一人親方におすすめのクレジットカード5選!カード利用のメリットや申し込み時の注意点を解説!

一人親方が個人事業主として独立した際に、ビジネス用のクレジットカードを使えるとどんなメリットがあるのでしょう。この記事では、一人親方としてクレジットカードを持つメリットやカード申請時の注意点、クレジットカード選びのポイントについて解説します。一人親方に最適なクレジットカードも紹介しますので参考にしてください。

一人親方向けクレジットカードとは

一人親方向けのクレジットカードはビジネスカードや法人カードと呼ばれます。一般的なクレジットカードにはどのような違いがあるのでしょうか。ここからはクレジットカードの種類や特徴について解説します。項目としては次の3点です。

  • 一般的なクレジットカードの特徴
  • 法人カードやビジネスカードの特徴
  • クレジットカード申し込み時の審査内容

以下、順に説明します。

一般的なクレジットカード

現在では85%以上の人が保有しているといわれるクレジットカードは、個人の消費活動の主流です。カード一枚でほとんどのお店で決済できる便利さに加え、クレジットカードを持つことが社会的な信用を保有しているステータスともいえるでしょう。50万円から300万円程度の限度額設定でリボ払いなどの便利な使い方が可能です。個人情報のみで申し込みが可能で収入証明などの書類も不要なカードが増えてきました。

法人カードとビジネスカード

ビジネスカードは一人親方のような個人事業主やフリーランス、中小企業向けの事業用クレジットカードです。一方、法人カードは法人登記をした会社向けのクレジットカードで銀行に法人口座を開設している法人が対象です。どちらも、トラブル発生時の弁護士相談や、旅行保険などビジネス関連の付帯サービスが充実しています。また、高額の利用限度設定が一般的です。最近では一人親方でも申し込める法人カードや年会費不要のビジネスカード会社も増えてきました。

クレジットカード作成時に審査される内容

個人事業主がクレジットカードを申し込む場合は、最初に申し込み者個人の信用情報が審査されます。具体的にはローンの借り入れ状況やクレジットカードの利用状況です。多額の借入や、遅延や延滞が繰り返されていると審査は不利にはたらきます。個人の信用情報は信用情報の管理や保管をしている機関で共有されています。次に事業の決算状況や実績年数が審査されます。最近では、個人情報のみで審査する会社や事業開始初年度でも申し込めるカードも増えてきました。

一人親方がクレジットカードを作るメリット

一人親方がクレジットカードを利用すると数々のメリットがあります。それぞれのカードに搭載された機能や独自のサービスは後述するとして、ここでは次の3点にポイントを絞りました。

  • 開業後の運転資金として便利に使える
  • 事業の経費をまとめやすい
  • 労災保険への加入に便利

以下順に説明します。

開業直後の運転資金に使える

一人親方用のクレジットカードは、開業後の運転資金の補助として利用できます。クレジットカードは通常1カ月から1.5カ月後の決済です。クレジットカードで資材や備品を購入しておけば、売上金が入るまでのタイムラグに対応できます。全ての資金をクレジットカードで賄うのではなく、自己資金の補助として利用するようにしましょう。

経費をまとめやすい

クレジットカードを事業専用にして必要な経費を決済すれば、純粋に事業にかかった経費だけがクレジットカード決済として履歴に残ります。毎年の確定申告では年間の売上げや経費を計算して利益を計上し無ければなりません。経費をクレジットカードで決済しておけば利益計算をするときにカード履歴だけを見ればよいので効率的です。経費をクレジットカード決済にしておけば、年間の経費計算が楽になります。

<h3>労災保険加入や支払いに使える

一人親方が労災保険に特別加入するとき、入会金や保険料などをクレジットカード決済にすると次のようなメリットがあります。

  • 労災保険番号がすぐに判明する
    クレジットカード決済では、決済時即入会となるので、労災番号がすぐにわかります。
  • 保険料および会費が月払いになる
    クレジット決済で労災保険料を決済すると通常年払い(21709円~)のところが月払い(1810円~)になるので、一時的に大きな金額を支払う負担がありません。
  • 銀行やコンビニに支払いに行く手間が省ける
    自動的に決済されるので銀行などに支払いに行く手間が省けます。うっかり支払いを忘れるなどのトラブルもありません。

一人親方としてクレジットカードを作る時の注意点

この項目では、一人親方としてクレジットカードを作る際の注意点について解説します。初めて事業用のカードを作る場合の注意点は以下の5点です。

  • 会社員としてはたらいている時に申し込む
  • 申し込み情報は正確にもれなく記入する
  • 同時に複数のカードへの申し込みは避ける
  • できるだけ転職直後は申し込みを避ける
  • プライベート用と業務用は区別する

