jassとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

JASS(日本建築学会建築工事標準書)は、日本建築学会が発行する建築工事に関する標準仕様書であり、一般建築物の品質向上を目的としています。建築基準法に基づいて作成されており、各種工事において一定の標準を規定しています。

JASSは法的拘束力はないものの、建築基準法に適合しない行為は認められません。JASSは技術の進歩に合わせて定期的に更新され、材料の選定や施工手順などが具体的に規定されています。

建設工事の際は、設計図書の「特記」に明記された仕様書に基づいて施工する必要があります。ただし、設計事務所によってはJASSに従わず独自の仕様書を使用する場合もあります。また、公共建築標準仕様書も存在し、これは国土交通省が監修したものであり、JASSとは異なるが内容が類似していることがあります。