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近年、塗装業界で働く女性が増えているのはご存知でしょうか。「塗装女子」と呼ばれていて、未経験でも女性ならではのスキルや技術を活かして働くことができます。
しかし、塗装職人といえば、男性中心の仕事のイメージを持っている方も多いです。本当に塗装の仕事は女性ができるのか、男性に引けを取らずに活躍できるのかなど気になることも多いはずです。
そこで、本記事では女性が塗装の仕事ができるかについてやメリット、求人を探すポイントなどを詳しく解説します。女性が塗装工として働く上で、知っておくべき注意点も紹介しているので、これから塗装工を目指す女性は参考にしてみてください。
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塗装の仕事は女性でもできる?
結論からいうと、塗装の仕事は女性でもできます。塗装工として働くには、資格取得なども要らず、未経験でも働くことが可能です。そのため、近年塗装に就職・転職する「塗装女子」が増えています。
しかし、建設業の仕事は男性のイメージがあり、「本当に塗装業界で女性が働けるのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。そこで、塗装の仕事を女性ができる理由と塗装の仕事で女性に求められることについて解説するので、塗装女子への転職を考えている方はチェックしてみましょう。
体力があればできる!
塗装業の仕事は、体力に自信のある女性におすすめです。建設業の中でも比較的体力がいらない職種ですが、以下のような業務ができるのが基本となります。
- 足場や建物の屋根等に登って塗装できる
- ペンキ1缶を持って移動できる
- 高いところに登れる
塗装の仕事を女性がするには、ある程度の重いものを持って業務ができることが条件となります。また、女性は男性と比べて小柄な方が多いので、足場の組み立て作業が難しい、高いところにペイントローラーが届かないなど不便な点もあります。女性でも体が大柄な方には有利ですし、体力に自信がある方には十分通用する職種です。
塗装は建設業の中では力仕事が少ない
前述したように、塗装業の仕事は建設業界の中では、比較的力仕事が少ない職種です。大工や土木の職人になると、大半が力仕事となるため、女性だと体力不足が懸念されます。しかし、塗装の仕事は建物の下塗り・中塗り・上塗りを繰り返す業務が中心です。そのため、技術やある程度の体力をつければ、女性でもできる職種だといわれています。
塗装業において女性が負担になるのは、ペンキを持って移動する・足場等を組み立てる等の業務です。初めは少し体力がいりますが、慣れれば難なく行えるようになるため、男性と互角に活躍できる職種といえます。普段から運動をしたり、重いものを持ったりするのが得意な女性なら、体力不足の負担を感じることなく仕事ができるでしょう。
性別よりも顧客要望を満たすことが重要
塗装業は性別による向き不向きではなく、顧客要望を満たすことが重要です。ただ塗装するのではなく、「可愛らしい雰囲気にしたい」「スタイリッシュなイメージにしたい」など、顧客のニーズを満たすことが重要な仕事です。
また、塗装は芸術的なセンスも求められるため、女性ならではの技術や発想を活かすことができます。最近では美大出身の女性が活躍している現場もあり、その技術やセンスから「アート塗装」として顧客側から求められる塗装職人の方もいます。
塗装の仕事を女性に任せるメリット
塗装の仕事が女性に需要があるのには、ちゃんとした理由があります。「女性は丁寧な仕事をしてくれそう」というイメージももちろんありますが、その他にも塗装の女性に任せるメリットがあります。
- 女性客が安心する
- 女性ならではのスキルが活かせる
上記のようなメリットがあるため、塗装女子を募集している企業が増えています。まずは、塗装女子がいることで顧客や企業にとってどんなメリットがあるのか、具体的に見ていきましょう。
メリット1:女性客が安心する
塗装の仕事を女性が担当すると、女性客が安心できるのがメリットです。女性客の中には、男性職人だと上手く要望を伝えることができず、思い通りの打ち合わせができなかったという方もいます。
また、打ち合わせを担当する社員に女性が1人いてくれるだけで、安心できるという声もあります。打ち合わせは顧客の自宅で行われる場合が多いため、男性だけを家に上げるのは不安という声も多く聞かれます。さらに、女性目線でのアイデアも提案できるため、女性のニーズに沿った提案が受け入れられやすいというのも利点です。
