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クロス屋とは住宅やビルなどの建築物の内装を担当する仕事です。またクロス貼りは建物の内観の印象の決め手となる重要な仕事でもあります。建設業を営まれている方の中にはクロス屋として独立することを検討されている方も多いかと思いますが、今回はクロス屋で独立するメリットやデメリット、注意点について紹介します。
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クロス屋とは
クロス屋とはクロス(壁紙)を建物の内装として貼る職人のことです。住宅などの建物は建設業者によって建築されて完成ではありません。内装やインテリアといった要素を加えて初めて物件として完成します。
クロス貼りは建物の内観の第一印象を決定づける重要な仕事です。またクロス屋の仕事は新築物件だけではありません。近年需要が高まっている戸建て住宅のリフォームに際してもクロス貼りは欠かせない業務の一つです。
クロス屋の仕事内容
それでは続いてクロス屋の具体的な仕事の内容についてご紹介します。クロス屋の仕事は先程もご紹介したように壁紙を貼り付ける仕事です。主にクロス貼りの仕事は3段階に分けることができます。
- パテ打ち
水と粉末を混ぜてパテを作り、石膏ボードの継ぎ目などを埋めていく作業です。クロス張りをする際の下地を作る作業です。 - 糊付け
パテ打ちに続く作業のことで、糊付機を使用しての糊付け並びに壁紙の採寸を行います。 - クロス貼り
下準備が整った後にクロス貼り作業を行います。
クロス屋で独立するメリット
それでは続いてクロス屋で独立する際のメリットを何点かご紹介します。主なメリットは以下の通りです。
- 独立のしやすさ
- ダイレクトに評価される仕事である
- キャリアを順当に積める
独立しやすい
建設業で独立するのは簡単なことではありません。業種にもよりますが、長い下積み期間を経てようやく独立をするということがほとんどです。一方でクロス屋は比較的短い期間でスキルを習得して独立できる業種であると言えます。親方について5年ほどの修行期間で、独立に必須のスキルを身につけられるでしょう。資金面も比較的安価であるのも魅力です。
ダイレクトに評価される
仕事において顧客からのダイレクトな評価は職人にとってモチベーションになるだけではなく、また別の仕事を紹介してもらえる機会にも繋がります。その点で内観の印象を決定づけるクロス貼りは顧客の目に留まりやすく、評価されやすい仕事であると言えるでしょう。
キャリアを積める
クロス屋の仕事内容は多岐に渡ります。単に要望通りにクロス貼りをするだけではなく、場合によっては顧客にヒアリングを行い内装の仕上げプランを提案すること、つまりクロスの素材や色を選定し提案することも含まれます。クロス素材によって、空間を思いのままにデザインできるので、物件のイメージアップだけでなく、価値を上げることにも貢献できるでしょう。
これらの業務を通して調度を含めた内装、インテリアコーディネートのセンスや発想力が身に付きます。結果、トータルなインテリアコーディネーターとしてのキャリアも積むことができるのです。
クロス屋で独立するデメリット
クロス屋として独立するメリットは多々ありますが、一方で幾つかのデメリットもあります。続いてクロス屋として独立する際のデメリットをご紹介します。
工期調整のしわ寄せが来る
クロス貼り作業は、工事の最終工程になるため、工期の調整を自分で出来ないことも多いです。そのため、前工程の遅れのしわ寄せがきて、納期が厳しくなり夜間工事を強いられることもしばしばあります。
各工程で何かトラブルがあれば、そのしわ寄せは最終工程に一気に来てしまうのです。他の作業の業者と調整をしつつ、クライアントに進捗状況の理解を得る必要もあるため、調整力、交渉力も必須の要素となってくるでしょう。
部屋の作りによっては時間単価が下がる
クロス貼り作業は部屋の作りや構造によって作業にかかる時間が大幅に左右されます。作業時間を要する複雑な構造をした建物のクロス貼りを請け負った際には時間単価が下がってしまいます。そのような仕事を請け負う際には、見積りはシビアに行うなど工夫して対応しましょう。
仕入れにコストがかかる
クロス屋として独立した際には仕入れ費用などのコスト管理にも十分な注意を払う必要があります。クロスの仕入れ費用は素材によって様々ですが、高級なクロス材を使用する際には資金がショートすることのないように気を付けましょう。
クロス屋の独立する流れ
それでは続いて実際にクロス屋として独立する際の流れについてご紹介します。クロス屋として独立する際には主に3つの段階を踏む必要があります。
