プレキャストコンクリートとは?メリットやデメリットなどを解説

プレキャストコンクリート

「プレキャストコンクリートってどういう意味?」「プレキャストコンクリート工法ってどんな工法なの?」このようにお悩みではないでしょうか?
今回はプレキャストコンクリートの概要や、メリット・デメリットについてご紹介します。ぜひ参考にしてください。

プレキャストコンクリートとは

プレキャストコンクリートとは、事前に工場で製造された菅、マンホール、くいなどのコンクリート製品のことを指します。現場で施工するコンクリートよりも品質が良く、耐久性にも優れているのが特徴で、さまざまな構造物に利用されています。工場で事前にコンクリートを製造し、現場で組み立てる工法がプレキャストコンクリート工法です。

RC工法との違い

なかにはプレキャストコンクリート工法とRC工法の違いが理解できないという方もいるでしょう。RC工法とは、現場で型枠を作り施工したコンクリートを利用する工法のことです。現場で施工するため、状況に合わせてデザインを変更することが可能ですが、施工業者や天候の影響で品質に差が出てしまうことも考えなければなりません。一方プレキャストコンクリートは、事前に組立を行うため、施工業者によって品質に差が出ることはありません。また、工場で製造するため天候にも左右されにくいでしょう。プレキャストコンクリートのメリット、デメリットについては詳しく後述します。

プレキャストコンクリートの工程

プレキャストコンクリート工法の工程は、主に下記のとおりです。

  1. 部材に合わせて鉄筋・型枠セットを組む
  2. コンクリートを打設する
  3. 表面をきれいにして型枠セットを抜く
  4. コンクリート製品を現場へ運ぶ
  5. 現場で組み立てる

工場で事前に製造したものを、現場で接合し組み立てていくという流れです。

プレキャストコンクリートのメリット5つ

プレキャストコンクリートは事前に工場で製造するため、天候に左右されず計画的に作業を進めることができます。また、施工業者の腕の影響も受けにくく、品質に差が出ないのが特徴です。ここからはプレキャストコンクリートのメリットを5つご紹介します。

  • 高品質
  • 断熱性・防音性が優れている
  • 低コスト
  • 作業の効率化による工期短縮
  • 環境に配慮している

詳しく解説しますので、ぜひ確認してください。

高品質

環境が整った工場で製造するため、高品質で高性能の製品を作ることが可能です。現場でコンクリートを打設する場合は、どうしても施工業者や天候の影響を受けますが、プレキャストコンクリートは均一化が可能なため、そのような心配もありません。また耐久性にも優れ、地震や津波などの自然災害にも強いといったメリットがあります。整った環境のなか、高品質なものを安定して製造できるのが、プレキャストコンクリートのメリットと言えるでしょう。

断熱性・防音性が優れている

プレキャストコンクリートは断熱性・防音性に優れているのも特徴です。そのため、集合住宅などで使用されることが多く、年間を通して快適な暮らしを提供できます。コンクリート材には断熱材が張り巡らされており、冷暖房効果の高い住宅に仕上げることが可能です。また、木造建物や軽量鉄骨と比較しても高い防音性を誇るため、周囲に気兼ねなく過ごすことができるでしょう。とくに子育て世代の方や、趣味で楽器を使用したい方などにおすすめです。

低コスト

プレキャストコンクリートは、事前に工場で製造するため、現場での作業時間を削減することが可能です。よって、工期が短縮され借地料や人件費が軽減し、コストを抑えることができます。たとえば大きな建築物だとしても、プレキャストコンクリート工法なら計画的に製造し、現場では組み立てるだけの作業になるので、低コストが叶うのです。

作業の効率化による工期短縮

プレキャストコンクリート工法は事前にコンクリートを製造するため、現場での作業量が大幅に少なくなります。設置のみを行うため、足場を組む必要もありません。作業が効率化できるため、工期短縮ができるでしょう。たとえ大きな建築物でも、人手が少なくても、問題なく工期を短縮できるのがプレキャストコンクリート工法のメリットです。

環境に配慮している

プレキャストコンクリート工法は、環境に配慮しているのも特徴です。RC工法は木造型枠を使用するため、再利用が難しいのが弱点ですが、プレキャストコンクリートは型枠に鋼鉄型枠を使用します。鋼鉄型枠であれば再利用が可能なので、廃棄物の削減につながります。また、工場でコンクリートを打設することによって、現場で打設音や解体時の音を気にする必要がありません。とくに現場が集合住宅の場合は、近隣の方への配慮ができるのもメリットと言えるでしょう。

プレキャストコンクリートのデメリット3つ

プレキャストコンクリートのメリットを5つご紹介しました。良いことだらけのプレキャストコンクリート工法に見えますが、デメリットも当然あります。

  1. 事前に明確な計画が必要
  2. 規格外への対応が難しい
  3. 接合部の耐久性が低い

下記で詳しく解説するので、一緒に確認していきましょう。

事前に明確な計画が必要

プレキャストコンクリート工法は現場で設置のみの作業をするため、それまでには明確な計画が必要です。いざ設置する際に「サイズが合わない」「足りない」という事態を防がなければなりません。また、工場から現場までどのように運ぶかも計画を立てる必要があります。組み立て作業には大型重機を使用することも多いため、危険対策もしっかり行うことも重要になるでしょう。計画の段階で見落としがあった場合は、大きな失敗につながるリスクもあります。事前に工程を把握し、明確な計画を立てる必要があることがプレキャストコンクリート工法のデメリットです。

規格外への対応が困難

プレキャストコンクリート工法は、規格化されたコンクリートの製造を得意としています。反対に規格外の対応は難しく、対応できません。対応する場合は、新たな型枠を準備しなければならないためコストの問題が発生するでしょう。たとえば住宅の案件など、さまざまな形状のものや変わったデザインの施工は、プレキャストコンクリート工法には向いていないと言えます。規格外への対応が困難な点は、プレキャストコンクリート工法のデメリットです。

接合部の耐久性が低い

プレキャストコンクリート工法は、他の工法と比較するとコンクリートの接合部の耐久性が低いというデメリットがあります。現場でコンクリートを組み合わせるため、接合部の施工をしっかり行わなければ漏水の原因につながり、耐久性に大きく影響します。防水処理に対する計画を入念に行い、設計の段階から接合部を削減するなどの対策が必要です。プレキャストコンクリート工法は、組み立て作業のみという特徴がメリットにもデメリットにもなり得るため、事前にあらゆる事態を想定し未然に防ぐことが必要になるでしょう。

 

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【まとめ】プレキャストコンクリートのメリット・デメリットをよく理解しよう

プレキャストコンクリート工法について解説しましたが、いかがでしたか。プレキャストコンクリート工法は、安定した環境のもと高品質な製品を製作でき、工期短縮や低コストも実現可能な効率の良い工法です。現場では組み立てのみの作業になるので、作業量も少なく足場を組む必要もありません。従業員の負担や危険性も、大きく軽減することができるでしょう。しかし、事前に製作するからこそ入念な計画を立てる必要があり、規格外への対応が難しいという弱点もあります。また、接合部の耐久性を上げる工夫も必要です。どちらの面もしっかりと理解して施工方法を選択することが重要になるでしょう。

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