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コロナや不景気など不安定な世の中で、仕事のことや将来のことなどで、不安を感じている方もいるのではないでしょうか。建築業界も例にもれず材料の価格高騰や人件費高騰などの問題を抱えています。
建築業界で日々仕事をしていると「今のスキルで将来的に大丈夫なのか」「働き方改革で収入が減るのではないか」と悩みを抱えることもあるのではないでしょうか。そこで注目されるのが積算です。積算を学ぶことで仕事の幅が広がり、会社での評価が上がったりする可能性もあります。
この記事では、初めての人でも積算を学べる本や積算を本で、学ぶメリットとデメリットなどをご紹介します。ぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてください。
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工事図面作成、書類作成、事務作業などを代行できるため、現場作業に集中できることで、受注できる案件の増加や退職率の低下など、様々なメリットがあります。詳細はぜひこちらからご確認ください。
積算とは
積算とは、工事に必要な見積や設計図、人件費と材料費などを割り出して工事の合計金額を算出していくことです。建築業界では重要な業務にあたり、正確性が求められます。
少しでも計算を間違えると金額が合わなくなる場合もあり、赤字工事になってしまうことも考えられます。
計算を用いる仕事のため、数字に強くて細かい作業も粘り強くできる人が向いていることでしょう。さらに、設計担当の方や現場監督の方と工事内容の確認と交渉もしなければならないので、コミュニケーション能力も必要です。積算は常に学び続けるという意識で勉強をしていく姿勢が重要となるため、この辺も考慮して積算を学びましょう。
積算を本で勉強するメリット
積算を本で学ぶメリットは、知識と理解が深掘りできることです。積算を本で学ぶことで知識の吸収が早く、より深く理解できるので実際の業務で学んだことを発揮できます。
また、積算に限らずどんな資格を獲得するためにも、それなりの金額が掛かってしまいます。例えば、積算初心者セミナーでは受講料が10,000円以上かかる場合もあります。反対に、本で活用することで1,000円から3,000円ほどの費用で、時間と場所を選ばずに学べます。
積算を本で勉強するデメリット
積算を本で学ぶデメリットとして挙げられることは、実際の実務や技術が身につかないという点です。実務的なスキルは実際の現場で経験を積んでこそ手に入れられます。
また、積算を本で学ぶことで知識は得られますが、手元にある本だけで学ぶとなると、持っている本の情報が古くなっている場合もあり、実際に活用できないケースがあります。
積算で使用する情報は、市場価格に影響を受けることもあり常に変化があるものです。新しい情報を得るために、新しい情報を得るよう心がけましょう。
積算を学べる本の選び方
ここでは、積算を学べる本の選び方について解説していきます。積算を学ぶために 購入した本が自分のレベルに合わなかったり、学びたい内容が盛り込まれていなかったりする場合も考えられます。適切なレベルや必要な項目が記載されていることなどに注意しましょう。下記では、積算の学びに必要な本の選び方について解説していきます。
積算の学びに必要な本の選び方は2つあります。
- 自分のレベルに合っているか確認する。
- 学びたい工事費の内容が記載されているか確認する。
自身のレベルに合っているか確認する
積算の本を選ぶ際は、自分の知識レベルに合ったものを選ぶことが大切です。例えば、初心者レベルの人が上級者向けの本を選んでしまうと、知識や理解を深掘りできず実務に活かせません。
また、ある程度の経験を積んできた人が初心者レベルの積算の本を選んでしまった場合、入門や基本的なことばかりで、得られる知識が少なくなる懸念があります。
自分のレベルに合わないものを選んでしまうと時間とお金のロスになるため、積算の本を購入するときは自分のレベルを把握しておきましょう。
学びたい工事費の内容が記載されているか確認する
積算は工事の種類によって積算の本の内容が変わります。積算の種類は、電気工事・設備工事・建設工事があります。本を購入する前に自分がどんな工事の積算を担当するのか、自分はなにを学びたいのかを把握していくことが大切です。