以下、順に説明しますので参考にしてください。

できるだけ会社員時代に作る

クレジットカードは一人親方として独立する前、会社の従業員のときに作っておくのが賢明です。従業員時代は安定収入もあり実績のある会社が背景にあるので、審査されるときも社会的信用があると判断されます。しかし、一人親方として独立直後は安定収入がなくなり会社という後ろ盾がないために信用を担保することができません。最近では、独立直後でも申し込めるカードもありますが、できるだけ会社員時代に作っておくと安心です。会社を退社してもカード契約は継続できます。

申し込み情報を正確に書く

クレジットカードの申込書に記入する情報は細部まで正確に記入しましょう。ウェブサイトから申し込むときも同様です。一人親方として独立後に申し込む場合は特に気をつけましょう。会社員のときは、背景に会社の信用があるので記入漏れがあっても「会社の信用」で審査を通過する場合もあります。しかし、独立後は個人を保証するものがないので、クレジット会社への正確な情報提供は審査を通過するためにも重要です。

同時申し込みを避ける

同時に複数のクレジットカード会社に申し込むのは避けるべきです。カードの申込書に記入した内容は銀行系・信販系それぞれの会社同士で共有されます。カード会社から見ると「同時に何枚ものカードを使おうとしている」ということです。審査時に不審な挙動と判断されかねません。カードの選択に困っても複数のカード申し込みは止めて自社に合った一枚を選びましょう。

転職直後は避ける

会社を転職したり一人親方として独立した直後のクレジットカード申し込みは極力避けましょう。前述したとおり、会社員として働いているときは、会社に所属していることでの信用がため審査時も有利に働きますが転職や独立直後はカード会社に「信用」が根付いていません。在職中の申し込みが無難です。

また、転職時に会社の寮や社宅から引っ越しした場合も注意しましょう。カード会社は審査時に在住年数も確認します。家賃を長年払っていることも社会的信用の判断材料です。

プライベートと業務用は区別する

プライベート用のクレジットカードと事業用のカードは区別して持っておく方が賢明です。事業を継続する上での運転資金の一部や経費などとプライベートの決済が混在すると事業の決算書の作成や営業利益の計算などが複雑で困難です。確定申告の場合も1年分の経費をカード履歴から抽出するのは手間がかかります。プライベートのカードとは区別して事業専用のカードを作成しましょう。

クレジットカードを選ぶときのポイント

一人親方用のクレジットカードはかなりの種類があります。この項目ではカードを選ぶときのポイントについて解説します。カード選択時のポイントは次の4点です。

  • 一人親方でも申し込めるカードかどうか
  • 年会費/限度額の設定を確認する
  • キャッシング枠をどう設定するか
  • カード独自の特典やメリットを確認する

以下順に説明します。カード選択時に厳選して自社に合った1枚を選びましょう。

一人親方(個人事業主)でも申し込めるカード会社を選ぶ

最初のポイントはクレジットカード申し込み要綱の確認です。一人親方(個人事業主)でも申し込めるカードなのか確認します。会社の情報は会社の屋号や開業届の提出程度であれば問題ありません。

前述した法人カードのように法人登記簿謄本や決算書の提出を促される場合は一旦選考から除外しましょう。カードの種類としては個人事業主向けのビジネスカードが最適です。最近では法人カードでも会社情報が不要なものもあります。

年会費/限度額を確認する

ビジネスカードや法人カードは年会費が必要なものが一般的です。高額な年会費は経営を圧迫するなど事業の負担になることもあるので注意しましょう。カードの特典や付帯サービスの充実度と勘案して判断するのが賢明です。また、利用限度額にも注意しましょう。

カードの用途として考えられるのは、独立当初の運転資金や初期に必要な資材備品の購入です。自社の規模と当面の売上予算などを考え合わせて限度額を設定しましょう。

キャッシング枠は必要性を確認して

クレジットカードにはキャッシング枠が付帯されています。キャッシングは一時的に利用するには便利ですが、リボ払いなどに設定すると高い利子(手数料)がかかります。また、キャッシング枠を大きく設定するとクレジット会社の審査に影響するので注意が必要です。これから事業を進めるに当たって現金取引が必要になる場合のみを考えて最小限に抑えましょう。