メリット2:女性ならではのスキルを活かせる
2つ目のメリットは、女性ならではのスキルを活かせることです。女性社員が塗装を担当すると、以下のような技術やスキルが活かせます。
- 細やかな作業
- キッチン周りの知識
- 汚れないような作業
近年リフォームやリノベーションなど、おしゃれな配色やデザインにこだわる方が増えています。女性の社員の柔らかい雰囲気で要望をしっかりと伝えやすいため、顧客の理想の仕上がりに直結します。ここからは、具体的に女性にどんなスキルが求められているのか解説するので参考にしてみてください。
細かな作業
女性が塗装の仕事をすると、細やかな作業ができるのが魅力です。塗装作業において繊細かつ丁寧な作業が重要なため、手先が器用な女性に最適です。打ち合わせの際は、女性目線のデザインの提案や配色の気配りなどもできます。
最近はイラストなどを取り入れたアート塗装なども人気で、こだわりのある顧客のニーズに応えることができるのがメリットです。
また、女性は男性が気がつかない細かい部分に気づけると企業や顧客からの評価も高いです。女性ならではの発想や技術を意識して行うと、男性と互角、またはそれ以上の活躍が期待できます。
キッチン周りの知識
女性の塗装工は、キッチン周りの知識が豊富なのがメリットです。キッチンやリビングなどは、普段からキッチン等を使用する女性の方が知識が豊富な傾向にあります。そのため、主婦目線でさまざまなアイデアが出やすく、最善の方法を提案できるのが利点です。
男性はキッチンに関して詳しくない人も多いので、顧客の要望通りのイメージとならない可能性もあります。このような女性の強みを活かし、男性社員の弱点をカバーできる塗装工を目指しましょう。
汚れないような作業
女性は、汚れないような丁寧な作業ができるのがメリットです。外壁塗装や内装塗装で使う塗料は飛散しやすいため、周囲に汚れがつかないか細心の注意を払って作業する必要があります。
塗料で他の部分を汚さないためには、マスカー・マスキングテープ等で養生して作業します。こうした地道な作業が丁寧にできる女性は、顧客からの満足度も高いです。女性は現場をきれいに保ちながら作業する傾向にあるため、男性よりもクレームを受けにくいといわれています。
塗装の仕事を女性がする際の注意点
ここからは、女性が塗装の仕事をする前に知っておくべき注意点を紹介します。
- 高所作業が苦手だと辛い
- シンナーの匂いが体や服に残る
- 屋外作業では日焼けしやすい
- トイレが男女分かれていないことが多い
- 着替えや休憩場所が男女分かれていないことが多い
今まで塗装工の仕事は、男性が中心の仕事だったため、女性が仕事をする上で不便なことが多いです。塗装の仕事を始める前に注意点について理解し、その上で働けるのか検討してみましょう。
注意点1:高所作業が苦手だと辛い
塗装の仕事は、高所作業が苦手な女性には辛い仕事です。外壁塗装・屋根の塗装などは、足場を組んで高所での仕事が中心となります。高所恐怖症などの方は、そもそも作業自体できないことも考えられます。転落や墜落事故が起こるケースもあり、常に危険と隣合わせな現場で仕事するため、危機感を持って作業することが重要です。
また、新築建設現場の場合は足場鳶が足場を組みますが、住宅のリフォームの場合足場を自分達で立てなければいけません。足場を組むのは体力が必要になるため、体力に自信のない女性は、塗装の仕事をするのはやめておいた方がいいでしょう。
注意点2:シンナーの匂いが体や服に残る
塗装の仕事は、シンナーの匂いが体や服に残る場合があるので注意が必要です。髪の毛にも塗料がついてしまうこともあり、汚れを取るのに苦労することもあります。
初めて塗装の仕事に挑戦する方は、塗料の匂いに耐えられるかもチェックポイントです。塗料等のキツイ匂いによって、頭痛や吐き気など体調不良を起こす人もいます。実際に塗装工として働く前に、一度現場を見学させてもらい、業務ができそうかどうかも確認しておくと安心です。
また、塗装後の塗装後の刷毛とローラーなどを洗う際に、手が荒れやすいのも注意点です。塗装後の刷毛やローラーなどは、シンナーを使って塗料を洗い落とします。手荒れ防止には、毎回ゴム手袋を着用して作業するようにしましょう。
注意点3:屋外作業では日焼けしやすい
