色焼けとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

建設業界における「色焼け」とは、コンクリートやモルタルの表面が均一でない色合いになる現象を指します。具体的には、コンクリートやモルタルが乾燥する際に、部分的に異なる色合いやシミが現れることが「色焼け」と呼ばれます。この現象は、外観上の問題だけでなく、コンクリートの品質や耐久性に関連する可能性もあるため、注意が必要です。

「色焼け」が生じる主な原因は以下の通りです:

1. **乾燥の速度の違い**:コンクリートやモルタルの表面が部分的に異なる速度で乾燥すると、色の均一性が失われることがある。

2. **成分の偏り**:混合される材料の成分の偏りや、施工時の材料の混ざり具合の不均一性が原因となる場合がある。

3. **混合水の量の違い**:適切でない水の量や、水の添加タイミングの違いが原因となることもある。

4. **アルカリ反応**:コンクリート内の骨材とアルカリ成分が化学反応を起こし、色の変化を引き起こすことがある。

色焼けを防止するための対策としては、均一な混合と適切な水の添加、施工後の適切なカーリング(乾燥を遅らせるための水やシートでの覆い)などが挙げられます。

建設業界において、色焼けは特に見た目の美観を重視する建築物や施設において問題となることが多いため、施工時の細心の注意が求められます。