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「防水工事ってどんな種類があるの?」
「防水工事はどのように進めるのか知りたい!」
このような疑問を持っている方に向けてこの記事では、防水工事について・防水工事の種類や特徴・防水工事の進め方を紹介します。
防水工事は、屋上やバルコニーなど雨に触れる部分を水から守る工事のことです。建物の強度を保つためにも防水工事は必須と言えます。防水工事はどんな種類があるのか、この記事で詳しくみていきましょう。
防水工事とは
ベランダやバルコニー、屋上など雨に濡れる場所を水から守る工事のことを防水工事と言います。建物を建てるときには防水工事は行いますが、時間とともに防水効果が少なくなってしまうのが特徴です。そのため、日頃から定期的にメンテナンスする必要があります。
もし長い間防水工事をしていない場合、躯体や鉄骨が傷んでしまいます。木造の場合は、梁や柱が傷ついてしまうでしょう。
防水工事の種類や特徴
防水工事の種類は、下記の4種類です。目的や工事を行う場所によって、適切な防水工事を選択していく必要があります。
- ウレタン防水
- シート防水
- アスファルト防水
- FRP防水
ウレタン防水
ウレタン防水は、防水工事の中で最もスタンダードな方法と言われています。ペンキなどのように塗装して施工するのみなので、比較的手軽に行えるのが特徴です。ウレタン防水のメリットとしては、下記の通りです。
- しっかりとメンテナンスを行えば半永久的に保てる
- 段差があるところや複雑な形状にも対応できる
- ほかの防水工事と比べて、比較的安価に行える
ウレタン防水の耐用年数は選ぶ工法によっても変わりますが、5〜10年と言われています。ここからは、ウレタン防水の工法を3つ紹介します。
密着工法
密着工法とは、既存の下地に直接ウレタン樹脂を塗装する方法です。雪や雨水の侵入を防ぐために、防水層を何層にも重ねます。マンションのベランダや一般の住宅でよく行われる工法です。
複雑な形状にも対応でき、既存の防水層に塗装するのも可能です。また、密着工法はほかの工法と比べて安価に行えるため、よく選ばれる工法でもあります。
メッシュ工法
メッシュ工法とは、「メッシュシート」といった網目状のシートを下地と防水層の間に入れる工法のことです。メッシュシートがあることで、地震対策になったり、防水層の強度が増します。バルコニーやベランダ、廊下に適している工法です。
また、メッシュ工法は勾配がある場所だと、均等に塗装するのが難しいといったデメリットがあります。
通気緩衝工法
通気緩衝工法とは、「通気緩衝シート」といった通気性のあるシートを貼り付けた上に、ウレタンを塗装する方法です。通気緩衝シートは、下地に含まれている水分の上昇を防いでくれます。
ほかにも防水層の腫れや、浮き上がりを防いでくれるのが特徴です。下地が劣化していても、影響を受けにくいとも言われています。
デメリットとしては、下記の2つが挙げられます。
- 密着工法と比べると値段が高い
- 金属製の筒を設置する必要があるので、ベランダなどのような狭い場所には向いていない
通気緩衝工法の相場は場所にもよりますが、8,000円〜8,500円ほどになります。
シート防水
シート防水とは、防水性のシートを貼り付ける防水工事のことです。シートの種類は、下記のようなものがあります。
- 塩ビシート
- ゴムシート
- アスファルトシート
人や車の通りがある場所と人が歩かないような場所では、使用するシートの種類が変わってきます。シート防水のメリットは、下地を選ばずに施工できることです。またデメリットとしては、障害物のある場所や凸凹が多い面など、複雑な場所での施工には向いていないことが挙げられます。
シート防水についてはこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
シート防水とは?種類やメリット・デメリットなどを詳しく解説
接着工法
接着工法とは、専用の接着剤を使用して下地に防水シートを貼る方法のことです。接着工法のメリットとしては下記の通りです。
- ほかの工法よりも費用が安く抑えられる
- 強度が一定に保たれる
また接着工法は、下記で紹介する「機械式固定工法」のような専用の機器を持ち込む必要がないため、ベランダのような狭い場所に適しています。
機械式固定工法
