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施工管理技士は年収も高い傾向にあり、やりがいや将来性を備えた魅力的な職種です。
最近では未経験者でも積極採用する企業も増えています。未経験者の場合は履歴書の志望理由(志望動機)の書き方に迷っている人も多いでしょう。
経験者でも自らの実績をどうアピールすればよいか悩んでいる方もいます。
この記事では施工管理技士として転職、就職する場合の志望理由の書き方について取り上げました。志望理由(志望動機)記入のポイントや注意点、例文も含めて解説しますので参考にしてください。
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施工管理技士の仕事内容
履歴書に志望理由を書く前に、施工管理技士の仕事内容を理解しましょう。
仕事の内容を正確に把握していないと志望理由を書く段階で重要な「施工管理としてどんな仕事をやりたいのか」があやふやになってしまいます。
施工管理技士とは現場の管理監督者として施工計画を作成し、下表に挙げる管理業務を遂行してスムーズで安全な現場作業を推進する重要な業務です。
管理 | 仕事内容 |
工程管理 | 竣工までの工事スケジュールを管理し、遅延があれば原因分析して適切に対応しリカバリーします。 |
品質管理 | 工事品質が設計図書通りに仕上がっているかを管理し、不具合があれば是正指示して安定した品質の確保に努めます。 |
安全管理 | 安全規則を徹底して遵守し、現場の作業員の事故や怪我を防ぎます。日頃から危険個所のチェックや作業員の安全教育を実施します。 |
原価管理 | 工事にかかる費用が予算内に収まるよう努めます。資材の発注や作業員の人件費、工事にかかる経費などを管理します。 |
施工管理技士の志望理由につながる仕事のやりがい
この項目では施工管理技士の仕事のやりがいについて解説します。
自分がその仕事のどこに惹かれてどんな所にやりがいを感じるかを表現して説得力のある志望理由を書きましょう。
ここでは次の3つのやりがいを取り上げました。
- スキルを身につけられる
- 将来性が期待できる
- 自分の仕事が目に見える形で残る
以下、項目ごとに詳しく説明します。
スキルを身につけられる
施工管理に関する知識や技術などのスキルが身に付く点は施工管理の仕事にやりがいを感じる1つの要因でしょう。
施工管理の仕事を全うするには建設に関係する幅広い知識と技術が必要です。
現場で仕事を続けることで、施工管理技士に必要な知識や技術などのスキルを身につけられます。現場で発生する様々なトラブルにも臨機応変に対応する「対応力」や、未然にトラブルを防ぐ「判断力」など建設業以外の職種でも有用なスキルも身に付きます。
施工管理の仕事を続けることで建設業に関連する技術や知識、汎用性のある対応力などのスキルが身に付くことは施工管理の大きな魅力です。
将来性が期待できる
将来性が期待できる点も施工管理のやりがいの1つでしょう。
施工管理技士は新しい建物の建築や設備の製造には欠かせない職種です。現場には施工管理技士の有資格者を配置する必要があります。
水道や電気、道路などの工事は生活に欠かせないため、施工管理は今後も高い需要が見込まれる職種です。
現在、全国的に増えている老朽化した施設や設備のメンテナンスも施工管理の需要を下支えしています。
施工管理技士の仕事は、公共事業や建造物だけではなく生活に密着した工事やメンテナンスなど幅広い需要があるため将来性が期待できる職種です。
自分の仕事が目に見える形で残る
自分でこなした仕事の成果が目に見える形として残ることは、施工管理技士として仕事にやりがいを感じる大きなポイントでしょう。
施工管理技士として現場を支え、協力会社や現場の作業員と協力して建造物が完成した際には大きなやりがいと達成感が得られます。
また、建造物は実際に目に見える成果として現場にも地図上にも残ることもやりがいの1つでしょう。
人々が完成した建造物を実際に使っている姿も見られることで、人々の生活に貢献している感覚が湧いてきます。
施工管理技士の志望理由としてアピールできる能力
この項目では施工管理技士の志望理由としてアピールすれば効果的な能力について解説します。ここではアピールできる能力を5つ取り上げました。
