建築CGパース制作におすすめのソフト12選!選び方も解説

最近は様々な分野でCGが使われるようになりました。建築・建設業界も例外ではありません。建築CGパースを活用し、効率的に打ち合わせなどをする企業も増えています。そのような事例を見て、自社での3DCGソフトの導入を検討している方もいるのではないでしょうか。 今回は、建築CGパース作成に活用できるソフトの種類や選び方を解説しつつ、おすすめソフトをまとめました。建築CGパース作成に使えるソフトの購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。

ツクノビCADは、図面作成、トレース業務を低コストで代行する建設業特化のアウトソーシングサービスです。施工図や仮説計画図、設備図、パース図の作成などまで、幅広い業務に対応しています。詳細はぜひこちらからご確認ください。
\ 30秒で資料請求完了 /まずは資料を見てみる

建築CGパース作成に活用できるソフトの種類

まずは建築CGパース作成に活用できるソフトにどのようなものがあるかを確認していきましょう。代表的なソフトの種類を解説します。

3DCD

3DCGとは三次元の仮想空間におけるCGの一種です。縦・横・奥行きのある立体世界をベースに、物体生成や質感表現、アニメーションなどの作業を行い最終的に二次元に変換します。 主にアニメやゲーム、そのキャラクターを作成する際に使われますが、建築CGパース作成でも活用できるソフトです。

3DCAD

3次元設計書を作る際に用いられる3DCADは、建築CGパース作成でも活用できます。3DCGとの違いとしては、正確な寸法表現が求められる点があります。建築業界だけでなく、車などの精密機械を搭載した物や、その部品のモデルを作成する際にも用いられるソフトです。

建築CGパース作成に活用できるソフトの違い

3DCGと3DCADの機能を見ると、どちらも同じように見えてしまう方もいるかもしれません。しかし、実際はそれぞれ機能に細かい違いがあり、使い所や求められる機能も異なります。

ソフト機能適している場面
3DCGデザイン要素を立体化させ視覚的な印象を高める立体化した物の視覚化
3DCAD寸法が記載された図面を立体化する建築物の立体化

建築CGパースは、立体化した建築物を視覚化することが求められます。精密な設計などは3DCADの方が適していますが、建築CGパース作成においては、3DCGの方を選択すべきといえます。 どちらも便利なツールですが、機能や使い所を混同しないようにしましょう。

建築CGパース作成に活用できるソフトの選び方

建築CGパース作成に使えるソフトは、様々な種類があります。選ぶ際は以下のポイントに目を向けながら選びましょう。

価格から選ぶ

3DCGソフトは、無料のものから数十万円もの価格になるものまで、様々な種類があります。価格が高ければその分高性能で使いやすい、とは限りません。高くても安くても、ソフトを使いこなせなければその分の費用はムダになります。

また、ソフトは買い切りだけでなくサブスクリプション型もあります。買い切りの場合、試用にかかるお金は購入時だけで済みますが、バージョンアップ時にそのための費用が発生する恐れがあります。

一方、サブスクリプション型の場合は、課金中は常に最新版を使えるため、アップデート費用がかかりません。 そのため、業務で使用する場合にはサブスクリプション型の方が便利でお得な傾向にあると言われています。購入するソフトを選ぶ際は、サブスクリプション型のなかでも予算を割ける範囲の価格帯の中から選ぶといいでしょう。

素材の充実さから選ぶ

建築CGパース作成において、試用ソフトのフォーマットに適合した素材の多さは、使いやすさに直結します。価格だけでなく、素材がどれだけ充実しているかにも注目しましょう。 素材がない場合、位置から自分でモデルを作ることになります。

限られた時間内で大量の素材を用意するのは、とても大変です。効率的に業務をこなしたいなら、必ず素材がどれだけあるかをチェックしてください。

情報量から選ぶ

建築CGパース作成に使えるソフトは、日本だけでなく海外でも販売されています。スムーズに使いこなすには、使い慣れた言語、つまり日本語で使えるかも重要なポイントです。 日本製のソフトを利用するなら問題ありませんが、海外製のソフトを利用する際は、公式サポートやユーザーコミュニティなどで日本語対応出来ているかをチェックしましょう。

