電気工事士が一人親方になった時の日当はどのくらい?独立するメリットやデメリットも解説

急速に進むデジタル化でエネルギー需要が高まっており、電気は生活にますます欠かせないインフラとなっています。そのため、電気工事士のニーズも大きくなっている傾向にあります。

電気工事士は比較的取得のしやすい国家資格であるため、受験者の数も増加傾向にあります。電気工事業界である程度のキャリアを重ねた方で、独立を視野に入れている方も多いのではないでしょうか。

今回は電気工事業界で一人親方となった際のメリットとデメリットと合わせて、どのくらいの収入が見込めるかについて解説していきます。

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電気工事士の一人親方とは

電気工事士の独立について調べていて、「一人親方」というワードを良く見聞きする人は多いのではないでしょうか。

一人親方は独立の一つの形です。電気工事士の数は需要に値して圧倒的に不足しています。そのため、就職・転職はそれほど難しくなく引く手あまたの状態で、独立のリスクも建設業の他の職種と比較すると少ないと言えるでしょう。

独立について話す前に、まずは電気工事士と一人親方と中小事業主の違いなどについて、ここで改めて振り返っていきたいと思います。

電気工事士とは?

電気工事士とは、電気設備の工事や取扱いの際に必要な国家資格のことを指します。

主な業務は建築電気工事、鉄道電気工事の2つに大きく分類されます。建築電気工事とは、屋内の配線工事や電柱と電線を配線する外線配線工事から、エアコンの設置やビルの管理など幅広い業務の総称です。

鉄道電気工事とは、電車の安全な運行のため電気設備の点検、メンテナンス、架線の張替えなどを行う工事です。

電気工事士の資格は第二種電気工事士、第一種電気工事士の二種類で、どちらを所有しているかによって対応できる業務の範囲が変わります。

一人親方とは

一人親方とは、基本的には従業員を雇用せず、個人もしくは家族間のみで営業している個人事業主のことを指します。

繁忙期などにアルバイトの雇用は年間100日未満であれば認められますが、100日を超えると中小事業主となります。働き方は多岐にわたり、1つの元請企業から専属で受注を受けている企業もあれば、様々な協力会社から受注を受けている企業も見受けられます。

一人親方は建設業界では良く見受けられる業態で、多くの職人が一人親方としてのキャリアを歩んでいます。

電気工事士の一人親方の日当は?

電気工事士として独立するにあたり、一番気になるのは稼げるかどうかではないでしょうか。電気工事士の一人親方の収入は、技術力や地域、元請の単価によっても変わるので一概には言えません。

しかし、車両や工具を持ち込む場合、一般的には平均日当は18,000円〜20,000円程度で、年収に換算すると400万円〜700万円程度と言われています。

電気工事士で正社員として勤めた場合、一般社員の平均年収が300万円〜500万円、責任者や役職者になると平均年収400万円〜600万円です。
比較すると若干一人親方のほうが高い傾向があります。

電気工事士の年収についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

電気工事士 年収電気工事士の平均年収は?年収をあげる方法も徹底解説!

電気工事士が一人親方になるメリット3選

一人親方になったからといって、独立してすぐに勤めていたころよりも収入が2倍や3倍に膨れ上がるわけではありません。

社員として働いていたほうが必要な工具や設備が整っており安定した収入が保証されることを考慮すると、独立に向けてなかなか踏み出せない方もいるでしょう。

しかし、一人親方として独立することでしか得られないメリットもあるのです。電気工事士の一人親方になることによって得られるメリットを、以下で3つ紹介しましょう。

➀ 自分の能力が収入につながる

一人親方としての事業が軌道に乗れば、収入アップにつながる可能性があります。正社員の場合、どれだけの業務量をこなそうと給与はめったに上がることはありません。

しかし一人親方であれば、1日に好きなだけ仕事ができ、働いた分だけ収入になります。また、電気工事業界は人材不足であるために技術に自信がある職人の市場の需要は高く、交渉次第で単価を上げることも可能です。

このように工夫次第で、月給制の社員の時よりも収入を上げることは可能なのです。

②働き方が自由

働き方が自由であることも、一人親方になる大きなメリットの1つです。会社員として勤務していると、毎日の出勤時間が定められており、有給休暇も事前の申請が必要などの数々の規制が発生します。

しかし、一人親方として独立すれば休日の設定も、請負案件の価格の交渉や、残業の有無もすべて自分のさじ加減で決められるのです。たくさん稼ぎたい方であれば、勤務時間を長くして実働できる日数を多くすることも可能ですし、自分のペースでゆったりとしたスケジュールで働くこともできます。

③人間関係に苦しまない

人間関係のストレスから解放されるというメリットもあります。企業に勤めている時と比較すると、独立後は上司や部下との人間関係が希薄になります。

そのため、気苦労がなくなり業務で高いパフォーマンスを発揮できるという見方もあるのです。もちろん元請や同業者との関係はあるので、業界でうまくやっていくために上手な立ち回りが求められることはあるでしょう。

