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建設業界のDX化が急速に進む中、情報共有システムの位置づけはますます重要になってきました。リモートのコミュニケーションや画像や動画の共有は業務効率化するため、多くの企業で導入されてきています。今回は建設業界の情報共有システムについて、おすすめの製品や導入するメリットや機能についても説明します。
ツクノビBPOは、時間のかかる建設業業務をプロが代行する建設業特化のアウトソーシングサービスです。
工事図面作成、書類作成、事務作業などを代行できるため、現場作業に集中できることで、受注できる案件の増加や退職率の低下など、様々なメリットがあります。詳細はぜひこちらからご確認ください。
建設業界で活躍する情報共有システムとは
「情報共有システム」とは、工事において受注者と発注者間のコミュニケーション(回覧の承認や情報共有など)や工事書類の作成をインターネットを通して行うシステムのことです。
公共工事、民間工事問わず様々な規模の現場で採用されています。現場間の移動時間や書類作成から郵送のタイムロスをカットすることで、工事現場の生産性がアップする効果があります。
ASPとは
ASPとはApplication Service Providerの略称で、アプリやソフトをインターネット上に置けば、複数端末からアクセスできるサービスまたはその事業者のことを指します。
例えば、多くの人が利用している「LINE」もASPタイプの情報共有システムです。従来の1つのソフトをパソコンにインストールして利用するタイプの情報共有システムだと、遠方にそのPCを持ち運ばなければ利用できませんでした。しかしASPであれば遠方でもインターネットの環境さえあればスマートフォンやタブレットから使用できるようになったのです。
建設業界で活躍する情報共有システムの主な機能
建設業界で利用されている情報共有システムの主な機能は以下の4つです。
- スケジュール管理機能
- 工事帳簿の共有機能
- 書類の管理機能
- 電子納品機能
以下でそれぞれの機能の詳細を説明します。
スケジュール管理機能
情報システムには社内外の関係者の予定を一覧できる「スケジュール管理機能」が搭載されています。これによって工期の遅れや天候による日程調整や人員の調整もスムーズにいくようになります。それだけではなく、工期や業務名の共有や、関係者間コミュニケーションが取れる「チャット機能」や「掲示板機能」も業務効率化に大きく役立っているのです。
工事帳簿の共有機能
従来郵送か対面で行っていた工事帳簿の授受も情報システム内で可能になりました。代表的なシステムは帳簿の作成・承認ができるワークフロー機能や、帳簿等の資料のとりまとめや登録ができる発議書類作成機能が挙げられます。
書類の管理機能
複数業務の書類もツリー形式に分かりやすく保管できます。電子上であれば紛失の心配はありませんし、移動先でも必要な情報をすぐに取り出すことができるのです。工事書類というの入力から管理まで一貫して行えるのは、情報システムの大きな魅力でしょう。
電子納品機能
情報共有システムでは書類の作成や保管だけでなく、承認から納品まで行えます。書類や作品の作成やアップロードをすれば、電子上で発注者の承認まで受けられるのです。しかし、情報システムの運用は国土交通省が指定したガイドラインの範囲内で行わなければならないので注意が必要です。
参考:電子納品に関する要領・基準
建設業界で活躍する情報共有システムおすすめ5選!
多彩なシステムを搭載する情報共有システムですが、多くのサービスがあるためどれを選んだらよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、おすすめの情報共有システムを5つピックアップしました。
- basepage
- 電納ASPer
- KOLC+
- JACICクラウド
- SPIDERPLUS
以下でそれぞれのシステムについて詳しく説明します。
basepage
引用元:https://www.kts.co.jp/service/product/basepage
basepageは建設DXに対応した工事の「計画・調査/測量・設計・施工・維持管理」あらゆるフェーズで発生する事務業務を電子化した情報共有システムです。国土交通省の定めた基準を満たしているので安心して利用できます。具体的な機能は以下の通りです。
- VR/ MR
- Web会議
- BIM/CIMデータ共有
- 電子決済/電子納品
- GIS活用
電納ASPer
引用元:https://www.wingbeat.net/asper/
電納ASPerは、オンラインの情報共有を通して工事・業務の受発注者間のコミュニケーションの円滑化と生産性の向上を目指すツールです。初期設定費がかからず、運用費用も業界最低水準であることもシステムを利用する大きなメリットの1つです。主な機能は以下の通りです。
- 書類の作成と管理
- ワークフロー機能(電子上で書類を回覧・決済)
- スケジュール機能
- 掲示板機能
- 電子成果品の作成
KOLC+
引用元:https://kolcx.com/
KOLC+はBIM/CIM・点群をクラウド上で共有できる国土交通省の基準を満たしたASPタイプの情報共有システムです。主な機能は以下の通りです。
