エンクローズ溶接とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「エンクローズ溶接」とは、継ぎ合わせようとする2本の鉄筋を所定の治具にセラミック製の裏当材を用いて、連続的に半自動溶接機で開先内溶接ワイヤーを充墳する継手工法。

この方法は、特定の環境下での溶接が必要な場合や、外部からの影響を受けにくい状態での溶接を行いたい場合に用いられます。

エンクローズ溶接を行う利点

  • 外部環境からの保護:風や外部からの物質の影響を受けずに溶接を行える。これは、風でシールドガスが吹き飛ばされることを防ぐために特に有効です。
  • 品質の向上:定められた環境条件下でのみ溶接を行うことで、均一で高品質な溶接を実現することができます。
  • 安全性の向上:エンクローズされた環境では、溶接作業中の火花や熱が外部に漏れることが少なく、作業者や周囲の安全性が向上します。

このように、エンクローズ溶接は特定の条件下での溶接品質を確保したり、作業の安全性を向上させるために重要な技術となっています。