異なり、地盤沈下の影響も受けにくいので、地盤があまり強くない場所でも使用できるのが大きなメリットだと言えるでしょう。

二重スラブ

二重スラブというのは、名前の通りスラブが二重構造になっている種類です。二重になっている理由は、強度を強くするためだけではありません。スラブの間に給水管や排水管などを通す隙間を作るのが目的です。使用されるスラブの種類は、両方とも構造スラブにすることが多いですが、地盤がしっかりとしている場合には、下部のみを土間コンクリートスラブにすることもあります。

フラットスラブ

一般的なスラブは梁によって繋がれています。梁があることで強度が保てていますが、その反面、この梁が邪魔になる場合もあるのです。そのようなときに使用されるのが、梁が存在しないフラットスラブです。フラットスラブは梁がない代わりに、柱との接合部分が強化されています。強度は十分ある上に、邪魔になる部分が存在していないので、空間を広く確保できるのが大きなメリットです。

片持ちスラブ

スラブは通常両端が別のスラブと接合しています。それに対して片持ちスラブの場合は、片側がスラブと接合していないのが他と異なります。接合していない部分の先端は突き出ているので、ベランダやひさしなどに使用されています。片側に支えがないので、一般的なスラブよりは強度が劣りますが、きちんと計算して使用しているので安心です。

スラブを打設するときの注意点

スラブを打設するときは、いくつか注意点があります。注意点を守らずに打設をすると、大きなトラブルに発展するので気をつけましょう。では、どのような注意点があるのか確認していきたいと思います。

打ち込みするときの注意点

スラブの打設は、建物の基礎となる部分です。失敗すると建物の崩壊など、重大な事故に繋がるので注意が必要です。そのため、事前に十分な受入調査をしないといけません。特に

  • 空気量測定
  • 塩化物料測定
  • スランプ試験

以上の3つは重点的に行い、強度がしっかり保たれているか確認しましょう。また、打ち込みまで時間がかかりすぎると、耐久性を損ねます。

締め固めするときの注意点

スラブの打設を行うときは、締め固めにも注意が必要です。締固をしっかりと行い、コンクリートを隅々まで充填させておかなければ、空洞ができてしまいす。空洞ができると強度が低下するので、十分注意して締め固めを行いましょう。また、砂利や小石などの不純物が混入しないように気をつける必要もあります。異物の混入もスラブの強度低下に繋がるからです。

養生するときの注意点

スラブの打診を行う場合、養生も重要な作業の1つです。養生はコンクリートを硬化させるために必要不可欠な作業ですが、環境が悪いと強度の低下を招きます。養生するときには適切な温度と湿度を保ち、天候の変化にも気を配りましょう。養生期間は大体3日から5日程度ですが、環境によっても異なるため、適切な養生期間を設けることも大切です。

スラブを廃棄する方法

スラブは建築廃棄物に含まれるため、きちんと業者に依頼をして処分しなければいけません。市町村では回収できないので、回収業者かホームセンターで相談してみるのがよいでしょう。ただし、ホームセンターは必ずしも回収に対応しているとは限りません。ホームセンターを利用したいのであれば、スラブの回収に対応しているか事前に確認しておきましょう。

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【まとめ】スラブとは建築物においての床材や屋根材!それぞれの特徴に合わせて選ぼう

今回はスラブとはどのようなものなのか、どういった特徴があるのかなどを紹介してきました。スラブとは建築物の屋根材や床材のことです。揺れや歪みにも強く、耐震強度を高める目的や、騒音対策としても効果的です。種類も複数あるので、使用する場所に適したものを選びます。打ち込みを行うときにも注意が必要なので、取り扱うには高い技術と知識が必要です。

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