- リーダーシップ能力
- コミュニケーション能力
- マルチタスク能力
- 体力
- 向上心
以下、それぞれの項目について詳しく説明します。
リーダーシップ能力
施工管理の現場では強いリーダーシップが求められます。志望理由でリーダーシップ能力があるとアピールするのは効果的です。
施工管理技士は現場を統率してスケジュールどおりに安全に作業を進めねばなりません。
協力会社とのスムーズな関係や安全作業のための的確な指示など様々な場面で施工管理技士のリーダーシップが問われます。
履歴書の志望理由に、学生時代など過去にリーダーとして全体を管理した経験があれば、経験談を織り込んでアピールしましょう。
コミュニケーション能力
履歴書の志望理由にコミュニケーション能力がある点をアピールするのも良いでしょう。
施工管理の仕事にはコミュニケーションが不可欠です。
施工管理技士は現場や協力会社、時には周囲の住民と意見交換する場合があります。各所の意見を汲んだ上で現場を推進するための自分の意見を適切に伝えねばなりません。互いのコミュニケーションが取れてこそスムーズな現場管理が可能になります。
施工管理技士として就職転職を希望する場合、志望理由にコミュニケーション能力がある点を記載すると効果的なアピールになるでしょう。
マルチタスク能力
施工管理の業務は多岐にわたり複数のタスクをこなす必要があるためマルチタスク対応力が求められます。
履歴書の志望理由でマルチタスク能力をアピールするのも効果的です。
前述したように、施工管理士は工程/品質/安全/原価管理をすべてこなす必要があります。不慮の天候悪化でスケジュールが遅れた場合でも他のタスクをこなしながら工程スケジュールをリカバリーせねばなりません。
常に広い視野で現場を見ながら冷静に優先順位を判断しマルチタスクをこなせる能力は施工管理士として高い評価を受けるでしょう。
体力
体力や精神力は施工管理に限らず必要な要素です。
スポーツの経験や日頃から体力を鍛えているなどを履歴書の志望理由に記載してアピールすると効果的でしょう。今は運動していなくても今後は体力をつけるためのトレーニングを予定するなどと記載してもアピールになります。
施工管理の仕事は現場が主な職場になるので工事現場間の移動や様々なタスクをこなす体力が必要です。体力の他に精神力の強さもアピールできると良いでしょう。
不測の事態などで予定が変更された場合など、挫折しても立ち直れる精神的なタフさが求められます。
向上心
向上心があることも志望理由の中で評価されるアピールポイントです。
未経験で施工管理職を希望する場合には、資格取得に向けた学習意欲や向上心が評価されます。
建設現場には建設業法により監理技術者や主任技術者を配置しなければなりません。監理技術者や主任技術者になるには施工管理技士1級の資格取得が必要です。主任技術者は施工管理技士2級でも活動できます。
企業によっては入社後に資格取得をサポートするケースもあるので資格取得に向けた高い意識と向上心を志望理由で示すのは効果的なアピールポイントです。
施工管理技士の志望理由の作成ポイント
ここからは施工管理技士を目指す人が志望理由を書くときのポイントについて解説します。ここでは3つのポイントを挙げました。
- 施工管理技士の志望理由を明確にする
- 志望する企業の魅力を明示する
- 入社後の活躍展望を伝える
以下、順に詳しく説明します。
1.施工管理技士の志望理由を明確にする
最初のポイントは「施工管理技士を志望する理由を明確にする」です。
前述した仕事のやりがいや施工管理技士としての将来性に触れても良いでしょう。未経験者で施工管理を選んだ場合には、特に明確な志望理由を具体的に書いてください。
具体的に志望理由を伝えるためには、施工管理技士の仕事についての十分な理解が必要です。前述した4つの管理をマルチタスクでこなす業務であることに触れて自分の想いや意気込みを書いても良いでしょう。なぜ施工管理技士を志望するのかを最初に明確にしておいてください。
2.志望する企業の魅力を明示する
志望する企業の魅力を明示するのも重要なポイントです。
なぜ、その企業を選んだのかを切り口に企業の魅力を書きましょう。魅力を表現するためにはその企業について十分な知識が必要です。
