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「建設業経理士ってどんな仕事をするのか知りたい!」
「建設業経理士の資格試験について詳しく教えてほしい」
このような方に向けてこの記事では、建設業経理士について・資格試験・合格率や難易度・2級以上の勉強方法・メリットなどについて紹介します。これから建設業経理士の資格取得を目指そうと思っている方は、この記事を読むことで建設業経理士の理解が深まります。
建設業経理士とは
建設業経理士の資格は、一般社団法人建設業振興基金が開催している「建設業経理検定試験」に合格した人のことです。建設業に関連した会計知識と会計処理能力を持っている建設業界の会計スペシャリストのことでもあります。
この資格の検定試験には、「建設業経理士検定試験(1〜2級)」「建設業経理事務士検定試験(3〜4級)」があります。
建設業経理士の資格試験
ここからは、建設業経理士の資格試験についての詳細を紹介します。
- 資格試験の種類
- 受験資格・かかる費用
- 試験内容
- 日程・会場
資格試験の種類
建設業経理士の試験は、1〜4級に段階分けされています。ちなみに3〜4級の場合は、建設業経理事務士となります。4級の試験では、建設業の中でも一番初歩的なことが問われます。4級合格を目指すには、簿記の仕組みを理解しておく必要があるでしょう。
また、3級では建設業の初歩的な実務を担えるほどの知識があるかが求められます。さらに2級では、実践的な実務ができるレベルが求められるでしょう。1級では、難易度がもっとも高く専門的な知識が必要で、実務をこなせる必要があります。
受験資格・かかる費用
建設業経理士では、受験資格がとくに決められていません。年齢・国籍・性別・学歴問わず、誰でも希望する級を受験できます。また、2級と3級・3級と4級などの併願受験も可能です。ただし、1級はほかの級と一緒に受験することはできません。
また、それぞれの科目の有効期限は5年間と決められています。自分のライフスタイルに合わせて1科目ずつ受験するのもありです。
試験内容
建設業経理士の試験内容は、主に下記の通りです。
- 4級・・・簿記の基本的な仕組みについて問われる
- 3級・・・建設業に関する簿記や原価計算について問われる
- 2級・・・建設業の実践的な簿記や原価計算に加えて会社会計も問われる
- 1級・・・建設業の原価計算・財務諸表・財務分析などについて問われる
また1級のみ科目合格ができ、合格は5年間有効です。
日程・会場
建設業経理士の試験は、上期・下期の2つに分かれており、年2回実施されています。上期の試験は9月に実施されており、主に1〜2級の試験が対象です。また、下期は3月に実施されており、主に1〜4級が中心です。
合格発表は、試験の2ヶ月後にホームページを通して発表を確認できます。試験の会場は全国に47地区あり、発送予定の受験票に会場名や受験番号などが記載されています。
建設業経理士の資格試験の合格率・難易度
建設業経理士の合格率は、1〜4級すべて共通して正答率70%が求められます。また合格率や難易度は受験する級によって異なります。具体的には、下記の表をご覧ください。
級 | 受験者の数 | 合格者の数 | 合格率 |
1級(財務諸表) | 1,687 | 357 | 21.2% |
1級(原価計算) | 1,869 | 285 | 15.2% |
2級 | 8,847 | 2,993 | 33.8% |
3級 | 2,010 | 1,171 | 58.3% |
4級 | 185 | 144 | 77.8% |
出典:https://www.keiri-kentei.jp/exam/past/data.html
上記の表を見ると1級に上がるにつれて、合格率が低くなっているのが分かります。
建設業経理士の2級以上の勉強方法
ここからは、建設業経理士の2級以上の勉強方法について紹介します。
- 勉強時間の目安
- テキストや問題集に取り組む
- 通信講座を利用する
勉強時間の目安
建設業経理士の試験の勉強時間の目安として、3級で約半年・2級で5〜8ヶ月・1級で6〜12ヶ月必要です。ですが、もともと簿記の知識がある人の場合、より勉強時間が短時間ですむ場合もあります。
また、勉強方法として通信教育や資格スクールを活用するのがおすすめです。通信教育や資格スクールは試験の重要な部分を中心に勉強できるので大変効率的です。
テキストや問題集に取り組む
建設業経理士の試験対策を独学で行う場合、市販のテキストや問題集を購入して勉強するのがおすすめです。また、独学が不安な方の場合は、資格のスクールや通信教育を利用するのが向いているでしょう。
すでに簿記の知識がある方は、独学でも合格できる可能性が高いです。自分のライフスタイルに合った勉強方法を見つけましょう。
通信講座を利用する
建設業経理士の試験対策として、通信講座を利用するのも1つの方法です。通信講座で有名な「ユーキャン」では、わずか5ヶ月で建設業経理士2級の資格取得が実現します。
ユーキャンは基礎から学べるため、簿記や経理の知識がない方でも、安心して取り組めるのが特徴です。基礎から学びたい方は、ぜひ通信講座を利用してみてください。
建設業経理士が活躍する場所
建設業経理士の資格が活かせる場所として、工務店などの建設業に就職することが可能です。小規模な企業から大手企業まで幅広く活躍できるでしょう。
またほとんどの建設業経理士は企業に所属し、経理士として勤務しています。建設業に関係する企業は全国にあるため、働く場所に困ることはありません。建設業経理士は、建設業に関係する企業の経理など活躍の幅が広いため、就職先の視野が広がります。
建設業経理士の魅力・やりがい
建設業経理士は、ほかの職業と比べると独自の会計処理法を使用するため、経理経験がある場合でもすぐに仕事に取り掛かることが難しい場合もあります。