- 開業に必要な資金を準備する
どんな業種にせよ開業に際しては資本金が必要です。法人化する際に必要な資本金に加えて、当面の資金繰りに困らない程度の資金が必要です。 - クロス貼りの実務経験を積み、技能試験に合格する
独立開業する際にはクロス貼り職人としての実務経験は欠かせません。親方の元で修行すれば、おおよそ5年以内に独立できるほどのクロス貼りの技能を身につけることができるでしょう。また独立に際しては、国家資格である表装技能士の取得が推奨されます。 - 独立、開業する
資金と資格の準備が整った後にクロス屋として独立開業が可能です。個人事業主である場合は税務署に開業届を提出しましょう。また法人である場合は法務局へ会社設立登記の申請を行いましょう。
クロス屋の独立に必要なもの
それでは続いてクロス屋として独立する際に特に必要となるものを4つの観点からご紹介します。独立に際して重要であるものは
- 人脈
- 道具
- 資金
- 資格
の4点です。
人脈
どんな仕事であれ人間関係は重要です。特に独立したての頃には実績の無い状態から仕事を自分で取ってこなくてはなりません。仕入先や同業者から仕事を紹介してもらえるよう、独立前から信頼関係を築いておくのが重要です。
また、内装のリフォームを請け負っている工務店への営業が効果的です。賃貸物件を持っている大家さんへの営業も欠かせません。
道具
クロス屋として独立する際には、仕事道具も自身で揃える必要があります。クロス屋として開業する際に必要な仕事道具は主に以下の通りです。これらは知り合いから譲ってもらうのも良いでしょう。
- 糊付け機
- 撹拌機
- 脚立
- クロス貼り工具(ローラー、撫で刷毛など)
- パテ用の工具(ベラ、仕上げ板、サンダー)
- 清掃用品
- 作業車
開業資金
クロス屋は、初期投資が比較的安価なこともあり、独立しやすいと言われています。必要な機具・工具と作業車を揃えて、大まかに250万円ほどあれば大丈夫です。また、建設業許可を取得する際には、開業資金を含めた財産要件として500万円の資本金が必要となります。
資格
先程もご紹介したように、クロス屋として独立する際には表装技能士の資格取得を目指しましょう。表装技能士は壁装に関する国家資格の一つで、2級と1級に分かれています。1級表装技能士はクロス屋として熟達した技能を保持していることの証明となるため、最終的には1級表装技能士の取得を目指しましょう。
クロス屋で独立した場合の年収
クロス屋としての独立を検討されている方がもっとも気になることの一つが年収でしょう。クロス屋として独立した際の一人あたりの年収はおおよそ400万円〜600万円ほどです。また経験を積むことで単価が上がるため、高いスキルを所持する方はより高い年収の実現も可能です。
クロス屋の独立で注意するポイント
続いてクロス屋として独立する際に注意するポイントをご紹介します。主に以下の3つの観点でご紹介します。
- 集客方法
- 資金計算
- 決済方法
集客方法
クロス屋として独立をした際には、複数の集客方法を持っておくことが大事です。独立した直後には顧客を通じて新たな顧客を紹介してもらうことはあまり期待できません。親方など既存の伝手を頼るほか、マッチングサイトや広告を活用して集客方法を工夫しましょう。
こちらの記事では内装業におすすめの7つの営業方法と営業のコツを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
運転資金の計算
独立をすれば運転資金の計算も自身で行う必要があります。いつどれくらいの資材を購入しなければならないのか、いつ収入が振り込まれるかをしっかりと把握することが大事です。また、資金ショートを回避するためにこまめに帳簿をつけるようにしましょう。
クレジット決済の対応
近年ではキャッシュレス化が進んでおり、複数の決済方法に対応することも重要です。現金による支払いだけではなく、クレジット払いを希望する顧客にも対応できるようにクレジット決済を導入しましょう。
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今回はクロス屋に関して独立する際のメリットやデメリット、独立する際の注意点をご紹介しました。クロス屋は建設業のなかでも比較的独立しやすく、また独立した際のメリットも十分にある業種です。クロス屋としての独立を検討されている方はぜひ今回の記事を参考にして独立の準備をしてみてください。
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