建設業向け勤怠管理に活用できるアプリ11選!導入すべき理由やメリット、選び方についても徹底解説!

建設業向け勤怠管理に活用できるアプリ 導入すべき理由やメリット、選び方についても徹底解説!

「勤怠管理に時間がかかる」「手動で集計するのが大変」「正確に勤怠管理をしたい」とお困りの方はいませんか?
建設業は現場仕事が多く、勤怠管理が難しいですよね。直行直帰で働く職人さんも多いと思います。業務の効率を上げるためにも、勤怠管理はアプリの活用がおすすめです。今回は建設業で働く人向けに勤怠管理に活用できるアプリを11個選んでみました!アプリを導入するメリット・デメリットについても詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、アプリ選びの参考にしてみてください。

建設業に勤怠管理を導入すべき理由

そもそも建設業に勤怠管理アプリを導入した方が良いのはなぜでしょうか。導入すべき理由は主に二つあります。それはアプリによって「労働時間の可視化」と「正確な集計」ができるからです。なぜ「労働時間の可視化」と「正確な集計」が重要なのか、それぞれ説明します。

労働時間を可視化するため

労働時間の可視化は正確な勤怠時刻を把握する上で重要です。手書きで勤怠を管理しても労働時間の可視化はできますが、実際の労働時間と異なることがあります。手書きで申告すると自己申告になる分、本来の労働時間より少ないor多い時間で記入されている可能性があります。残業したにもかかわらず定時で退社した記録になっていたら残業代は貰えません。これが記入ミスだったとしても手書きの記録しかないため、管理者が気づくのは難しくなります。労働時間を正確に管理し、正当な報酬を与えるためには客観的な記録が必要になります。アプリを利用して労働時間を可視化するのは、働く上でとても重要です。

労働時間の集計を正確に行うため

労働時間の集計に誤りがあると適切な報酬は貰えなくなります。人為的なミスを防ぐためにも、アプリの導入はおすすめです。手動で集計するのは時間がかかるだけでなく、打刻漏れや記入ミスが生じることもあります。しかし労働時間の管理方法にタイムカードや自己申告制を取っている企業も少なくありません。もし勤怠管理アプリを利用していれば、素早く正確に集計を行えます。従業員の人数が多いほど集計作業は複雑になるので、正確に集計するためにも勤怠管理アプリはおすすめです。

建設業に勤怠管理アプリを導入する際に発生する課題

建設業に勤怠管理アプリを導入する際の課題は何でしょうか。まず考えられるのは「勤怠管理アプリの導入に時間がかかる」点です。一からシステムを構築するアプリだと、実際に利用できるようになるまで時間がかかります。すぐにでも勤怠管理アプリに切り替えたい!と考えている人は不満に思うかもしれません。また「勤怠管理アプリに導入・運用費用がかかる」のも課題の一つです。ただし勤怠管理にかかる費用はアプリによって異なります。勤怠を手作業で管理していた人は、アプリの導入・運用に必要なコストをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

建設業に勤怠管理アプリを導入するメリット

では建設業に勤怠管理アプリを導入するメリットは何でしょうか。まずアプリの導入で「正確な勤怠管理で不正を防ぐ」ことができます。建設業は現場ごとに作業日程が決められていますが、天候によって工期が遅れることも多いです。しかし工期に間に合わせようとサービス残業や休日出勤で不正に対処する企業が問題になっています。勤怠管理アプリを導入すると、WEB上で打刻した際の位置情報や従業員のデータなどが残るので不正な処理はできません。勤怠管理アプリで正確に管理し、不正処置を防げるのは大きなメリットです。

建設業に合った勤怠管理アプリの選び方

勤怠管理のアプリには様々な種類があります。なるべく建設業の働き方に合ったアプリを選ぶと使いやすいでしょう。今回は建設業の勤怠管理アプリを選ぶ際のポイントを五つ紹介します。

