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資金繰りで困ったときに便利なのがファクタリングサービスです。建設業界はとくに資金繰りが難しい業種と言われています。中には、
- ファクタリングについて詳しく知りたい
- ファクタリング会社がたくさんあってどれを選べばいいか分からない
- ファクタリングを利用する際の注意点を知りたい
など疑問や不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はファクタリングを利用する際の注意点や建設業でおすすめのファクタリング会社について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【建設業向け】ファクタリングとは?
ファクタリングは、企業が保有する売掛債権を第三者(ファクタリング会社)に売却することで、売掛金を即金化する資金調達手段です。
いろいろな業界や業種でも活用可能な資金調達の方法ですが、特に建設業界では利用度が高いと言えます。
建設業の資金調達方法と言えば、銀行からの融資が一般的です。
しかし、建設業は工事の受注から入金までの時間が長いことから、資金が足りなくなる場面が多くあるでしょう。
そこで、最近は、短期間に資金調達できる「ファクタリング」が注目されています。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類が存在するため、それぞれ解説します。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、利用者(自社)とファクタリング会社が直接取引をする方法です。
売掛先から了承を得る必要がないため、売掛先に知られずに利用できます。ファクタリングは合法であり、悪いことではありません。
しかし、信用が大切な企業間のやりとりの中でこの事実が知られてしまうと「資金繰りが危ない?」という疑念に繋がってしまう可能性があります。
そのため3社間ファクタリングに比べてやや手数料がかかりますが、取引先に知られたくないという場合は2社間ファクタリングがおすすめです。
また、売掛先の会社にファクタリングを利用したことを通知する必要がないため、スピーディに資金を集められることもメリットです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、利用者(自社)・ファクタリング会社・売掛先との3社間で取引する方法です。
ファクタリング会社にとっては売掛金が未回収になるリスクは少ないため、手数料が安いことがメリットです。
また、売掛金は売掛先からファクタリング会社へ直接支払われるので、自社の手間は少なく済みます。
しかし、利用するには3社間での合意が必要となるため、資金調達までには時間がかかります。
ファクタリング利用については、売掛先へ承諾を得ないといけないため、売掛先に知られてしまう点にも注意しましょう。
【建設業向け】ファクタリング会社を選ぶときのポイント
建設業向けのファクタリング会社を選ぶ際に、重要なポイントがいくつかあります。ここでは、建設業向けのファクタリング会社を選ぶ時のポイントを7つ紹介します。
ファクタリング会社の評判や実績
まず、信頼できる会社かどうかを見極めましょう。
口コミや評判を確認したり、ホームページで企業情報を調べたり、身近な人からの紹介を受けることも有効です。
ファクタリングは銀行融資とは異なり、比較的新しい手法です。金融機関のように登録等が不要なので参入障壁がなく、中には悪徳業者も存在しています。
事前に見積りをとって他社と比較検討するなどして、悪徳業者に騙されないよう注意しましょう。
自らが信頼できると感じる業者を選ぶことが重要です。
お金が手に入るスピード
次は、資金調達までのスピードです。
ファクタリングの主な目的は、売掛債権を早めに現金化することです。
通常の支払いサイクルである2〜3ヶ月を待つ余裕がない場合は、数週間で現金化できるかどうかが重要です。
ただし、急いで現金を手に入れる必要がない場合は、スピードを最優先する必要はありません。
スピードを求めると手数料が高くなる傾向があるため、ファクタリングを利用する目的を考え、それに合ったファクタリング会社を調査しましょう。
手数料の違い
ファクタリングは利用する際に、手数料がかかります。
取引金額が大きくなると手数料も高額になるため、なるべく低い手数料で利用できるところを選ぶのがよいでしょう。
また、できるだけ低い手数料でファクタリングを利用したい場合でも、自社の状況や必要条件を考慮してファクタリング会社を選ぶことが大切です。
