建材業界における現状や今後の動向は?課題の解決策なども解説

建材 業界

新型コロナウイルスの影響は、現在もまだ様々な業界に影響を与えています。建材業界も、例外ではありません。建材業界で働いている方の中には、複数の課題に悩まされている方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
今回は、建材業界の現状や今後の動向を踏まえつつ、業界が抱えている課題の解決策を解説します。より効率的に業務をこなしたい方はもちろん、今後の動向について学びたい方にも役立つ内容となっています。

建材業界における現状と今後の動向

建材業界における課題を改善するには、まずは現状と今後の動向を知らなくてはなりません。建材業界における現状と、今後期待される変化等を解説します。

建材業界の現状

現在の日本は、少子高齢化による人口減少の影響を受けています。これは建材業界も例外ではありません。現在、新築住宅着工数が減少している状態ですが、これは今後も続くといわれています。
また、あわせて空き家の激増も懸念されています。この空き家も築浅の物件ではなく、築60〜70年の老朽化したものがほとんどです。これらの倒壊・火災の危険性も頭の痛い問題であるといわれています。

今後の動向

建材業界は様々な課題を抱えている状態ですが、今後はどのような動きに移っていくのでしょうか。
人口減少による新築住宅着工数の減少は、今からおさえるのは非常に難しい状況です。建材業界だけでなく、建築業界もまた、この問題に向き合っていくことになるでしょう。

新築の建築数が減少している一方、リフォームの需要は拡大しています。先ほど解説した新型コロナウイルスの影響や、老朽化した住宅の増大から、リフォームによる施工が注目されるようになっています。この波にうまく乗ることができれば、今後も安定した事業を続けられるでしょう。

また、国や林野省は、木材を利用した安い環境を呼びかけることによる需要拡大や、海外への木材輸出拡大などに取り組んでいます。以下の内容は、国と企業が協力して行っている活動の一部です。

  • 木材の利用で得られる効果の発信
  • 木材の特性を活かしたデザイン性の高い建物や製品の普及
  • 合法伐採木材等の流通・利用促進に関する法律の普及
  • 中国・韓国・アメリカへの木材や建材の輸出

このほかにも、様々な活動が行われています。今後の建材業界は、国と企業が手を取り合うことで生き残りを図っていくことになるでしょう。

建材業界における課題

建材業界が抱えている課題は、これだけではありません。今後生き残っていくには、以下のような問題を解決する必要があるといわれています。

建材価格の高騰

建材業界は現在、建材の価格高騰による影響、いわゆる「ウッドショック」を受けている状態です。これは、新型コロナウイルスの感染対策として行われたステイホームの影響から、世界的な新築・リフォームの需要増の影響で建材が間に合わない状況に陥ったために発生している現象です。
日本も例外ではなく、建材の多くを海外から輸入している関係から、現在もウッドショックによる影響を受けています。
ウッドショックによる価格高騰が変わらない以上、何らかの形での対応が必要です。

進まないIT化

様々な業界がITを取り入れている中、建材業界はいまだデジタル化へスムーズな移行ができていません。建材業界がITとはあまりつながりのない業界であるとはいえ、オンライン化が進んでいる現在に書類やFAXによる発注が慣例化しているのは、問題であるといえます。
業界内ではそれでも通用するかもしれませんが、顧客となる別業界ではオンラインによる会議やツールの活用が進められている状態です。このままでは取引そのものが困難になる恐れもあります。

商品管理が煩雑

建材は商品の種類が非常に多い業界です。ひとつのカテゴリの商品を管理するだけでも、かなり煩雑な作業が求められます。この煩雑さも、デジタル化を難航させている原因のひとつです。
商品の価格が高騰している現在、その管理費も問題となりつつあります。商品管理にかかる費用削減は、企業にとって頭の痛い問題です。

納期対応

建築業界は受注から納品までの期間が、非常に短い業界です。そのうえ、受注注文商品も多く、メーカーの発注締め時間もそれぞれ異なります。受発注の際に正確な回答をするための確認・訂正作業は欠かせません。
また、昨今の情勢や天候・災害から、納期が予定通りに進まない事態も度々発生します。売上を予定通りに計上できない状態は、経営そのものにも影響を与える、頭の痛い問題といえます。
改善には納品に係る手間を最小限に抑える工夫が求められますが、それでも対応できる内容には限界があるでしょう。これもまた、建材業界が抱えている問題です。

