ケーブルカッターおすすめランキング15選!選び方やメーカーを解説

ケーブル カッター おすすめ

ケーブルカッターは、電気工事の際にケーブルを切断する専門工具です。ケーブルカッターの種類は手動で切断するスタンダードタイプだけではありません。ラチェット式や電動式など様々です。また、販売元も多いのでどの商品を選ぶか迷ってしまいますね。今回は、ケーブルカッターの種類や選び方について説明し、おすすめする15の商品を紹介します。購入の際に参考にしてください。

ケーブルカッターの選び方

まず最初に、ケーブルカッターの選び方について種類や使い方を交えながら説明します。ここで取り上げる選び方のポイントは次の4点です。

  • 種類から選ぶ
  • 切断能力から選ぶ
  • 切断するケーブルから選ぶ
  • 機能性から選ぶ

以下、詳しく説明します。

種類から選ぶ

最初はケーブルカッターの種類から選ぶ方法です。ケーブルカッターの種類は取り扱うときの駆動方法で大別できます。ここで紹介する種類は次の4つです。

  • 手動式
  • ラチェット式
  • 電動式
  • 油圧式

ケーブルカッターの種類を選ぶ際には、切断するケーブルの太さや切断時の作業効率を考えて選択すると良いでしょう。それぞれにメリットやデメリットがあるので十分な確認が必要です。以下に詳しく解説します。

手動式

一般的にケーブルカッターと認識されているのは手動式です。構造はシンプルでペンチに似た柄の部分とケーブルを切断する刃とで構成されています。手動式は手ごろな価格で扱いやすいのがメリットです。ただし切断するケーブルが太いとより大きな力が必要になるので気をつけましょう。切断面の品質や切れ味などの機能とコストや取り扱いやすさの兼ね合いがポイントです。

ラチェット式

ラチェット機構を利用したケーブルカッターもあります。「ラチェット機構」とは爪車とも呼ばれ、一方向のみに回転する歯車のことです。価格は前述した手動式ほど安価ではありませんがラチェット式カッターはより太いケーブルを切断できます。手動式では切れない30mm径のケーブルが切断できるものもあり、プロの作業者も利用するタイプです。

電動式

電動式は他の種類と比較して最もパワーがあるケーブルカッターです。作業効率が高いのも特徴で切断するべきケーブルがたくさんあっても次々と効率よく切断できます。65mm径の太いケーブルの切断も可能です。

ただし、価格が高いのがデメリットで10万円を超えるものもあります。プロの電気工事士などで頻繁にケーブルをカットする仕事なら1台あればスムーズに作業できるでしょう。

油圧式

油圧式は、パスカルの原理を用いて小さな力で大きなパワーを発揮するケーブルカッターで、手動タイプと電動タイプに大別でき多くの商品が市販されています。一般の手動式では切れない太くてかたい芯線でも油圧式なら簡単に切断可能です。

用途や作業効率を考えて選択しましょう。スムーズに作業をこなすのなら電動タイプの油圧式がおすすめです。

切断能力から選ぶ

ケーブルカッターを選ぶときには切断能力に注目しましょう。切断能力はカッターサイズや刃の形状などで差が出ます。切断能力は数値で表現され、切断できるケーブルのサイズで表すのが一般的です。

具体的には、φmm(切断できるケーブルの径)かsq(切断できるケーブルの断面積)で表記されます。高い切断能力を望むなら100sq(断面積100平方ミリメートル)以上がおすすめです。

切断するケーブルから選ぶ

ケーブルカッターを選択する際は、切断するケーブルの種類を考慮に入れて選ぶことも重要です。ケーブルは設置される場所によって太さや強度が異なります。ケーブルカッターの切断能力には限界があるので、設置されたケーブルの太さや本数も考慮して十分な能力を確保することが必要です。

以下で具体的に説明します。

屋内ケーブル

屋内での作業が多い場合は小型のケーブルカッターや、コンパクトで持ち運びが容易なケーブルカッターがおすすめです。屋内に設置されたケーブルのそこまで太いものはありません。ほとんどが600v以下の銅線を利用したIV線です。IV線の場合は太くても1.6mm程度なので小型の手動ケーブルカッターで十分切断できます。作業しやすいコンパクトなものを選びましょう。