例えば、数週間で現金化できれば問題ない場合、即日融資が可能なファクタリング会社である必要はありません。
自社の状況や必要な条件を把握し、それに合ったファクタリング会社を選ぶことで、より適切な選択ができるでしょう。
買取限度額の高さ
ファクタリング会社の多くは、買取限度額を設定しています。
ファクタリング会社にも大小様々あり、限度額の高いファクタリング会社では、数億円規模の買い取りも可能です。
しかし、その場合には手数料が高額になったり、中小企業では取引が難しかったりすることもあります。
逆に、限度額の低いファクタリング会社では、建設業のような高額の売掛金をまるごとカバーできないことがあります。
こうした事態を避けるために、事前に買い取り限度額を確認しておく必要があります。
2社間ファクタリングで利用できるか
建設業のファクタリング利用では、2社間ファクタリングの利用がおすすめです。
ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類が存在します。
2社間ファクタリングは、利用者(自社)とファクタリング会社で取引を行うため、売掛先にファクタリングの利用が知られることはありません。
一方で、3社間ファクタリングの場合は、売掛先にファクタリングを利用していることが、知られてしまいます。
特に建設業は、多くの下請けを抱えているため、資金繰りの悪化が売掛先に知られれば、他の下請けに切り替えられる可能性もあります。
元請けとの契約が失われるリスクを考えると、手数料は少し高くなるかもしれませんが、2社間ファクタリングを選択することがおすすめです。
注文書のファクタリングに対応しているか
注文書ファクタリングは、注文書を売却して資金調達します。
一般的なファクタリングでは、請求書を利用しますが、請求書が発行されるまでには時間がかかります。
一方で、ファクタリングの処理を迅速化している注文書ファクタリングは、素早い資金調達ができるようになっていきます。
注文書ファクタリングは、一般的な方法よりも利用しやすくなっている業者もあり、多くの人々に重宝されています。
建設業特化で審査に通りやすいか
建築業でファクタリング会社を選ぶ際には、審査が通りやすいかを考慮しましょう。
建築業界では支払いのタイミングや工事の期間が長く、入金が遅れることがよくあります。
そのため、ファクタリング会社はリスクを抑えるために審査を厳しくする傾向があります。
建築業の特性を理解した、特化型ファクタリング会社を選ぶと安心です。
建設業のファクタリング会社8選【個人事業主向け】
ファクタリングは、建設業の資金調達の有力な手段です。しかし、どの会社を選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。
そこで、個人事業主向け建設業のファクタリング会社を8社ご紹介します。
- QuQuMo(ククモ)
- labol(ラボル)
- No.1ファクタリング
- MSFJ
- 日本中小企業金融サポート機構
- ペイトナーファクタリング
- けんせつくん
- いーばんく
それぞれに特徴があるため、メリット・デメリットを確認して、ファクタリング会社選びの参考にしてください。
QuQuMo(ククモ)
QuQuMoは取引先に利用が知られない2社間ファクタリングのサービスです。株式会社アクティブサポートが提供しています。
必要書類が少なく、完全オンラインで手軽に利用できるのが特徴です。最短2時間で資金化でき、面談は不要。通帳と買取請求書があれば利用できます。また、事務手数料はかからず、手数料は最低1%~から利用できます。
labol(ラボル)
引用元:labol(ラボル)
labol(ラボル)は、フリーランス・個人事業主向けに特化したファクタリング会社です。ラボルの親会社である株式会社セレスは、東証プライムに上場しているので、高い信頼性があります。
開業届を提出していないフリーランスでも利用できるのが特徴です。独立開業すべきか迷っている一人親方・個人事業主でも、安心して頼れます。
ファクタリングの利用はWeb上で完結するので、煩雑な書類提出は必要ありません。最短60分で入金も魅力です。
No.1ファクタリング
建設業特化型ファクタリングなら株式会社No.1もおすすめです。建設業特化型のサービスがあり、50~5,000万円までの資金調達に、最短即日で対応してくれます。
Web申し込みだけでなく、電話での申し込みも可能なので、緊急で資金が必要なときに頼れます。ファクタリングの他社からの乗り換えにも対応しており、リピート率も高いのが特徴です。
MSFJ
引用元:MSFJ
