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2025年、大阪・関西で国際博覧会が予定されています。万博とは、最新テクノロジーを駆使したパビリオンでの展示や派手なイベントが繰り広げられる、華やかな祭典です。
会場の整備や施設の建築、様々な催し物の開催などが行われ、これによる大きな経済効果も期待されます。
この記事では、2025年の大阪・関西万博の概要と見込まれる経済効果、課題について詳しく解説します。
大阪万博とは
2025年4月13日に大阪で開催される国際博覧会(通称「大阪万博」)は、日本の豊かな文化や先進的な技術を世界に発信する重要なイベントです。
万博は「万国博覧会」の略で、1928年に署名された「国際博覧会条約」に基づいて開催されてきました。世界中の科学技術を一堂に集めて、各国の事情を紹介することで国際交流を促進することが目的です。
日本でも過去に何度か万博が開催されており、その都度、国際社会との有意義な交流の場を提供してきました。
大阪万博の経済効果
アジア太平洋研究所の「アジア太平洋と関西〜関西経済白書2022」によれば、大阪で開催される予定の万博がもたらす経済効果は、周辺で行われるイベントも含めて2兆9182億円に達する見込みです。
2023年には大阪万博の建設工事が本格化し、大きな経済効果が期待されています。政府も、1970年の大阪万博や1985年のつくば科学万博、2005年の愛知万博などの過去の経験を基に、今回の万博による経済効果を約2兆円と試算しています。
予想される参加国・地域は150か国で、来場者は国内から2500万人、海外から300万人の計2800万人と予想されています。
来場者による消費額は0.9兆円と見込まれていますが、コンテンツや経済環境の影響により、特にインバウンドを中心に経済効果がさらに伸びると考えられます。
大阪万博で経済効果が望める3つの理由
前述の通り、2025年に大阪で開催される予定の万博がもたらす『経済効果』は、非常に大きなものになる見込みです。
この高い経済効果の理由には、以下の点が挙げられます。
- 国内外からの多数の来場者
- 建築物の増加
- 交通インフラの改善
一つずつ解説します。
国内外からの多数の来場者
2025年における日本国際博覧会協会の「大阪・関西万博来場者輸送具体方針(アクションプラン)初版」によれば、大阪万博の予想来場者数は約2820万人とされています。
万博へ多数の来場者が集まることによって国内の交通が活発になり、それに伴う経済効果が期待できます。また、遠方からの訪問者は宿泊施設や飲食店を利用するため、宿泊業や飲食業の経済効果も高まります。
前回開催された愛知万博での来場者数は約2205万人でした。今回はそれを上回る、多くの来場者が見込まれており、経済効果への期待が一層高まっています。
建築物の増加
大阪万博の開催にあたって周辺の建設活動が急増し、多くの雇用機会が生まれます。これが雇用の創出につながり、結果として大きな経済効果が期待できます。
建築活動が活発になるほど「建材の需要」も高まるため、日本全体の経済を活気づける起爆剤ともなり得ます。
交通インフラの改善
大阪万博に向け、国内ではさまざまな交通手段の整備が予定されています。たとえば、関西空港では第1ターミナルが改修され、国際線エリアのビル内面積が25%拡大される計画が進行中です。
2018年度の利用者実績が約2300万人であった関西空港ですが、今回の改修により国際線での受け入れ利用者を年間4000万人に増加させる見通しとなっています。
また、大阪万博の開催予定地である人工島・夢洲周辺では、大阪メトロ中央線の延伸も計画されています。交通の利便性向上が期待されるため、人々の移動がより活発化し、経済効果の増大につながると期待されています。
過去の経済効果はどのくらいだった?
過去に開催された愛知万博では、準備および開催に伴う建設や運営、来場者消費に関する支出を含め、総額は約3兆5千億円にも及びました。
また、これに加えて間接的な影響を含む経済効果は、約7兆7千億円にも上ると試算されています。愛知万博は地元の中部地域だけでなく、国全体の経済にも大きな影響を与えたと言っても過言ではありません。
大阪万博の課題
2050年に開催予定の大阪万博には、以下のような課題が浮上しています。
- 誘致の課題
- 建設工事の課題
大阪万博に関連する課題について詳しく解説します。
誘致の課題
誘致に関する課題があります。民間シンクタンクの調査によれば「万博に関心がある」と回答した人はおよそ3割程度だったと報告されています。
このため、国民の「万博に行ってみたい」という来場意向を高める施策が必要だと言えます。現在は官民一体となって広報やプロモーション活動を展開し、認知度拡大に取り組んでいます。
建設工事の課題
大阪万博の建設工事が難航しています。万博設計のデザインが複雑であることや資材価格の高騰によって、半数以上の施設で未だ、建設会社が未確定という状態です。
博覧会協会は、遅れている国には代替の箱形建物を提案していますが、自前のデザインを望む国も多く、調整の難しさが指摘されています。海外パビリオンの建設だけでなく、その内容が万博の魅力を左右すると言っても過言ではありません。
ホスト国としての力量が問われる状況です。
【まとめ】大阪万博に期待できる経済効果は2兆円超!
大阪万博では2兆円を超える経済効果が期待されており、過去に開催された愛知万博を上回る規模となる見込みです。
しかし、一方でいくつかの課題も存在します。今後の展開に注視しつつ、大阪万博が地域や国全体に良い影響をもたらすことを期待しましょう。
2025年大阪万博の公式サイトもありますので、覗いてみてください。
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