屋外用ケーブル

屋外に設置されるケーブルは、風雨などに晒されるため耐候性を考えた厚めの被覆が採用されています。直径も最大で33mmあるケーブルもあるので、大型で切断能力の高いケーブルカッターを使用する方が良いでしょう。許容電流が大きいので芯線も太いものがほとんどです。

最低でもφ20mmの切断能力が必要なので室内で使えていたケーブルカッターでは無理があります。屋外作業の場合はラチェット式や油圧式ケーブルカッターがおすすめです。

硬銅やアルミケーブル

屋内配線や家電などに使われる一般的な電線は軟銅線です。軟銅は切りやすい硬さなので切断能力はそこまで必要ではありません。ただし、配電線や送電線など強度が求められるところに使われるアルミケーブルや硬銅線は芯線自体が硬く、相応の切断能力が求められます。線の太さによって違いはありますがラチェット式や油圧式など切断能力の高いケーブルカッターを使いましょう。

機能性から選ぶ

市販されているケーブルカッターの中には、安全性や利便性を上げるためにいくつかの機能が付帯されているものがあります。付帯機能を確認してケーブルカッターを選択するのも1つの方法です。この項目では以下の4つの機能について解説します。

  • 絶縁機能
  • ストリップ機能
  • オートリバース機能
  • インパクトドライバーへの接続機能

それぞれ、作業効率にも関連するので重要です。以下、詳しく説明します。

絶縁機能

絶縁機能は、万が一の事故を防いでくれる安全性を重視した付帯機能です。ケーブルの切断は基本的に通電されていないことを確認して作業します。うっかり通電したまま作業すると感電する危険があります。絶縁機能付きのケーブルカッターは絶縁処理が施されているので感電を未然に防げます。家庭で使用される方や感電事故をしっかり防ぎたい方には有効な機能です。

ストリップ機能

ストリップ機能はケーブルの被覆だけを簡単に剝がす作業に効果的です。ストリップ機能付のケーブルカッターは先端の刃の部分に丸い空間があります。ケーブルを空間に差し込んで切断すると芯線を残したままで被覆だけを切ることが可能です。先端の丸い空間には芯線の寸法が記入されているのでケーブル(芯線)の太さに合わせて使いましょう。

オートリバース機能

オートリバース機能は、電動式のケーブルカッターに付帯している機能です。一般的なケーブルカッターは一度切断作業を行うと、次の作業までに手動で刃を元の位置に戻さなけらばなりません。オートリバース機能が搭載されているカッターは切断作業後に自動的に先端の刃が元の位置に戻ります。連続して切断作業を行なう場合に便利な機能です。

インパクトドライバーへの接続機能

ケーブルカッターの中にはインパクトドライバーに接続できるアタッチメントを備えたものもあります。インパクトドライバーの駆動力をケーブルの切断に変換できるもので、切断能力も高く通常のカッターでは切断できない太いケーブルや硬い芯線を切断することが可能です。アタッチメントも販売されていて、φ100mmまでのケーブルが切断できます。

ケーブルカッターのおすすめメーカー

ここまでは、ケーブルカッターの種類や選び方について説明してきました。ここからは、ケーブルカッターのおすすめメーカーを紹介します。ここで取り上げたメーカーは以下の3社です。

  • フジ矢
  • マーベル
  • クニペックス

以下に詳しく説明します。

フジ矢

フジ矢(Fujiya)は職人の手作業で作られた工具が揃っているメーカーです。それぞれの工具には職人の技術がふんだんに盛り込まれています。

フジ矢のケーブルカッターは切断面積22mm平方ミリメートル(22sq)、切断直径φ9.2mmまでのIV線の切断が可能です。刃は特殊鋼と独自の熱処理が施されているので切れ味と耐久性に優れています。作業品質を追求したい方におすすめです。

マーベル

マーベルはラチェット式のケーブルカッターに定評があるメーカーです。品ぞろえも豊富で、ケーブル断面積60sqまで切断できるハンディタイプから、床置きで600sqまで切断できる機種などがあります。人間工学を駆使して取り扱いに優れた製品などもあり、作業環境や必要性に応じて使い分けをしたいと考えている方におすすめです。

クニペックス

クニペックス(KNIPEX)はプライヤーの専門メーカーでラチェット式のケーブルカッターが好評です。特に2段階ギアドライブを組み合わせた製品は、軽い力で操作できるので片手でも問題なく作業できます。操作性だけでなくφ32mmまでの太いケーブルが数秒で切断できる能力もメリットです。作業効率の改善も見込めます。

ケーブルカッターおすすめランキング15選!