MSFJも、一人親方・個人事業主でも利用できる、おすすめのファクタリング会社です。電話やWebで申し込め、最短即日で売掛債権を買い取ってもらいます。
MSFJは、建設業向けの斡旋サービスやコンサルティングをメインに展開しており、建設業特有の資金繰りの難しさを熟知しているので、建設業従事者は特に頼れるでしょう。
資金繰り以外にも、工事の請負や斡旋の悩みがある人は、ファクタリングだけでなくコンサルティングサービスの利用も検討してください。
日本中小企業金融サポート機構
一般社団法人日本中小企業金融サポート機構の最大の特徴は手数料1.5%という圧倒的な安さです。
通常の会社ではなく、非営利団体の一般社団法人の運営のため、業界最低水準の手数料となっています。一般社団法人日本中小企業金融サポート機構は売掛先の信用度を重要視しているため、個人事業主でも利用できます。
その他にもオンライン契約も可能となっており、無駄な書類が省かれているなど、忙しい経営者の方には嬉しいサービスとなっています。入金スピードは最短3時間、買い取り可能額も無制限と幅広く活用が可能なサービスです。
ペイトナーファクタリング
引用元:ペイトナーファクタリング
ペイトナーファクタリングサービス利用料一律10%となっており、その他の費用はかからないため、シンプルな料金設定が使いやすいファクタリングサービスです。
また、会員登録するだけで、すぐに利用を始められるのでお手軽にファクタリングを利用できます。入金までのスピードが最短10分という速さも特徴です。
けんせつくん
引用元:けんせつくん
けんせつくんは名前から分かる通り建設業に特化したファクタリング会社です。かなり高い口コミ評価を誇り、安心して利用できます。
建設業界に特化していることもあり、買い取り限度額が無制限となっているのは評価ポイントです。
手数料は最低5%~で個人事業主や法人の規模は問われず、建設業であれば誰でも利用可能です。入金のスピードは最短2時間と非常にスピーディーな対応も可能です。
いーばんく
引用元:いーばんく
いーばんくは、株式会社アクシアプラスが運営するファクタリングサービスです。スピードプラン、ノーマルプラン、リーズナブルプランの、審査スピードと手数料の異なる3つがあり、自社の状況によって使い分けられます。
LINEで問い合わせられる機能があるので、ファクタリングの利用に不安や疑問がある場合にも、簡単に質問できます。
審査通過率は90%以上と高めなので、他のファクタリング会社の審査は通過できなくても、いーばんくでは審査通過を期待できるでしょう。
建設業のファクタリング会社7選【法人向け】
ここでは法人の建設業に向けたファクタリングサービスをご紹介しましょう。主に以下の4社をピックアップしてご紹介します。
- ビートレーディング
- JPSファクタリングサービス
- トップ・マネジメント
- えんナビ
- アクセルファクター
- ベストファクター
- PMG(ピーエムジー)
- 土建くん
それぞれに特徴がありますので、メリット・デメリットを認識した上で自社に合うファクタリング会社を見つけてください。
ビートレーディング
引用元:ビートレーディング
ビートレーディングは累計買い取り額1,300億円を超える実績豊富なファクタリングサービスです。最短2時間での入金が可能で、利用可能額の下限も上限もありません。
売掛先からの入金が確認できる通帳コピーと契約書や請求書など売掛債権に関わる書類を提出するだけで利用でき、さらにLINEで24時間受付しているため、手続きがしやすいのも特徴です。
JPSファクタリングサービス
引用元:ファクタリングのJPS
JPSは最短即日支払いが可能なファクタリングサービスです。また、他のファクタリングサービス利用中でも使うことができます。
オンライン等での契約も可能ですが、全国無料出張サービスがあり、出張サービスを利用する際の交通費が無料なのも大きな魅力です。交通費をかけずに対面での相談や契約が可能になっています。
手数料は2社間契約で5~10%、3社間契約で2~8%となっています。その他手数料は無料です。
トップ・マネジメント
引用元:トップ・マネジメント
トップ・マネジメントの最大の特徴は累計実績の豊富さとスピーディーな入金です。累計実績は45,000件以上とトップレベルの実績を持ち、多くのユーザーから信頼を得ているファクタリング会社です。
また入金スピードは最短3時間と類を見ないスピードを兼ね備えています。過去の実績から得た知見で、スムーズな審査を実現しています。
資材購入や人件費など、即日入金がどうしても必要な際でもスピーディーな審査で危機を乗り越えられます。
えんナビ
引用元:えんナビ
