ラップルコンクリートとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「ラップルコンクリート」とは、地盤が軟弱な場合に、基礎下にコンクリートを打設して支持地盤まで補強する工法です。主な方法には「浅層混合処理工法」と「深層混合処理工法」の2つがあります。

浅層混合処理工法では、0.5mから2m程度の軟弱地盤にセメントなどの固化材を散布し、バックホウで混合して改良地盤を作ります。深層混合処理工法では、セメント系固化材と地盤を機械で混合して柱状の改良体を築造します。

この工法はソイルセメントコラム工法とも呼ばれます。近年では、流動化処理土が生コンクリートよりも安価であることや、地盤改良工法が公になったことから、ラップルコンクリートを利用した工法が首都圏を中心に増加しています。