自社に合った機能が導入されている

勤怠管理アプリによって機能が異なるので、自社に合った機能が導入されているものを選びましょう。たとえば外国人労働者を雇用しているなら、複数言語に対応したアプリがおすすめです。他にもシフト調整しやすいもの、工数管理ができるものなど様々な機能があります。あらかじめどの機能面を重視するか考えておくと良いでしょう。

簡単に操作できる

簡単に操作できるかどうかも重要なポイントです。従業員全員が利用するには、当然使いやすいものでなければなりません。いくら機能面が良くても、使いこなせなければ意味がないですよね。操作しにくいとかえって効率が悪くなります。機能面を重視するだけでなく、なるべくシンプルで使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

複数の端末に対応している

スマートフォンやタブレット端末に対応しているアプリはおすすめです。実際、建設現場ではスマートフォンやタブレットを利用している人も多いと思います。勤怠は紙ベースよりも、このような端末で操作できると管理しやすいです。なかには一つのタブレットで複数の勤怠管理を行えるものもあり、普段スマートフォンを使用しない人でも現場で申請できます。複数の端末に対応しているアプリは比較的扱いやすいと思います。

工事原価管理に対応しているか

工事原価管理に対応している建設業に特化したアプリもあります。勤怠管理のアプリを導入すると労働時間が可視化され、人件費も分かりやすくなるでしょう。すると人件費から工事原価管理も見直したいと思うかもしれません。勤怠管理アプリを選ぶ際は工事原価管理も活用できるかどうか確認してみてください。

日報・工数管理などの機能が搭載されている

勤怠管理だけでなく、日報・工数管理ができるアプリもあります。アプリを利用すれば日報の受け取りが格段にスムーズになります。また工数管理も工事ごとの状況が一目で分かるようになり、効率良く管理が可能です。

建設業の勤怠管理におすすめのアプリ11選

では建設業の勤怠管理に適したアプリはどんなものがあるでしょうか。建設業におすすめのアプリを11個ピックアップしてみました。アプリごとに特性や機能面の違いがあるので、アプリを導入する際はぜひ参考にしてみてください。

現場勤怠

「現場勤怠」はシンプルで簡単に操作できるのが特徴です。現場での出退勤報告は簡単で、「携帯メールを使える人なら誰でも使いこなせる」と謳っているほど操作性に優れています。またアプリではないのでガラケーにも対応可能です。IDとパスワードがあればパソコンでもログインでき、時間や場所を問わず勤務状況を確認できます。「現場勤怠」はガラケー利用者や操作性重視の人におすすめです。
(参考:現場勤怠

らくっぽ

「らくっぽ」はLINEとExcelを連動させた勤怠管理アプリです。LINEで日報を提出し、Excelで日報を自動出力します。LINEで質問に答えると、日報が完成する仕組みです。普段からLINEを利用している人なら簡単に操作できます。また集計表は人別・現場別に出力できるのも便利な機能です。「らくっぽ」で日報集計にかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。
(参考:らくっぽ

使えるくらうど勤怠管理for建設業

「使えるくらうど勤怠管理for建設業」は勤怠管理と労務費の集計を同時に行います。日報データから労務費と勤怠を同時に集計するので、業務効率はかなり上がるでしょう。また未提出の日報が一覧で表示される機能や、未提出者に催促メールを送ることもできます。自動集計で時間やコストが削減され、勤務状況も管理しやすいアプリです。
(参考:使えるくらうど勤怠管理for建設業)

ShiftMAX

「ShiftMAX」はスマホやタブレット以外に通話や指紋認証、ICカードによる打刻が可能です。様々なデバイスに対応しているので、どこからでも出退勤の報告ができます。また位置情報の確認にはGPS機能があり、不正打刻の予防になるでしょう。勤怠管理はリアルタイムで確認でき、日報作成の時間が短縮されます。
(参考:ShiftMAX

houren.so

「houren.so」は日報に写真を掲載することができます。今までの日報と異なり、現場で作業場所を撮影したら、コメントを入力してアップするだけです。文章が簡略化され、簡単に情報共有できます。写真での報告は伝わりやすいだけでなく、事務作業の時間を短縮します。「houren.so」は効率良く情報共有したい人におすすめです。
(参考:houren.so