志望する企業のホームページを熟読するだけでなく、同業他社との比較からも企業の魅力が見出せます。
未経験者で志望理由を書く場合は特に念入りな下調べが必要です。企業を選んだ理由は履歴書の志望理由だけでなく、面接でも良く聞かれる内容なので履歴書を書く段階から考えておきましょう。
3.入社後の活躍展望を伝える
3つ目のポイントは、入社後、施工管理士として企業にどのような形で貢献できるか明確に記載することです。
経験者で施工管理士資格を保有していれば即戦力として貢献できます。未経験者なら、自分の強みを具体的に説明して将来の資格保有も視野に入れたビジョンや意気込みを書きましょう。
履歴書には入社後の自分の姿や自分の強みを具体的に記載するとイメージしやすくなります。
企業への貢献度を記載するには志望企業の状況調査や自己分析による強みの明示が必要です。
施工管理技士の志望理由例文5選
ここからは、施工管理の志望理由記載例を紹介します。次の5つの場面ごとの例文を用意しました。
- 未経験者の場合
- 経験者の場合
- リーダーシップを活かしたい場合
- 安全な建設を活かしたい場合
- コミュニケーション能力を活かしたい場合
以下、順に文例を紹介します
未経験者の場合
未経験者の場合は学生やアルバイト生活での学びや体験を企業でどう活かすかがポイントです。資格取得に向けた学習意欲も表現しましょう。
文例
私は、学生時代に建築学部で学んだ知識が活かせる仕事に就きたいと考えています。建築系の仕事の中では、多くの人をまとめて指揮する施工管理職に魅力を感じました。 学生時代は野球部に所属し、全国大会出場という目標を掲げチームメイトとコミュニケーションを高めながらまい進した経験があります。この経験から、多くの人と目標を共有して達成できたときの喜びの素晴らしさを感じました。 施工管理の仕事でも現場や協力会社とコミュニケーションを密にし信頼関係を築いて業務にあたりたいと考えています。また、現場で実績を積んで施工管理技士の資格取得を目指す所存です。 |
経験者の場合
経験者の場合は自分が今まで業務で経験してきたことや培ってきたスキルを今後どう活かすかがポイントになります。
文例
私は今まで5年間、施工管理士として新築住宅工事の現場で執務していましたが、もっと地域に密着した仕事がしたいと思い貴社を志望しました。 施工管理では主にスケジュール管理に力を入れ、定められた納期内に竣工することを念頭に従事していましたが、昨年より地域住民の市民センターの建て替えに携わったことがきっかけで、もっと地域の社会貢献に役立つ仕事がしたいと思うようになりました。 貴社は地域密着型のプロジェクトを数多く手がけておられると伺っており、貴社で施工管理技士として働きたいとの想いが強くなりました。 今後は、5年間続けてきた施工管理業務の経験を活かして即戦力として貴社のプロジェクトに貢献したいと考えています。 |
リーダーシップを活かしたい場合
施工管理技士には強いリーダーシップが求められます。学生時代のサークル活動などでリーダー経験がある場合には自分の強みとしてアピールすると効果的です。
文例
私は学生時代に2年間世界文化サークル20名のリーダーを努めていた経験から、リーダーシップが活かせる仕事に就きたいと考えています。 世界文化サークルでは文化の違う様々な国の人をまとめてイベントなどを成功に導くプロデュースを担っていました。イベントを成功させるためにはサークル内の意見を汲み取りながら皆をまとめるリーダーシップが必要です。 父が建設関係の仕事をしていた関係で幼いころから建築の仕事に興味を持っていました。特に施工管理技士は現場の作業員をまとめてスムーズに建築物を竣工するところに学生時代に培ったリーダーシップが活かせると考えます。 今後は施工管理技士資格を取得して一刻も早く戦力として貴社に貢献したいと思っています。 |
安全な建設を実現したい場合
建築物は建設後のアフターメンテナンスも含めて安全で安心して生活できることが重要です。
施工管理の志望理由の中で「安全な建設」など具体的な要素を取り上げる場合もあります。
文例
