インバートとは?必要性や工事の作業工程をわかりやすく解説

インバートとは

「インバートって具体的になに?」
「インバートはなぜ必要なのか知りたい」

このような方に向けて今回は、インバートについて・インバートの必要性・インバート工事の作業工程について紹介します。インバートをいまいち理解していない方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

インバートとは

インバートには「転回させる」「逆にする」といった意味合いがあります。建設用語では、アーチ状のものをひっくり返したような形状のもののことを言います。具体的には、マンホールの中の底部に作られている、半円形の溝のことです。マンホールがあることで、悪臭や硫化水素などの発生を防いでくれます。

インバートを切るとは

インバートを切るとは、溝を掘る工程のことを言います。また、配管の断面と同じように形を形成することでもあります。汚物などにより管が詰まるのを避け、汚水が流れやすくなるよう、升底に管の半分が食い込んでいるように彫り込まれていることです。

またインバートを行う目的としては、配管の詰まりを防止するためです。ほかにも汚水桝の掃除や点検がしやすくなる、といったメリットもあります。

インバートの必要性

はじめに理解しておくこととして、インバートとはマンホールの底部に作られている半円形をした溝のことです。生活排水などの通り道となっており、スムーズに流してくれる役割があります。

インバートの必要性について疑問に感じる方もいるかもしれません。結論から言うと、インバートがなくても水は流れます。しかし、その場合は水がスムーズに流れません。インバートがないと、マンホールの上に汚泥などが溜まりやすく、悪臭や詰まりの原因になってしまいます。悪臭や詰まりを防ぐためにも、インバートは重要です。

インバート工事の作業工程

インバート工事の作業工程は、下記の通りです。

  • 清掃と修繕
  • 左官作業
  • 仕上作業

それぞれ詳しく紹介します。

清掃と修繕

まずは、マンホールの中の汚泥を吸引し除去して内部を洗浄していく必要があります。また、内側に出ている管口は切断して、水が漏れている箇所があれば止水して管口を広げ、修繕していく必要があるでしょう。排水管は日常的に使用されるため、異物や汚れが溜まりやすいです。

マンホール内の清掃と修繕は、マンホールの機能を保つのに必要不可欠な作業と言えます。

左官作業

つぎに、きれいになったマンホールの中にコンクリートを打って、インバートを形成していく必要があります。この時に流水がある場合は、プラグを排水しながら作業を行うようにしましょう。

インバートの荒打ちを生コンなどで形成して硬化した後、下記で紹介する仕上げ作業に取りかかります。空間の狭いマンホールの中でコンクリートを形成するのは、大変な作業です。

仕上作業

コンクリートの硬化を確認したら、欠けやひび割れがないかをしっかりと確認し、プラグを撤去したら完成です。優秀な職人が作るインバートはきれいで、水がスムーズに流れます。マンホールの汚泥の蓄積に悩んでいる場合は、インバート工事を行うのが良いでしょう。

また近年では、軽量で扱いやすい塩ビ枡が普及するようになりました。そのため、汚水桝にモルタルなどでインバートを切るといったことは減少しつつあります。

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【まとめ】インバートは人々の生活を支える大切な役割を持っている!

インバートとはマンホールの中の底部に作られている半円形の溝のことです。建設用語では、アーチ状のものをひっくり返したような形状のもののことでもあります。

ほかにもインバートは、生活排水や雨水などの通り道となっており、スムーズに流してくれます。インバートは、人々の生活を支える大切な役割を持っています。これからインバート工事を行おうと考えている場合は、優秀な職人がいる業者に頼むようにしましょう。

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