塗装屋にロゴは必要?ロゴの重要性や作るコツもご紹介

塗装屋を営んでいる経営者の中には、他社との差別化ができず集客に苦労しているという方もいるのではないでしょうか。これは、塗装屋自身がブランドイメージを持っていないことが原因であることも少なくありません。
企業のブランドイメージを形成するにはロゴの作成が不可欠です。ロゴは企業の特徴を表現し、顧客に強い印象を与えて認知度を高める効果があります。そのため、塗装屋のような小さなビジネスでも、ロゴマークを作るべきです。
この記事では、塗装屋でもロゴを作った方がよい理由と具体的なロゴの作り方を詳しく説明します。

塗装屋はロゴをつくるべき?

ロゴは企業イメージの基盤となり、ブランディング戦略を確立する上で非常に重要な役割を果たします。たとえば、個性的なロゴデザインで他社との差別化をはかり、ブランドの魅力を高めることやメッセージを伝えることが可能です。
また、企業にとってロゴは顔になるため、何の事業を行っているのか一目でわかるロゴであれば、自社をイメージしてもらいやすくなります。特に、地域密着型の塗装屋であれば、ロゴを露出することで地域の認知度を高め、顧客からの信頼や親近感が増します。
このように、ロゴを作ると企業が伝えたいことが顧客の印象に残り、企業価値をあげることにもつながるのです。

塗装屋向けロゴの作り方

ロゴを作る方法には主に2つあります。ひとつは、外部のデザイナーやクリエイターに依頼して制作してもらう方法で、もうひとつは自分でデザインする方法です。
どちらの方法を選ぶかは予算や制作期間、デザインの知識やアイデアの有無などによって異なります。
それぞれのメリット・デメリットも考慮して、自社にあった作成方法の参考にしてください。

外注する

デザイナーやクリエイターはデザインに関する技術や知識が豊富なため、クライアントの要望を理解し、要望に沿ったロゴデザインを作成してくれます。また、デザインのトレンドにも詳しく、それらを踏まえてデザイン案を提案してくれるため、外注することでクオリティの高いロゴが作成可能です。
一方で、自分自身でイメージを持っているものの、うまく伝わらず自分がイメージしていたものとは異なるロゴが提案される可能性があります。
このように、デザインのクオリティや期待通りの仕事をしてくれるかどうかは、依頼するデザイナーの能力次第のため、信頼できるデザイナー選びが必要です。

自分で作る

なんとなくでもロゴのイメージができているのであれば、無料で使えるデザインツールなどを使って自分で作ることもできます。ロゴ制作にかかる費用を抑えられるのは大きな魅力です。一般的な制作費用の相場は、どこまで依頼するかによりますが、ロゴ制作のみであれば3〜10万円、ブランディングまで依頼すれば20万円程度かかることもあります。
また、自分で作成するため、アイデアや発想を反映させやすく、納得がいくまで何度でも修正ができることもメリットです。一方で、デザインのセンスや技術力によっては、完成したロゴの品質が低くなる可能性があります。さらに、自分で作成する場合は自由にアイデアを出せますが、悩みすぎて完成に時間がかかってしまうことも少なくありません。そのため、期日を決めて作成するとよいでしょう。

塗装屋のロゴを外注するときのコツ3選

ロゴの作成を外注するときは、どのようなデザイナーに依頼するかがとても重要です。信頼できるデザイナーに依頼しないとクオリティが低いことや、イメージどおりではない可能性があります。
ここでは、塗装屋のロゴを外注するときのコツを3つ紹介するので、安心できるデザイナー選びの参考にしてください。

➀ポートフォリオを確認する

依頼するデザイナーのポートフォリオを確認し、ロゴ制作の実績やデザインセンスがあるかなども重要です。塗装屋や似たような業界のロゴ制作経験があるデザイナーは、自社に対してより適切なデザイン提案を行える可能性が高いと言えます。
そのデザイナーが得意としている分野や、過去に制作したロゴデザインのスタイルを確認し、自社のイメージやコンセプトに合うかどうかを判断しましょう。このように、依頼するデザイナーが自分のイメージにあったロゴを作成できるかどうかは重要なポイントです。