カード独自のメリットや特典を確認する

クレジットカードにはカード独自の特典やメリットがあります。事業用カードを作る際には、各カード会社の特典を比較して選択肢に入れましょう。まず、利用金額に準じたポイント付与特典がほとんどのカードに付帯しています。

ポイントの還元率もカード選択のポイントです。他にも車での移動や出張が多い一人親方には複数のETCカードが持てる点や、出張時の充実した保険なども確認しましょう。

一人親方が持つと便利なクレジットカード5選

この項目では、事業用として便利に利用できるクレジットカードを紹介します。ビジネスカードとして一人親方におすすめのカードは次の5点です。

  • 三井住友カードビジネスオーナーズ
  • JCBカードBizカード
  • ライフカードビジネスライトプラス
  • セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカンエクスプレスカード
  • アメックスビジネスグリーンカード

以下順に説明します。カード選びの参考にしてください。

三井住友カードビジネスオーナーズ

三井住友カードビジネスオーナーズ

公式サイト:https://www.smbc-card.com/camp/biz_owners/affiliate2_2_index.html
三井住友カードが提供するビジネスカードです。このビジネスカードは年会費が永年無料で使えます。申し込み資格も幅広く、高校生を除く18歳以上であれば個人事業主(一人親方)でも申し込みが可能です。申し込み時に登記簿謄本や決算書を提出する必要もありません。利用限度額も最大500万円と高額で、独立直後の必要経費や資材購入などの運転資金にも余裕で対応できます。ポイント還元率は条件がありますが最大1.5%と高い設定です。ETCカードや海外も含めた旅行保険サービスも付帯しています。

JCBカードBizカード

公式サイト:https://www.jcb.co.jp/promotion/ordercard/corp/biz-h/?
JCBのビジネスカードは個人情報のみで申し込みが可能です。登記簿謄本や決算書の提出も必要ありません。年会費は初年度無料で2年目からも1375円と格安です。請求書払いにも対応しているのでカード決済ができない業者との取引にも対応できます。また、クラウド会計ソフトとの連携も可能です。経費なども含めた会計業務が改善され経費などの管理も楽にできます。利用限度額は最大500万円と一人親方に強い味方となるでしょう。

ライフカードビジネスライトプラス

ライフカードビジネスライトプラス

公式サイト:https://www.lifecard.co.jp/card/credit/bussinesslight/
ライフカードビジネスライトプラスは、年会費が永年無料のビジネスカードです。審査書類は本人確認書類だけで、独立創業したての個人事業主でもカードを持つことができます。申し込みもウェブ完結でカード発行までの日数も短いのも便利です。利用限度額は最高500万円と十分な余裕があります。付帯サービスには弁護士無料相談も組み込まれていてトラブル対応も安心です。

セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカンエクスプレスカード

セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカンエクスプレスカード

公式サイト:https://www.saisoncard.co.jp/amex/platinumbusiness/
セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカンエクスプレスカードは、一人親方や個人事業主でも申し込めるビジネスカードです。年会費は初年度無料で2年目からは22000円で少し高額ですが、利用限度額は最大9990万円と一般法人向けのスペックと遜色ありません。期限のない永久不滅ポイント制度が採用されていてJALやamazonとも提携して幅広いポイント利用が可能です。また、法人専門の顧問弁護士サービスの優待も受けられます。

アメックスビジネスグリーンカード

アメックスビジネスグリーンカード

公式サイト:https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/green-business-corp-card/
アメックスビジネスグリーンカードは、人気の高い国際ブランドアメックスのビジネスカードです。個人事業主の開業初年度でも申し込め、必要な書類は本人確認書類だけで決算書などは必要ありません。このカードには利用限度額の設定がなく利用実績を積むことで限度枠が広がるしくみです。年会費13200円で、ポイントをはじめとした付帯サービス、特にセキュリティ面が充実しています。大手会計ソフト弥生会計との連携しているので、カード利用分の経費処理や確定申告などの作業も効率的です。

 

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【まとめ】一人親方でもクレジットカードは作れる!うまく使って事業を効率的に進めよう

一人親方でもクレジットカードの作成は可能です。クレジットカードの中には開業直後に申し込める者も増えてきました。クレジットカードには数々のメリットがあります。一人親方として独立した直後の経費や運転資金の補助、経費管理の効率化などのメリットは事業運営に有効です。クレジットカード申し込み時の注意点やカード選択のポイントを把握して、自社の規模や事業内容に合った最適な一枚を作りましょう。付帯サービスなどをうまく使えば事業を効率的に進められます。

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