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- 所属している建設設計事務所を退職したいと考えているけど、おすすめの転職先は?
- 未経験の職種に転職するのはつらいから、今のキャリアを活かせる転職先が知りたい
- 私の年齢で今の設計事務所から転職するにはどうしたらいい?
こんな疑問や悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
今回は、設計事務所で働いた経験を活かして転職する場合のおすすめの転職先と、転職を成功させるための方法を解説します。
設計事務所から転職する理由
設計事務所を退職する理由は、責任の重さと労働時間の長さです。設計事務所の仕事は納期が厳しく、締め切りに間に合わせるため残業をします。
特に設計変更が発生すると、図面を修正しなければならず最悪の場合、工事をやり直す必要があります。工事の遅れを防ぐために、設計者は長時間労働をして図面を修正・提出します。
このようなプレッシャーと長時間労働を続けるうちに、心身ともに疲弊し、転職を考える人は増えています。
設計事務所から転職する難易度
設計事務所から転職をするときの難易度は、「年齢」と「資格」によって大きく変化します。
20代は適応能力が高く、体力もあるといった点が強みです。さらに多くの企業が、20代を採用する際には潜在能力を重視しています。そのため、同じ業界だけでなく未経験の業界への転職も難しくないでしょう。
一方で、40代以上になると未経験の業界への転職の難易度は高いです。これまでのキャリアを活かせる転職先を選ぶのが現実的です。
資格についても、1級建築士など専門性が高い資格保有者は転職先に困ることは少ないでしょう。しかし、資格を持たず年齢も高い場合は、選択肢が限られるため転職は難しいです。
転職する難易度を下げるには、今までのキャリアと共通点のある業種を選ぶことが重要です。
設計事務所からのおすすめ転職先5選
設計事務所からのおすすめの転職先を5つ紹介します。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、住宅に特化した建設会社で営業や設計・施工まで住宅に関係する仕事を全て行います。設計事務所とは営業相手が異なり、ハウスメーカーは個人のお客様を対象にしています。
ハウスメーカーに転職した際は、モデルハウスでの営業もあるでしょう。営業にも興味があり、企業相手ではなく個人のお客様を相手にしたい方に向いている転職先です。
デベロッパー
デベロッパーは、都市開発など土地の開発事業を行う会社です。クライアントは政府や自治体などが多く、公共性の高いプロジェクトに携われます。
デベロッパーに転職するには、不動産や投資などの様々な知識が求められます。自己成長に熱心な方に向いている転職先です。
ゼネコン
ゼネコンとは、特別建設業許可を受けた工事会社のことです。ゼネコンは大規模な商業施設やマンションの建設などを請け負います。取引先は主に法人です。
ゼネコンは建設に関わる営業や設計、施工など一通りの工程を行います。設計だけではなく様々なキャリアがあるため、設計知識を活かして別の職種に挑戦したい方に向いている転職先です。
建材メーカーなどの建築関連企業
建材メーカーは、住宅や施設などを建てる際の建材を開発や生産・販売する会社です。取り扱う建材は企業によって違うため、住宅メーカーやゼネコンなど様々なお客様と関われます。
特に、建材の開発で設計の経験が活かせます。ものづくりが好きな方や営業が好きな方に向いている転職先です。
独立
設計スキルに自信があり、営業も得意であれば独立という選択肢もあります。個人事業主は働き方を自分で決められるため、自由な時間に働くことができます。
しかし、個人事業主には経理など様々な知識が求められます。経営者としての仕事もできる方におすすめです。
設計スキルを活かせる職種
設計スキルを活かせる職種を4つ紹介します。
現場監督
現場監督は、工事の管理を行い安全で高品質な建物を建てるのが仕事です。工事は設計図面のとおりに進めるので、設計スキルがあり図面を読める現場監督は重宝されます。
具体的には施工管理の仕事が向いているでしょう。施工管理の仕事には施工計画書の作成があり、設計図面から計画を立てることが多いです。
管理作業にストレスを感じにくい方に向いている仕事といえます。
建設コンサルタント
建設コンサルタントは、発注者の代わりに建設現場を調査し、計画を立案・図面等の作成などを行います。仕事として図面の作成が多いため、設計スキルが活かせるでしょう。
発注者のサポート業務が中心となるため、図面作成などの事務作業が多いです。デスクワークが得意な方に建設コンサルタントの仕事は向いているでしょう。
公務員
公務員の技術系職員の仕事は、特定の専門知識を活かしてものづくりを通じて、地域社会に貢献します。ものづくりをするには、設計図が必要となり設計スキルを有している人は貴重です。
設計スキルが求められる技術系職員の仕事には、土木系や建築系・電気系などのジャンルがあります。自分が専門とする設計スキルからジャンルを選択して公務員試験に挑戦しましょう。
積算士
積算士とは、工事に必要な材料や工数の算定を行う仕事のことです。積算士は設計図面や仕様書から建材の材質や数量をまとめるので、設計の仕事と相性は良いでしょう。
