一人親方の仕事のもらい方とは?高単価案件受注のコツをご紹介!

一人親方の仕事のもらい方とは?高単価案件受注のコツをご紹介!

建築業界で労働者を使用せず、自分を含めた家族で特定の事業をおこなう職人を「一人親方」と呼びます。独立のハードルが低い建築業界では、ある程度のキャリアがあれば一人親方として開業することは決して難しいことではありません。

しかし、「安定した受注を確保できる一人親方」になるハードルは高いことで知られています。

今回は一人親方として独立した方に向けて、良い条件の案件を受注していくコツやおすすめのマッチングサイトを紹介していきたいと思います。

ツクノビフリーランスは、建設業特化のフリーランス・副業案件マッチングサービスです。現場/CAD/BIM/積算/建設事務など、幅広い領域で希望に沿った案件をご紹介します。現場案件からリモート案件までさまざまな案件をご紹介可能です。案件を探している方はぜひお気軽にご登録ください。

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一人親方の仕事のもらい方とは?

組織に所属していた時には、営業や親方が受注した案件をこなしていれば安定した収入を得られました。

しかし、一人親方として独立すれば自らの手で仕事を獲得しなければなりません。案件が舞い込むのを待つだけでは定常的な仕事は得られず経営は不安定になります。

実務があり営業の時間もなかなか確保できない中、一人親方はどのように仕事を受注しているのでしょうか。

ここでは一人親方の仕事のもらい方を、以下で7つ紹介していきます。

営業代行サービスを活用する

「営業にかける時間や人が足りない」という場合には、外部に頼るのも一つの手です。例えば、営業代行サービスは、建設業界のニーズや動向を把握しているプロが代わりに営業活動を行います。そのため、効果的に集客でき、自分は現場作業に集中できるようになります。

営業代行の場合、営業人材を正社員として採用・雇用するよりもコストを抑えられるだけでなく、効率良く自社の希望にあった案件が受注できるため、費用対効果も高い方法となります

営業代行サービスを利用するときは、自社が抱える課題や悩みを十分に伝えて、自社に適した営業方法を提案してもらいましょう。

弊社サービスである建築建設特化の営業代行「ツクノビセールス」は、月に2000社もの企業に御社の営業としてアタックし、かつ成果が出なかったら返金保証もしています。一人親方向けのミニマムプランももちろんご用意しております。まずは話だけでも聞いてみたい!という方には無料で営業戦略のご提案も致しておりますので、こちらからお気軽にご相談ください。

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ハローワークや求人誌・求人サイトを活用する

建設業界専門の求人サイトや求人誌を利用すると、効率よく案件を見つけられます。

求人サイトを利用するメリットは掲載されている案件の中から自分が得意とする案件を選べるため、ミスマッチの可能性が低いことです。デメリットは利用するハードルが低いため利用者が多く、倍率が高いためなかなか受注につながらないことと言えるでしょう。

少しでも受注する確率を高めるためには、サイトのプロフィール欄を詳細に記載することをお勧めします。また、インターネットの利用に抵抗がある方は、ハローワークの利用も視野に入れてみましょう。ハローワークは案件の数は多くありませんが、担当者と対話しながら案件を選んでいける安心感があります。

職人マッチングサイトを活用する

マッチングサイトは今や建築業界でも普及しており、利用する一人親方は右肩上がりで増えています。一人親方がマッチングサイトを利用するメリットは、新規顧客を簡単に獲得できることです。

やみくもに飛び込みで営業するよりも、ニーズを抱えている企業にアプローチできるので効率よく案件を受注できるのです。

その結果、営業工数を大幅に削減できるので、営業活動にかける人件費や移動費の削減にもつながります。建築業界の代表的なマッチングサイトは後ほど紹介します。

知り合いの紹介

顧客や取引先から、新たな顧客を紹介してもらうことも大切です。横のつながりも縦のつながりも強い建設業界では昔からある営業方法として知られています。

ある程度の信頼関係の下で紹介が行われるので、比較的容易に受注できることが利用するメリットです。

大手ゼネコンや大手ハウスメーカーの協力会に参入する、現場を共にした施工管理技士から紹介を受ける、職人に仕事がないか連絡するなど様々な方法があります。

しかし、紹介に依存すると、案件の数が元請けや紹介先の経営に左右されるので、収入が不安定になるリスクが考えられます。他の営業方法と組み合わせて利用してください。

異業種交流会で人脈を広げる

異業種交流会が開催されているかチェックし、積極的に参加しましょう。交流会を選ぶ際は、商工会議所主催のものがおすすめです。なぜなら、建設会社の社長や役員が参加することが多く、交流を機にビジネスの関係を構築できる可能性があるからです。

