店舗デザインアプリ・無料ツールのおすすめ15選!選び方も解説

建設業における設計業務の中で、レイアウトやデザインがイメージできるツールは必須です。お客さまから「新しく出す店の設計をお願いしたい」とか「現在の店のレイアウトを変更したい」などの要望があったときに、お客さまの要望を受け入れながら最適なレイアウトを考える必要があります。

双方のイメージを共有するには3D画像などでバーチャルな完成像を作るのが早道です。そこで今回は、店舗のレイアウトやデザインが作れる無料のツールについて調べてみました。ツールの選び方も解説します。

ツクノビBPOは、面倒な事務業務を低コストで代行する建設業特化のアウトソーシングサービスです。

CADを活用した工事図面の作成、修正、印刷、製本、デジタル化などの、図面作成業務から事務作業、書類作成などまで幅広い業務に対応しています。詳細はぜひこちらからご確認ください。

\ 1分でお問い合わせ完了 /
まずは資料を見てみる

店舗デザインアプリ・ツールを無料で使うメリット

内装のデザインやレイアウトをシミュレーションするアプリやサイトには有料版もあります。しかし現在では、無料版でも充実した機能を持ち合わせているアプリやサイトが多く、一概に有料版だから優秀とは言えません。

ここからはアプリ・ツールを無料で使うメリットを具体的にみていきましょう。

費用がかからない

無料版のフリーソフトやアプリは基本的に費用がかかりません。アプリの場合、一部アプリ内で課金される場合がありますが、ほとんどのフリーソフトは無料です。

有料版のレイアウトソフトにすると、5万円から、ものによっては数十万円するものもあります。まだ、実作業に入る前の検討段階でコストがかさむのは効率的とはいえません。

店舗やオフィスの設計施工には膨大な費用がかかります。この段階では極力コストを抑える方が良いでしょう。

レイアウトが簡単に作れる

一般的に、無料のフリーソフトの機能は有料ソフトほど多くはなくシンプルです。したがって、操作方法も難しいものは少なく、知識や経験が少なくても簡単に操作できるものが多いといえます。

たとえば、間取り図やレイアウト図はスマートフォンやタブレット用のアプリで作ることが可能です。アプリの操作は画面をタッチするだけで間取り図が出来上がります。

間取り図から家具を配置して作るレイアウト図も、操作はアプリに内蔵されたパーツを画面タッチするだけです。フリーソフトを利用して作る場合も、マウス操作だけで簡単に間取り図やレイアウト図が完成します。

店舗デザインアプリ・ツールの選び方

店舗の内装がデザインできるアプリやツールは数多くリリースされているので、すべてを試して判断するのは大変です。

インターネットで検索すると、アプリやツールの機能についても、かなりの数が紹介されているので、どの機能に注目すればよいか迷ってしまいます。

ここでは、アプリを選ぶときのポイントを3つ紹介します。

対応OS

アプリやツールがどのOSに対応しているかを必ずチェックしましょう。アプリの中には対応しているOSがiOS(iPhone などアップル社の端末)やAndroid(アップル社以外の端末)だけに限られているものもあります。

自社で使用しているパソコンや、手持ちのスマートフォン・タブレットのOSを事前に確認して対応しているアプリを選びましょう。せっかく自分のニーズに合っていて興味を持ったアプリを見つけても、OSが対応していないと使用できません。

古いスマートフォンやタブレットを使っている場合は、OSのバージョンまで確認しておくことをおすすめします。

実物に近い家具でシミュレーションできるか

部屋のレイアウトができるアプリやサイトでは、実際に家具店で販売されている家具を使ってシミュレーションできるものもあります。

大型家具店のIKEAが提供しているサービスはIKEAで販売する家具を使ったレイアウト図が描けるので、リアルなシミュレーションが可能です。実物と同じものとまではいきませんが、家具のサイズ感と室内空間における家具配置のバランスが理解できます。

