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一人親方として仕事をしていくには、万が一の備えも自分で用意しなくてはなりません。保険の中には、現場に入るために必要になるものもあります。一人親方として仕事をするなら、保険の加入は避けられないといえるでしょう。
今回は、そんな保険についての基礎知識と、一人親方におすすめの保険をご紹介します。これから独立して仕事を始めていく方はもちろん、より備えを充実させたい方も、ぜひご覧ください。
一人親方とは?
一人親方は、個人事業主の一種です。法人を設立せず、自分または家族だけで仕事をしている方たちを指します。法的には、労働者を使用する日数が100日以内であり、特定の事業を営んでいる事業主が該当します。
一人親方は業務のすべてを自分でこなさなくてはなりません。現場で体を動かすだけでなく、案件の受注や社会保険の加入手続きなども行う必要があります。一人親方として独立する際には、加入が必要な保険などの知識も得たうえで行動しましょう。
どんな保険に加入できるの?
一人親方が加入できる保険は、大きく分けてふたつです。
- 社会保険
- 民間保険
このうち、社会保険は必ず加入しなくてはなりません。加入していない保険があると、後でさまざまなトラブルが発生します。また、万が一の事態に遭遇しても、適切な保障を受けられない可能性が高くなります。業務内容により、社会保険だけでなく民間保険で保障を手厚くした方がよい方もいらっしゃるでしょう。いざというときに備えるには、民間保険の知識も必要です。
まずは保険の大まかな区分から学んでいきましょう。それぞれの役割や仕組みを解説します。
社会保険
社会保険は社会制度のひとつで、国民の生活上発生するリスクに備える役割を担っています。加入者同士でお互いのリスクを支え合う制度であり、日本国民は全員何らかの社会保険に加入しなくてはなりません。加入者に以下のようなリスクが発生すると、治療費の一部負担などの保障を受けられます。
- 傷病
- 失業
- 労働災害
- 介護
- 加齢
代表的なものだと、国民健康保険や国民年金保険があります。これらの保険に加入する場合、自分が住んでいる地域の役場へ足を運び、手続きを行います。一人親方の場合、労災保険などに加入する際、企業とは異なる方法で手続きします。事前に加入方法を調べておきましょう。
民間保険
民間保険は、文字通り民間企業が提供する保険です。社会保険ではカバーできない部分を保障します。具体的には、以下のようなものが含まれます。
- 病院のベッド代
- 病衣などのリース代
- 保険適応外治療の費用
- 健康保険の自己負担分
これらの費用は、社会保険では保障されないため自費となります。そのため、高額な費用を一気に支払ったり、長期にわたって費用を払い続けたりなどの状況に陥ってしまう方も多いです。
また、高額な費用が必要になる状況は、傷病以外の原因でも発生します。たとえば、過失で他人や他人の持ちものを傷付けてしまったときなどです。このような状況に遭遇した場合、治療費や修理費だけでなく、慰謝料なども要求されます。このような状況に遭遇しても民間保険でトラブル対応の費用を備えておけば、保険会社が代わりに対応してくれます。
一人親方は業務内容や働き方の関係上、ほかの仕事よりケガやトラブルに遭遇しやすいです。
思わぬ事態に遭遇しても落ち着いて対応するには、社会保険だけでなく民間保険による備えも用意しておく必要があります。
社会保険にはどんな種類があるの?