②コミュニケーションが取りやすい相手を選ぶ

ロゴ制作はイメージを形にする作業であるため、依頼者とデザイナーとのコミュニケーションが非常に重要です。コミュニケーションがスムーズに行われない場合、思い通りのロゴが完成しないことがあります。
イメージやコンセプトを共有し、お互いの意見を聞きながら進めていくことで、こちらの要望や希望がデザイナーに正確に伝わり、思いどおりのロゴを制作することが可能です。そのためにも、納期や進捗状況などのコミュニケーションが取りやすいデザイナーを選ぶ必要があります。

③ロゴのイメージを大体決めておく

ロゴをデザイナーに依頼する場合は、事前に自社のブランディング方針やコンセプト、イメージなどをできるだけ明確にしておくことが重要です。イメージが固まっていないと、結果的にロゴのイメージやデザインが自社のイメージやコンセプトと異なるものになってしまう可能性があります。
もし、イメージが固まっていない場合は、参考になる他社のロゴを提示してデザイナーとの打ち合わせをするとよいでしょう。納得のいくロゴにするために、事前にイメージを固めておくことでデザイナーもスムーズに作業がしやすくなります。

塗装屋のロゴを自分で作るときのコツ3選

自分でロゴを作成することで自分自身が考えたデザインが実際に形になり、そのデザインが使われることでより愛着を持つことができます。そのため、自分でデザインしたいというケースも少なくありません。
次に、自分で作るときの3つのコツを紹介します。

➀ロゴに意味をもたせる

ロゴの作成は見た目のインパクトも重要ですが、ロゴの意味を明確にすることもポイントです。デザイナーが作成しやすいことはもちろん、営業活動でロゴに込められた意味を聞かれることもあるでしょう。
そのため、自社のブランディングやターゲット層に合わせて、どのような印象を与えたいのか、どのようなメッセージを伝えたいのかを明確にする必要があります。自社にあわせて次のようなことを考えてみましょう。

  • どのようなイメージを持って欲しいか
  • 未来のビジョン
  • 自社のコンセプト
  • 取り込みたい顧客層
  • 企業としてのメッセージ

ロゴに意味を持たせることで、ロゴに対する思いが強くなります。

②色を決める

色はブランドイメージの構築や、顧客に与える印象を大きく左右します。そのため、ロゴを作成するにあたって、イメージカラーは非常に重要です。
ただし、カラー選定においては、業種やターゲット層に合った色にしなければイメージダウンにつながりかねません。

イメージ
情熱的、積極的、エネルギー
活動的、希望、元気
オレンジ 活力、暖かさ、明るさ
リラックス、安らぎ、新鮮
信頼感、謙虚、爽快感

また、カラーはロゴの他にも、ホームページやパンフレットなどの広告媒体にも使用されることが多いので、イメージカラーの選定には注意が必要です

③フォントを決める

フォントやカラーの選定もロゴデザインにおいて重要なポイントです。フォントは文字の形状やデザインを決定するため、ロゴのイメージを大きく左右することがあります。選ぶフォントによっては、シンプルでクリーンな印象や、力強く迫力のある印象、可愛らしさや柔らかいイメージなど、さまざまなイメージを表現することが可能です。
また、フォントの太さや傾きを変えることで、より多彩な表現ができます。ただし、フォントには、商用利用が認められていないものもあるため確認が必要です。自社のブランディングに合ったフォントを選び、一貫性のあるデザインに仕上げましょう。

塗装屋はロゴを作ってブランディングしよう

塗装業界でも他社と差別化するためにはブランディングが重要です。ロゴはそのための第一歩となるでしょう。ロゴの作成を外注する場合は、事前にイメージを固めておき、デザイナーのポートフォリオを確認した上で、安心できるデザイナーに依頼することが重要です。
一方、自分で作る場合はロゴに意味を込めることと、色やフォント選びがイメージを左右することに注意して作成しなければなりません。塗装屋にとって、ロゴを作ることはブランディングにつながり、顧客獲得にもつながる重要な一手と言えます。
この記事を参考にして、あなたの塗装屋のブランディングを成功させるために、ロゴの作成に取り組んでみてください。