施工前の打ち合わせなどに参考資料として利用する際に、実物に近い家具でレイアウトできるアプリでシミュレーションすると効果的です。

3D機能がついているか

間取りやレイアウトをシミュレーションするアプリやサイトを選ぶときには、3D機能を搭載しているか確認しておきましょう。

3D機能を使うと、平面上では気付かなかった家具同士の間隔や、家具の圧迫感を事前に確認することが可能です。アプリの中には、実際に部屋の中に立っている視点で画像を捉えることができるものもあります。

さらに、VRやARを取り入れることで、カメラの視点で部屋を歩き回る疑似体験を可能にしたアプリも出てきました。2Dではわかり難い部屋の空間も、3D機能を利用して視覚に訴えれば、お客さまとの事前打ち合わせの際も、さらに深い理解を得られるでしょう。

店舗デザインアプリ・無料ツールのおすすめ15選

ここからは、スマートフォンやタブレットを利用してレイアウトのシミュレーションができるおすすめのアプリを10項目、Web上で簡単にレイアウトシミュレーションできるサイトを5項目紹介します。

紹介したアプリやサイトの中には実際に販売されている家具を配置できるものもあります。それぞれに特徴がありますので、自社に合ったアプリやサイトを試してみてください。

店舗デザインアプリおすすめ10選

店舗の内装や間取りをシミュレーションできるアプリ10選です。どれも、お手持ちのスマートフォンやタブレットにダウンロードして利用できます。

基本的に簡単に間取りやレイアウトがシミュレーションできるものを揃えました。手持ちの端末のOSを必ずチェックして試してみてください。

ルームプランナー

引用元:https://www.roomplannerapp.com/ja

  • iOS11~、Android7.0~対応
  • 3D機能あり

店舗全体のレイアウトを見ることができたり、テーブル・椅子などを自在に配置してPCやタブレットの画面上でシミュレーションできるアプリです。

店舗設計をゼロから作り上げることも可能ですが、既存のレイアウト(インテリアデザインのプロが作ったもの)を元に構想して作り上げることもできます。

また、実在するブランドの家具なども利用できるので内装のイメージも湧きやすいでしょう。新築の店舗を立ち上げるだけでなく、部屋の模様替えや小規模なレイアウト変更などでも使えます。

再現間取りメーカー

引用元:https://cgig.jp/works/madori

  • iOS11~、Android4,4~対応
  • 3D機能なし

再現間取りメーカーは、スマートフォンやタブレットの画面に現れた間取りをタップするだけで手軽に操作できるシミュレーションアプリです。

ゲーム感覚で間取り図を作れるので人気を集めています。内蔵されている家具や記号が400種類以上あるので、実際の間取りイメージを作るには十分です。

ただ、二次元の平面画像なので立体的な内装は確認できません。それでも、店舗の内部設計を打ち合わせるときの参考資料としてなら問題なく使えます。

間取りtouch+

引用元:https://app.magic-hour.co.jp/madoritouchplus/

  • iOS8.0~対応
  • 3D機能なし

間取りtouch+は、スマートフォンやタブレットの画面をタッチしてするだけで簡単に間取りがイメージできるアプリです。

画面上で家具やシンボルイメージをドラッグして動かしたり、回転させるなどの編集もできます。さらに、数値を入力すれば家具のサイズ変更も可能です。

実在ブランドではありませんが、家具画像やシンボルは700種類以上あり、リストから選択して挿入することができます。店舗のちょっとしたレイアウト変更などを打ち合わせるときに便利です。

magic plan


引用元:https://www.magicplan.app/

  • iOS13.0~、Android5.0~対応
  • 3D機能なし

magicplanは、スマートフォンやタブレットのカメラと連動して間取りが作成できるアプリです。

店舗や事務所など部屋の四隅をカメラに認識させると自動的に間取りが作れます。間取りの変更やレイアウト変更など、設計者や業者とお客さまが現場で打ち合わせる場合などに便利です。

建築の知識が無くてもアプリが操作できればシミュレーションが可能なので人気があります。このアプリは、作図した間取りに家具を配置して表示できるのも魅力のひとつです。

間取り一図

引用元:https://japan.cnet.com/article/35036169/

  • Android3.0~対応
  • 3D機能なし

間取り一図は、店舗や部屋の間取りや家具のレイアウトなどを、モノトーンの画像で表示できるアプリです。

スマートフォンやタブレットの画面をタッチするだけの操作なので誰でも簡単に使えます。使い方は、ドアやフロア、壁などを画面上でタップ操作するだけです。あらかじめ用意された家具アイテムを配置して、思いどおりのレイアウトをシミュレーションしてみましょう。

