建設業の給料は安いといわれる理由や平均給料・決まり方などを解説

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インフラを支える建設業は、慢性的な人手不足が叫ばれる業界の1つです。人手不足の要因の1つとされている理由として、給料の安さが挙げられます。しかし、実態がどのようになっているか、正確に把握できている人は多くありません。

そこで、今回は建設業の給料水準と、安いとされる理由を解説します。給料の決まり方や収入を増やす方法についても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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建設業の給料が安いといわれる理由

建設業界の給料は安いと思われることもありますが、実際はそのようなことはありません。むしろ、全産業の中でも高い方です。では、なぜ安いと思われるのかというと、理由の1つとして就業のハードルの低さが挙げられます。

建設業は肉体作業が基本で、最初は特別な技能は必要ありません。そのため、誰でも仕事に就けます。建設業をはじめたばかりで技能がない人は熟練の職人などと比べて給料が安いため、建設業全体が年収が低いと思われている側面があります。

建設業の給料は上昇傾向にある

建設業の給料は安いと思われがちですが、実際には賃金が増加傾向です。建設業の賃金指数は、2013年から2022年の10年間で15ポイントも上昇し、確実に給料は上がっています。

特に、建設業界では若い作業員不足が深刻な問題となっているため、人員確保のために20代から30代の給料は上がり幅が大きいです。

50代以上のベテランでも、若い世代ほどではなくても給料が増えているため、業界全体として賃金の金額が上昇していることが窺えます。

建設業の年代別の平均給料

建設業の給料の状況を把握したところで、実際の賃金の金額を見ていきましょう。ここでは、10代から60代以上までの年代別で給料の平均額を解説します。実際の金額を把握して、正しい給与水準の知識を身につけましょう。

20代未満の平均給料

建設業界で働く、20代未満の若い人の給料は、平均で234万円です。一見すると安く見えますが、全産業を通した20代未満の年収は130万円未満です。そのため、年代として見た場合、非常に高水準の給料額と言えるでしょう。

建設業界で働く20代未満の多くは、正社員として働く人も大勢います。そのため、全産業と比較して給料額の金額が高いことも多いです。

20代の平均給料

建設業界で働く20代の給料は、平均で337万円程度です。この金額は他の産業と同じくらいのため、特別に高いわけでもありません。特に20代前半ではまだ技術が身についていないことも多いため、低く抑えられている傾向にあります。

ただし、経験を積み技術が身につく20代後半になると、平均年収が400万円を超えることも珍しくありません。

30代の平均給料

建設業で働く30代の給料の平均額は、約480万円です。30代になると経験を積み、技術が身につき、人によっては専門資格を取得することも増えてきます。会社にとって役に立つ資格を取得すれば、多くの現場を任され、給料が増えやすくなります。

30代は仕事にも慣れて、リーダー的な立場で仕事をすることも少なくありません。そのため、最も仕事が充実する時期とされています。

40代の平均給料

建設業で働く40代の給料の平均額は、560万円程度です。全産業での同年代の平均的な給料の金額は491万円から521万円のため、比較的高い水準であることがわかります。

40代になると、現場で働く人もいますが、管理職になって現場の運営を担う立場になることも珍しくありません。その場合、専門資格が必要なため、より高い給料が見込めます。

50代の平均給料

建設業で働く50代の給料の平均額は、600万円程度です。全産業での50代の給料の平均的な金額は540万円前後のため、40代と同じように高い水準となっています。

50代でも大工や溶接工のような専門的な職人の場合は現場で作業を行います。しかし、そうでない職種であれば、体力の低下などもあり管理する立場となることが一般的です。

60代以上の平均給料

建設業で働く50代の給料の平均額は、470万円程度です。全産業と比べても、まだ高い水準ではありますが、50代までと比べると大幅に下がる傾向があります。

専門的な技能を持つ職人以外では、体力的な理由から現場で作業をすることが困難になります。そのため、管理職や裏方として若手のサポートに回ることが多く、退職を選ぶ人も少なくありません。

建設業の給料の決まり方

建設業の平均的な給料を把握したところで、次は金額の決まり方を見ていきましょう。建設業の給料は、年齢より仕事の受け方や工種、地域によって決まります。

例えば、東京などの大都市で配管工などの需要が高い工種で働けば、高い給料が見込めます。また、大手ゼネコンや大手ハウスメーカーなどで材料込みで仕事を請け負えば、高額な収入を得ることも難しくはありません。

このように、建設業では働き方を選ぶことで、高い給料を得られる場合があります。

建設業で給料アップを目指す方法

給料が安いと思われることもある建設業で収入を増やすためには、主に次の3つの方法があります。

  • 資格を取得する
  • 実務経験を重ねる
  • 転職する

それぞれの方法を具体的に解説するので、給料を増やす参考にしてください。

資格を取得する

資格を取得することで、給料のアップが可能です。建設業界は常に人手が不足していますが、特に施工管理技士や建築士などの有資格者が求められています。どちらの資格も、取得は容易ではありませんが、有資格者になることで大幅な給料の増加も期待できます。

職人として働く場合でも、資格を取得することで任せられる現場が増えて、給料のアップが可能です。どのような将来を目指す場合でも、資格の取得で損をすることはないので、必要な資格を目指してみましょう。

実務経験を重ねる

建設業で給料のアップを目指すなら、実務経験の積み重ねも重要です。建設業界にも年功序列な部分はあるため、経験を重ねることで給料のアップが期待できます。

しかし、ただ年数を重ねるだけでは給料は増えません。専門的な工事の知識や技術、経験を身につけることが重要です。専門的な知識と技術を身につけることで、同僚はもちろんお客さんからも重宝され、現場で長く活躍できるでしょう。

転職する

建設業界で給料を上げたいなら、転職という方法もあります。建設業界は会社によって人を育てるスピード感が違います。そのため、数年働いても何の技術も知識も身につかないようであれば、同業他社への転職も有効な選択肢となるでしょう。

同じ工種であれば、転職しても仕事は変わらないため、スムーズに新しい職場に馴染めます。給料のアップを目指すためには、他社の給料について事前に情報を集めて、有利な条件で働ける会社を探しましょう。

建設業の賃上げについてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。

建設業に5%以上の賃上げ要請!課題や実施する方法などを解説

【まとめ】建設業の給料は安いといわれるが上昇傾向にある!資格の取得や経験を重ねて給料アップを目指そう

建設業界は給料が安いと思われることもありますが、決してそんなことはありません。むしろ、技術と知識を身につけて経験を積めば、高収入も目指せます。

今回の記事で解説したように、20代の後半からは他の産業と比べても建設業は給料が高くなりやすい業界です。そのため、若いうちに技術を身につけて経験を積みましょう。そして、安いと噂されるイメージを払拭し、誰もが憧れるような高収入を目指してください。

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