降伏荷重とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「降伏(こうふく)」という言葉は、材料が持っている抵抗力を超えて変形し始める状態を指します。具体的には、金属材料において、ある一定の応力(荷重)を超えると、それ以上の応力を加えても変形が止まらない状態を「降伏」と言います。

この時の応力の値を「降伏応力」と言い、それに対応する荷重を「降伏荷重」と言います。建設業界においては、建物や構造物の安全性を確保するために、使用される材料の降伏荷重を知っておくことが非常に重要です。

これは、材料が降伏してしまうと、それ以上の荷重を支えられず、構造物が壊れる可能性があるからです。したがって、設計段階での計算や試験において、この降伏荷重を超えないようにすることが求められます。