えんナビは土日祝日も24時間利用可能です。公式サイトには、建設業者の口コミも記載されていて、実際の利用した口コミが確認できます。
利用金額は50~5000万円までとなっており、赤字決算でも問題なく利用できるのが嬉しいポイントです。
アクセルファクター
引用元:アクセルファクター
アクセルファクターは安心して利用可能なファクタリングサービスNo1に選ばれている、信頼できるファクタリングサービスですファクタリングの審査は決して簡単とは言えませんが、一過的な赤字などで一発ではじかれることは少なく、全体を見て審査して貰えます。
審査通過率は90%を超えています。ただスピードは最短即日と、先の3社と比較するとやや時間が必要な傾向がありますが、それでも最短即日です。とにかく信頼できるファクタリングサービスを使いたい人におすすめです。
ベストファクター
引用元:ベストファクター
次にご紹介するのはベストファクターです。ベストファクターは建設業や土木業の実績が豊富なファクタリング会社です。業界に特化していることもあり、売掛金の支払いサイトなど業界への深い知識を持っており、ユーザーに寄り添うファクタリング会社です。
買い取り率は90%を超えており、審査が通りやすい傾向にあります。その上最低手数料は2%と業界でも低水準の手数料です。一時的に赤字になっているなど自信がない方はベストファクターに申し込んでみるのもいいかもしれません。
PMG(ピーエムジー)
引用元:PMG(ピーエムジー)
PMGはファクタリングサービスだけでなく、補助金・助成金サポートや資金調達支援も行っています。そのため、企業の資金繰り全体の改善を支援してくれます。公式サイトでは、建設業での利用実績も多く紹介しています。
ファクタリングの利用だけでなく、中長期的な資金繰りの改善を行いたい場合や、事業を拡大したい場合、補助金についてもサポートとしてほしい場合におすすめです。
土建くん
引用元:ワイズコーポレーション
次にご紹介するのは株式会社ワイズコーポレーションが運営する建設業に特化したファクタリングサービス、土建くんです。サービス最大の特徴は、最短60分での入金です。
2~3時間での即日入金もある中、60分での入金は類を見無いスピードです。またオンライン取引をメインとしているため、場所問わず全国どこからでも申し込みできます。
手数料は最低3%~です。ただ買い取り可能額が最大3,000万円と大規模の工事の場合は限度額を越える可能性もあります。事前に確認しておきましょう。
建設業で陥る資金繰りの課題
建設業は、資金繰りが特に難しく、改善が難しいと言われる業種です。そこで、建設業で陥る資金繰りの課題を解説します。
資金難に陥らないためにも、資金繰りを悪化させている要因を理解していきましょう。
長期プロジェクトで苦しくなる
建設業の資金繰りの特徴の1つは、工期が長いことです。
売上が一定期間に集中することがあり、その結果、他の期間には収入が途絶えることがあります。こうした状況に陥ると、中小の建設業者や個人事業主などの資金繰りが苦しくなる場合があります。
また、工事を受注してから入金されるまでの期間は、平均3ヶ月半で、場合によっては半年以上かかることもあります。その間一切入金がないと資金繰りが悪化してしまい、最悪倒産してしまう可能性も考えられます。
入金を早めたり先行出費の支払いを遅らせることで、資金繰りを改善するようにしましょう。
材料費や人件費などの先行費用を加味していない
建設業では、多くの前払いが必要です。具体的には、工事資材の事前購入や人件費の支払いです。
これらの前払いに必要な現金が不足すると、工事の受注や従業員の雇用に深刻な影響が出てしまいます。
また、材料費は年々かなり高騰しており、建設業にさらなる悪影響を及ぼしています。
そのため、計画段階から正確な資金計画を立て、必要なキャッシュ・フローを確保しておくことが大切です。
建設業においては、ファクタリングや銀行ローン、政府補助金など、多様な資金調達ルートを理解し、検討することが求められます。
キャッシュフローが悪い
建設業では、支払いが先行していても工事代金がすぐに回収できるわけではありません。入金されるのは、工事完了後であることが一般的です。
工事完了後、取引先の検収が終わった1ヶ月後〜2ヶ月後に入金されるまで利益は出ません。
一方で、工事に必要な材料費や人件費は、前払いです。
そのため、大型の案件になればなるほど、前払いしなければならない材料費や人件費の負担が増えます。
利益が見込まれていても、前払い経費の負担が大きすぎて資金が足りなくなり、キャッシュフローが破綻することがあります。
支払いトラブルの発生
建設業では、たびたび支払いトラブルが起こります。事例としては以下のようなことが挙げられます。
