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家族団らんや生活を豊かにするスペースとしてルーフバルコニーは人気ですが、構造上心配なのが雨漏りです。
「ルーフバルコニーって雨漏りしやすいの?」「原因やメンテナンス方法を知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はルーフバルコニーの雨漏りしやすい理由やメンテナンス法を詳しく解説します。
ルーフバルコニーとは
ルーフバルコニー、バルコニー、ベランダなどの違いがよく分からない方もいるでしょう。ルーフとは屋根を意味しています。
1階の屋根にあたるスペースを活用して作られているのがルーフバルコニーです。ルーフバルコニーの床部分は階下の屋根部分にあたるため、他のバルコニーやベランダに比べて広いスペースを確保しやすいのが特徴です。
ルーフバルコニーが雨漏りしやすい理由
ルーフバルコニーはバーベキューや家庭菜園、物干しスペースなどのさまざまな活用法があり、ここ数年で設置する住宅が急増しています。しかし、ルーフバルコニーには屋根がないため、雨水が直接入り込むというデメリットも存在します。
雨水が入り込むことによって心配なのが雨漏りです。暮らしを豊かにしてくれるルーフバルコニーですが、雨水に晒されるため、劣化や雨漏りしやすい環境であることも理解しなければなりません。
ルーフバルコニーから雨漏りする場所
ルーフバルコニーから雨漏りする場所と雨漏りしやすい特徴は下記のとおりです。
- 外壁の亀裂
- 防水材のはがれ
- 施工の失敗
- 笠木の劣化
- 立ち上がりが低い
- 違う素材がぶつかる取り合いが多い
詳しく解説していきます。
外壁の亀裂
外壁の亀裂は、雨漏りの原因です。ルーフバルコニーにはコンクリートやモルタルがよく使用されていますが、劣化すると亀裂が入りやすくなります。一度亀裂が入ると、さらに広がる危険性が高いため注意が必要です。
防水材のはがれ
ルーフバルコニーは雨水が直接入ってくるため、防水材が施されています。よく利用されるのがFRP防水やウレタン塗膜防水です。防水材は年数とともにはがれてくるため、定期的にメンテナンスしなければなりません。防水材がはがれるとそのまま劣化が進み、雨漏りの原因になります。トップコートは5年ごと、防水材は10年ごとには塗り替えましょう。
施工の失敗
信じられないことですが、施工の段階から失敗している可能性もあります。施工の順番として、防水工事が終わってから外壁の工事に入るのが一般的です。しかし、施工業者の工期や都合で、先に外壁の工事に入ってしまうことがあります。工程が前後することによって、防水加工がしっかりと施されないといった事態が起きてしまうのです。ルーフバルコニーを設置する際は施工実績が豊富にあり、構造を理解している施工業者を選びましょう。
笠木の劣化
笠木とは、ルーフバルコニーの手すりに仕上げとして使われる資材です。笠木にはデザイン性を高める役割の他に、雨漏りを防ぐ役割があります。しかし笠木が劣化するとビスやネジなどが緩み、少しずつ水が入り込んでしまうので注意が必要です。隙間から入る僅かな水でも、長年入り続けることによって中の笠木を腐らせ、雨漏りにつながることを理解しましょう。
立ち上がりが低い
豪雨や台風の際に立ち上がりが低いと雨漏りの原因になります。とくにサッシの下部や水切り部分には注意が必要です。普段は雨水が入り込む心配は少ないですが、天候次第では雨水が跳ね返り中に水が入り込む危険性があります。デザイン性を重視し立ち上がりを低くする方もいますが、雨漏りしやすくなるためおすすめできません。18㎝ほどの高さを設けると良いでしょう。
違う素材がぶつかる取り合いが多い
取り合いとは、違う材料同士の境目になる部分を指します。たとえば外壁と手すり部分の笠木や、窓枠と防水層の境目などです。さまざまな材料を使うと取り合いが多くなり、雨漏りの原因を発生させてしまうことにつながります。それぞれの取り合いの材料によって対処法が異なるため、どのような工夫やメンテナンスをするべきか事前に確認しておきましょう。
ルーフバルコニーは定期的なメンテナンスが必要
さまざまな活用法があり、家族団らんのスペースとして人気のルーフバルコニーですが、雨漏りの原因となる箇所がいくつも存在します。
