建築業のおすすめ求人広告は?求人広告の特徴や選び方のポイントを解説

少子高齢化が進み、各企業は新入社員の確保に苦しんでいます。その中でも建設業界は、慢性的な人手不足に陥っていて、どのようにして入社してもらうかが大きな課題です。

そこで今回は建設業種の求人媒体について紹介します。昨今、盛んに繰り広げられているインターネット上での求人媒体も多くなってきました。この記事では、オンライン・オフラインの求人媒体の特徴などを解説します。建設業種の求人活動の参考になれば幸いです。

建築業で求人を載せる際の広告料金制度

求人を載せるサイトには「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」「エン転職」のように正社員を募るものと、「an」や「バイトル」といったアルバイトを募るものがあります。その広告料金制度には、

  • 全て無料で採用活動ができる「無料型」
  • 成果によって課金される「成果報酬型」
  • 広告掲載そのものに料金が発生する「掲載料金型」

の3種類が一般的です。それぞれのメリットやデメリットを検討して自社に合った広告サイトを選択しましょう。

無料型

無料型というのは、掲載料金も成功報酬も無料という総合求人サイトです。サイトを運営している企業は、主にサイト内に広告を掲載する仕組みになっています。ただし、運営業者が積極的に求職活動をしていないものも散見され、求職者に求人内容が届かないケースもあります。とはいえ、無料求人広告なのでリスクはありません。最大のメリットは採用活動コストを削減できる点です。但し、広告の内容に関するサポートが薄いので、内容を自分で考えなければならなかったり、字数や配置に制限が課されるデメリットもあります。

成果報酬型

成果報酬型は、求人広告を出して実際に応募があったときや、採用が決まったときなどに料金が発生する料金制度で、広告掲載は基本的に無料です。一般的な料金の相場は、求職者から応募があったときは1万円ぐらいから、応募が採用につながった場合には1万5千ぐらいからになります。正社員に採用が決まった場合は20万円くらいからです。広告掲載費用はは無料なのでその分コストは抑えられますが、応募者や採用人数多くなると費用が膨らみます。成果報酬型で求人広告を出す場合には、計画的な運用が必要です。

掲載料金型

掲載料金型は、求人広告を掲載する期間ごとに費用を支払う料金制度で、さまざまな企業の掲載期間を見ると、2週間と4週間が多いようです。料金はサイトによって大きく違いますが、求職者登録の多い大手サイトでは20万円以上の費用が必要な場合もあります。数万円で掲載できるサイトもありますが、求職者の登録が少なく採用につながりにくい場合があります。あらかじめ用意されたプランの中から自社に合うものを選択するタイプでは、プランごとに料金や応募者数、掲載可能なコンテンツが決められているので、余計な費用がかからず予算が管理しやすいメリットがあります。

求人広告を出すメリットとデメリット

ここでは、求人広告を出すメリットやデメリットについて解説しましょう。求人広告には求人情報誌や新聞、折りこみチラシ、ポスターなどを利用する紙媒体のものと、インターネットを媒体とするものがあります。求人メディア(就職・転職情報サイト)や求人検索エンジン(indeed、Geogleしごと検索など)、SNSなどは、目に触れたことがあるでしょう。ここでは、それぞれの媒体でのメリット、デメリットをまとめてみました。

メリット

Web媒体の特徴は、数多くの求職者にタイムリーに求人情報を提供できることです。また、効果検証がやりやすいので効果向上のための改善ができることもメリットの一つです。求人サイトの中には無料掲載やすぐに採用活動が始められるサービスもあり、スピーディに採用活動が展開できます。採用ターゲットへのアプローチが可能なサービスでは、自社の採用条件に合った人材を見つけやすいのも大きなメリットです。

デメリット

デメリットとしては、サービスを提供している求人サイトの数が多いので、自社の採用条件に合ったサイト選びに時間がかかる点があります。また、プランやオプションによっては費用が高額になるのもデメリットのひとつといえるでしょう。無料のサービスもありますが、効果的に利用するためにはサービスの内容をよく理解する必要があり時間がかかります。さらに、人気求人の場合には、応募者が多くなって採用担当者の負担が増えることも考えられます。