- 追加工事に対する見積書や契約書を交わしていなかった
- 契約時に作業範囲を明確にしなかった
工事代金が未払いになると、資金が足りなくなったり、経営が厳しくなったりすることがあります。
工事代金の支払いトラブルを防ぐためには、契約書を作成する際にさまざまな可能性を考慮することが重要です。
細かい点までよく打ち合わせをして、お互いに納得できる見積書や契約書を作りましょう。
建設業でファクタリングを使う6つのメリット
ここでは建設業においてファクタリングを使うメリットを6つご紹介します。
主なメリットは以下の6つです。
- 多額の前金を用意できる
- 審査に通りやすく、銀行よりも借り入れしやすい
- 売掛金を使って資金繰りができる
- 負債が増えない
- 元請けが倒産しても資金を確保できる
- 赤字でも利用できる
それぞれについて詳しく紹介していきます。
多額の前金を用意できる
ファクタリングでは、多額の前金を用意できます。
一般的に建設業界では、自社だけで工事が完結することはかなり稀です。他社から仕事を受注し、他社に発注する場合もよくあります。
建設業界の工事は規模も大きく、一つ一つの工事に多大な費用が発生するため、資金力に乏しい中小・零細企業では資金繰りが苦しくなることもしばしばあります。また大きい規模の案件をうけたかったとしても、前金が足りなくなることもあります。
そんな時にファクタリングを使って資金調達を行えば、仕事を受けやすくなります。
審査に通りやすく、銀行よりも借り入れしやすい
建設業界では請求から実際の支払いまでにある程度の期間が必要な場合が多いです。そのため大きな金額が動く建設業界では、その支払い期間中に資金繰りに困る事も少なくありません。
その点、ファクタリングは、最短即日の入金も可能ですし、銀行などの金融機関と比較しても審査のハードルが低いため、利用しやすいのが特徴です。
売掛金を使って資金繰りができる
取引の支払い期日から実際に売上金額が振り込まれる期日までの期間は2~3ヶ月程度と他業界と比較しても長めの設定です。そのため、その間に資金繰りが悪化してしまうケースもあります。
そこでファクタリングによって売掛金を使えば資金を早めに資金を調達することができるのです。
負債が増えない
ファクタリングで調達した資金は会計上では負債に計上されません。資産の部の売掛金が減少するだけです。借金などをして借り入れを行うわけではなく、あくまで売掛負債を担保にしお金を調達するという手法なため、会計上の負債は増える心配は不要です。
ただし繰り返しファクタリングを利用していることが明らかになれば、財務状況の悪化を疑われることもあるので注意しましょう。
元請けが倒産しても資金を確保できる
ファクタリングでは元請けから受け取った売掛金を担保として資金を調達しています。そして一般的なファクタリングの契約では、元請けが倒産した場合でも、調達済みの資金を返還する必要はありません。
逆にファクタリングを使用していない状況で元請けが倒産した場合、その売掛金の支払いを受けることができません。これは連鎖倒産のリスクもあるため、ファクタリングを使用しているとこのような状態を回避できるというメリットもあります。
赤字でも利用できる
通常の借り入れの場合、経営状態の確認などの審査が行われます。その際に赤字だと審査に影響がある場合も。ファクタリングであれば、自社の業績がたとえどうであろうと関係ありません。
ファクタリングでは自社の売掛金を担保として資金調達ができるため、基本的に経営状態などは重視されません。より重視されるのは売掛先の経営状態です。
建設業でファクタリング会社を利用するときの注意点
建設業の方がファクタリングサービスを利用する際に気を付ける注意点は以下の通りです。
- 売掛先の業績が悪いと資金調達できない
- 譲渡不可の売掛債権は使えない
- 売掛先にファクタリングの事実を知られる
ファクタリングは資金調達の手段として有効であり、特に建設業のように売掛金が支払われるまでに時間がかかる業種に適しています。前向きに検討する中で以下の注意点をしっかりと把握しましょう。
売掛先の業績を確認する
建設業がファクタリングサービスを利用する際の注意するポイントとして、売掛先の業績が悪いと資金調達ができないということが挙げられます。そもそもファクタリングサービスを利用できるかを確認するために売掛先の業績を確認しましょう。
ファクタリングサービスの審査は自社ではなく売掛先がメインになることがほとんどです。事前の確認をすることで実際にファクタリングサービスを使用する際に滞りなく使用することができます。
譲渡できない売掛債権は使えない
建設業がファクタリングサービスを使用するうえでの注意点として、譲渡不可の売掛債権は使用できないということも挙げられます。