自社の設計士やプランナーがお客さまとの打ち合わせをするときに、互いに考えているイメージを伝える方法として活用できます。

Planner5d

引用元:https://planner5d.com/

  • iOS13.0~、Android4.1~対応
  • 3D機能あり

Planner5dは、専門的な知識が無くても部屋のレイアウトや間取りが作成できるWebサービスです。

既存の店舗間取り図や見取り図とテーブルや椅子などの家具と組み合わせて、3Dの立体的でリアルな画像を見ることができて保存することも可能です。さらに、拡張機能(VR)を利用すれば室内画像だけでなく、実際に部屋の中を歩き回るといった疑似体験もできます。

6,000以上のアイテムが揃っているカタログも閲覧可能です。スマートフォンやタブレットでも利用できるアプリ版も準備されているので、パソコンが無くても手軽にお客さまとのやりとりができます。

PowerSketch

引用元:https://www.roompresen.com/

  • iOS8.0~、macOS11.0~対応
  • 3D機能なし

PowerSketchは、スマートフォンやタブレットの画面にタッチしながら手書きで間取り図が作成できるアプリです。

手書きにありがちな線の揺れやガタつきはアプリが自動で補正してくれます。店舗新築や改築のプランニングからレイアウト変更までいろんなシチュエーションに対応できるので人気です。

タブレット版のアプリもあります。手書きなので直感的な操作で十分です。間取り図にはテーブルや椅子などの家具の他に、階段など構造物も書き加えられます。

Floor Plan Creator

引用元:https://floorplancreator.net/

  • Android4.1~対応
  • 3D機能あり

FloorPlanCreatorは、3D表示も可能な間取り図作成ツールで、無料のダウンロード不要のWebブラウザ版アプリです。

また、ダウンロードは必要ですがAndroid版がリリースされています。作成した3Dの間取り図には寸法が記入されるので、数値で店舗内の空間や家具を置くスペースをイメージすることが可能です。

使い方が簡単で部屋の広さが認識しやすいので、店舗の移転やリフォームなどの設計時に効力を発揮します。縮尺どおりの印刷ができるのもこのアプリの特徴です。

3Dフロアプラン

引用元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.SofwareentwicklungKemper.smart3Dplanner

  • Android対応
  • 3D機能あり

3Dフロアプランは、誰でも素早く3D間取り図を作成できるアプリです。出来上がった3d間取り図は画像データとしてアップロードすることや、テンプレートとしても使えます。

出来上がったフロアマップをテンプレートとして流用し、家具やパーツの配置を変えながら、いくつもの店舗イメージを見ることも可能です。

解像度の高い画像データは、リアルな店舗の完成型を視覚に訴えることができます。設計士などとの打ち合わせ時に使用すれば説得力のある参考資料となるでしょう。

Roomle 3D&AR

引用元:https://apps.apple.com/jp/app/roomle-3d-ar/id732050356

  • iOS12.0~、macOS11.0対応
  • 3D機能あり

Roomle3D&ARは、ユーザー数が200万人を超えるという世界中で愛される家具アプリです。2Dや3Dの間取りも作成でき、家具の配置も自在にできます。さらに、アプリを通じて家具を購入することも可能です。

利用できるインテリアアイテムは2,000以上で自由自在に部屋のシミュレーションができます。AR機能(現実の映像とCGを組み合わせた拡張現実が描ける機能)を使えばよりリアルなルームプランのシミュレーションが可能です。完成した間取りはVRで見ることもできます。

店舗デザイン無料ツールおすすめ5選

ここからは、インターネット上で、間取りやインテリアレイアウトのシミュレーションが簡単に利用可能な、サイトやフリーソフトの紹介です。

ソフトをインストールすることなくWeb上で操作できるものもあります。最後に紹介する「DraftSight」以外は3D機能がついていて立体的に部屋のレイアウトシミュレーションが可能です。

