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工事指示書とは、工事の作業手順や内容が書かれている書類です。
- 工事指示書とは?
- 工事指示書には何を書くの?
- 工事指示書の書き方は?
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は工事指示書について詳しく紹介していきます。また、工事指示書に記載する項目や工事指示書の重要性についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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工事指示書とは
建設現場で使われる指示書のことをいいます。工事をする会社は、元請け企業が作った工事指示書に従って工事を行います。工事指示書には、工事をする人の人数、作業の実績、工事に使う材料、安全についてなどが書かれています。工事指示書には詳細な作業内容が書かれているので、従業員はそれを見ながら業務を行います。
工事指示書の重要性
工事指示書を使うと作業をする場所が明確になり、確認する手間が減少します。工事は作業内容が多いので、作業手順や業務について記載されている工事指示書があると、業務の効率が上がります。工事のスケジュールなどを現場で直接伝えると、従業員との認識の違いが発生し、伝え忘れがでる可能性があります。従業員とのトラブルを避けるためにも、工事指示書を使いましょう。
工事指示書の記載項目
工事指示書に明記されている内容を紹介します。
- 工事名
- 発行日
- 工事期間・工事日時
- 責任者名
- 依頼者名
- 宛先
- 作業場所
- 作業内容
- 使用機器・工具
- 作業実績
- 作業間連絡事項
上記内容をそれぞれ見ていきましょう。
工事名
工事指示書にはまず、工事名を記載します。工事名は工事の内容がひと目で分かるように具体的で短い名前にしましょう。工事名を決めると、担当者が作業に取り組みやすくなり、工事の種類が伝わりやすいです。「レイアウトの作成」「基礎工事」など業務内容に沿った工事名にしましょう。また、分かりやすい名前にしておくと、過去の実績を確認するときの検索がスムーズに行えます。
発行日
工事指示書には書類を作った時間や日にちを記入します。発行日を記載しておくと、過去の実績を確認するときに工事指示書が簡単に探せます。また、工事現場の進捗(しんちょく)状況などを把握するときも、発行日が書かれているとスケジュール管理がしやすくなります。
工事期間・工事日時
工事指示書には、工事期間や工事の日時などを記載します。工事現場で働く従業員の作業時間などを記載しておくと、担当者はスケジュール管理がしやすいです。担当者は、工事期間や日時をみながら作業全体を知ることができるので、計画的なスケジュールの管理ができます。
責任者名
工事指示書に責任者の名前を記入しましょう。責任者のところには今回作業をする場所の責任者の名前を記入します。責任者は主に作業責任者、安全衛生責任者、職長などです。工事の責任者が決まっていると、業務の安全性や品質が確保されている証明にもなるのでおすすめです。万が一、トラブルが発生したときや緊急時の連絡先としても使えます。
依頼者名
工事指示書には依頼者名も記載しましょう。工事の依頼をしてきた人の名前を工事指示書に書くと、工事関係者や発注元との連絡、確認ができるため、トラブルや進捗状況の報告がスムーズに行えます。メールアドレスや電話番号なども記載しておくと、コミュニケーションが取りやすくなるので記載しておきましょう。
宛先
宛先には工事を担当する会社や実際に工事をする人の名前を書きます。また、必要であれば電話番号などの連絡先も一緒に書いておくのがおすすめです。宛先を書いておくと、だれに向けて作成した工事指示書なのかが分かります。また、作業の進捗状況の確認や連絡ができるメリットもあります。
作業場所
工事指示書には作業をする場所も記入します。作業場所には工事を行うところの住所や区間、近隣の建物についてなど、できるだけ分かりやすく記載します。分かりやすくなると、作業をする人が現場の場所を正確に把握できるようになり、すぐ作業に取りかかれます。また、現場へ向かう手段が少ないときや、作業員が業務を行う場所を伝えづらいときは、交通手段や地図などの情報も一緒に記載しておくと迷いません。
作業内容
指示書には、工事をする場所の業務内容も記載します。作業内容を記載するときは、できるだけ詳しく書くことをおすすめします。作業内容を細かく書くと、作業員が何をすべきか理解しやすです。作業内容には、作業場所以外に、使う重機や目的、注意点なども書きましょう。新人からベテラン職人まで幅広い人にも伝わるように、表を使った説明や箇条書きなどで記載すると良いでしょう。
使用機器・工具
指示書には工事で使う機器や工具などを記入します。工事指示書に使う機械の型番や名前、使い道などを詳しく記入することで、事前準備がしやすくなり作業の開始がスムーズに行えます。工事指示書に使用する機械や工具に関する取扱い方法や注意点なども一緒に書いておくと、トラブルや事故を防ぎやすくなるのでおすすめです。
作業実績
工事指示書には、作業実績も記載しましょう。作業実績は前の日に行った業務内容の把握ができます。作業員が前日、どの作業にどれくらいの人と時間をかけたかを記載しておくと、一つの目安としての情報提供ができます。
作業間連絡事項
工事指示書には前日のミーティングや朝礼での連絡事項を記載します。安全確認や工事の危険箇所などは、毎日変わります。前日にミーティングや朝礼に出られなかった作業員にも安全に関する情報の共有ができるので、しっかり記載しておきましょう。
工事指示書の作成ポイント
工事指示書を作るときのポイントを紹介します。
- 指示漏れがないよう確認をしっかり行う
- 作業内容を具体的に記載する
- 作業工程ごとに記載欄を設ける
上記内容をそれぞれ見ていきましょう。
作業工程ごとに記載欄を設ける
工事指示書を作るときは、作業工程ごとに項目が増やせるよう、記載欄を設けましょう。作業工程を細かく分けることで、トラブルや伝達ミスを防止できます。作業内容を細かくすると、工程に必要な時間や作業人数などがひと目で分かるため、責任者は細かいスケジュール管理ができます。
作業内容を具体的に記載する
工事指示書を作成するときは、分かりやすい作業内容を記載しましょう。記載するときは、新人やベテラン問わずすべての人に分かる内容にします。略称や専門用語を使って説明するときは、定義や意味なども一緒に記載しておくと伝達ミスやトラブルの発生が減ります。工事場所や内容を詳しく伝えたい場合は、イラストや写真を使うと分かりやすいです。また、作業員に工事指示書についてのアンケートを行うと、今後の参考にもなるのでおすすめです。
指示漏れがないよう確認をしっかり行う
工事指示書の作成が完了したら抜け漏れがないか確認しましょう。工事指示書はだれでも分かるように書くことが重要です。「ここまで書かなくても」「経験があるから書く必要はないだろう」という考えはやめましょう。指示漏れを防ぐために完成した工事指示書は1度ほかの人に読んでもらいましょう。
【まとめ】工事指示書は作業をスムーズに進められる重要な書類!具体的かつ簡潔にまとめよう
工事現場で働く作業員に工事内容を知らせる重要な書類です。スムーズに工事が進むように作業内容や注意点を具体的に書きましょう。また、工事指示書は新人からベテランまでだれが読んでも分かるように記載する必要があります。具体的に分かりやすく作ることを意識しましょう。
建設業における作業指示書のメリットや記載する項目はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
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