- BIM/CIM・点群を統合し、デジタルツインの現場アプリを構築
- 構築したデジタルツインにライブ映像などをAPI連携
- 電子納品
- Web会議
- 日程調整ツール
- メッセージ機能
- iPadで書き込みができるBIM野帳機能
JACICクラウド
引用元:https://jacicloud.jp/
JACICクラウドとは建設業に特化した業務支援クラウドシステムです。導入前から運用後までの手厚いサポートやカスタマイズ性の高さが魅力です。主な機能は以下の通りです。
- 技術者管理
- 建物管理
- 入札管理
- 文書管理・共有
SPIDERPLUS
引用元:https://spider-plus.com/
SPIDERPLUSは導入社1,800社以上を誇るクラウドを利用した現場の情報共有システムです。図面や書類をペーパーレス化することで、事務作業に係る時間を約50時間カットできるといわれています。主な機能は以下の通りです。
- 図面管理機能
- 写真管理機能
- 電子黒板機能
- 帳票作成機能
- 資料閲覧機能
建設業界で活躍する情報共有システムの選び方
情報共有システムには様々なものがありますが、人気のシステムでも自社に合わなければパフォーマンスは発揮できません。そこで、情報共有システムの失敗しない選び方を以下の4つのステップに分けて説明します。
- 対応デバイスから選ぶ
- 操作性から選ぶ
- 機能性から選ぶ
- セキュリティ対策から選ぶ
対応デバイスから選ぶ
対応しているデバイスを確認しましょう。タブレットやiPhone、Androidなど幅広い端末に適応している製品の方が汎用性が高く、多くの現場で滞りなく活用できます。また、現場によってはインターネット環境がない場合も考えられるので、オフラインでもある程度作業ができるシステムを選ぶとよいでしょう。
操作性から選ぶ
ICTツールに使い慣れていない職人の方も多いので、簡単操作で使いやすいものを選びましょう。いくら高機能でも、一部の人材しか使いこなせないシステムでは現場の情報はスムーズに共有できません。画面が大きく直感的に操作できるシステムが理想です。システムによっては導入前にデモサイトで操作体験を行えるものがあるので、そのような機械は積極的に利用してみましょう。
機能性から選ぶ
書類管理だけではなく、多彩な機能が搭載されているものを選びましょう。例えばチャット機能やビデオ電話ツールなどがあれば、タイムラグなく遠方とコミュニケーションが取れるので業務効率化が進みます。また、掲示板機能もあれば便利な機能の1つです。なぜなら、関係者全員にメールを送らなくても、掲示板に掲載すればシステムを利用している社内外の人間に対して一斉通知が可能になるからです。
セキュリティ対策から選ぶ
セキュリティ対策が万全なものを選びましょう。情報共有システムは書類を紛失するリスクはありませんが、サイバー攻撃やハッカーによって情報が流出するリスクがあるからです。ウイルス対策やバックアップシステムなどについてもしっかりと確認しましょう。
情報共有システムを建設業界で導入した時のメリット・効果
情報共有システムを建設業界で導入すると以下のメリットが期待できます。
- コミュニケーションの促進
- 業務の効率化
- ノウハウやナレッジの蓄積
コミュニケーションの促進
情報共有システムには、社内外とのコミュニケーションが促進されるという一面があります。
協力会社との図面や工程の変更も、口頭でやりとりするより確実にスムーズに行えます。また、メールでは一部の人としか共有できない情報もチャット機能を使えば多くの人に情報を伝えられますし、既読や未読も確認できるので安心です。コミュニケーションが気軽に行えるようになるため、連携が強化され作業の精度アップも期待できます。
業務の効率化
情報共有システムを利用する一番のメリットは、大幅な業務の効率化が進むことでしょう。書類の発議や承認、決済まですべて電子上で行えるので、対面で行ってきた際に費やした移動や郵送に使った時間を大幅にカットできます。また、出先のスマートフォンからでも情報を確認、チャットの返信などが行えるので作業後に事務所に戻る頻度もぐっと少なくなります。業務効率化によって工期が短くなるだけでなく、従業員のワークライフバランスも実現できるでしょう。
ノウハウやナレッジの蓄積
情報共有システムを使用することで、現場のノウハウやナレッジを蓄積し「〇〇さんがいなくては業務ができない」という事態が回避できるようになります。建設業界は特定の技術を持つ人に業務が偏るため属人化が起こりやすいという一面がありました。しかし、情報共有システムに業務の進捗状況や作業手順を残せば、一定の技術を持つものであれば誰でもある程度作業を進行できるようになるのです。
【まとめ】自社に合った情報共有システムを使って業務の効率化をはかろう
情報共有システムについて、おすすめの製品や導入するメリットについて説明してきましたが、いかがでしたか。多くの製品がリリースされており、その中から自社に合う製品を選ぶのは大変かもしれません。現場の人間がストレスなく必要な機能を使いこなせるシステムを選んで、業務効率化を目指してください。
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