この項目ではおすすめのケーブルカッターをランキング方式で15機種紹介します。ケーブルカッターの価格や種類、切断能力や重さなどが比較できるようにまとめました。以下、ランキングに沿って順に説明しますので参考にしてください。

1.ツノダ(Tsunoda) 配線用ケーブルカッター 220mm CA-38

価格:1,570円
種類:手動式
切断能力:ケーブル:φ11mm、IV線:38sq
サイズ:全長212mm
重さ:250g
カーブ状の刃でケーブルを巻き込みながら軽い力で切断できます。ハサミのように刃が交差して切断するのでケーブルを潰すことがなくきれいな断面で切断が可能です。先端の切断刃を使うことで、より線や細い線も切断できます。

2.フジ矢(Fujiya) ケーブルハンディカッター 240mm 600-240

価格:2,445円
種類:手動式
切断能力:IV線:φ13.5mm、VCT線:φ37mm×2芯、VCT線:φ39.8mm×3芯
サイズ:全長240mm
重さ:465g
刃は独自の熱処理が施されているので硬く鋭い仕上がりになっています。切れ味がよく、切断後のケーブル切断面がきれいです。ケーブルを潰さずに切断できます。ゴム・ウレタンなどの素材も切断可能です。手作りなので職人の技術がいかされ高い耐久性があります。

3.マーベル(MARVEL) ケーブルカッター 銅線専用 小型軽量タイプ ME-38

価格:3,520円
種類:手動式
切断能力:IV線:φ11.4mm
サイズ:全長210mm
重さ:260g
軽量で片手で切断作業が可能です。切断時にケーブルが潰れたり変形することなく、きれいな切断面を提供します。刃には独自の高周波焼入れを施しているので切れ味は鋭く、作業への負担はほとんどありません。

4.ホーザン(HOZAN) ケーブルカッター N-18

価格:3,027円
種類:手動式
切断能力:VVF線:φ2.0mm×2芯、IV線:22sq
サイズ:全長161mm
重さ:167g
手に馴染みやすいグリップです。軽い力で切断が可能で切断面もきれいに仕上がります。耐久性も高く、電気工事士を目指す方やDIY愛好家におすすめです。このケーブルカッターは第一種、第二種電気工事士技能試験で推奨されています。

5.アイウィス(IWISS) ラチェット ケーブルカッター HS-325A

価格:3,680円
種類:ラチェット式
切断能力:φ32mm(IV線:φ28mm)240sq(銅線:185sq)
サイズ:全長255mm
重さ:700g
240sqの太いケーブルまできれいに切断できます。少ない力で切断できる機構を採用していて比較的軽量なので扱いやすいモデルです。ラチェット式のケーブルカッターの中では比較的安価で入手できます。

6.TRUSCO(トラスコ) ケーブルハンディカッター TBCC-240

価格:3,828円
種類:手動式
切断能力:IV線:60sq、φ13.6mm
サイズ:全長240mm
重さ:360g
刃の素材に特殊鋼を採用したハンディタイプのケーブルカッターです。切れ味がよく切断面もきれいで耐久性にも優れています。用途は電気工事などのケーブル線の切断や、ゴム・ウレタン製のパイプの切断まで広範囲です。

7.INGCO ケーブルカッター HCCB0124

価格:3,390円
種類:手動式
切断能力:240sq
サイズ:全長609mm
重さ:1.86kg
硬銅線や硬いアルミケーブルの切断にも対応できるハンディタイプのケーブルカッターです。切れ味が良いのでケーブルを潰すことなくきれいな切断面になります。2色ゴムグリップで握りやすく、快適に作業が勧められるので作業効率向上も可能です。直径240mmまで切断可能で太い針金などにも対応できます。

