建設業でおすすめのSNS活用法!運用して集客につなげるコツを紹介

普及率にすると82%を超えるSNSは、建設業においても欠かせないマーケティング手法となっています。しかし、ひと言にSNSと言っても様々な種類があり、

  • どのSNSを選んだらいいのか分からない
  • どうやって活用すればいいのか分からない
  • SNSでの炎上が怖い

など疑問や不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、建設業を営む方に向けてSNSの活用方法やリスク、SNS以外のおすすめの集客方法などについて紹介していきます。

建設業でおすすめのSNS活用方法

Webを用いた集客は建設業において一般的なものになってきています。中でもSNSは建設業の購買層である20代30代に普及しているため、うまく活用すれば高い集客効果が期待できるツールです。
そこでここでは建設業でおすすめのSNSツールを以下の6つ紹介します。

  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • Facebook
  • YouTube
  • Pinterest
  • LINE

有効活用するためには各SNSの特性と、運用方法を理解しましょう。

【X(旧Twitter)】情報を拡散

Xは、140字以内の文章と写真、動画が使用できるSNSツールです。10代〜50代と幅広いユーザーが利用しているツールです。Xは、拡散力が非常に高いのが特徴です。話題性の高い投稿はかなり速いスピードで拡散されるため、いわゆる「バズる」状態もつくりやすいでしょう。リアルタイム性と情報拡散力を生かして、鮮度の高い情報の掲載がおすすめです。

【Instagram】写真・動画の投稿

Instagramは画像や動画投稿を主としたSNSツールです。10代〜30代の若年層を中心に普及しています。Instagramを建設業に利用するのであれば、施工事例や施工過程の様子を投稿するのがおすすめです。「#注文住宅」などのハッシュタグもうまく活用し、自社のブランディングに役立てましょう。

【Facebook】企業・海外向けに発信

Facebookは実名性が高く、ビジネスでの利用も多いSNSです。他のSNSよりユーザーの年齢層は高く、20代~50代のビジネス層の利用が多い傾向にあります。Facebookは字数制限もなく、写真や動画もHPのリンクも添付できます。ビジネス用の SNS として利用するユーザーも多いため、BtoBのサービスや商品の紹介、広告媒体として活用するのがおすすめです。

【YouTube】動画配信

YouTubeは動画を共有するためのプラットフォームです。10代〜60代まで幅広いユーザーに支持されています。YouTubeは、他のSNSよりも長時間の動画投稿が可能なので、文面や写真では伝わりづらい自社の情報を伝えられます。例えば、ルームツアーや施工途中の様子、社内の雰囲気など動画配信ならではのコンテンツを発信しましょう。

【Pinterest】デザイン

Pinterestは興味のあるデザインのコンテンツを集められるツールです。Pinterestはクリエイティブ職や購買意欲が高いユーザーが多いのが特徴です。スタイリッシュな内装や外観など、興味を引く質の高い画像投稿をすることで、特定のユーザーに訴求できます。

【LINE】公式アカウントの運用

日本におけるLINEの普及率は8~9割と他のSNSと比較して圧倒的にユーザーの多いツールです。LINEは公式アカウントの運用をすることで、お問い合わせ窓口としてだけでなく、キャンペーンやイベントの告知などにも利用できます。属性を細かく絞ってメッセージを送ることや自動応答なども可能です。よくある質問などを想定して設定すれば、簡易的なカスタマーサポートの役割も果たしてくれます。

参考アカウント【X(旧Twitter)】

ここでは実際に建設業で参考になるX(旧Twitter)のアカウントを3つ紹介します。

清水建設株式会社

清水建設株式会社

引用元:https://twitter.com/shimizu_now
1つ目のアカウントは「清水建設株式会社」です。清水建設が実際に施工した現場や方法などの情報を投稿しています。また、くすっと笑える面白い内容や企画なども掲載しています。

新光重機株式会社

新光重機株式会社

引用元:https://twitter.com/shinkojuki
2つ目のアカウントは「新光重機株式会社」です。新光重機は重機や看板を使って若い人達にもウケる投稿をしています。また、ミニチュア重機、会社特製うちわなどのプレゼント企画などを行ってフォロワー数を着実に増やしています。

大工の正やん

大工の正やん

引用元:https://twitter.com/carpentershoyan
3つ目のアカウントは「大工の正やん」です。大工歴50年の大ベテランYouTuberのアカウントで、作業風景や豆知識などを発信しています。また、「1分で○○をする」投稿にはいいねやリツイートが多く人気があります。