しかし、毎日同じ人と顔を合わせる機会はぐっと減るので、人付き合いを避けたい方にとって一人親方は魅力的な働き方と言えます。

電気工事士が一人親方になるデメリット3選

一人親方として独立すると、1日のスケジュールを自分の采配で決定できるだけでなく、上司や部下との人間関係から解放され、働き方次第では大幅な収入アップも見込めるというメリットがあります。

しかし、当然のことながら、独立するとメリットと同様にデメリットも発生します。独立を検討しているのであれば、デメリットへの対策をしっかり立てておく必要があるでしょう。

一人親方となることで生まれるデメリットを、以下で3つにまとめました。

➀収入が安定しない

収入が不安定なことはデメリットの1つと言えるでしょう。仕事の受注を元請に依存していると、元請の業績が悪くなった際には共倒れとなるリスクがあります。

また、勤めていた時には当たり前のように使用していた社用車の維持費や現場への交通費、燃料費、工具の費用も自分で負担しなければならないので出費は格段に多くなると予想されます。

そのため、収入が増えても帳簿をつけたら赤字だったというケースも珍しくはないのです。独立するのであれば、経営の知識もつける必要があります。

②自分がケガや病気になったら収入がなくなる

ケガや病気をした際に、収入が途絶えてしまうことも独立することで発生するデメリットの1つです。

さらに、大きなけがをした際は治療費や入院費の出費も懸念されます。電気工事士の業務は、電柱に上り作業をする、配線工事をするなど多くのリスクが伴います。

日ごろから細心の注意を払って業務をすることはもちろん、働けなくなっても当面持ち堪えられるだけの貯蓄は準備しておきましょう。一人親方には、一人親方労災保険の特別加入が認められています。

労災に加入すれば業務中や通勤中の怪我で業務が困難になった際の、収入や治療費の補償がされます。独立する際は必ず加入しておきましょう。

③やることが増える

一人親方になると、経営面の業務もこなさなければなりません。まず、会社員時代は不要だった確定申告を行い、毎年自分の所得を申請しなければなりません。

また、社会保険、民間保険、労災保険などの各種保険の加入手続きを自ら行う必要があります。さらに案件の入金や経費の生産など、金銭の管理も毎日行わなければならないのです。

さらに、営業活動やホームページやSNS運用などの業務も発生してくると考えられるため、電気工事以外にも手を割く時間が増えることは覚悟しておきましょう。

電気工事士が一人親方として収入を上げる方法

独立することで得られるメリットもありますが、会社という後ろ盾をなくすために収入面で大きなリスクを抱えることも事実です。

特に、電気工事士は元請の都合に左右されるケースが多く見られるため、ハイリスク・ハイリターンであることは覚悟しておきましょう。

電気工事士の一人親方として成功している人は、よい条件の仕事を安定して受注できているという特徴があります。そのような一人親方になるための具体的な方法を、以下で4つ紹介しましょう。

➀ 自分のスキルを上げる

自分の技術を上げることは、収入アップへの第一歩となります。一人親方は、職種や担当する仕事内容によって、案件の単価が異なります。電気工事士でも、電気工事と並行して他業種も担当できれば、競合他社との差別化になり多くの受注を得るチャンスが増えていくでしょう。

また、資格の有無は技術力を測る指標になるため、第二種電気工事士だけでなく第一種電気工事士の資格を取っておくと単価が高くなる傾向があります。

スキルアップに精進していれば顧客との信頼関係を構築でき、自然と案件やリピーターが増え収入が上がっていきます。

電気工事士 資格 難易度電気工事士の資格試験の難易度は?取得するメリットなども解説

②広報をしっかり行う

広報活動に力を入れましょう。安定した収入を目指すためには元請に依存しない集客ルートを確立することが大切です。

以前のように訪問営業やチラシという販促の効果は薄れており、国民の9割がインターネットを利用している現在ではwebマーケティングが主流となっています。

自社ホームページの設立はもちろん、開設後はSEO対策をして検索順位を上げる必要があります。またFacebookやInstagram、Twitterなどの各種SNSの運用を通して、若い世代の新規顧客の獲得をしていくことも大切です。

③経費を見直す

経費を見直して節約、節税を心がけましょう。先述したように、独立すると非常に出費が多くなります。備品はなるべく低コストのものを購入するように心がけてください。

また、節税のために業務に必要な備品や交通費、消耗品などを購入した際の領収証は必ずとっておき、経費として計上しましょう。

また、各種保険など控除できる項目をしっかりと把握し、確定申告の際は正確に申告しましょう。自信がない方は会計ソフトを使用することをお勧めします。

④営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受ける

年収をあげるために、営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受けるという方法もあります。営業代行には獲得のプロがいますので、外部に頼ってみるのもおすすめです。

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電気工事士の一人親方の日当を知り、独立を考えよう!

電気工事士で一人親方として独立すれば会社員として勤務してきた時よりも、収入を上げられる可能性があります。しかし、需要が多い電気工事士の業界ですが、資格の取得や人脈形成に力を入れなければ安定した収入を維持していくことは難しいでしょう。

ホームページやSNS運用については、外部の会社に委託するのも1つの方法です。一人親方として独立する前に、得られる日当と必要な出費、考えられるリスクやメリットなどの双方をしっかりと理解しておく必要があります。

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