建設業界で生き延びるためには、人脈の構築が非常に重要です。ゴルフや食事に誘われた際は、できるだけ参加しましょう。そこでコネクションを構築していけば、同業者との差別化につながります。

受注に特化したホームページの制作

ホームページのデザインを受注されやすいように変更するのも有効な方法です。インターネットの普及とともに建設業界の営業方法は、オフラインだけではなく、オンラインと組み合わせることで効果を発揮するようになりました。

SNSやWeb広告など様々な手法はありますが、オンラインの営業手法の軸となるのが、ホームページです。自分でサイトを作成することもできますが、プロに依頼することで洗練されたデザインになります。建築業界に強い会社に依頼することをお勧めします。

弊社では、建築建設業界に特化した初期費用0円、月額9,800円でホームページが持てる「ツクノビウェブ」サービスをご提供しております。名刺代わりにホームページが欲しい方には非常にマッチしているサービスです。こちらからお気軽にご相談ください。

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建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録する

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の資格や就業履歴を登録できる、国土交通省が推奨するサービスです。

建設業の現場が変わるために個人の能力を統一的に評価しづらいという課題を解決するために発明されました。このシステムを利用することでキャリアや技術が構成比評価されるようになり、職人の待遇の適正化につながると考えられています。

インターネットもしくは窓口で登録すると、CCUSカードが届きます。このカードを現場のカードリーダーにかざすと、就業履歴が蓄積されていくというシステムです。

一人親方におすすめのマッチングサイト5選

先述したように、一人親方が安定した受注を得ていくための強い味方になるのがマッチングサイトです。建設業のマッチングサイトは人手が欲しい「発注者」と仕事を受けたい「受注者」のマッチングを図るサービスのことを指します。

様々なサービスがありますが、無料で利用できるか、有料のサービスがどの範囲か、事前審査があるか、手数料が発生するか、など各サイトごとに仕様は異なります。

数あるマッチングサイトの中からおすすめのものを以下で5つ紹介するので、無理なく利用できるサービスを選択してください。

1.CraftBank

引用元:https://craft-bank.com/

CraftBankは全国の約24,000社もの企業登録数と、88%という高いマッチング率で知られる業界内でトップクラスの規模のマッチングサイトです。

創業20年、工事件数が7,000件という実績も安心して利用できるポイントと言えるでしょう。無料で利用できるフリープランと、年額240,000円の登録料を支払う有料プランがあり、後者だと自由度が飛躍的にアップします。

企業との面談する際は、カスタマーサポートが同席するというサービスも人気を集めています。

2.家仲間コム

引用元:https://www.ienakama.com/

家仲間コムは個人の顧客と職人をつなぐマッチングサイトで、月間ユーザー数は約97万人にも上ります。

利用者の口コミが掲載され、口コミが低い業者は強制退会となる安心感から、月間ページ閲覧数が約360万ページと言われています。家仲間コムは、登録手数料が業界最安値であることでも知られています。必要なのは月額 5,000円(税別)のみで、初期費用 や成約手数料は一切必要ありません。

その中に最大1,000万円までの賠償責任保険の保険料も含まれます。元請け企業も利用している様子が見られるため、口コミで高評価を得れば高い集客効果を望めるマッチングサイトと言えるでしょう。

3.助太刀

引用元:https://suke-dachi.jp/

助太刀は建設事業者と一人親方をはじめとする職人のマッチングのためのサイトです。

仕事を受ける側の職人は、登録料、成約料、月会費などの手数料は不要で無料で利用できますが、月額1,980円で多くのサービスを無制限で利用できる新料金プラン「助太刀プロ」もリリースされました。

アプリの登録や利用も非常に簡単なので、スマホに不慣れな職人にも利用しやすいのも魅力です。助太刀のサービスの幅は広く、転職サービスや、工具の修理や購入・レンタルなども行っています。

