【無料】建設業で使えるおすすめのアプリを紹介!生産性を上げて仕事をラクに!

建設業界はバブル期に建設したインフラや建設物の建替えを控え需要に溢れた状態です。しかし、長時間労働や3K(きつい・汚い・危険)のイメージから、若手を中心にした人手不足が問題視されています。その状況を打破するために、近年では最新のIT技術を導入した業務効率化が行われています。無人ロボットやドローンによる空撮など様々な技術がありますが、今回は建設現場で使用できるおすすめのアプリに焦点を当てておすすめのものを紹介していきましょう。

建設業でつかうべきアプリは?

建設業の現場ではアナログな対応が多いため、情報の共有やコミュニケーションにおいて問題が生じることが多くありました。その状況の改善のために、建設現場専用のアプリは非常に大きな役割を果たしているのです。そしてひと言でアプリと言っても様々なものが流通しています。それぞれの機能に特化したタイプや、多くの機能を網羅する複合型のタイプなど多くの種類のアプリがありますが、まずは機能ごとに、3つに分けて解説していきます。

人材マッチングアプリ

先ほども述べたように、建設業界では深刻な人材不足の状態が長く続いています。そして、下請けの職人にとっても元請けの都合で仕事の量が左右されるという問題がありました。その双方のデメリットを改善する形で開発されたのが、人材マッチングアプリです。企業側からすれば仕事や欲する技術を持つ人材を掲示するだけで、効率よく人材を発掘できるメリットがあります。また職人からしても閑散期に出来る仕事などを見つけやすいというメリットがあるため、若手を中心に広まっているサービスです。

現場工程表管理アプリ

工程表アプリとは、現場の工事の作業工程を管理できるアプリケーションを指します。従来ボードや紙を用いて作業工程を管理していましたが、急な変更や天候による工期のずれなどの際、共有が上手くいかない事例がありました。このような事態をカバーするのが現場工程表管理アプリです。どの現場にいてもスマートフォン上で情報共有が可能になるので、現場監督とだけでなく離れた営業所の社員ともコミュニケーションが取れるのが魅力です。今後現場の効率性アップのためには欠かせない存在になると予想されています。

現場写真管理アプリ

工事現場において、「工程が正しい手順で行われているか」「規定製品を使っているか」などを記録し提出するため、写真の管理は非常に重要な仕事です。従来は紙面でのファイリングやExcelの台帳への貼り付けなどの方法が用いられてきましたが、場所を取る、時間がかかるなどのデメリットがありました。しかし、写真管理アプリを活用すれば写真撮影、整理、保存までが容易にスマートフォン上で行われるようになります。現在多くの企業が導入しており、業務の円滑化に貢献しています。

無料で使える無料の建設業向けのアプリ7選

アプリを利用したいけれども、「入会費や月額利用料を支払う事には抵抗がある」「うちには使いこなせないかもしれない」と不安を抱える方は多いのではないでしょうか。建設業界のアプリの中には、無料で使用できるものも多く存在しています。まずはお試しという気分で気軽に、無料版から始めてみることをお勧めします。以下で、無料で始められる建設業の現場向けのアプリを7つピックアップしました。それぞれの機能と魅力について紹介していきましょう。

アプリ1.KANNA(カンナ)

KANNAは施工管理に特化した、多くの基本機能が無料で使用できるアプリです。手軽に利用できるだけではなく多くの機能を自由に組み合わせられるカスタム性も好評です。更に無料プランでもアカウントが無制限に追加できるため、外部の協力業者との連携もスムーズに行えるようになります。日産グループや三井デザインテックなどの大手企業を始め10000社以上の導入実績のある、現場にも管理業務にもメリットの大きいアプリと言えます。

アプリ2.ANDPAD(アンドパッド)

ANDPADは、現場の写真と資料をクラウド上で一元に管理する複合型のアプリです。アプリを起動すれば、施工の日程や検査項目などを簡単に確認できます。それだけではなく図面の共有やチャット機能、工事の施主様への報告などの機能も含まれているため、今までメールや電話、FAXなどを用いて煩雑だったコミュニケーションが非常にシンプルにまとめられるのが魅力です。15万社をこえる企業が導入しており、建築業界のDX化の前線を走る大手アプリと言えるでしょう。

アプリ3.Kizuku(キズク)

Kizukuは「施工管理の見える化」を掲げたチャットトークアプリで、現場の情報の共有に問題を抱えている企業にお勧めです。各工程で職人さんが「メッセージ/スタンプ」「写真」「図面」「報告書」などをトーク上にアップすることで、現場の詳細進捗が一目で把握できます。このアプリの魅力はシンプルな機能で年配の職人さんにも浸透しやすいことです。スタンプが豊富にあるため文字入力に時間がかかる方も活用しやすいことも他社にはないメリットでしょう。現在では90,000社を超える企業に導入されています。

