ワーカビリティーとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「ワーカビリティー」は、コンクリートの施工性を示す用語として使用されることが多いです。具体的には、新鮮なコンクリートがどれだけ扱いやすく、適切に配置、整地、仕上げられるかを示す性質を指します。

以下は「ワーカビリティー」の主要なポイントと特徴を説明しています:

 

  • 流動性:ワーカビリティーの高いコンクリートは、容易に流れ、形状を整えやすいです。これにより、型枠内にスムーズに充填され、空気の閉じ込めを防ぎます。
  • 施工の容易さ:ワーカビリティーが良好であれば、労力を大幅に減少させながらコンクリートを適切に配置することができます。
  • 品質の維持:適切なワーカビリティーは、コンクリートの均一性や完成後の品質を維持するのに役立ちます。
  • 水分の調整:ワーカビリティーは水分量に大きく影響されます。しかし、水分量を過剰に増やすと、コンクリートの強度や耐久性に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な水セメント比を保つことが重要です。

添加剤の使用:ワーカビリティーを向上させるために、特定の添加剤や適切な骨材の選択が行われることもあります。
「ワーカビリティー」は、コンクリートの施工時に効率的かつ高品質な仕上がりを実現するための重要な要因であり、建設現場での作業効率や完成した建築物の品質に大きく寄与します。