参考アカウント【Instagram】

次に建設業で参考になるInstagramのアカウントを3つ紹介します。

FORT建築設計

FORT建築設計

引用元:https://www.instagram.com/fort.okayama/
1つ目のアカウントは「FORT建築設計」です。かっこいい洗面所、かわいい照明、開放感の溢れる間取りなど「おしゃれでかっこかわいい」デザイン住宅の写真が見られます。これから家を建てる人をはじめリフォームする人にも訴求できる投稿内容です。

株式会社明神綜合建設

株式会社明神綜合建設

引用元:https://www.instagram.com/myojinsohgokensetsu/
2つ目のアカウントは「株式会社明神綜合建設」です。見逃しがちな地下空間や水回り動線、子供が使いやすい空間などの写真が見られます。普段は見えないような建物の構造部分までユーザーに見せて興味をひきつけています。

クロス屋大学

クロス屋大学

引用元:https://www.instagram.com/kurosuyadaigaku/
3つ目のアカウントは「クロス屋大学」です。内装クロス職人歴25年のHIDEさんがスピーディーかつキレイに貼ることをモットーに作業を行っています。枠周りの切り方やエアコン周りの貼り方などを動画で投稿しています。内装リフォームに関心のある人だけでなく、クロスをキレイに貼りたい見習いの職人からも見てもらえるでしょう。

参考チャンネル【YouTube】

最後に建設業で参考になるYouTubeチャンネルを2つ紹介します。

小川水道メンテナンス

小川水道メンテナンス

引用元:https://www.youtube.com/@user-ur3sk8pu1r/videos
1つ目のアカウントは「小川水道メンテナンス」です。台所、洗濯機、トイレ、洗面所などの水回りトラブルに関しての動画を投稿しています。ライブやショート動画なども配信しており、リアルタイムでチャットが行えます。

解体カズーマチャンネル

解体カズーマチャンネル

引用元:https://www.youtube.com/@kaitaikazuma/videos
2つ目のアカウントは「解体カズーマチャンネル」です。解体工事や原状回復工事を請け負う会社(株式会社クリーンアイランド)の社長チャンネルです。解体工事の裏話や社長のプライベート、会社情報などを配信しています。

建設業でSNS運用するメリット

ここでは建設業でSNS運用するメリットを深堀して紹介します。SNS運用するメリットは以下の3つです。

  • 拡散力が高く、宣伝効果が期待できる
  • 低コストで運用できる
  • ユーザーと直接やり取りできる

具体的に紹介していきます。

拡散力が高く、宣伝効果が期待できる

SNSの魅力は「リツイート」や「シェア」、「おすすめ」機能によって他のユーザーへ素早く、かつ簡単に情報を拡散できることです。ユーザーが共感できるコンテンツや、「面白い」と思ってもらえるようなコンテンツを載せることで、拡散してもらえる可能性も高まります。SNSで多くの人の目に留まれば、認知度も一気にあげることができます。

低コストで運用できる

SNSは他のホームページの運用やチラシのポスティングなどとは違い、ほとんどのものが無料で始めることができます。利用方法も簡単なため、導入のハードルも低いのがメリットです。また、SNS内では課金することで広告をうつこともできます。ターゲットを絞って、より効果的にアプローチしたい場合には、広告を打つのもよいでしょう。

ユーザーと直接やり取りできる

SNSでは「いいね」等の機能で気軽にユーザーとコミュニケーションがとれるほか、コメントやDM機能を使って言葉でコミュニケーションを取ることもできます。日常的にSNSを利用している人にとっては身近に感じてもらいやすく、訪問営業やテレアポで営業をかけるよりも高い反響率も期待できます。

建設業のSNSに潜むリスク

自由度と拡散性の高いSNSだからこそ、運用する際は大きなリスクを伴います。建設業でSNSを運用するうえで考えられるリスクを以下で2つにまとめました。

炎上するリスク

SNSには炎上のリスクがあります。炎上はいつどのようなきっかけで起こるのか予想できず、対応次第では企業のイメージや利益を損なう恐れもあります。炎上の原因は多岐にわたりますが、多くは不適切な文面や写真によるものです。例えば、災害のタイミングで投稿した際に投稿し「不謹慎」と拡散される、またデマやフェイクニュースに巻き込まれ炎上するケースも考えられます。もし炎上した際は、企業として謝罪や釈明のコメントをあげ、しばらく更新頻度を控えて静観する姿勢が大切です。