社会保険は、万が一の備えとしてだけでなく、普段仕事をするうえでも必要なものです。社会保険はひとつだけでなく、4つの種類があります。
- 労災保険
- 健康保険
- 介護保険
- 年金保険
それぞれ役割や保障・加入方法が異なるため、保険ごとに正しく内容を理解しなくてはなりません。特に、一人親方として独立する際は、独立の手続きと並行して加入手続きを行う必要があります。混同しないよう注意しましょう。
次の章では、社会保険の内容と加入方法を解説します。独立準備にお役立てください。
労災保険
労災保険は、就業中または通勤帰宅中の事故や、業務が原因でかかった病気による被害を補償するための保険です。労働者を補償するための保険ですが、業務が原因で労働者が死亡したときは、その遺族に保険金が支払われます。
労災保険で受けられる保障は、以下の4つです。
名称 | 内容 |
療養補償 | 業務中や通勤帰宅中に傷病を負ったときの治療費を補償する |
休業補償 | 業務や通勤などで負った傷病により働けない期間の収入を補償する |
障害補償 | 業務上の傷病により障害を負ったときの生活費を補償する |
遺族補償 | 業務中や通勤帰宅中に労働者が死亡したときに一時金または年金で遺族の生活を補償する |
このほかにも保険を提供している労働組合により、さまざまな補償を受けられます。企業などに所属して労働者として働く場合は、入社時に雇用者が手続きをします。
一人親方の場合は、専用の保険に加入しなくてはなりません。労働組合を自分で探し、手続きをする必要があります。
なお、労災保険の加入は義務ではありません。しかし、ほとんどの企業は、労災保険に未加入の一人親方が現場に入るのを禁止しています。これは、国土交通省が策定したガイドラインが、未加入者が現場に入って働くのを禁止しているためです。
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健康保険
健康保険は、傷病・死亡・分娩などの際に給付を受けられる社会制度です。労災保険は業務中や通勤帰宅中の傷病を補償するためのものですが、健康保険はそれ以外の場面で傷病を負ったときの治療費などを負担します。
傷病を負ったときの状況でそれぞれ分かれているのは、社会保障費の圧迫を避けるためです。
日本は皆保険制度を採用しています。そのため、国民は以下ふたつのうちどちらかに必ず加入しなくてはなりません。
- 健康保険(健保)
- 国民健康保険(国保)
一人親方の場合、企業に所属しているわけではないため、国民健康保険に加入します。加入の際は、自分が住んでいる市町村役場の担当窓口にて手続きします。
介護保険
介護保険は、障害や加齢により介護が必要になったとき、その費用を一部負担する保険です。所得額に応じて1〜3割分の自己負担額で介護サービスを受けられるようになります。
国民の40歳以上が加入を義務付けられている保険でもあり、一人親方も例外ではありません。40歳以上の国民は、健康保険料に加えこの介護保険の保険料も支払うことになります。手続きは健康保険同様、自分が住んでいる市町村役場の窓口にて行います。
年金保険
年金保険は、老齢や障害を負ったときに、年金を給付してもらえる社会保険です。20歳以上60歳未満の国民全員が加入しなくてはなりません。加入し保険料を払い続けると、年金の支払い条件に該当したときに定期的に年金を受け取れるようになります。
年金にはふたつの種類があります。
- 国民年金
- 厚生年金
国民健康保険は条件に合った国民すべてが加入しなくてはならない保険です。厚生年金は、企業で働く方が加入する保険で、国民年金に上乗せするような形になるため二階建ての保険とも呼ばれています。
一人親方が加入するのは、国民年金のみです。手続きは健康保険同様、自分が住んでいる市町村役場にて行います。
民間保険にはどんな種類があるの?
社会保険はさまざまなトラブルに備えられますが、保障しきれない部分もあります。社会保険では支えきれない部分を補えるのが、民間保険です。
民間保険はさまざまな補償があり、同じ種類の保険でも保険会社や商品によりそれぞれ内容が異なります。また、社会保障にはない損害に対応しているものもあります。万が一の事態に的確に備えるには、民間保険に関する知識も必要です。民間保険のうち、特に一人親方に深く関わるものの内容を解説します。
生命保険
生命保険は、被保険者が何らかの理由で亡くなったまたは重度の障害を負ったときに、保険金を支払う保険です。万が一の事態に遭遇しても、生命保険に加入していれば、残された家族の生活費などを保障できます。ほかの仕事よりも事故などに遭遇しがちな建設業の一人親方、特に家族とともに暮らしている方なら、加入しておきたい保険といえます。
医療保険
医療保険は、ケガや病気で入院したときの医療費を補ってくれる保険です。傷病による入院をしたときに、社会保険の自己負担分や、ベッド代などの費用を補うのに活用できます。
また、がんや生活習慣病などにかかったときに、給付金が出るタイプもあります。最近は、先進医療にかかる治療費の負担をする特約や、病院の領収書をもとに自己負担分の治療費をカバーしてくれる特約なども販売されるようになりました。