4.ビーバーズフリーランス

引用元:https://beavers.co.jp/freelance

ビーバーズフリーランスは建設業界に特化したマッチングサービスを行うサイトです。

応募した後、キャリアエージェントと対面で面談を行います。そこでヒアリングし、条件に合った案件を提案してくれる細やかなサービスが支持を集めています。

企業との面談の際にはエージェントも同席し、案件が受注できた後も定期的にヒアリングを行うなどの手厚いアフターフォローも他社にはない魅力と言えるでしょう。登録料や利用料などは一切かかりません。

5.請負市場

引用元:https://www.ukeoi-ichiba.com/

請負市場は約30,000社の企業が登録しており、掲載案件数は約12,000件を超えている建設業界に特化した大手マッチングサイトです。

エリアや業種で絞り込めば募集している案件が一覧で見られます。企業登録数が多いため、土地勘やツテが無くても自分の住んでいるエリア外のニーズも検索でき、商圏を広げられるのも魅力です。

利用者に入会金、マッチング料等の費用は一切かかりません。また、他サイトの無料プランでは設けられている記事の閲覧、投稿数に制限がないのも魅力と言えるでしょう。

一人親方が高単価の仕事を受注する5つのポイント

一人親方が安定して案件を得ていくためには、能動的に動かなければなりません。

従来の紹介や求人サイトで仕事を探すのではなく、マッチングサイトへの登録やホームページの営業、キャリアアップシステムの利用などを取り入れていく必要があるのです。

しかし、ただやみくもに仕事を受注しているだけでは高い利益は得られません。数ある案件の中から高単価の仕事を受注していくためのポイントを、以下で5つに分けて解説していきましょう。

1.顧客との信頼関係を大切にする

先述したように、建築業界で一人親方として仕事をつないでいくためには人脈の構成が非常に重要です。

一度仕事を受けただけで終わるのではなく、「またお願いします」と言われるような信頼関係を構築するために努力しましょう。そのためには、担当する業務を丁寧に、かつ期限内に自分のできる最大限の技術を持ってこなし、期待以上の働きをする必要があります。

受注先が自社社員でなく業務の一部を一人親方に委託する理由は、一人親方の経験や技術を社内教育なしに享受できるからです。その意図を超える働きをすれば必ず次の仕事につながるでしょう。

2.元請けの受注を増やす

下請けの仕事ではなく元請けとしてできる案件を選びましょう。

下請けの仕事はマージンを抜かれるので利益率が低いことで知られています。より良い条件で働くためには、二次請け三次請けではなく、元請けとして仕事を受注するのが一番の近道なのです。

元請けになれば、報酬アップだけでなく、自由に工事の料金を設定でき、工期・工事の進め方なども発注者と相談して決められるため、無理のないスケジュールを組めるというメリットもあります。

3.技術力と経験値を高める

資格を取得して技術力をアピールしましょう。良い条件の仕事は、当然のことながら技術のある一人親方のもとに集まります。

しかし先述したように、建設業は現場が変わるためキャリアのアピールがしづらいという一面があります。キャリアの証明のためにはキャリアアップシステムの利用も効果的ですが、資格を取得することもおすすめです。

資格があればその分手当が発生する案件もありますし、何よりも一定の基準を満たす技術と知識があることの証明人ばります。積極的に取得していきましょう。

4.従業員を雇用する

一人親方としての業務が軌道に乗ったら、従業員を雇用するのも1つの方法です。

人手があればその分生産性も上がり、受注する案件の選択肢もぐっと広がります。また、事務作業員を雇用し、実務に集中するという選択肢もあります。

しかし、一人親方が従業員を雇用する場合、1年に100日以上労働者を使用する場合は一人親方労災保険の特別加入ができなくなるので注意が必要です。

また、従業員の1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用見込みがある場合は雇用保険に加入する必要があります。

5.フリーランスエージェントに依頼する

フリーランスエージェントの活用も視野に入れましょう。建築業のフリーランスエージェントは、職人と企業の間に立ち案件ごとに人材を仲介するサービスです。

マッチングサイトと似たような印象を受けますが、エージェントを仲介すると質の良い案件を受けられる傾向があります。企業側がエージェントに料金を払うということは、技術が保証されている職人が必要な現場である可能性が高いからです。