また、電気工事の積算を行う人が設備工事に関する本を購入しても実務には役に立ちません。
積算に関する本を購入するときは「自分が積算を担当する工事の内容を把握しておく」ことも大切です。
積算を学べる本おすすめ10選
ここでは、初心者にやさしい建築積算の学べる本をご紹介していきます。一生懸命に見積書を作成しているのに「赤字工事が発生してしまう」と悩んでいる人にも役立つ積算の本です。建設業界の見積書作成では正確な積算がとっても大事になっていきます。
下記にある積算の本を参考に自分に合った本をみつけてください。
- 図形やさしい建設積算
- 改訂初めての建設積算
- 積算ポケット手帳 設備編2022-23
- 新リフォーム[見積り+工事管理]マニュアル<
- 電気設備工事費の積算指針
- 積算ポケット手帳 外構編2024-25
- 拾って覚える! 実践 電気工事積算入門
- 楽しくわかる! 原価計算入門
- 木造住宅のコストがわかる本 改訂版
- 積算技術者育成のための木造建築の積算
図説 やさしい建築積算
価格:2,800円+税
出版元:学芸出版会
頁数:152ページ
版型:25.7 x 18.2 x 2 cm
出版日:2017年10月26日
簡単な説明
建築業界の初心者に向けた積算を常識として基本をわかりやすくしたテキストブックです。積算のプロが初心者の苦手な「拾い」を丁寧に図解で解説しています。
改訂版 初めての建築積算
価格:2,800円+税
出版元:学芸出版社
頁数:176ページ
版型:25.7 x 18.2 x 2 cm
出版日:2018年11月29日
簡単な説明
多くの専門学校で長い間教科書で採用されてきた、初心者のための改良版積算テキストブックです。重要な語句や数量積算の公式や図面の「捨てる箇所」の部分を赤色で表示することでよりわかりやすく、学びやすい1冊です。
積算ポケット手帳 設備編2022-23
価格:3,850円税込
出版元:建築資料研究社
頁数:778ページ
版型:14.8 x 2.5 x 21 cm
出版日:2022年6月3日
簡単な説明
電気工事全般の設備分野を盛り込んだ積算のための教材の工事価格資料です。設備業者や専門技術者といった、専門家だけでなく一般人も幅広く使える書籍です。
新リフォーム[見積り+工事管理]マニュアル
価格:3,080円税込
出版元:建築資料研究社
頁数:184ページ
版型:18.3×1×25.7cm
出版日:2017年12月29日
簡単な説明
費用対効果で提案できるからこそ信頼性があり、効率性がアップできる内容です。リフォームのポイントをわかりやすくまとめている1冊です。
電気設備工事費の積算指針
価格:3740円税込
出版元:日本電気工業協会
頁数:290ページ
版型:18.2 x 1.6 x 25.8 cm
出版日:2022年3月9日
簡単な説明
一般電気工業5年目の人を対象とした、一般的に用いられる工事項目ごとに積算の注意事項や使用される材料について解説しており、未経験の工事でも数量の拾い出しができるようになる手引書です。
積算ポケット手帳 外構編2024-25
価格:3,850円税込
出版元:建築資料研究社
頁数:760ページ
版型:14.8 x 2.7 x 21 cm
出版日:2023年9月29日
簡単な説明
建築に関わる資材・材料・製品および工事の単価を扱った積算や見積に役立つ資料です。工事項目別に製品や材料価格、工事価格を掲載しており、見積り例や設計・施工に関する基礎知識なども載っています。図版も用いた分かりやすい表現も魅力的な実務参考書です。
拾って覚える! 実践 電気工事積算入門
価格:2,530円税込
出版元:オーム社
頁数:128ページ
版型:21.2 x 1.2 x 29.8 cm
出版日:2018年7月14日
簡単な説明
電気工事の積算実務の基本を学べます。この書籍で実際の図面を使い「拾い出し作業」を体験的に理解して、積算業務を身につけられます。福岡県電気工事業工業組合が行う「積算初心者講習会」のエッセンスをそのままに、書籍になった1冊です。
楽しくわかる! 原価計算入門
価格:1540円税込
出版元:日本実業出版社
頁数:200ページ
版型:1.45 x 12.8 x 18.8 cm
出版日:2015年1月16日
簡単な説明
