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フカシとは、建築構造物を損傷せずに綺麗に納めるために、柱や壁、梁、床などを構造計算で定められた厚みよりもやや厚くする手法です。
具体的な例として、コンクリートのひび割れを意図的に誘発するために、壁にひび割れ誘発目地を設けることが挙げられます。コンクリートは乾燥によって収縮し、大きな平面では必ずひびが入るため、欠きこみを設けてその部分を弱くし、ひび割れを誘発します。
この誘発目地にシーリングを施すことで漏水を防ぎ、構造体の大きさを確保しつつ建物の安全性を確保できます。