機械式固定工法は、専用の金具を使用して防水シートを固定していく工法です。上記で紹介した接着工法と違って、下地に影響を受けにくく、既に漏水している箇所にも施工が可能なのが特徴です。
デメリットとしては、作業時の振動や騒音が発生してしまうことが挙げられます。ほかにも下地にある程度強度が必要と言えるでしょう。人がよく通るような場所には向いておらず、主に屋上などでよく使われることが多い工法です。
アスファルト防水
アスファルト防水とは、アスファルト製であるルーフィングシートといった防水シートを下地に貼り重ねている工法です。防水工法の中で最も古い工法と言われています。
アスファルト防水のメリットは、防水性・耐水性が高いことです。デメリットとして、火を使用した場合、悪臭や煙が発生してしまうので、注意する必要があります。そのため、周囲へ気を配りながら、工事をしていく必要があります。アスファルト防水が使用される場面は、ビルや新築マンションなどになります。
FRP防水
FRP防水とは、下地にFRP(繊維強化プラスチック)製のシートを敷き、液状のものを何度も塗っていく方法のことです。FRP防水のメリットとしては、主に下記のようなものが挙げられます。
- 工期が1〜2日とほかの種類の工事と比べて短い
- 防水性・耐久性が高い
FRP防水のデメリットとして、ほかの種類の工事よりも費用が高くついてしまう場合があります。また、屋上での使用はできないので気をつけてください。主に、バルコニー・木造のベランダで使用されている工法です。
防水工事の進め方
ここからは、防水工事の進め方を紹介します。
- 建物の状況を把握する
- 防水工事を予算に応じて発注する
- 今後の修繕計画を立てる
建物の状況を把握する
防水工事をする際は、漏水の予防として行うのか、経年の劣化による対策として行うのかによって行う工事が違ってきます。まずは、防水工事を行いたい建物がどういった状況なのかを把握しておく必要があります。
防水工事が難しい場所は基本的にはありません。漏水がある場合は、まずは原因の追求をしておく必要があります。経年劣化がある建物の場合は、漏水を防ぐためにも保証の付いている工事を行う必要があります。
防水工事を予算に応じて発注する
防水工事には、上記で紹介したように様々な種類があります。建物の劣化によっては、劣化を補填する費用がかかってくる場合もあります。防水工事を行う場合は、あらかじめ予算を決めた上で、建物に合った適切な工事を選ぶ必要があります。
まずは、複数の企業から見積もりを依頼しましょう。しっかりとこちらの要望を聞いてくれる業者だと安心です。
防水工事の費用相場はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
防水工事の費用相場は?種類別の単価や最適なタイミングなどを解説
今後の修繕計画を立てる
防水工事は定期的にメンテナンスを行うことが大切です。メンテナンスをしっかりと行うことで、建物が長く安全に維持できるでしょう。防水工事を取り扱っている業者によっては、今後の修繕計画を行ってくれるところもあります。
そういったアドバイスを行ってくれる業者を選択すれば、安心です。業者を選ぶ際は、工事の説明や今後のアドバイスをしっかり行ってくれる業者なのか、把握しておく必要があります。
防水工事には定期的なメンテナンスが必要
上記でも紹介しましたが、防水工事を行う際は定期的なメンテナンスが重要です。防水工事のメンテナンスの中でも、もっとも有名なのがトップコートの塗り直しです。トップコートの中でも、フッ素トップコート・シリコントップコートのどちらかを選択すると、約10年ほどは、メンテナンスをしなくても長持ちします。「10年に一度はメンテナンスを行う」と頭に入れておくといいでしょう。
【まとめ】適切な防水工事で建物の強度や外観を維持しよう
いかがでしたか?防水工事は主に上記で紹介した4種類あり、目的や工事をする場所によって、適切な防水工事を選択する必要があります。上記で紹介したものは代表的なもので、もっと細かく分類された工法もあります。
また防水工事は修理が高額になる場合が多く、業者の提案をそのまま採用してしまわないようにしましょう。上記で紹介した、防水工事についての基本的な知識を頭に入れておくことで、適切な工事ができます。
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