そのため、建設業経理士として知識や実績を積めば、今後建設業界で活躍できるでしょう。建設業界全体の仕事や仕組みを理解したいのであれば、建設業経理士の資格を取得するのが向いています。
建設業経理士の資格を取得するメリット
ここからは、建設業経理士の資格を取得するメリットを下記の順で紹介します。
- 安定した仕事に就ける
- キャリアアップや収入アップに繋がる
- 転職するときに有利になる
- 経営事項審査の加点対象になる
安定した仕事に就ける
建設業経理士の資格を取得すれば、安定した仕事に就ける可能性が高いです。建設業界は社会のインフラを支える仕事なので、どの時代も必ず必要とされます。
また、安定した収入を得たい方におすすめです。妊娠・出産を機に退職してしまった場合でも、建設業経理士の資格を保持しておくと、再就職する際に心強いでしょう。
キャリアアップや収入アップに繋がる
建設業経理士は専門性が高い職業であるため、仕事がなくなるといったことはないでしょう。一度建設業経理士の資格を取得しておくと、一生ものの資格として役立ちます。
また、建設業経理士の資格を保持していると、手当を支給してくれる会社もあります。キャリアアップや収入アップを目指したい方に有効な資格と言えるでしょう。
転職するときに有利になる
建設業経理士の資格は、建設業に関する専門的な知識を身につけているといった証明です。建設業者は、建設業経理士の資格を持っている人を求めている傾向があるため、転職に有利と言えます。
とくに建設業経理士2級の資格を保持していると、建設業者の評価が上がるため有利です。資格を取得する場合は、2級以上を目指すとよいでしょう。
経営事項審査の加点対象になる
上記でも紹介しましたが、建設業経理士の資格は、官公庁の公共工事に入札する際2級以上の資格を持っている方がいると、経営事項審査の加点対象となります。
また建設業経理士が企業に多く在籍しているほうが、審査の際に評価が上がりやすく、落札しやすいでしょう。1級以上の建設業経理士の場合、社内の経理実務責任者として自主監査する際、評価の対象となります。
建設業経理士の資格を取得するときの注意点
ここからは、建設業経理士の資格を取得するときの注意点を紹介します。
- 2級以上は5年に1回講習を受ける必要がある
- 建設業界以外では評価されない場合がある
2級以上は5年に1回講習を受ける必要がある
建設業経理士の2級以上は、5年に1回講習を受ける必要があります。5年ごとに講習を受けて知識をアップデートしていく必要があるでしょう。
またこのような講習を「建設業経理士CPD講習」と呼んでいます。講習の詳細は、講義の時間は6時間、試験が1時間となっており、合計で7時間講習があります。受講方法はオンライン・会場、どちらでも受講が可能です。
建設業界以外では評価されない場合がある
建設業経理士の資格は、建設業界以外では評価されない場合が多いでしょう。理由としては、建設業に特化した資格なので、会計士や簿記と比べると評価されにくいのが特徴です。
しかし、一般的な簿記の基本知識を網羅することは可能なため、資格を保持していない人と比べると有利でしょう。建設業以外の転職も考えている方は、簿記の資格も取得しておくのがおすすめです。
建設業経理士と日商簿記の関係
ここからは、建設業経理士と日商簿記の関係性について解説します。
- 日商簿記との違い
- ダブルライセンスで仕事の幅を広げられる
日商簿記との違い
建設業経理士と日商簿記の違いとしては、下記の通りです。
- 簿記・・・経理や財務など業務に役立つ知識がある人に与えられる資格
- 建設業経理士・・・建設業に特化した内容を扱っている資格
建設業経理士の資格は、簿記の資格よりも役立ちます。工務店や建設会社などで、経理や財務などを行いたい場合は、建設業経理士の資格を取得するほうがよいでしょう。
ダブルライセンスで仕事の幅を広げられる
日商簿記と建設業経理士の資格は、共通する出題分野が多いです。そのため、できるなら両方の資格取得を目指すとよいでしょう。
日商簿記を取得すると、建設業以外の分野でも幅広く活躍できます。また、ダブルライセンスを目指すと仕事の幅が広がるでしょう。資格取得の順を迷っている場合は、先に日商簿記2級を目指すのがおすすめです。
建設業経理士と日商簿記のどちらも取得する方法
ここからは、建設業経理士と日商簿記、どちらも取得する方法を紹介します。
- 日商簿記から取得する
- 簿記の基礎を身につける
日商簿記から取得する
日商簿記と建設業経理士、両方の資格を目指すならまずは日商簿記を取得するのがおすすめです。簿記の基本的な知識を身につけてから建設業の勉強を行うと、効果的に学習できます。
日商簿記の受験対策は、本屋に行くと対策問題集などが販売されていることが多いので、ぜひ確認してみてください。また上記でも紹介しましたが、通信教育を利用して学習を進めていくのもおすすめです。
簿記の基礎を身につける
日商簿記よりも建設業経理士の資格を先に取得したい場合は、まずは簿記の基本知識を理解した上で建設業経理士の資格を取得するようにしましょう。
簿記の基礎をしっかりと理解して試験傾向に合わせた対策を行うと、合格に近づけます。</span資格スクールや通信教育を上手く活用して合格を目指しましょう。学習時間が取りにくい方は、資格スクールがおすすめです。
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【まとめ】建設業経理士の資格を取得しスキルアップを目指そう!
建設業経理士は、建設業に特化した会計処理能力と会計知識を保持している、会計のスペシャリストです。これから建設業経理士の資格を取得しようと思っている方は、上記で紹介した勉強方法などを参考にしてみてください。
通信講座や資格スクールを上手く活用して、自分に合った勉強方法を見つけ合格を目指しましょう。
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