アプリ4.ダンドリワーク

ダンドリワークは施工管理業務を効率的に行いたい企業にお勧めの施工管理・現場管理のためのアプリです。施工現場に必要な図面や写真などの資料をクラウドで一元化し、どの年代の職人でも使いやすいシンプルなデザインで共有しています。また、情報共有の際の通知を特定の人物に絞る、既読ボタンがついているなどの設定から、質の高い現場とのコミュニケーションが可能になります。80,000社を超える企業で導入されており、利用率90%を超える使いやすさに定評があるアプリです。

アプリ5.テラ施工管理

テラ施工管理は、全ての機能が完全無料の施工管理の効率化を行えるアプリです。スケジュール管理、現場登録、チャット機能、報告書提出など必要な機能を備えていながら、全てを完全に無料で使用できるのが大きな魅力です。また、無料なだけではなく専用のデスクが使いこなせるまでて個別面談を行うというサービスも備えています。リリース1か月で登録者数が3,000社を突破するという成長の勢いを見せており、現場管理のアプリの導入の第一歩としても非常にお勧めのアプリです。

アプリ6.Photoruction(フォトラクション)

Photoructionは、写真管理や図面管理、工程管理を得意としており、写真や図面の管理に悩んでいる企業にお勧めのアプリです。現場を撮影した大量の写真を、スマートフォンやタブレットから撮影するだけで自動整理するため管理業務が簡略化されます。そしてリアルタイムで写真や図面をクラウド上で共有できるので、図面を持ち歩く必要がなくなるのが大きなメリットです。スーパーゼネコンの鹿島建設をはじめとする多くの企業で導入された実績があり、現場プロジェクトの導入事例は20万以上にも上ります。

アプリ7.AnyONE(エニワン)

AnyONEは10年以上の運用実績を誇る、工務店やリフォーム会社に特化した業務効率化を考えている方におすすめのアプリです。顧客管理、工程管理、見積や受発注、入出金の管理だけではなく、施主様へのメンテナンスや点検のお知らせなどのDM機能も搭載しており、1つで工務店の業務全てを網羅できるのが魅力です。PC版とスマホ版の2種類があり、双方を使えば現場との写真や情報の共有も容易になります。2,700社以上の導入実績があり、全国の工務店で活用されています。

アプリを選ぶときのポイント3つ

紹介した7つ以外にも多くの建設業の施工管理アプリはあり、今後も新しいサービスは生まれてくると考えられます。導入後はカスタマーサポートなどで使用方法についてのヘルプはありますが、自社に合うアプリを選ぶのは企業自らの手で行わなければなりません。アプリの導入は費用面や機能面など考慮すべき点が多く、何を基準に選べばよいか分からないという声も多く伺います。そこで、アプリを選ぶ際に考慮すべきポイントを以下で3つ紹介します。

1.利用人数・料金体系

施工管理アプリの費用を考える際に考えてほしいことの1つめに、初期費用・ランニングコスト(基本料金)・追加オプション費用の3つのバランスがあります。「無料」と謳われていても、一部の機能しか使えなかったり、データ容量が不足しておりすぐに追加オプションで購入するなど、後から費用が必要になる場合もあります。「基本無料」となっている場合は、利用人数やデータ容量に制限がある場合が多く追加料金が発生するケースが多いので、導入前に必ず確認して予算にマッチするか考慮してください。

2.操作性の高さ

2つ目に考慮すべき点は、使いやすさです。建設業界の現場は平均年齢が高く、スマホやタブレットなどのIT機器に対して苦手意識を感じている職人は少なくありません。便利な機能が多く搭載されているサービスは魅力的ですが、あまりに多機能だと使いこなせない可能性が考えられます。現場とのスムーズな連携を望むのであれば、熟練の職人にも浸透しやすい、直感的に使いやすいサービスを選ぶ必要があります。無料プランなどで関係者で一度利用して、感覚を掴んでから導入すると良いでしょう。

3.サポート体制

3つ目に考慮すべき点は、アプリのサポートの充実度です。建設業の施工管理アプリを導入してから実際に運用するまでに、社内勉強会や運用方法の決定などのプロセスを要するため、自社だけで対応するにはかなりの負担が予想されます。先述したようにアプリによっては、専用のカスタマーデスクがある、1対1での利用サポートがあるなど体制が充実したタイプもあります。アプリの機能を余すことなく自社の業務効率化に活かすためにも、サポート体制がどうなのかとサポートの内容については必ずご確認ください。

【まとめ】建設現場でアプリを使って、日々の労働をラクにしよう!

建設業の現場向けの管理アプリは様々なものが発売されており、多くの現場での利用実績があります。しかし、従来アナログだった現場に導入するのは、骨の折れる作業になるかもしれません。まずは自社の課題を見つけ、その課題解決にマッチしたアプリを見つけることが重要でしょう。その後、サポート制度や料金や使用感などを考慮して最適なものを見つけ出せば、効率化にきちんとつながるアプリを選択できると考えられます。IT技術を導入して、日々の業務を効率化してより良い労働環境を目指しましょう。

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