建築CGパース制作におすすめのソフト12選

選び方をおさえても、実際にソフトを知らないとどう選んだらいいか分からない、という方もいるでしょう。次はそんな方のために、建築CGパース作成におすすめのソフトをご紹介します。購入ソフトを選ぶ際の参考にしてください。

3ds Max

引用元:https://www.autodesk.com/jp/products/3ds-max/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

特徴:Autodesk社が販売するサブスクリプション型の3DCGソフトで、ゲームや映画・モーショングラフィックス制作の現場で主に使われています。3DCADと連携できる機能があり、CADで作成した設計図をそのまま立体映像化することも可能です。 支払方法は1年・3年・1ヶ月の3コースあり、30日間無料で使える体験版もあります。

Blender

引用元:https://www.blender.org/

特徴:3DCGやアニメーションに特化したオープンソース3DCGソフトです。非営利団体が開発しており、誰でも無料で使用できます。料金はかかりませんが、3ds Maxをはじめとした有料ソフトにも劣らないほどの高い機能を有しており、建築CGパース作成にも十分利用できます。 コミュニティが活発なうえに解説サイトなども多く、操作に困ってもすぐ助けを求められるのも利点です。

Cinema4D

引用元:https://www.maxon.net/ja/cinema-4d?srsltid=AfmBOoo8OXLdcSCdShln7SzNaKGh9GCGTAqroK44nWIBYUmxlef5-_lc

特徴:ドイツのComputer社が販売している3DCG制作用ソフトウェアです。日本国内だけでなく、世界中にユーザーがいるソフトでもあります。ソフト内に作成に必要な機能が一通りそろっており、ソフトだけですぐ制作を始められるのがメリットです。 作成できる3DCGの種類も多く、制作した3Dオブジェクトのクローンを簡単に作れる機能も搭載されています。素材になくても1つ素材を作ればそれをコピーできるため、効率的に作業できます。

Lumion

引用元:https://lumion3d.jp/

特徴:「Lumion」は建築に特化したレタリングソフトです。3DCGの知識がなくても簡単な操作で建築CGパースを作成できます。作成したモデルをソフトに読み込み、添景やインテリアのオブジェクトやテンプレートのテクスチャを選んだら、あとは細かい調節をするだけで完成します。 太陽や影の動き・天候など、建築パースにおいてほしいエフェクトが簡単かつリアルに表現できるのも、このソフトが持つ魅力です。建築に特化したソフトがほしい場合におすすめですなら、Lumionを選ぶといいでしょう。

SketchUp

引用元:https://www.sketchup.com/ja-jp

特徴:「SketchUp」も建築やインテリア業界で広く利用されているソフトです。直感的な操作ができるのが大きな特徴で、初めて3DCGソフトを使う方でも簡単に操作できます。また、無料版があり、3DCGや3DCADの操作練習をしたい場合にもおすすめです。 無料版はブラウザベースで活用できます。機能も充実しており、人によっては仕事でも活用できるでしょう。有料ダウンロード版には無料版にはない建築設計時に使える機能が多数搭載されているため、無料版を使ってみて物足りないと思ったら、ダウンロード版の購入を検討してもいいでしょう。

VectorWorks

引用元:https://www.aanda.co.jp/

特徴:「VectorWorks」は世界的に試用されている3DCADソフトで、複数の種類があります。建築や内装業者向けソフトの「Architect」は、3Dモデルデザインを含む建築設計や、ディスプレイデザインに特化したソフトで、建築設計支援機能や建築向けの素材を豊富に搭載しています。 PhotoshopやillustratorなどのAdobe製ソフトとの連携が取りやすく、アトリエやデザイン事務所でよく使われているのが特徴です。

Rhinoceros

引用元:https://www.rhino3d.co.jp/

特徴:工業デザインや機械・金型設計からマルチメディアまで、様々なジャンルで活用されているソフトです。建築でも採用されており、有機的な形状を設計するのに適しています。 ライセンスは買取式で、一度購入すれば永久に使い続けられます。その分価格は15万8,400円(税込)と高めです。それでも、サブスクリプション型に抵抗がある方にはいいでしょう。