具体的には、設計図面をもとに材料の選出と数量の計算、工事の工程からは工数を計算するなどして工事の費用を算出します。
積算士は、淡々と仕事をこなしつつ、物事を確認するのが好きな方に向いているでしょう。
【年代別】設計事務所からの転職アプローチ方法
設計事務所から転職する際に、年代別でおすすめのアプローチ方法を紹介します。
20代
20代で設計事務所から転職するのは比較的簡単といえます。年齢的に若いこともあり設計事務所で働いた経験から、論理的思考が備わっていると企業から判断されます。
しかし、設計事務所に就職後すぐに転職するのは、特別な理由がない限りおすすめしません。十分なスキルや実績がない状態の転職は、就職活動でアピールできる材料が少ないからです。
設計業務の中で汎用性の高いスキルを身に付けてから転職するのが良いでしょう。
30代
30代で設計事務所から転職する際は、自身のスキルの棚卸しをして専門性があるか確認しましょう。専門性があるスキルは、転職する際に強力なアピールポイントだからです。
もし、専門性のスキルが見つからなかった場合は、資格を取得しましょう。まずは、自分の今までのキャリアに関係する資格を取得し、次に進みたい職種に関係する資格を取ります。
30代は20代に比べて未経験の業種へのチャレンジは難しいです。自分のキャリアと親和性の高い業種・職種を選び転職をするのが良いでしょう。
40代
40代の転職では、設計スキルに加えてマネジメント能力やリーダーシップが重視されます。企業は40代以上の転職者に対して、部下をまとめた経験や仕事を管理した実績など即戦力としての活躍を期待しています。
転職先の企業が求める能力を探し出し、それに合った自身の実績を見つけます。面接では、自分の強みと企業のニーズが重なる部分を面接官に伝えることで採用される確率は高まるでしょう。
設計事務所からの転職活動を成功させる方法
戦略がないまま転職活動を始めても成功する可能性は低いです。
設計事務所からの転職活動を成功させる方法について5つ紹介します。
自己分析を行う
まずは、自分が「どういった人間なのか」を把握するために自己分析を行いましょう。自己理解ができていると、面接官に自身のことを上手く説明できます。
自己分析の具体的な方法は、紙とペンを用意して手書きで行います。初めは自分の心の状態や将来のことについて書き出してみましょう。後日、書いた紙を見返すことで、自分の本音や進みたい方向が見えてきます。
自己分析は、焦らず時間をかけて取り組むのがポイントです。
具体的なスケジュールを立てる
転職活動をする際は、具体的なスケジュールを立てることは必須です。行動の流れを可視化することで、目標達成までの道のりがわかり余裕をもって行動できます。
具体的には「半年後に再就職する」といった期日を決めて、そこから逆算して準備を進めましょう。時間に余裕があれば、就職する時期を2カ月以上先に設定すると、求人探しや自己分析に十分な時間を確保でき選択肢の幅も広がります。
在職中の転職活動は、現在の仕事とのバランスを取りながら有給を上手く活用し、少しずつ進めていきましょう。
必要なスキルと資格を取得する
転職先に必要なスキルと資格は在職中に取得しましょう。在職中は、生活するお金に困ることなく資格取得の勉強に集中できます。
特に1級建築士のような難関資格を取得するには、長い時間勉強する必要があります。長期的な学習計画や勉強に集中できる環境を整えましょう。
面接・自己アピール対策を行う
企業の採用試験では面接が行われるため、事前に面接・自己アピールの練習をしましょう。面接は限られた時間で行われ、練習なしで臨むと話が伝わらない可能性があります。
面接官からよくある質問が「自己アピールをしてください」です。自己アピール時に面接官は、他の質問の回答と食い違いがないかなど様々なことをチェックしています。
どんな質問に対しても自分の答えに整合性がとれるように、言語化や自己分析はしっかり行いましょう。
転職エージェントを活用する
どうしても自分で企業を選べないときは、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは就職活動の専門家であり、様々なサポートをしてくれます。
特に、自分が転職したい業種に明るい転職エージェントを選ぶことで、転職先の企業について詳しい説明を受けられます。
まずは、転職エージェントに自分が働きやすい条件を相談して、その条件に合った企業を紹介してもらうことから始めてみましょう。
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【まとめ】設計事務所からの転職は難しくない!将来のキャリアプランをしっかり検討しよう
設計事務所からのおすすめの転職先や転職活動を成功させる方法などを紹介しました。設計スキルは様々な職種で求められているため、転職は難しくありません。
まずは、自己分析を行い将来のキャリアを深く考えてから転職活動をしましょう。また、自分ひとりでの転職活動に不安がある場合やサポートを受けたい場合は、自身の希望する業種に明るい転職エージェントを利用することも1つです。
建築士が独立前にすべき7つの準備についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