情報漏洩のリスク

SNSの企業アカウントを運用する企業が増える一方、情報漏洩のリスクも高まっています。アカウントの乗っ取りや、なりすましアカウントなどによる不正アクセスによる被害だけではなく、自社の社員が社外秘の情報を写真や動画に載せてしまうなどの事例も見受けられます。一度漏洩した情報は、SNSでは瞬く間に拡散されます。その結果ブランドイメージの低下や社会的信用の失墜、最悪の場合賠償金の支払いまでものリスクが考えられるのです。セキュリティの強化と社員へのメディアリテラシーの教育は徹底しましょう。

建設業でSNS集客を成功させるためのポイント5選

SNSを効果的に運用するために欠かせないポイントを5つに分けて紹介します。
最初から完璧に全てのSNSを運用しようとはせず、まずはできる範囲から少しずつ始めてみましょう。

SNS活用の目的をはっきりさせる

SNSを利用する際に「無料だから」「競合他社もやっているから」と「とりあえず」の気持ちで始めてしまうケースもあります。しかし、SNSは成果が出るまでに時間がかかるため、目的意識が希薄だと継続できず結果としてアカウントの放置に至ることもあります。自社ブランドのブランディング、認知度の向上、もしくは集客なのかなど目的をはっきりとさせましょう。

ペルソナの設定を行う

ペルソナとはサービスを利用する典型的かつ具体的な顧客像のことを指します。ペルソナを設定し、ユーザー層を絞り込むことで効果的な集客につながり、収益化も期待できます。SNSによってユーザーの年代や性別も異なるため、ペルソナに合ったツールを選んで運用しましょう。判断が難しい場合、複数のSNSに同じ内容の投稿を続け、ユーザーのリアクションを見て選別するのもよいでしょう。

運用担当者を決める

建設業のSNSの集客は隙間時間に行っていては十分な成果は得られないでしょう。なぜなら、質の高い投稿をするだけではなく、定期的に継続しなければ表示される頻度が少なくなりユーザーの目に触れる機会も減ってしまうからです。なるべく専任の担当者を配置して本格的に取り組むことをお勧めします。

自社サイトへの誘導もする

SNS運用に力を入れるあまり、自社ホームページの運用を疎かにしていませんか。SNSは拡散力が強いツールではありますが、伝えられるのはあくまで企業の情報の一部分です。企業理念や企業の強み、実績など企業の核となる情報は、ホームページを通して初めて十分に伝えられます。SNSのプロフィールや投稿に自社ホームページのリンクを貼り、ユーザーを誘導する仕組みを作りましょう。

ハッシュタグを効果的に活用する

InstagramやX(旧Twitter)などのSNSではハッシュタグの活用が重要です。Instagramではハッシュタグが1投稿につき合計で30個まで追加できます。30個追加するのは難しいですが、人気のタグやヒットしそうな言葉などをピックアップし、できる限りつけましょう。タグをもとに検索して投稿を探す人もいるため、関連のあるタグを多くつけることでより多くの人に見てもらいやすくなります。

画質が綺麗な写真を使う

SNSでは写真の画質も重要です。画質が悪い写真だと見てもらえる可能性が低くなり、SNS運用の効果が半減してしまいます。そのため、SNSに投稿する場合は写真のクオリティをしっかり上げることも重視しましょう。施工事例などはプロのカメラマンに取ってもらうとよいでしょう。

建設業におすすめのSNS以外の集客方法

建設業にいては下記の集客方法もおすすめです。

  • ポータルサイト・マッチングサイト
  • 自治体業者登録サービス
  • セミナー・交流会への参加
  • 営業代行サービスに相談して営業戦略の提案を受ける
  • リスティング広告

それぞれの詳しい方法などについては以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
建設業界の集客方法5選|無駄な施策もご紹介|月5件獲得方法

【まとめ】SNSをうまく活用して自社のイメージアップや認知度アップに生かそう

SNSは建設業においても、非常に効果の高い集客ツールです。有効に活用できれば企業の認知度だけではなく好感度アップにも繋がります。まず、炎上や情報漏洩など考えられるリスクに関する社内の教育を十分に行い、運用する上での目的やペルソナを明確に定めましょう。そして、各媒体のユーザー層や特徴を活かし、動画や写真を使い分け充実した質の高い投稿を定期的に行っていくことではじめて効果が期待できます。まずはアカウントを作成し、SNSの集客に一歩踏み出してみましょう。

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