私が貴社を志望する理由は安心安全な建築物を実現させたいからです。 貴社は特に耐震技術に優れており地震などに被災した場合でも被害が最小限に抑えられると感じました。 住宅などの建築物は安心安全に暮せるように竣工後のアフターケアも重要だと考えています。貴社の企業理念にアフターサービスの充実を掲げている姿勢にも共感いたしました。 将来は1級施工管理技士の資格を取得してあらゆる建設現場で施工管理士として働き貴社に貢献したいと考えています。 |
コミュニケーション能力を活かしたい場合
コミュニケーション能力は施工管理として働く場合の重要なスキルです。
現場の作業員や協力会社、施工主や近隣の住民とのコミュニケーションは互いの信頼関係を築くうえで欠かせません。
志望理由に自分の強みとしてコミュニケーション能力を挙げられれば効果的です。
文例
私は学生時代に語学研修で習得したコミュニケーション能力を活かせる仕事に就きたいと思っています。 語学研修の2年間はコミュニケーションの重要性を実感しました。留学期間中に語学も上達し帰国するときには現地の多くの知り合いができました。 大学で建築学を専攻していた関係で建築系の仕事に興味があり、特に施工管理は建築学の知識とコミュニケーション能力を活かして現場との信頼関係を築き1つの建築物を作り上げる点に魅力を感じています。 今は施工管理に関する知識は十分ではありませんが、将来1級施工管理技士資格を取得して様々な現場で仕事をして貴社に貢献したいと考えています。 |
施工管理技士の志望理由を作成する際の注意点
最後に施工管理士の志望理由を作成する際の注意点について触れます。気を付けたいポイントは次の3点です。
- 具体的な内容を意識する
- 結論から伝える
- 給与や福利厚生など待遇を強調しない
以下、それぞれ具体的に説明します。
具体的な内容を意識する
施工管理技士の志望理由を書くときは極力抽象的な表現を避け具体性を持たせましょう。
抽象的な表現では企業を選んだ動機に十分な説得力が伴わないことがあります。なぜその企業で働きたいのかの「なぜ」に具体性を持たせると説得力が伴います。
具体性を持たせるには、自分の過去の体験やエピソードを組み合わせると良いでしょう。
ただし、実体験がネガティブなものだと逆効果になるので注意してください。採用担当者も納得する志望理由になるように具体性のある内容の記述を心がけましょう。
結論から伝える
施工管理技士の志望理由は最初に結論から書きましょう。
自分の熱い想いを伝えたい気持ちはわかりますが、あまり長文になるとかえって論点があやふやになりがちです。
最初に結論を簡潔に表現することで伝えたいポイントが読み手にスムーズに伝わります。
志望理由では最初にその企業を選んだ理由を書きましょう。次にその理由の根拠になるエピソードや体験談を続けます。最後に結論としてもう一度選択理由を復唱して念を押すと企業の採用担当者も納得する志望理由の完成です。
給与や福利厚生など待遇だけを強調しない
施工管理技士の志望理由を書く時には給与などの待遇面だけを強調しないように気を付けましょう。
待遇面は働くうえで大切な要素ですが、志望理由に書くと採用担当者に「待遇だけを考えていて仕事に興味があるのか」と不安を抱かせることになります。また、入社後もより良い待遇の企業があれば転職を考えるのではないかと思われがちです。
志望理由を書くときは待遇や条件面は控えて、仕事に関連のある自分のスキルや強み、入社後のビジョンや意欲を中心に書きましょう。
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【まとめ】施工管理技士の志望理由は具体性が大切!説得力ある内容で内定を勝ち取ろう
施工管理技士の志望理由は書き方ひとつでその人の印象の大半が決まるので慎重に書きましょう。
自分の強みや能力を適切に表現できれば問題ありません。気を付けるポイントはより具体性を持たせる点と結論から先に書くことです。具体性を持たせるには自分の体験談やエピソードを組み合わせて書きます。
最初に書く結論は、企業に就職したいと思う理由や施工管理士になりたい理由です。履歴書に志望理由を書く際は、書き方の注意点も理解して説得力のある内容で内定を勝ち取りましょう。
施工管理の仕事でよく見られる7つの退職理由や施工管理技士の休みが少ない3つの原因についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