人材不足

人口減少の影響は、顧客だけでなく建材業界で働く人にも影響を与えています。人手不足や後継者不足の問題は、今や建材業界だけでなく、建築に関わる業界全体の課題です。
人材不足は単純な人口減少の影響だけでなく、以下のような要素も関係しています。

  • 作業量に見合わない給与形態
  • 不規則な勤務形態
  • 職人の高齢化による技術継承が進んでいない状況

要素を見ると分かりますが、この問題はただ人を雇えば解決するわけではありません。業界の根本的な改善が必要なのも、この問題が深刻化している要因です。

建材業界における課題の解決策

様々な課題がある建材業界ですが、改善策がまったくないわけではありません。これからの業界で生き残っていくためにも、どんな対処が有効なのかを知っておきましょう。次は、建材業界が抱えている課題の解決策を解説します。

建材業界のDX化

今後ITシステムによるオンライン化は、促進されていくでしょう。建材業界も、積極的にデジタル化を進めていかなくてはなりません。
建材業界のDX化で現状できる方法としては、以下のようなものがあげられます。

  • タブレットやパソコン端末による在庫・受発注管理
  • 取引業務のオンライン化
  • AIによる材料の自動分析・積算
  • クラウドシステムによる業務の共有

DX化を進めれば、多くの業務を効率化できます。業務のDX化は、安定した利益を得つつ事業を拡大するのに欠かせない要素であるといえます。

建材業界のM&A

近年、建材業界もM&Aが盛んに行われるようになりました。これは、建材業界に求められているニーズの多様さが関係しています。
同業同士でM&Aを行うことで、お互いのサービスや強みで補い合うことや、サプライチェーンの構築などにより、同業他社との差別化を図るのが目的です。

建材業界におけるDX化のメリット

建材業界のDX化は、様々なメリットをもたらします。そのなかでも代表的なものが、以下2つのメリットです。以下の課題を抱えている場合は、DX化を早急にすすめましょう。

人材不足の解消

DX化は、デジタル技術によって業務を簡略化・自動化できます。これにより、少ない人数でも従来と変わらない業務を回していける環境を構築できます。労働力が不足している状態でも、安定した利益を得ることが可能です。
業務の簡略化や自動化により負担が減れば、長時間労働や危険作業によるリスクなどの課題改善にも役立ちます。労働環境が改善されれば、新たな人材を得るチャンスにもつながるでしょう。

技術・ノウハウの継承

DX化は、技術やノウハウの継承にも有効です。従来のように人から人へ教える形では、職人が退職すると技術を得る機会が失われてしまいますが、AIに技術を残しておけばその心配がありません。
熟練した職人の技術をAIが映像解析し標準化すれば、動きをの再現や技術の習得に役立てられます。

建材業界におけるM&Aのメリットと動向

建材業界の改善策として同業同士で行われているM&Aにもメリットがあります。M&Aによって得られるメリットにも目を向けましょう。あわせて、M&Aにおける動向も解説します。

既存事業の拡大

建築業界は、企業ごとに得意とする建材が異なります。同業同士でM&Aすることで、お互いの強みやサービス面を活かし得る体制を築けば、より多くの需要に対応できるようになるでしょう。

例えば、エクステリアを主に扱う企業が外装材企業を買収すれば、エクステリア分野だけでなく、外装材に関わる事業への参入ができるようになります。
業務範囲の拡大は、受注数の増加や他社との差別化にもつながる要素です。このことからM&Aは、今後の事業を安定した状態で進めるのに有効な対策であるといえます。

サプライチェーンの拡大

建材がM&Aを行っているのは、同業者だけではありません。工事業や建材メーカーなどのサプライチェーンに位置する企業と進めるところも増えています。
建材の原材料の仕入れから卸売までを自社で一貫してできる体制を整えることで、生産性向上やコスト削減を狙う目的です。うまくいけば、価格面で他社との差別化を図れることから、サプライチェーンの拡大を狙ってのM&Aも行われています。

【まとめ】建材業界は今後も需要が増加傾向!課題もDX化やM&Aで解決しよう

建材業界は今後も需要が増加していますが、ウッドショックや人材減少などの様々な課題が発生しています。需要に応えつつ課題を解決するには、DX化やM&Aなどの対策が必要です。
まずは自社にはどんな課題があるか、その解決策はなにかを考えるところから取りかかりましょう。

建材メーカーの営業がきついかについては、こちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
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