それぞれに特徴がありますので、自社のニーズに合ったソフトやサイトを選んで試してみてください。

pinterest

引用元:https://www.pinterest.jp/

pinterestは、インターネットサイトでもアプリを使ってでもアクセスできる写真共有サイトです。

世界中から投稿された写真を自由に検索して閲覧できます。写真のジャンルは多岐に渡っていて、インテリアに関するものも、かなりの量が閲覧可能です。実際に出来上がった部屋の写真を見ることができるので、自分の店舗の間取りをイメージするときの題材として有効に使えます。

実際に出来上がった部屋の写真は、CGやシミュレーションではななしえない迫力です。これから店舗や部屋の間取りを考えようと思われているのなら、実在する部屋の間取りを見て想像を膨らませるのも良い方法かもしれません。

IKEAのホームプランナー

引用元:https://kitchen.planner.ikea.com/jp/ja/planner/

IKEAホームプランナーは、北欧発祥の世界的な家具メーカーIKEAが提供するサービスです。

IKEAの家具を使って、部屋のインテリアや間取りのプランを立てることができます。家具の配置や壁の色なども3Dでシミュレーションできるので、よりリアルで立体的なイメージを確認することが可能です。

また、IKEAではインテリアプランについての知識や経験が豊富なアドバイザーが部屋全体をコーディネートするサービスも提供しています。

Amazonのショールーム機能

引用元:https://www.amazon.co.jp/showroom/switch

Amazonのショールーム機能は、Amazonのサイト内で販売されている家具や日用品を使って、バーチャルで部屋の内装がシミュレーションできるサービスです。

普段、Amazon検索して家具などを購入しようと思っても、実際に部屋の中に家具を設置したときにどんな景観になるのか想像ができません。

シールーム機能では、購入しようと考えている家具を実際に部屋に設置した場合のバーチャル画像が提供されるので、家具と部屋の景観がイメージできます。店舗のレイアウト変更や移転の際に利用すると便利です。

せっけい倶楽部

引用元:https://www.houtec.co.jp/club/index.htm

せっけい倶楽部は、400以上のパーツが利用できて操作も簡単なレイアウトソフトです。

間取り入力は誰でも簡単に操作可能で、出来上がった間取り図に、テーブルや椅子などの豊富なパーツを配置すると、部屋の内装が3D立体画像で確認できます。パーツの配置もマウスだけで操作できるので簡単です。

本来住宅用のソフトですが、平面図の作成機能を使えば店舗やオフィスのレイアウトも可能です。レイアウト図はサイト内で共有することができるので、他の人のデザインを参照することもできます。

DraftSight

引用元:https://www.draftsight.com/ja

DraftSightは、プロの設計士が使用する「AutoCAD」に近い機能を備えた無料トライアルが可能なレイアウトソフトです。

他のレイアウトソフトよりも細かい設定や描画が可能で詳細なレイアウト図面が出来上がります。操作方法がAutoCADに似ているので、AitoCADを使った経験があれば、操作は難しくありません。

基本的にはコマンドラインに沿って操作するので、マニュアルを読まなくても感覚的に使えます。なお、無料版ソフトは利用制限(30日間)があり、有料版もリリースされています。

意匠図意匠図とは?ほかの図面との違いや種類・見方などをわかりやすく解説

【まとめ】店舗デザインはアプリや無料ツールを使って失敗を防ごう

お客さまから店舗の新築や改装、レイアウトの配置換えなどの依頼があったときには、お客さまの意向やニーズをしっかり確認して、意識の共有をする必要があります。

しかし、口頭での説明だけでは十分にお客さまの考えを汲み取ることができません。そんなときに活躍するのが、間取りやレイアウトを画面上でシミュレーションできるレイアウトアプリやフリーソフトです。

無料版もリリースされているので誰でも簡単に使えて操作方法も難しくありません。この記事では、無料版のレイアウトシミュレーションアプリおよびフリーソフトを紹介しました。有効に活用して施工後に後悔することがないようにしましょう。

※弊社の営業代行サービスであるツクノビセールスでは、
【効果が出なければ全額返金プラン】を新たにスタートさせました!

詳しくは👆👆👆のバナーをクリック!!