建材屋とは?概要や仕事の内容・販売している商品などを紹介

建材屋

「建材屋ってどんな仕事?」「どんな商品を取り扱っているの?」とお悩みではないでしょうか。
今回は建材屋で販売されている商品や仕事内容、また顧客と良好な関係性を築く方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

建材屋とは

家やマンションを作る際に必要な材料などを工務店や建設会社に販売している業者を建材屋と呼びます。材料はフロア材、レンガ、ブロック、砂利、ドアなど、どれも建物造りには欠かせないものを幅広く扱っており、工務店や建設会社からの注文を受けて販売しています。工務店や建設会社側からすれば、各メーカーの発注作業を一度で済ませられることがメリットと言えるでしょう。また、ダンプ車などで建設現場に配達することも可能です。

建材屋で販売されている商品

建材屋では環境や市場のニーズに対応するべく、さまざまな商品を揃えています。各建材屋によって扱っている商品は異なりますが、主に下記のような商品が販売されています。

基礎型枠 ガラス 漆喰 砂利
鉄筋 防腐剤 添加剤 ブロック
セメント 配管 フェンス 工具
モルタル 接着剤 表札 木材
石材 電設資材 塗料 防水シート

上記のようにさまざまな商品があり、カーポートやシステムキッチン、ユニットバスなどの販売もしています。

ホームセンターとの違い

DIYが流行したこともあり、ホームセンターなどでも多くの商品が販売されています。「建材屋と同じなのでは?」と思う方もいるでしょう。建材屋とホームセンターの大きな違いは客層と品揃え、配送サービスがあるかないかの3点です。
ホームセンターは一般客が気軽に購入できますが、建材屋の客はほとんどがプロです。プロが相手ですから、当然品揃えも豊富で、さまざまな商品が購入できます。また建材屋で購入した場合は配送サービスがありますが、ホームセンターは客自身が持ち帰るのが一般的です。

建材屋の仕事内容

建材屋は工務店や建設会社から注文が入るのを待って販売・配送するだけではありません。ここからは建材屋の仕事内容について解説していきます。主な仕事内容は下記のとおりです。

  • 資材の配送
  • 商品の提案や営業
  • 商品以外の情報提供
  • 仕入れ
  • 倉庫管理

下記で解説するので一つずつ確認していきましょう。

資材の配送

注文された資材を建設現場に配送することも建材屋の仕事の一つです。配送する際は車やトラックを使用し、指定された現場まで運びます。大きな資材を2階や3階、または搬入時にくい場所に運ぶ場合はクレーン車を使用することもあります。建材屋は大きく重たい資材を取り扱うこともあるため、力仕事な一面があることも珍しくありません。また、資材を配送する際は確実に指定された日付や時間までに運ぶことが求められます。運ぶ資材が間違えていたり、遅れたりすると現場の作業工程に大きな影響を及ぼすためです。

商品の提案や営業

商品の提案や営業も建材屋の仕事です。現場の職人は建材自体に詳しいとは限りません。そのため、職人のニーズに合った適切な商品を提案したり、新商品を紹介したりすることも重要な仕事です。商品知識をつけてより良い商品を提案することで、信頼関係を築けるでしょう。

営業方法はいくつかに分類されており、ルート営業や特需営業などが一般的です。ルート営業はメーカー→代理店→販売店→施工店→住宅会社の流れで行われ、各業者ごとのフォローや最終的に商品を選択する手助けをしています。特需営業とは取引先を直接担当、営業する方法です。工務店や大手ハウスメーカーとの取引ができれば、安定かつ大量の発注が期待できるでしょう。

建材・資材メーカーの営業の仕事内容や年収についてはこちらの記事でも解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
建材・資材メーカーの営業はきつい?仕事内容や年収についても解説!建材・資材メーカーの営業はきつい?仕事内容や年収についても解説!

商品以外の情報提供

商品を提案・販売するだけでなく、商品以外の情報提供も建材屋の重要な仕事です。法改正や補助金制度の最新情報を提供することで、信頼関係を築けるチャンスが広がります。
また、法改正の情報から新たな商品の発注にも繋がるでしょう。顧客側も、有益な情報やより良い商品を紹介してもらえるので双方にメリットがあると言えます。

仕入れ

工務店やハウスメーカーなどから発注を受けたら速やかに商品を仕入れます。この際は原価管理や納期などを考慮して打ち合わせをすることが重要です。近年問題視されているウッドショックのように、値段が急激に高騰する可能性も否定できません。そのため、先を見据えて何をどのくらい仕入れるべきかを読むことも重要です。

倉庫管理

仕入れた商品の数量や品番、状態などを確認したら自社の倉庫で保管するのが一般的です。たとえば数量が間違っていたり、破損した商品をそのまま出荷してしまったりすると顧客に迷惑をかけるだけでなく、信頼関係が崩れる原因にもなり得ます。そのため、仕入れた商品が入荷された場合は速やかに検品を行いましょう。速やかに検品をすることで、万が一数量ミスや破損があってもすぐに対応することが可能です。

建材屋は儲かる?

「建材屋って儲かるの?」と気になる方もいるでしょう。建材屋の年収は450〜500万円ほどとなっており、年収がそれほど高いとは言えません。
年収をさらにアップさせるには、「注文された商品を配送する」といった受け身の体制で儲けることは難しいでしょう。商品や法改正などの知識をつけ、顧客側に適切な商品を提案する営業力が重要です。またニーズを聞き出し、誠実かつ良好なコミュニケーションを取ることで、顧客からの信頼を獲得しましょう。
企業の規模や勤続年数にもよりますが、年収は上がっていくことが予想されます。

将来性

昨今の建材業界は慢性的な人員不足や建材価格の高騰、また新築を建てる人の割合が減少している状態です。しかし、リフォーム需要の拡大や在宅勤務者の増加により「将来性がある」という見方もあります。断定はできませんが、リフォーム業界において、需要はさらに拡大することが期待できるでしょう。

建材屋が工務店と信頼を深める方法

建材屋が工務店と信頼を深める方法は下記の3つです。

  • 対等な関係を築く
  • 意思の疎通を深める
  • 丁寧なアドバイス

解説していくのでぜひ参考にしてください。

対等な関係を築く

建材屋と工務店、ハウスメーカー側は対等な関係を築くのが理想的です。一方的に高圧的な態度をとるようなことはせず、お互いにとって利益となるように協力しながら関係性を築いていきましょう。

意思の疎通を深める

普段から意思の疎通を深めることを意識しましょう。そのためにはコミュニケーションを取り合い、ニーズの把握、情報提供などが重要です。具体的には、早いレスポンスや、相手のニーズを聞き出す質問力、建材や建設業界に対する知識が重要になります。

丁寧なアドバイス

建材や設備の入れ替わりがあった際は、どんなに技術を持っている職人でも扱い方に戸惑うことも考えられます。常に最新情報を提供し丁寧にアドバイスすることでより良い関係が築けるでしょう。そのために常に建材に対するアンテナをはり、最新の知識をキャッチできるようにしておきましょう。

おすすめの建材通販サイトはこちらの記事で紹介しています。

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【まとめ】建材屋は建築業者にとって頼れる存在!良好な関係を築こう

建材屋について解説してきました。建材屋はプロを相手にするため、幅広い商品を取り扱っています。建材屋の仕事内容は下記のとおりです。

  • 資材の配送
  • 商品の提案や営業
  • 商品以外の情報提供
  • 仕入れ
  • 倉庫管理

建材屋と建設業者は業務を遂行するにあたって、お互いに必要不可欠な存在です。この記事を参考にして良好な関係を築きましょう。

 

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