外壁塗装や屋根の塗装など、屋外作業では日焼けしやすくなっています。塗装業界は基本的に野外での仕事が中心のため、日焼けは避けられません。日焼け止めを塗っても汗で流れ落ちてしまい、効果も薄れてしまいます。
そのため、綺麗な肌や白い肌を絶対に保ちたいという女性には不向きです。できるだけ焼けないためには、日焼け止めをこまめに塗り直す、タオルや帽子などを使って極力肌を露出しないなどで対策できます。しかし、暑くなったり作業効率が悪くなったりする可能性があります。
注意点4:トイレが男女分かれていないことが多い
塗装現場のトイレは、男女分かれていないことが多いです。近年大きな建設現場などでは、男女別に簡易トイレが設置されるケースも増えてきました。しかし、小規模な建築現場は男女分かれていない場合がほとんどで、トイレ自体がない場合もあります。
また、現場にある簡易トイレを使うのに抵抗のある女性も多いです。リフォームなどの現場であっても、塗料などで汚れている塗装工は顧客のトイレを借りる訳にはいきません。トイレがない場合や簡易トイレが苦手な場合は、近くのコンビニや公園などへ毎回行くことになるので注意が必要です。
注意点5:着替えや休憩場所が男女分かれていないことが多い
今までの塗装業界は男性中心の仕事だったため、着替えや休憩場所が男女分かれていないことが多いです。工事現場には休憩場所がない場合がほとんどなので、車内などで何人かの社員で休憩を取ることになります。
また、現場には更衣室がないため、着替え場所も車内などになってしまいます。男性は周りを気にせず着替える人が多いので、更衣室や着替え場所などが整備がされていない企業が多いです。女性の社員の着替えはどうしているのかなど、企業側に確認しておくと安心です。
女性が塗装の仕事を探す際のポイント
女性が塗装の仕事を探す際は、以下の3つのポイントに注意する必要があります。
- 女性が活躍している職場か
- 通勤のしやすさ
- 性別に関係なく評価してくれる職場か
ただ勤務時間や給料などの情報だけで仕事を探してしまうと、思ったような働き方ができなかった、同期の男性社員より給料が低かったというケースもあります。
女性が塗装業界で働くには、性別関係なく評価してくれるかどうか、女性でも働きやすい職場なのかどうかなどがポイントになります。ぜひ以下のポイントに注意して、女性が活躍できる企業に就職しましょう。
ポイント1:女性が活躍している職場か
女性にとって働きやすい塗装会社を探すには、既に女性が活躍している職場がおすすめです。女性雇用の前例があるため、女性にとって働きやすい環境に整備されている可能性があります。一般的には男性社員が多い業界なので、「女性活躍中」などと謳っている企業を選びましょう。
また、同性の同僚や上司がいれば相談しやすく、早く信頼関係ができるというメリットもあります。最近では女性だけの塗装屋というチームもあるため、男性との接し方に不安があるという方はそういった求人に応募してみましょう。
ポイント2:通勤のしやすさ
塗装工の仕事を選ぶ際は、自宅から通勤しやすい職場を選ぶのがおすすめです。ほとんどの企業では、朝出社してから作業車で現場に向かいます。
職人の仕事は、塗装業界に限らず朝早くから勤務します。勤務開始時刻が朝8時くらいの現場が多いので、通勤時間が長いとその分朝早くに家を出る必要があるので注意しましょう。基本的な勤務時間の目安は、8時~17時くらいです。生活リズムを整え、遅刻しないように準備をしておきましょう。
ポイント3:性別に関係なく評価してくれる職場か
最後の注意点は、性別に関係なく評価してくれる職場か見極めるという点です。「女性活躍中」と謳っている求人でも、同等の経歴の男性と同じ給料で雇ってくれないケースもあります。
また、面接などで企業側に問い合わせても、その場では性別に関係なく評価すると応えるでしょう。本当に男女問わず評価してくれるのかを知るには、実際に企業で働いている人の意見を聞いたり、企業口コミサイトなどを参考にしたりするのも1つの手です。
【まとめ】塗装の仕事は女性にも需要あり!メリットや注意点についても要チェック
塗装の仕事は、女性にも需要があります。人手不足の問題解消以外にも、女性ならではのセンスや技術が活躍する業種です。塗装の仕事を女性に任せるメリットを理解し、女性ならではの仕事ができれば男性以上の活躍も見込めます。
また、女性が活躍できる企業に就職することがとても重要です。今まで男性中心の職業だったため、ほとんどの企業が女性が働きやすい環境に整備されていません。本記事の女性が塗装の仕事を探す際のポイントを参考に、女性が活躍できる職場を見つけましょう。