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河川測量とは、堤防施設や水門を管理する業務のことを言います。
- 河川測量とは?
- 河川測量の種類は?
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は河川測量について詳しく紹介していきます。また、定期縦断測量や定期横断測量などについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
河川測量とは
河川測量とは、水門や堤防施設などの改修や、上流から流れてきた土砂によって変化した河床を測量することです。河川測量は、治水や利水の管理資料を作るために測量することがメインですが、同時に海岸や湖沼などの安全確認も測量作業に含まれています。
河川測量の種類
河川測量にはいくつかの種類が存在します。
- 距離標設置測量
- 水準基標測量
- 定期縦断測量
- 定期横断測量
- 深浅測量
- 海浜測量
- 法線測量
上記内容をそれぞれ見ていきましょう。
距離標設置測量
距離標設置測量は、河川の両岸の堤防法肩や法面などに距離標を設置する作業です。設置方法は、地図上に設定されている距離標を使ってトータルステーションから3級基準点による放射法や、ネットワーク型RTK法を使い設置します。
水準基標測量
水準基標測量は、水準基標の標高を定めるために行うもので定期縦断測量の基準として扱われます。水準基標測量は河川の高さ基準を統一するためのもので、2級水準測量を行い、水準基標の高さを決めます。水準基準は河川の縦横高さにかかわる測量になるため、地盤などを考えて定期的に行う必要があります。
定期縦断測量
定期縦断測量は、測量断面図の距離や標高を測定する作業です。水準基標を基準にし、堤防高、距離標、水門、用水路、地盤高、水位標零点高などの高さと位置を縦断測量で測り、図面図作成を行います。
図面は定期縦断測量の結果を見ながら作成します。また、定期縦断測量は、水準基標をベースに、ほかの水準基標に結合します。縦は1/100〜1/200、横は1/1,000〜1/100,000を標準にして記入します。
- 追加距離
- 単距離
- 測点
- 最低河床高
- 右岸堤防高
- 左岸堤防高
- 右岸内地盤高
- 左岸内地盤高
- 計画高水敷高
- 計画河床高
- 計画堤防高
- 計画高水位
- 建造物の名前や位置、標高
定期縦断測量には上記の項目を記載します。
定期横断測量
定期横断測量は、河床を定期的に調査し、変動がないかを確認する作業です。設置されている距離標を参考に、横断測量を行います。そして、測量結果をもとに横断面図を作成します。
定期横断測量は、水部門と陸部門に分け、水部門は深浅測量、陸部門は横断測量で作業します。水部門の測量をするときは、水際杭の高さや位置が必要なので、横断線の両岸に水際杭をつけて行います。横は縦1/100〜1/200、縦1/100〜1/200を標準にして記入します。
- 水際杭の位置
- 距離標
- 建造物の位置
定期横断測量には上記の項目を記載します。
深浅測量
深浅測量は、見た目で確認できない水面下の地形を測量する作業です。深浅測量で測った結果をもとに横断面図を作成します。深浅測定は音響測深機を使って測ります。水深が浅いときは直接測定します。水底部は河川や海岸を維持するために大切な業務です。
海浜測量
海浜測量は、海浜の変化や季節変化などを確認し、測る作業のことを言います。海浜の経過による変化や台風、季節など自然による変動を調査します。その結果をもとに、深浅面図を作成します。
法線測量
法線測量とは、法線上に杭を設置して測量を行う作業です。海岸や河川で築造物の新設や改修を行うときに行います。法線測量で測った結果をもとに線形図を作成します。法線測量は計画資料を見ながら行いますが、計画された資料とは4級基準天測量、4級水準測量に基づいて作成された地形図を使います。その場合、計画書に地形測量を入れる必要があるので気をつけましょう。
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【まとめ】河川測量についてよく理解して河川の洪水や高潮などによる災害を防止しよう!
河川測量は堤防や水門の改修、点検時に必要な業務です。河川測量には種類があり、作成したい図面図によって測量方法が異なります。測量は図面図の作成以外にも、河川の安全を確認する業務も兼ねています。河川を安全に管理して災害を防ぎましょう。
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