屋根がない、さまざまな材料を使用する、雨水を直接受けるといった構造上、どうしても定期的なメンテナンスは必要です。物干しスペースとして活用するために南向きに設置する方は、雨水だけでなく紫外線による劣化にも気をつけなければなりません。
ルーフバルコニーから雨漏りした場合
ルーフバルコニーから雨漏りしていた場合、下記のように対処しましょう。
- 雨漏りの原因を特定する
- 雨漏り修理業者に依頼する
詳しく解説するので参考にしてください。
雨漏りの原因を特定する
雨漏りを見つけた場合は、まず原因を特定しなければなりません。雨漏りしている箇所によって対処法が異なるからです。
雨漏りの原因を特定する方法は下記の3つです。
- 雨漏りをしていると思われる箇所に水をかける「散水調査」
- 専用のカメラで温度差を確認する「赤外線調査」
- 雨漏りをしていると思われる箇所に試験水をかける「蛍光塗料調査」
3つの方法で雨漏りの原因を特定することが第一にすることです。
雨漏り修理業者に依頼する
雨漏りの原因を特定することや修理するのは、素人にはなかなか難しいことでしょう。そのため雨漏りに気づいたときは、修理業者に依頼するのが確実でもっとも早い方法です。
雨漏り専門業者は残念ながらないため、知識や経験が豊富な業者に依頼しましょう。
ルーフバルコニーの雨漏り修理費用
業者に雨漏りの修理を依頼する場合、気になるのは費用ではないでしょうか。修理費用は部分的に修理・修復するのとリフォームで大きく異なるため、それぞれ解説していきます。
部分的な修理・補修の場合
部分的な修理や修繕の場合は安く済む場合もあります。床面張替えにかかる費用は1平米あたりFRP防水で9,000円、ウレタン防水で8,000円ほどです。
しかし、手すりや外壁の破損を修繕する場合は5〜15万円ほどの費用がかかります。劣化や雨漏りの度合いによって費用は変わるため、早めに修理や修繕を行うことが重要です。
リフォームの場合
全面的に修繕する必要がある場合は、業者にリフォームを提案されるでしょう。より防水性の高い施工を施したり、サビに強いアルミ製のシートを敷いたりして補強します。
資材のグレードにもよりますが、費用は50〜80万ほどかかります。リフォームになると高額な修繕費用がかかることを念頭におきましょう。
ルーフバルコニーの雨漏り修理方法
雨漏りの修理には主に4つの方法があります。
- トップコートを塗り替える
- 防水工事を行う
- コーキングの充填を行う
- 笠木を交換する
それぞれの概要を解説します。
トップコートを塗り替える
トップコートとは表面を保護する仕上げ材のことを指します。見た目では判断がつきませんが、トップコートは雨水や紫外線、時間の経過とともに劣化していくものです。剥がれたまま放置すると防水機能や保護機能が落ちていくため、塗替えを行うことをおすすめします。
目安としては3〜5年に一度行うと良いでしょう。
防水工事を行う
劣化が進み、雨漏りや亀裂、ひび割れがある場合は再度防水工事を行います。
ウレタン樹脂を塗る「ウレタン防水」やFRP(繊維強化プラスチック)で防水層をつくる「FRP防水」、シート材を貼り付け防水層をつくる「シート防水」などの工事法があります。
コーキングの充填を行う
コーキングとは、外壁や手すりの境目に施工されるのことです。コーキングは寿命が短く、5年ほどで劣化するため充填しましょう。
笠木を交換する
笠木の変形、損傷、サビなどは雨漏りの原因になります。見つけた場合は速やかに交換しましょう。
【まとめ】ルーフバルコニーの雨漏りは定期的にメンテナンスを行い防止しよう
ルーフバルコニーは活用性があり、日々の暮らしを豊かにしてくれる魅力的なスペースです。しかし、構造上雨漏りの危険性は高く、定期的なメンテナンスをする必要があります。本記事で紹介したメンテナンス法を参考にして、大事なマイホームを雨漏りから守りましょう。
防水工事とはなにか、目的や4つの種類・特徴について、こちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
防水工事とは?目的や4つの種類・特徴などをわかりやすく解説
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