また、エージェントを介することで発注元との交渉や細かい条件の確認などを委託でき、スムーズに現場仕事に入れるというメリットもあります。

一人親方が仕事をもらう際の注意点

一人親方が好条件の仕事を受注するためには、資格を取得して技術力を証明する、顧客と親睦を深め信頼関係を構築するなどのほか、従業員の雇用やエージェントの活用など様々な形でアプローチしていく必要があります。

しかし、どのような仕事でも受けていいわけではありません。トラブルを回避していくためには、自ら案件が良質なもので利益になるかを様々な視点から見極めていかなければなりません。

一人親方が案件を選ぶ際に注意してほしいポイントを以下で4つ紹介していきます。

1.工事現場を必ず下見する

可能であれば工事現場を下見しましょう。契約書の書面上では問題がなくても、現場に足を運んでて初めて問題点が発覚することもあります。

例えば、工事が進んでおらず書面で契約した日数以上に工期がかかってしまう、現場までのアクセスが悪いなどは良く見受けられるトラブルです。

不利な条件の契約は、受注前に現場を下見することで回避できます。契約書の条件をうのみにせず、自分の目で現場を確かめるのは「地雷」の案件を避けるうえでとても大切です。

2.工事請負金額の支払い時期のチェック

工事請負金額の支払い時期は必ず確認してください。建設業法で、下請代金を1ヶ月以内に支払わなければならないと規制されています。

また、特定建設業者が資本金4,000万円未満の下請人に対して工事を工事を依頼する場合、引渡しの申出をした日から50日以内に現金で支払われるべきとも定められています。

また、支払時期は契約書に記載することは義務となっているので、必ず契約書にサインする前にチェックしましょう。特に金額の大きい案件を受注する際には確認してください。

3.スケジュール管理の徹底

独立したばかりのころは、暇な日が続くと不安になりやみくもに案件を詰め込みたくなるかもしれません。

しかし、無理なスケジュールを組んで案件がバッティングしてしまったり、体調を崩してしまっては元も子もありません。

一人親方の都合でスケジュールの変更やキャンセルが続くと、元請けや企業からの信頼感を損ない次につながらないばかりか、近隣での評判も落とし仕事が受けづらい環境が生まれる懸念があります。

利益ばかりではなく、ワークライフバランスを考えながらスケジュールを管理しましょう。

4.契約書の内容確認

工事請負金額の支払い時期以外の契約書の内容もチェックしましょう。

まず、工事の内容、金額、工期、急な工期の変更があった場合の請負代金の変更、天災等による損害負担などは確認しておく必要があります。

業務処理上の責任の所在、必要な通勤費・交通費・旅費を負担してくれるかなどもチェックすべきです。

契約書にサインをしたら、条件に同意したとみなされるので、特にお金に関係する箇所はトラブルが生じやすいので、入念にチェックしてください。

建設業における一人親方の現状

一人親方を取り巻く環境は、決して明るいものではありません。まず、世界規模で発生したウッドショックやアイアンショックの影響で材料費が高騰し、案件の単価を下げているという現状があります。

さらにIT技術の革新により、大手ゼネコンを筆頭に職人の仕事がAIに奪われつつあるのです。

そして、2023年10月に導入予定のインボイス制度により、売上1000万円以下の免税事業者の仕入税額控除が受けられなくなることから、該当する一人親方に大きな打撃を与えると考えられています。

一人親方として生き抜くためには、このような現状を打破するために、好条件の案件の仕事を継続して受注できる環境を整えていかなければならないのです。

【まとめ】一人親方の仕事のもらい方はさまざま!受注のコツや注意点を参考に安定した仕事を受注しよう!

一人親方が仕事を受注する方法は多岐にわたります。一つの方法に固執せず、様々な方法を取り入れていくことで新たな顧客を獲得していけるでしょう。先ほど述べたように、一人親方は厳しい環境に立たされています。

業界で生きていくためには、契約書の書面を理解し自分を守り、技術を身に着け証明できるよう資格取得やキャリアアップシステムを導入し、人脈の構築や一次的な従業員の雇用など多方面に意識を向けなければなりません、利用できるものは積極的に取り入れ、仕事の絶えない一人親方を目指してください。
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