無料で掲載できる求人サイト・求人検索エンジン

インターネット上に数多く存在する求人サイトの中には、無料で掲載できるサイトもあります。できるだけ採用活動にかかるコストを抑えて効率よく求人掲載できるのは最大のメリットです。一方、広告の文字数制限などもあり自社の魅力を十分に表現できないことや、無料であるがゆえに競合企業が多いなどの注意点もあります。ここでは、無料掲載サイトをいくつか紹介しその特徴などを解説します。

Indeed

IndeedはテレビCMなどでも有名な世界最大級の求人サイトです。国内でも最大規模で、月間訪問者数は2300万件におよぶといわれています。Indeedの求人掲載は無料でできますが、より閲覧数を増やしたい場合は課金することで広告掲載することもできます。
Indeedは高い集客力があり、あらゆる雇用形態に対応していてすぐに始められ、掲載期間に制限はありません。一方、広告内容は自分たちで制作し、求人効果も自分たちで調べる必要があります。また、広告母数が多いので自社の広告が埋もれてしまわないよう注意が必要です。

求人ボックス

求人ボックスはカカクコムが運営する求人検索エンジンです。今では月間訪問者数700万件を超えています。求人ボックスは基本的に無料のサービスで、広告の掲載方法は「採用ボード」に無料登録し指定されたフォーマットに必要事項を書き込むだけです。また、求人ボックスのサイトに自社の採用ページがクローリングされることもあります。自動掲載なので登録や申請などは必要ありません。有料の「リスティング広告」やオプションを利用すると、設定したキーワードで検索された場合に優先的に表示され、自社の広告を目立たせることができます。利用料金はクリック課金型で、有料掲載すると求職者がクリックする度に料金が発生する仕組みです。1クリック25円から1000円で配信量によって異なり、1円単位で選択できます。

Googleしごと検索

Googleしごと検索は、Googleで求職者が「採用や求人」などのキーワードを検索すると、検索上位に求人情報が表示される機能で独立したサイトではありません。Googleしごと検索では上位3社のみ表示されますが、下部の「詳細ページ」をクリックすると3位より下の採用情報が表示されるので、自然検索上位でなくても求職者の目につきやすいメリットがあります。Googleしごと検索に掲載するためには、Web上に自社のホームページや採用ペ―ジサイトをアップし、Googleにクローリングさせなければなりません。そのため、Googleのロボットが読み込めるように、構造化データを採用ページに追加する「マークアップ」が必要です。この作業はプロに依頼することになるので別途費用がかかります。

engage

engageは、株式会社enjapanが運営するオンラインサービスです。採用に関するさまざまツールが無料で利用できます。その範囲は広く、採用サイトや求人広告の作成、応募者の管理やスカウトメールの送信などもすべて無料です。また、engageが採用企業と求職者の間に入ることも無いので企業は必要な時に必要な分だけ採用活動ができます。カスタマーサポートも充実していて、使い方やトラブルの対処も万全です。さらに、他の求人検索エンジンにも対応しているので、求職者に露出する機会が増え応募者増が狙えます。掲載期間や採用人数などの縛りもありません。このように、採用コストは抑えられますが、求人票の作成や採用計画、採用基準の設定については企業独自で調整し策定する必要があります。

スタンバイ

スタンバイはindeedなどと同じ求人検索エンジンで、優秀な即戦力を採用できるビズリーチの関連会社、株式会社スタンバイが運営しています。2020年にヤフー株式会社のYahooしごと検索と統合されたためYahooでの求人検索では上位に表示され、Yahooユーザーへのアプローチが可能です。常時1000万件を超える膨大な求人情報や、掲載求人の職種や雇用形態に縛りがありません。そのため基本的にどの企業でも無料で求人広告の掲載が可能です。有料オプションもあり、クリック課金型でスポンサー枠を確保して目立つ位置に自社広告を掲載できます。

パワーワーク

パワーワークは、WINNERSが運営する求人サイトです。求人広告の90%以上が建築業関係であることや、80%近い応募成功率、求人がサイトに掲載されれば最大5カ所の検索エンジンに同時掲載されるなどの特徴があります。閲覧層も20歳代から40歳代が中心なので、若手から中堅で即戦力の人材を確保したい企業の採用活動には最適です。また、パワーワークは無料購読誌(フリーペーパー)も発行していて、そこに掲載されればネットへは無料で求人広告が掲載されます。