8.SHENGOCAS 電動ケーブルカッター

価格:28,912円
種類:電動式
切断能力:アルミ・銅線:φ50mm
サイズ:全長310mm
重さ:2.85kg
直径50mmのアルミケーブルも切断できる電動式のケーブルカッターです。バッテリーはマキタの18vリチウムバッテリーが使えます。ブラシレスモーターを採用しており本体の高温防止や自動電源オフ機能が付帯されていて便利です。

9.クニペックス KNIPEX ケーブルカッター 160mm

価格:6,500円
種類:手動式
切断能力:単線:15sq、より線:50sq、アルミ・銅:φ15mm、50sq
サイズ:全長160mm
重さ:225g
全長160mmと小型で軽量ですが、強靭な切断力ときれいな切断面が特徴です。人間工学に基づいたハンドルデザインで、同サイズの標準的なケーブルカッターよりも40%も負荷が軽減されています。高周波の焼入れを施した刃は耐久性も抜群です。

10.KF CPTECプロ用ラチェット式ケーブルカッター

価格:4,799円
種類:ラチェット式
切断能力:銅・アルミケーブル:300sq
サイズ:全長269mm
重さ:644g
最大300ミリ平方メートルの銅やアルミケーブルが切断できるラチェット式のケーブルカッターです。軽量でコンパクト設計なので狭い作業空間でも自在に使用できます。ケーブルを潰したり変形させることなく清潔できれいな切断が可能です。

11.マーベル(MARVEL) ラチェットケーブルカッター(銅線専用)MRC32A

価格:12,356円
種類:ラチェット式
切断能力:軟銅製ケーブル:φ32mm
サイズ:全長359mm
重さ:680g
鍛造刃を使用した銅線専用のラチェット式ケーブルカッターです。固定刃も可動刃も特殊鋼を採用し、強靭な構造でギアが欠け難いので耐久性にも優れています。途中解除機能が付帯しているので安心して作業することが可能です。

12.マーベル(MARVEL) ケーブルカッター 銅線専用 ME-325

価格:19,255円
種類:手動式
切断能力:IV線:400sq
サイズ:全長605mm
重さ:2.23kg
鍛造刃を使用した銅線専用のケーブルカッターです。強靭な構造でギアが欠け難く耐久性にも優れています。切断能力が高く、IV線で400ミリ平方メートルの銅線ケーブルまで切断可能です。オートギアシフト機構の採用でハンドル荷重が軽減されるので作業効率が向上します。

13.CGOLDENWALL ケーブルカッター CPC-20A

価格:17,800円
種類:手動油圧式
切断能力:銅・アルミケーブル・ワイヤーロープ:φ20mm
サイズ:全長420mm
重さ:3kg
φ20mmまでの太くて硬いアルミケーブルも切断できる手動油圧式のケーブルカッターです。グリップには持ちやすくするためのゴムカバーが付いています。軽い力でケーブルが切断できるので、大量の切断作業に効果的です。

14.パナソニック 充電ケーブルカッター EZ3591X

価格:69,143円(充電器とバッテリーは別売り)
種類:電動式(充電式)
切断能力:CV線(単芯):200sq、IV線:250sq
サイズ:全長350mm
重さ:2.5kg
充電式の電動ケーブルカッターです。充電式は高価で10万円を超えるものもありますが、EZ3591は7万円を切る価格で購入できます。200sqのCV線がわずか5秒で切断できるので、切断能力は家庭用途なら十分です。

15.NEWTRY ケーブルカッター CPC-20A

価格:27,300円
種類:手動油圧式
切断能力:銅・アルミケーブル:φ20mm
サイズ:全長420mm
重さ:3.6kg
銅やアルミケーブルの切断に適した手動油圧式のケーブルカッターです。刃の部分には高品質の鋼材を採用し独自の焼入れを行うことで強靭性と長寿命を実現しています。ハンドル部分は握り心地が良いので長時間作業でもそれほど負荷はかかりません。

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【まとめ】用途に合うケーブルカッターを選び作業効率を向上させよう!

ケーブルカッターには、ハンディタイプの手動式やラチェット式、電動式などの種類があります。選択する際にはメリットやデメリットを十分確認することが必要です。また、選択する際には切断能力や切断するケーブルの種類なども考慮しましょう。製品仕様や用途とコストを照らし合わせ、最適なケーブルカッターを選べば効率の良い作業ができます。

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