ジョブカン勤怠管理

「ジョブカン勤怠管理」は勤怠管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理が可能です。ただ日報管理はできないため、建設業以外の幅広い業種や業務形態に使えます。様々な機能がありますが、必要な機能を自由に組み合わせて使うこともできます。プランによって料金が変わるので、どの機能を利用したいか決めておくと良いでしょう。
(参考:ジョブカン勤怠管理

ガリバー勤怠

「ガリバー勤怠」は勤怠管理のクラウドサービスです。工数集計が可能で、建設・工事業に特化しています。打刻漏れや36協定の労働時間を超えた場合、アラートが表示されるので超過労働対策も安心です。労務情報は一元管理していて、いつでも勤務状況を確認できます。
(参考:ガリバー勤怠

Touch On Time

「Touch On Time」は指紋認証・ICカード・IDとパスワードによる打刻が可能です。タッチオンタイムレコーダーはパソコン要らずで簡単に打刻できます。また勤怠はリアルタイムで集計され、いつでも自分の携帯電話やパソコンから勤務状況を確認できます。継続率は99.7%と高く、使いやすさに定評があります。
(参考:Touch On Time

KING OF TIME

「KING OF TIME」はパスワード認証・クラウドレコーダーなど複数の打刻方法があります。どこでも打刻できるため、打刻漏れの予防になるでしょう。また操作しやすい上に、シンプルで見やすい構成になっています。機能面では勤怠管理、残業管理、休暇管理やアラート機能などに対応しています。「KING OF TIME」は使いやすさと機能面の両方を求めている人におすすめです。
(参考:KING OF TIME

ジンジャー勤怠

「ジンジャー勤怠」は5か国語に対応しています。日本語の他、英語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語が選択可能です。複数の言語に対応しているので、従業員の国籍を問わず使いやすいと思います。また機能面も充実していて、勤怠データから労働時間の予実管理も可能です。たとえば予算と実績から人件費を概算で算出したり、月ごとの予算比率を確認したりできます。「ジンジャー勤怠」は業務の効率化やデータを活用したい人におすすめです。
(参考:ジンジャー勤怠

マネーフォワードクラウド勤怠

「マネーフォワードクラウド勤怠」は勤怠管理以外に様々な機能があります。人事管理、給与計算、年末調整、社会保険管理などです。他のアプリと比較しても機能面はかなり充実しています。「マネーフォワードクラウド勤怠」は勤怠管理以外に様々な機能を求める人におすすめです。
(参考:マネーフォワードクラウド勤怠

自社に合った勤怠管理アプリを導入し、働き方改革に繋げよう!

いかがだったでしょうか。今回は建設業向けの勤怠管理アプリについて解説しました。アプリを導入すると労働時間の可視化ができます。労働時間がデータとして正確に見えてくると、打刻漏れによるミスや不正な申告を防ぐことができます。また現場に直行・直帰が多い建設業は出勤怠の管理に手間と時間がかかっていました。
アプリを導入して労働時間を正確に集計できれば、事務処理の手間を省き、作業時間の短縮になるでしょう。アプリを選ぶ際は建設業ならではの機能を重視すると使いやすいと思います。たとえば複数の端末に対応しているアプリなら、現場でもスマートフォンやタブレットで勤怠管理が可能です。さらに日報や工数管理が搭載されているアプリはおすすめです。アプリによって機能が異なるので、それぞれの会社に適したものを選ぶと良いでしょう。
適切なアプリを導入すると作業効率が上がるだけでなく、残業時間や休日数の見直しにも繋がります。アプリを利用して、誰もが働きやすい職場を目指しましょう。