ハローワーク

ハローワークは国が運営している職業紹介事業です。全国の企業が利用しており、ハローワークインターネットサービスの求人アクセス数は、月推定4500万件ともいわれています。ハローワークに求人情報を掲載するには、申し込みが必要です。最初に、ハローワークのサイトから仮登録手続きをし、次に管轄のハローワークに出向いて「事業所登録シート」と「事業所確認票」に記入し資本登録を済ませます。シートには自由記入欄がありますので自社の魅力や強みをかいて積極的にPRしましょう。求人の登録はインターネットからでも可能です。求人者マイページからログインして必要事項を書き込みます。審査が通れば求人が公開されます。

職人さんドットコム

職人さんドットコムは、建築業界や職人さんなど特定の職種に特化した求人情報だけでなく、プロの職人向けの工具や資材などのマッチングも可能な総合サイトです。現場の求人情報や空き情報なども開示されているので、長期短期に関わらず人手不足を解消したい建設現場や受注会社を探している企業にとってもメリットのあるサイトです。広告掲載は有料ですが、求人広告の場合は基本的に無料です。また、メールマガジンなどは登録した会員にしか閲覧できないため、踏み込んだ求人広告やスカウティングの際も、登録しないでサイト利用だけのユーザーには情報が届かないリスクもあります。

有料で掲載できる求人サイト・求人検索エンジン

ここからは、有料で掲載できる求人サイトや検索エンジンについて紹介していきます。それぞれのサイトは、採用活動が効率的にすすめられる特長を備えているので、効率良く人材が確保できる点が大きなメリットです。また、スカウトメール送信などもできる有料サイトも多く、登録されている求職者の中から希望に合う人材をピックアップして直接スカウトもできます。一方、かかったコストの割には効果的な採用ができなかったなどリスクも背中合わせです。以下に建築業に効果的な求人サイトを個別に解説しますので、採用活動の参考にしてください。

GATEN職

GATEN職は、土木・建築、電気工事、運送・運輸、農林畜産業など、幅広い分野の求人を取り扱っている求人サイトで、主に土木工事やとび、土工工事の求人広告に注力しています。求人広告内からすぐに応募ができて、一般の求人の場合は面倒な会員登録が必要ありません。その利便性から求職者に人気があります。求人企業はサービスに申し込むとお客様管理画面が利用できるようになり、管理画面から必要な項目を記入するだけで簡単に求人広告の作成が可能です。
広告掲載料金は契約内容によって異なり、年間契約が264000円、半年契約は165000円、月極契約は33000円となっています。

タウンワーク社員ガテンページ

タウンワークオンラインは日本最大級の求人掲載サイトです。社員ガテンページの求人は社員に特化していて、パートやアルバイト、派遣社員の雇用形態は掲載されていません。求職者も社員採用を求める人がほとんどなので、正社員の確保を狙う企業の求人に適しています。
求人広告の掲載料金は、広告掲載エリアや掲載期間によって異なり、東京を中心とした関東圏では、2週間掲載で18000円(税抜)、4週間で30000円(税抜)です。比較的低料金で広告掲載できるのでコストが削減できます。またオプション(9000円/2週間、15000円/4週間)を追加すると、サーチローテーション枠に掲載され、ネットでの発見性を1.3倍にあげることが可能です。登録申し込みはサイトからできて、原稿を作るサポートも受けられます。

ジョブケン

ジョブケンは、建築業を中心に求人広告を掲載している求人サイトです。運営している会社はもともと工事会社を営んでいた企業で、建築業における人手不足の解消に役立ちたいと求人広告サイトを立ち上げました。ジョブケンの特徴は、キャリアコンサルタントが求職者の就職をサポートしている点です。採用したい企業と就職したい求職者とのマッチングをしてくれるので効率の良い採用活動ができます。また、サイトには企業側からのスカウト機能もあるので便利です。ジョブケンは完全成功報酬型の料金体系なので、採用が決まるまで一切費用はかかりません。成功報酬は採用者の職種や年収によって変わってきます。エージェントサービスを利用する場合は、年収の20%から35%が相場です。