Twinmotion

引用元:https://www.twinmotion.com/ja

特徴:シンプルなUIで、使い方を本や動画で勉強すればすぐに使いこなせるようになるのが特徴です。建築や建設・都市設計などで主に活用されていますが、そのほかのジャンルでも採用されるようになりました。 ゲームを作るためのソフトウェアを元に作られており、リアルなグラフィックで建築パーツを確認できます。搭載されている素材も多く、簡単に操作できるのも魅力です。リアル感のあるパース作成をしたい方や、素材の多いソフトを探している方におすすめといえます。

Autodesk Maya

引用元:https://www.autodesk.com/jp/products/maya/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

特徴:3Dモデリングとレンダリングに特化したソフトです。アニメやゲームなどの作成に使われているほか、建築分野でも活用されています。 プラグインが豊富に用意されており、プログラミングの知識がなくてもほしい機能を簡単に追加できるのも特徴です。スクリプト機能とプログラミング知識を使えば、オリジナル機能のを作成・追加することもできます。

Revit

引用元:https://www.autodesk.com/jp/products/revit/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

特徴:「Revit」は建築や土木設計を2D・3Dで作図できるソフトで、平面図や立体図・断面図などを自動で出力できます。建築設計から2D図面を3Dデータ化する機能までを1つのソフトで効率的に済ませることが可能です。 データ管理や分析もできるため、1つのソフトで複数の機能をまとめて使いたいなら、迷わずおすすめのソフトといえます。

ARCHICAD

引用元:https://graphisoft.com/jp/solutions/products/archicad

特徴:「ARCHICAD」はハンガリーの企業が開発した建築・建設業界向けのCADソフトです。2D・3Dの設計ができます。3Dで設計したものを2Dの図面で切り出して平面図にできるほか、3D設計なら平面・立体・断面のどこからでも設計可能です。 直感的な操作がしやすく、建築パース作成も簡単にできます。VRと連携して、モデルの中に図面を没入するなどの応用もでき、大変使い勝手のいいソフトです。

CADでの図面作成はアウトソーシングもおすすめ

ツクノビCAD

CADを活用した図面作成は、アウトソーシングサービスの利用もおすすめです。

従業員のリソースがひっ迫している場合や、CADを活用できる人材が不足している場合などは、アウトソーシングサービスを活用すると、少ない工数で業務に必要な書類を作成できます。専門的な知識を持っているスタッフが対応するため、スムーズに図面作成を進められます。

弊社では、建設工事に必要なCADの活用に対応している建設業特化のBPOサービス「ツクノビCAD」を提供しています。CADを活用した図面作成はもちろん、安全書類や図面の作成、積算業務など、幅広い業務を代行できます。ツクノビBPOでは、倍率200倍の選りすぐりの専任スタッフが対応いたします。

図面の作成や建設業事務を効率化したい方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

\ 30秒で資料請求完了 /まずは資料を見てみる

【まとめ】使いやすい建築CGパース作成に活用できるソフトを導入しよう!

建築CGパース作成に活用できるソフトは、様々な種類があります。使いこなすには、予算や機能などの要素をおさえながら選ぶことが大切です。購入先を選ぶ際は、まずはソフト購入に使える予算やほしい機能を洗い出すところから始めましょう。

3DCADフリーソフトおすすめ10選2D図面を3D化できるフリーソフトおすすめ7選などについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

3DCADフリーソフトおすすめ3DCADフリーソフトおすすめ10選!メリットや選び方などを解説2D図面を3D化できるフリーソフトおすすめ7選!メリットも解説

VR建築ソフト・サービスおすすめ5選3DCADの作成代行会社おすすめ5選などについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

VR建築ソフト・サービスおすすめ!機能やメリットも紹介!VR建築ソフト・サービスおすすめ5選!機能やメリットも紹介!3d cad 代行3DCADの作成代行会社おすすめ5選!選び方や導入するメリットも紹介

パース図イメージパース鳥瞰パースなどについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

パース図とは?種類や書き方・作成する方法などをわかりやすく解説イメージパースとは?作成する目的や種類・作り方などを解説鳥瞰パースとは?作り方や利用方法についてわかりやすく解説