測量士に将来性はある?今後も活躍するためのスキルなども解説

測量士 将来性

測量士の仕事に挑戦したいと思った場合、どうすればなれるのか、将来性のある仕事であるのかが気になる人もいるでしょう。測量士は土木建築の仕事において、なくてはならない職種です。本記事では、測量士を目指すなら何から行えばよいのか、将来性がある仕事なのかについてご紹介します。資格の取得方法や、より活躍するための方法も解説していきます。

測量士の将来性

就きたい仕事を決めるときに、その仕事の将来性の有無について知ることはとても重要なことです。測量士の将来性はどうなのでしょうか。その背景や理由を踏まえて解説していきます。

人手不足・後継者不足

測量士に将来性はあるのかというと、十分あると言えるでしょう。その理由としては、慢性的に測量士が不足しているからです。平成15年から長らく測量業登録者数は減少状態にあります。測量士にも一般的な測量士と、測量士を補佐する立場の測量士補がいます。双方とも人材不足であり、急激に人材不足が解消する可能性は低いでしょう。

建設・土木の現場で需要が高い

測量士は建設現場や土木工事の現場に必ず1名以上配置しなければいけません。また、建設現場で測量士が活躍できる場面はたくさんあります。
例えば、以下のような場面での活躍が挙げられます。

  • 建設工事全般の測量
  • 災害復興を行うための測量
  • インフラ整備
  • 駅前などの再開発事業
  • インターネット上での地図作成業務

配置が義務付けられているうえ、仕事の数も相当数あることから、将来性は高いと言えるでしょう。

測量士の仕事はAIやドローンによってなくなる?

測量士の仕事は、昔に比べて減っていると言われています。その原因はドローンやAIの導入で、仕事の量が減少傾向にあるからです。しかし、AIでは測量が難しい部分もたくさんあります。AIでは人間のように、臨機応変に対応できるわけではないので、測量士の仕事がなくなることはないでしょう。あくまで、測量士あってのAIやドローンなのです。

測量士になる方法

将来測量士になりたいけれど、どうすればよいのかわからない人もいるでしょう。そこで測量士になる方法を解説していきます。これから測量士を目指すという人は、参考にしてみてください。

測量士の資格試験に合格する

測量士になる方法は複数ありますが、王道なのは国家資格を取得することです。多くの国家資格には、試験を受けるための条件が設定されています。しかし、測量士国家資格には試験を受けるための条件がありません。さらに、料金も4,250円と諸費用が必要なだけで、比較的リーズナブルです。ただし、合格率が毎年1割前後とかなり低いので、しっかりと勉強しましょう。

求人を探して就職・転職する

無資格未経験で測量士を目指すのは難しいですが、測量士国家資格を持っていれば、実務経験がなくても採用してもらいやすいでしょう。まずは測量士国家資格の取得を目指し、取得できたら求人を探して就職や転職をするべきです。求人の探し方は、ハローワークに登録をして探すか、インターネットの求人サイトを利用する方法がおすすめです。

測量士の資格試験の内容と対策法

測量士国家資格を取得したいと考えているのであれば、試験の概要や対策を調べておく必要があります。測量士の資格を取る上で、抑えておくべきポイントを紹介していきます。

午前の部

測量士試験は、午前の部と午後の部に分けられています。午前の部は五肢択一式試験となっており、基本的な知識や計算問題が出題されます。試験範囲が広くなっているので、十分時間を掛けて勉強しないと合格は難しいでしょう。主な勉強方法としては、過去に出題された問題を解く、参考書を購入して隅々まで勉強するなどの方法が効果的です。

午後の部

午後の部では記述式問題が出題されます。構成は必須問題が1題と、選択問題が2題です。

  • 地形
  • 基準点測量
  • 応用測量
  • 地図編集
  • 写真測量

この5つが用意されているので、2題選んで答えるという内容です。午前の部よりも難しい問題なので、分野をあらかじめ選んで勉強範囲を絞るのがよいでしょう。時間を十分かけて勉強しなければ、合格は難しいです。

測量士の平均年収

今後測量士を目指したいと考えている人であれば、年収や平均的な給料が知りたいと考えていることも多いでしょう。測量士の平均的な年収は487.2万円です。もちろん経験や年齢によっても平均年収は異なります。20代であれば407万円前後、50代後半であれば583万円前後です。自分で起業をして成功すれば、もっと高い年収を得ることも可能です。

測量士が今後も活躍するために身につけたいスキル

測量士として活躍するためには、身につけておいた方がよいスキルもあります。どのようなスキルがあれば活躍できるのかを詳しく見ていきましょう。

測量士に関連した他の資格を取得する

測量士には幅広い知識が求められます。そのため、測量士の仕事に関係している資格を追加で取得すれば、さらなる活躍ができるでしょう。例えば、ドローン測量に関する資格などが当てはまります。最近はドローンの台頭によって、測量士の仕事が減ると言われています。そのため、ドローンの資格を取ることで、さらに仕事が減る可能性は低くなると考えることができます。

最新式の測量機器などを扱えるようにする

測量を行うためには、専用の機器類を使用しないといけません。測量機器もどんどん進化していますが、機械の進化に合わせて自分のスキルもアップし、最新のテクノロジーなどを扱えるようにすれば、継続的に仕事が行いやすくなるでしょう。AIの勉強もさらに追加されるため、大変にはなりますが今後の測量には欠かせない技術の1つであるため、スキルがあることに越したことはありません。

外国語を勉強する

日本の土木建築技術は世界トップクラスといっても過言ではないくらい優れています。そのため、国際協力機構で海外に派遣されることもあります。日本の会社にもどんどん外資が参入し、海外で仕事をする人も増加しています。海外で仕事をするのであれば、英語を身につけておくと役に立つでしょう。英語ができれば海外で活躍できる可能性も増えます。

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【まとめ】測量士の将来性・需要も高い!スキルを身につければ活躍の幅も広がる

今回は測量士の仕事内容や資格の取得方法、将来性の高い職業であることを紹介してきました。また、測量士を目指す方法や、試験に合格するための勉強方法についても解説しています。測量士の資格は難易度が高く、勉強をしっかりと行わないと合格は難しいです。しかし、試験を受けるための条件が設けられていないので、誰でも気軽に挑戦できます。

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