売掛債権の中には譲渡可、譲渡不可、いずれかの条項が含まれています。ファクタリングサービスを使用する際には他社に売掛債権を譲渡することになりますので注意しましょう。
売掛金以上の金額は借りられない
建設業者がファクタリングサービスを利用する際の注意点の一つに、売掛金以上の金額は借り入れできないということも挙げられます。
売掛を担保にする以上、それ以上の金額を借り入れすることはできません。売掛金以上の金額を必要としている場合は、銀行など金融機関の融資の活用を検討しましょう。
3社間の場合はファクタリングの利用が知られる
冒頭でも紹介しましたが、3社間ファクタリングを利用する際には、事前の信用調査が必要なため売掛先にファクタリングサービスを利用することが知られてしまいます。
ファクタリングサービスを利用すること自体は悪い事ではありませんが、企業間の取引の中で信用上の懸念がでる可能性も大いにあります。3社間ファクタリングサービスを使用する際には、慎重に検討しましょう。
悪徳業者に気をつける
建設業でファクタリングサービスを使用する際には悪徳業者に注意を払いましょう。ファクタリングサービスを扱う企業の中では悪徳な営業を行っていることも少なくありません。
銀行などの融資に比べて、法制度が整っていない業者なため、より悪徳業者が集まってしまいます。各企業の実績や口コミを参考にし、それぞれのサービスを見極め、自社に合うサービスを見つけましょう。
ファクタリングを申し込むときの手順
ここではファクタリングサービスを使用する際の流れをご紹介します。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングでは流れが変わりますので注意しましょう。主な流れは以下の通りです。
- 事前相談
- 申し込み
- 書類の提出
- 審査
- 契約
まずはファクタリングサービスがどのようなサービスなのかの説明を受け、ユーザー側に理解をしてもらう必要があります。
その上で申し込みをし、審査に必要な書類を提出します。そこから審査が始まり、実際に契約に移るという流れになります。
2社間と3社間での流れの違い
ここでは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの流れの違いを明確にしましょう。3社間ファクタリングと2社間ファクタリングでの一番大きな違いは、売掛先が契約に含まれるか否かです。
この違いによって全体の流れが少々変動します。2社間ファクタリングでは、ファクタリング会社から売掛先への打診があるため、ファクタリングサービスを利用する旨は売掛先に知られてしまいます。
実際に、本来の売掛期日にファクタリングサービスに費用を支払って貰う必要があるため、事務手続きが煩雑になりますので注意しましょう。
建設業における資金繰りや融資をうけるコツ
建設業における資金繰りのコツは
- 入出金管理をしっかりと行う
- 赤字受注しない
といったことがあげられます。
また、融資をうけるには以下の4つの方法があります。
- 銀行
- 信用金庫・信用組合
- 信用保証協会
- 日本政策金融公庫
それぞれについては以下の記事で、詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
建設業の資金繰りのコツは?資金調達・融資の受け方などを徹底解説!
建設業で融資を受けるには?運転資金用の融資を受ける方法や準備を徹底解説!
【まとめ】建設業ではうまくファクタリング会社を利用して資金繰りをしよう
本記事では建設業者さま向けにファクタリングサービスの利用について、そもそもファクタリングとは何か、ファクタリングサービス使用のメリット、おすすめファクタリング企業とその選び方をご紹介しました。
そもそもファクタリングとは、企業の売上債権(売掛金や受取手形)を総合的に管理するサービスです。そして売掛債権を担保にし、資金調達をする行為です。ファクタリング会社に介入してもらうことで、売掛債権を担保としてお金を受け取れます。
ファクタリングの中でも2種類のファクタリングがあるので、それぞれ中身や流れを理解しましょう。メリット・デメリットはありますが、内容をしっかり理解することでファクタリングサービスを有効活用できます。
建設業の資金繰りのコツや資金調達・融資の受け方についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
建設業の資金繰りのコツは?資金調達・融資の受け方などを徹底解説!
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