あらかじめ加入しておけば、思わぬケガだけでなく病気の備えとしても活用できます。業務以外の理由で働けない状況に対して備えたいなら、加入しておきたい保険です。
賠償責任保険
賠償任意保険は、他人の持ち物などを壊したり、他人にけがをさせたりしたときに、賠償金を代わりに支払ってくれる保険です。一人親方の場合、以下のような状況で活用できます。
- 施工中の建物や室内に傷をつけてしまった
- 工事中や通勤中に歩行者と接触してケガさせてしまった
通常、事故の加害者になった場合、多額の賠償金を支払わなくてはなりません。状況により、支払いが困難になることもあります。賠償責任保険に加入していれば、保険金で賠償金を支払えるため安心です。
また、保険会社が被害者との間に入ってくれます。直接接する必要がない分、トラブル解決をスムーズに進められるのも、この保険の魅力です。
任意労災保険
任意労災保険は社会保険とは違い、民間の保険会社が提供している保険です。国が提供している労災保険の保障に加えることで、より手厚い保証を準備できます。
労災保険は、加入者の傷病による栄養を補償してくれるものです。働くうえで発生した訴訟の時短金や損害賠償金などは、保障してくれません。任意労災保険は、このカバーしきれない部分を保障してくれます。一人親方でも従業員を雇う必要がある場合は、労災保険だけでなく任意労災保険にも加入しておきましょう。
おすすめの保険 4選
社会保険や生命保険には、さまざまな種類があります。内容を理解しても、どれに加入したらいいかが分からない方もいるかもしれません。
最後に、一人親方におすすめな保険を4つご紹介します。保険の内容だけでなく、用意すべき補償額についても触れていきますので、加入を検討される際はこちらを参考にしてください。
生命保険
万が一の事態に遭遇し、家族の生活を支えるためにも必要なのが、生命保険です。一人親方の場合、企業の社長と同じ扱いになるため、特別な保険に加入できます。加入の際は、企業の社長用商品を活用しましょう。
社長用の生命保険に加入する際は、会社のお金を使って加入するため、経費計上できます。
仕事がうまくいき、利益が増えても数千万円分の生命保険に加入していれば、その保険料が経費として認められる分、節税できるのです。
なお、保険金の目安ですが、最低でも3,000万円はもらえるようにしておきましょう。家族の人数やこれから教育費がかかる子どもがいる場合は、より必要な額を上乗せしてください。あまりにも少ないと、万が一のときにお金をもらえても意味がない状態になるケースもあるため、ご注意ください。
医療保険
医療保険も生命保険同様、法人用の医療保険があります。保険料を経費計上できるだけでなく、従業員もカバーできる商品もあるため、自分がほしい保証を用意している保険に加入しましょう。
医療保険にはさまざまな保障があります。医療給付だけでなく、以下のような特約も手厚くしておきましょう。
- がんや生活習慣病にかかったときに給付金がもらえる特約
- 障害などで就労不可能になったときに生活費を補填してくれる特約
医療保険を検討する際は、治療中の保障だけでなくその後もきちんとカバーしてくれるようなものを選んでください。
工事保険
工事保険は、現場で物を壊したり他人にケガをさせたりしたときの賠償金を、補填してくれる保険です。工事現場で発生する賠償金は、どうしても大きくなりがちです。
工事保険に加入しておけば、現場でトラブルに遭遇しても保険で対応できます。現場により工事保険に加入していることを入るための条件にしているところもあるため、事前に加入しておきましょう。
労災特別加入
こちらは社会保険です。通常、一人親方は個人事業主のため労災保険には加入できません。
しかし、ほかの労働者と変わらない働き方をしているため、特別加入が認められているのです。労災保険に関する章でも取り上げましたが、一人親方労災保険は現場に入るための条件でもあります。必ず加入しておきましょう。
一人親方が労災保険に加入するには、専用の労働組合に所属する必要があります。手続きは最短でも翌日までかかるため、加入する必要があるときはできるだけ早めに手続きしましょう。
おすすめの労災保険は「一人親方労災保険組合」
引用元:一般社団法人一人親方労災保険組合
一人親方向けの労災保険で一番おすすめなのは、一人親方労災保険組合の労災保険です。主な特徴は、以下の通りです。
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【まとめ】一人親方は自分にあった保険選びをしよう
一人親方は、個人事業主であるため、さまざまなリスクに自分で対応しなくてはなりません。思わぬトラブルに適切な対応を取るには、社会保険・民間保険の両方をうまく使い分ける必要があります。
特に民間保険は、商品ごとに特徴が異なるうえにさまざまな商品が販売されているため、自分にあったものを選ばなくてはなりません。
手厚い保障を用意するには、保険商品と自分の相性を見極めることも大切です。
保険選びの際は、自分にはどんな保障が必要かをよく考えるところから始めましょう。
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