この書籍は原価計算の基本を学べます。日商簿記検定2級を受けたい人や経理担当者の人におすすめです。短時間で楽しみながら原価計算の基礎を身に付けられる書籍です。
木造住宅のコストがわかる本 改訂版
価格:3,080円税込
出版元:エクスナレッジ
頁数:144ページ
版型:25.7 x 18.2 x 1.3 cm
出版日:2023年8月7日
簡単な説明
木造住宅にまつわるお金のトラブルを徹底解明しています。クライアントとの信頼関係コストコントロール術からトラブル回避のために押さえておきたいポイントまで、資材高騰を乗り切るためのコスト削減が学べる書籍です。
積算技術者育成のための木造建築の積算
価格:1,100円税込
出版元:鎌田敏朗
頁数:353ページ
版型:15 x 1.9 x 21 cm
出版日:2022年6月1日
簡単な説明
積算経験30年のノウハウが詰まった書籍で、参考にしやすい内容です。木造住宅の建て方工事・造作工事・建て方の手間・造作の手間をそれぞれに分けて、わかりやすく解説されています。
積算は国土交通省の情報も活用する
ここからは、国土交通省が出している情報の活用方法をご紹介します。国土交通省の情報をどのような形で活用していくとよいのでしょうか。
例えば、材料を積算する場合は「土木工事標準歩掛」を参考に材料費の積算をします。総工費を積算する場合は、国土交通省の「公共工事設計労務単価表」を参考に特殊作業員や軽作業員などの人件費の単価を積算するときに活用します。
では、下記の「公共建築工事標準単価積算基準」と「公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式」はどのように活用するのか解説します。
- 公共建築工事標準単価積算基準
- 公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式
公共建築工事標準単価積算基準
企業ごとに人件費の違いがありますが、多くの企業は国土交通省の「公共建築工事標準単価積算基準」を人件費や材料費の積算に活用しています。誰でも無料で確認できます。
各材料ごとの種類やサイズで設定されているので、標準歩掛の確認が可能です。ただし、基準は技術革新や実態調査により、改訂されることもあるので常に最新情報を確認するようにしましょう。
こちらは、国土交通省の令和6年改訂版「公共建築工事標準単価積算基準」です。参考にしてみてください。
公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式
「公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式」の主な使い方としては、見積書や見積依頼書を作成する際に、見積書になにを記載したらよいのかわからないときに、見積書に記載する具体的な項目や書式を確認することに使います。
見積書の作成に慣れていない方はこちらもぜひ確認してください。また、大規模な工事では見積項目が多くなるので、内訳の明細を記載するのが一般的です。
種目別内訳書・科目別内訳書・中科目別内訳書・細目別内訳書の4つの内容に分かれているため、誰が見てもわかりやすい見積書を作成できます。
こちらの「公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式」は国土交通省のホームページからダウンロードできます。ぜひ活用していきましょう。
建築積算士試験の合格率や難易度は?資格を取得するメリットも解説
【まとめ】積算の本を活用し理解を深め日々の業務に役立てよう!
今回は積算を本で学ぶメリットとデメリットや積算を学ぶことで得られるスキルについてご紹介しました。
また、国土交通省のホームページを活用するなど実際に積算の実務上で用いられる情報についても案内いたしました。
「積算」のスキルを学ぶことで、新たなスキルを身に着けられます。
歩掛の計算方法・使うメリットや注意点はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
電気工事の積算の手順や注意点・活躍するソフト3選はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
電気工事の積算とは?手順や注意点・活躍するソフト3選などを解説
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