建材・資材メーカーの営業はきつい?仕事内容や年収についても解説!

建材・資材メーカーの営業はきつい?仕事内容や年収についても解説!

一般に「きつい」と思われている建材・資材メーカーの営業職。

  • 残業が多く激務
  • ノルマを達成するまで会社に帰れない
  • クレーマーが多い

という噂を聞いたことのある人もいるかもしれません。一般的についたイメージの多くは「建築業界には気性の荒い人が多く、その人たちとの板挟みがきついのでは」ということのようです。
実際の現場の声を聞くと、「建築資材の営業はほぼルート営業だから楽」とか「サービス残業は皆無」などの声も多く聞かれます。それでは本当のところはどのような仕事なのでしょうか。
ここでは建材・資材メーカーの営業が「きつい」と言われる理由や仕事内容を詳しく見ていきます。

建材・資材メーカーの営業がきついと言われる理由

建材・資材メーカーの営業が「きつい」という噂は本当なのでしょうか。
実は現場の声を詳しく聞いてみると、外から見たイメージとは違った「きつい」「つらい」部分が少し見えてきます。どの業界の営業活動にもつきものではありますが、大切な顧客との付き合いとも言える接待です。
その中でも特にこの建築業界では、飲み会とゴルフという接待が頻繁に行われ、大変なのだそうです。具体的にその内容について見ていきましょう。

飲み会が多い

まずは飲み会について、往々にして建築業会の方はよく飲まれる方が多いということもありますが、頻繁に飲み会は行われます。下手に断ると他のメーカーの商材を優先されてしまう可能性もある手前、簡単には断ることもできません。平日の夕方に営業に回ったりすると、そのまま流れで飲みにいくということも多いのだそうです。担当している顧客が多い営業ほど必然的に回数は増えていくことになります。ときには1泊2日の温泉旅行などにも誘われ2日間飲み続けることもあるようです。
年間を通し様々なイベントに合わせて飲み会に誘われます。忘年会、新年会、業界団体の会合、暑気払い、歓迎会、送別会、などなど。お酒が大好きという方であれば問題ないかもしれませんが、お酒が弱かったり苦手な方は特に「きつい」「つらい」と感じてしまうかもしれません。

ゴルフに誘われる

もう一つの接待はゴルフです。こちらももちろん簡単に断ることはできません。その上お誘いは平日、土日に関わらず声がかかります。もちろんゴルフが終わった後は飲み会へと展開していくことになります。
あまりにも素人すぎると、他の方に迷惑をかけてしまうので練習もしなければならず、飲み会やゴルフで費やす以外の少ないプライベートな時間を練習に使わなければならなくなります。
また、ラウンド代は経費として扱うことは可能ですが、練習代や、ゴルフプレイにかかる装備は全て実費となるので覚悟しなければなりません。
この飲み会、ゴルフという2つの接待がプライベートな土日の時間を奪い、家族がいる方には家族サービスの時間を奪ってしまい結果的に「きつい」「つらい」という印象が残ってしまうかもしれません。

建材・資材営業はきつくない!その理由とは

仕事内容ではなく、接待が「きつい」との声があることを紹介しましたが、それでは実務についてはどうなのでしょうか。
実は建材営業の実務についてはかなり安楽な部分が多いとの声がありました。まとめると以下にあげる5つの意見です。
・営業車の移動による利便性
・直行直帰ができる
・ルート営業が多くストレスがかからない
・事務作業が少ない
・顧客の客層は優しい人ばかり
といった内容です。それぞれの内容を次項で詳しく解説していきます。

営業車の移動による利便性

建材営業は扱っている建材を取引先に売り込むことが仕事です。そうなると取扱商材を見ることができるカタログや、実物建材のサンプルなど、かなり大きな荷物を持っていくこととなります。また開発などにより郊外に現場などがあり電車でのアクセスが悪い場合も少なくありません。そうなると必然的に電車での移動は難しく、ほとんどの建材企業が営業用に社用車を支給しているケースが多く、営業中の移動で気候に左右されることなく快適な環境で移動できます。
また営業活動を円滑にできるようにと通勤や退勤でも社用車の使用を許可している企業も多く、通勤のストレスがなくプライベートな時間も確保できます。

直行直帰ができる

営業車の移動の延長線のメリットとなりますが、建材営業は取引先となる現場や設計事務所、元請け業者、施工業者など様々な場所へ、様々な時間に訪問しなければなりません。そのため自宅からの直行や訪問先からの直帰が許されている企業がほとんどです。
そのため前述した通勤、退勤が車でできるということにもつながります。また取引先との信頼関係の上で訪問を組み立てていくので、融通を効かせて早く家を出たら、次の日は少し余裕をもって出勤など、ある意味フレックスな時間組ができることも大きな利点となります。

