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工事現場で現場の雑務などで生じた費用や、書類作成費用、ならびに軽微な材料費や消耗品費などは現場雑費として見積書に計上します。よく耳にする諸経費とはどう違うのでしょうか。
今回は、現場雑費の内容と諸経費との関係性や違い、諸経費の計算方法や内訳、業界内での相場について解説します。見積書への記載方法についても言及するので見積もり作成時の参考にしてください。
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現場雑費とは
現場雑費とは諸経費の諸経費の一種です。細かい部分の納めや注文への対応などにかかる作業費用、接着剤やモルタル、コーキングなどの軽微な材料費などが含まれます。現場雑費は請負費用に対する割合で記載されることが一般的です。
工事費に含まれない費用であるため、後々施主や発注者からの問い合わせがあることも考えられます。間違いなく応えられるように、内容を吟味して内訳を明確にしておきましょう。
現場雑費と諸経費の違い
一般的に現場雑費は現場経費に含まれます。現場経費と一般管理費を合わせたものが諸経費です。現場経費は作業員の人件費や労務管理費、福利厚生費などが含まれていて工事進行には欠かせません。その中で、現場雑費は書類作成や材料発注にかかる費用や運搬費など、少額でも工事の運営に必要な費用です。現場雑費は諸経費のなかの1つの項目と考えればよいでしょう。
諸経費の内訳
諸経費の内訳は「一般管理費」と「現場経費」です。その中には請け負った会社の得る利益も含まれています。なお、2010年10月の建設業法の改正により、建設業許可の要件に社会保険加入が義務付けられました。その関係から雇用保険などの法定福利費は諸経費とは別に見積もりに記載する会社も増加傾向です。
また、国土交通省の基準によると、諸経費の内訳の中に「共通仮設費」が設定されています。共通仮設費は足場設置費用や安全設備費用など、安全かつスムーズに工事を運営するためには必須の項目です。
現場雑費や諸経費の見積書への記載方法
この項目では、現場雑費や諸経費の記載方法について説明します。まず、諸経費を記載する場合は一般的に内訳は書きません。名目も「諸経費一式〇〇円」という形で表記します。記載する金額は、業界や企業の基準を参考に算出するのが一般的です。
ただし、総額のみの記入では施主や顧客に疑問を抱かせることもあります。そのため顧客からの問い合わせが多いのも実態です。顧客からの問い合わせに備えて、諸経費の内容については十分把握しておきましょう。
工事における現場雑費や諸経費の相場
建設工事における現場雑費や諸経費の相場は、工事全体の費用の5%から10%と高額になります。その中で現場雑費は5%前後です。ただし、会社の規模や業態によって相場が大きく変動します。企業によって現場の管理運営方法や形態が異なることが主な要因です。
基本的に諸経費や現場雑費は事業者が自由に設定できますが、顧客に同意してもらう必要があります。どのような費用にどれだけの経費が必要なのかを細部まで確認し、顧客に理解してもらえるように内容を説明しましょう。
工事における一般管理費とは?現場管理費との違いも解説工事見積書の諸経費に関する記事はこちら
工事見積書の諸経費とは?内訳や説明するときのポイントなどを解説【まとめ】現場雑費は適切に設定し顧客にもきちんと説明できるよう把握しよう
現場雑費は諸経費の一部で、現場で生じた雑務などの費用や軽微な材料費、書類作成費用、安全対策費などが対象です。どれもスムーズで安全な工事運営には欠かせません。現場雑費に現場の人件費や労務管理費などを加えたものが現場経費です。さらに、一般管理費も加えたものが見積書に記載する諸経費にあたります。
諸経費は、内訳を表記せずに総金額のみを記載するのが一般的です。金額の相場は工事全体の費用に対する割合で算出しますが、金額が大きいために、顧客が疑問を抱きかねません。顧客から問い合わせが来た場合には、きちんと対応できるように内訳や内容について十分把握しておきましょう。
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