路体盛土 路床盛土 違いとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

**路体盛土(ろたいせいど)**:
路体盛土は、道路や鉄道などの交通路を造る際に、地面を盛り上げるための土のことを指します。これは、地形の起伏を調整したり、土地を平らにするための土工事の一環として行われます。主に、地盤が弱い場所や沼地、河川の近くなど、盛り土が必要な場所で使用されます。

**路床盛土(ろしょうせいど)**:
路床盛土は、鉄道の線路を敷設する際の基礎となる部分を造るための土のことを指します。鉄道の線路は、線路自体の重さや通過する列車の重さ、振動などに耐えるために、しっかりとした基盤が必要となります。この基盤を作るための盛土が路床盛土です。路床盛土の上にはバラスト(砕石)が敷かれ、その上に線路が敷設されます。

要するに、**違い**を簡単にまとめると:
– 「路体盛土」は道路や鉄道などの交通路全体を盛り上げるための土を指し、全体的な土工事の一部として行われます。
– 「路床盛土」は鉄道の線路の基盤となる部分の盛土を指し、鉄道の線路を安全に敷設するための土工事の一部として行われます。

以上が「路体盛土」と「路床盛土」の違いに関する解説です。同じ「盛土」という言葉が使われることから混同されがちですが、使用目的や場所に応じて明確な違いがあります。