リクナビNEXT

リクナビNEXTは登録者数1000万人を超える求人サイトの最大手です。登録者数とともに掲載企業数も多く、自社に適合した人材を確保するには掲載ページの上位に求人広告を載せる必要があります。広告掲載費用は求人広告の掲載順位や文字量、写真の数などで異なり、18万円から180万円です。例えば、掲載順位が最上位の「N5Lプラン」を4週間掲載すると総額180万円となります。登録者数が膨大なため上位掲載は最大の広告効果を得られますが、申し込む場合は費用対効果を慎重に検討して自社に適合したプランを選択することが肝要です。

doda

転職や中途採用に特化した求人サイトとして有名なのがdodaです。登録者数は600万人を超える規模で、登録者数の半数以上が20歳代で、若手の求人採用に力を発揮します。転職者の満足度ナンバー1といわれるdodaは、求人情報サービスと人材紹介サービスを同じブランドで展開していて、幅広い業種・職種の求職者へアプローチできるのが特徴です。広告掲載料金は25万円から150万円。掲載順位や期間などで変わります。例えば最上位に掲載される「Nプラン」を4週間掲載すると総額150万円です。

自社でできる求人方法

求人広告を出さずに、自社で採用活動を続けることもできます。インターネットが普及して、今は一人一台スマートフォンを所持する時代です。求人広告サイトに頼らなくてもSNSなどで情報発信が手軽にできます。求人情報をインターネット上で発信することで採用活動につながった例も少なくありません。自社ホームページでの発信も効果があります。ただし、求人広告専門サイトのような知名度が乏しいので、実効果につなげるには工夫が必要です。ここでは自社ホームページやSNSを使った求人採用活動について成功例も紹介しながら解説します。

自社ホームページ

自社ホームページの知名度を上げられれば採用活動にも有利です。SEO対策も必要ですが、求人サイトのIndeedや求人ボックスと自社ホームページを連携させる方法もあります。クローリングさせれば求人サイトでの検索上位掲載も可能です。大手求人広告会社の調査では、求人サイトを見た人の約90%が、気になった会社のホームページを閲覧しています。求人サイトだけでは不足している情報を、ホームページで補っているのです。それだけホームページのクォリティは採用活動に重要な役割を果たしているといえます。

Instagram

人材採用活動にインスタグラムを利用する企業も増えてきました。インスタグラムは10歳代から30歳代の利用者が圧倒的に多いSNSです。若年層に的を絞った採用活動には有効な手段といえるでしょう。Instagramは、
・ビジュアルで表現し情報を伝えるので若い世代への訴求力が強い
・リアルタイムで最新情報が手に入るので採用活動でスピーディに効果が出せる
・DM機能を使って個人に対して直接交渉できる
というメリットがあります。デメリットとしては、SNSに慣れていない年齢層へのアプローチに難点があることです。

TikTok

TikTokはいわゆるZ世代を中心として爆発的な人気を誇るツールです。従来の求人サイトでは広告を掲載して求職者の反応を待つといった受動的な活動でした。TikTokでは効果的なショート動画をアップすることで能動的に直接ユーザーへアプローチできます。独自のレコメンドシステムとAIにより、投稿した自社の動画が、似たような好みを持つユーザーへ自動的に拡散されるのです。実際に平均年齢50歳を超える企業が、TikTokの活用により多くの30歳代の採用に成功した例もあります。まずは、自社を知ってもらうことが重要です。ユニークな動画を投稿できれば企業の認知度も上がり採用につながるでしょう。

「tiktokの運用方法が分からない」「採用に力をいれたい」という場合は採用に特化したサービスを利用するのもおすすめです。バズステップ採用は、tiktok採用に特化したサービスで、2か月で10人の採用に至ったという実績もあります。

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【まとめ】求人広告やインターネットのSNS・ホームページなどを活用して人手を増やそう!

建築業界にとって、慢性的な人手不足と高齢化は深刻な問題です。特に若い世代の新規採用についてはどの企業も頭を抱えていることでしょう。求人広告を効果的に活用して採用活動を実のあるものにするには、求人の方法を多角的に捉えて自社に合った広告を掲載することが必須です。求人広告を掲載するサイトの特徴を理解し、コストやタイミングを考えて自社の状況に合う方法で採用活動を展開してください。
ここで紹介した求人サイトが採用活動の一助になれば幸いです。

建設と建築の違いとは?業界や仕事内容の違いも解説建設と建築の違いとは?業界や仕事内容の違いも解説

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