ルート営業が多くストレスがかからない

建材営業は多くの企業でルート営業が多くあります。ある意見では9割がルート営業で、新規は1割だったとの声もあるほどです。
ルート営業は、すでに取引が成立している取引先に対して、新しいプレゼンテーションをおこなったり、引き続きの取引を持ちかけたりする営業になるので、新規の営業と違い取扱商品の購入率も高く、営業でのストレスやプレッシャーも低くなります。また見知った取引先なので雑談など楽しい会話で終わることもあり適度な緊張感のみで営業できます。

事務作業が少ない

建材営業の事務作業についてですが、この作業はほとんどありません。あると言えば、営業日報や営業月報などの報告書関連の作成のみで、事務的な発注の管理や在庫の管理などは別の部署で行うことがほとんどです。
1日中、快適な車中の空間で営業に回り、終わると少しの事務作業をおこない、業務を終了することができるので、ほぼ定時に帰宅することができます。
余分な事務仕事がない分、営業に集中できるようになっていると言えます。

顧客の客層は優しい人ばかり

冒頭で述べた、一般的なイメージがあるように、建築業街は荒々しかったり乱暴な人が多いのではと思われている方が多いようですが、実際はそんなことはありません。
確かにスタイリッシュとは言えない方も大勢いますが、チームで動いていて、ある意味危険を伴う現場でもあることからか、人情深く優しい人たちが多いのが現状です。
一度仲良くなってしまうと、いろいろ便宜を図ってくれたり、情報を教えてくれたりと心地よく仕事ができるようです。

建材・資材メーカー営業の仕事内容

建材営業と言ってもどのような仕事なのか、まずはその内容を大まかに説明すると、建材資材といわれる、主にドア(扉)、フロア材、ブロック、レンガ、木材、金属、砂利など、建物を建てるときに必要な材料を取引先である建築会社や工務店を回り商談、販売していく仕事です。
それぞれの取引先の希望や要望に応え、彼らに必要なものを必要なときに調達していくことが求められます。
企業によって業務内容は微妙に違う場合もあり、資材配達や、経理、事務仕事などもおこなうところもあります。

建材・資材メーカーの営業職の年収相場

さて、仕事内容と将来性を見てきましたが、それでは建築営業の実際の年収相場はどのくらいなのでしょうか。編集チームの調査によると一般的な建築資材営業の年収相場は450~500万円ほどでしたが(2022年6月時点)企業によっては、インセンティブがついたり賞与や昇給などによる、報酬の伸び代を多く含むところもあり、自身の頑張りによってアップが見込めるところもあるようです。
いずれにせよ、前述もした将来性のある業界なので、長期にわたってスキルを磨き続けていける魅力があります。

建材・資材メーカー営業の将来性

建築営業の将来性はというと、それは建築業界全般につながりますが、少子高齢化が進む日本では新築の住宅着工率は減少しているのは事実です。また建築資材の高騰も減少に拍車をかけているとも言えます。
しかし一方では、新型コロナウイルスの影響によって各企業で加速した働き方改革は、そこで働く人々の住環境の見直しへとつながり、リモートワークの普及などにより、自宅のリフォーム需要を着実に増やしています。またそれは地方での2拠点生活というスタイルも生み出し、空き家や古民家などを再生するリフォーム需要も増えていて、建築資材の市場に明るい兆しを見せ、今後の大幅な需要拡大も期待されています。

【まとめ】建材・資材営業の仕事はきつくない。恐れず建材営業に挑戦してみよう!

いろいろと建材営業のお仕事の内容を見てきましたが、総合的に見て建材営業の仕事は一般的なイメージと違い「きつい」ことも少なく安楽な部分を多く含む仕事です。
最大の利点は、営業自体は一度繋がりを作ってしまうと、売上は0になるということはなく、成績を積み上げていくことが可能というところです。また時間の融通も効き、通勤のストレスも軽減できます。車の運転が好きな方は毎日運転できるので楽しめるかもしれません。
ただ一方で飲み会やゴルフの接待をしなければならず、自分の時間軸だけで日々を構成できないという融通が効かない部分もあります。これもお酒が好きな方や、ゴルフが大好きな方は、家族に対して大手を振って対応することができるのでもしかしたらメリットになるかもしれません。
好きなことができて営業にもあまりプレッシャーがない。そのように建材営業のお仕事のイメージが変わったところでトライしてみるのも良いかもしれません。

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