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ボルトやネジを締め付けができるモンキーレンチは、建設業で働く職人にとって必需品の1つです。使用頻度の高いモンキーレンチだからこそ、使いやすく機能性の高い最適な一品を見つけたいと思いませんか。そこで、モンキーレンチの選び方をプロならではの視点で徹底解説します。おすすめの製品も併せて15個紹介するので、是非参考にしてください。
モンキーレンチとは
モンキーレンチとは、異なる大きさのボルトやナットを1本で締められる工具です。スパナの代用品としても使用でき、シンプルで持ち運びやすい形状であることから、幅広いシーンで活躍します。建設業では鉄筋工事、電気工事、配管工事、設備工事など様々な職種で使用されています。
モンキーレンチの用途
モンキーレンチの用途は前述したボルトやナットの締め付けや緩めだけではなく、多岐にわたります。建設業では水道管やガス管の修理の際に、パイプやフィッティングの取り付けや取り外しに使用します。
また、鉄骨の組み立てや現場の足場の設置、機械の組み立てなどの場面でも活躍する、汎用性の高い工具の1つです。
ラチェットとの違い
モンキーレンチとよく似た工具にラチェットレンチがあり、つともネジやボルトの締め付けを行うという点では類似しています。しかし、ラチェットレンチは文字通りラチェット機能が搭載されているため、取り外さず連続してボルトを締め付けられるというメリットがあります。
ただ、ラチェットレンチは1本で対応できるボルトやナットのサイズが決められているため、汎用性が低いというデメリットも考慮しなければなりません。
モンキーレンチの選び方
モンキーレンチと一言に言っても、性能やサイズ、形状など様々なタイプのものがあります。モンキーレンチを選ぶ際に見るべきポイントを、以下にまとめました。これらを確認することで、購入後のミスマッチのリスクが少なくなるでしょう。
- 開口幅から選ぶ
- あごの薄さや形状から選ぶ
- ウォームギアのガタつきにくさから選ぶ
- 持ち手の長さから選ぶ
- 重量から選ぶ
- 機能性から選ぶ
開口幅から選ぶ
業務で使用するボルトやナットの大きさに、開口部の幅が合っているかをまず確認しましょう。開口幅は小さいものだと0〜8mmほどですが、大きいものだと13〜50mmほどにもなり、製品によって大きく異なります。
部品の接続だけに使用するのであれば開口部35mmほどで十分ですが、配水管用の大きなナットを締め付けるのであれば40mm以上のものでなければ対応できません。
あごの薄さや形状から選ぶ
モンキーレンチの留め具を挟む先端の部分を「あご」と言い、上あごと下あごに分かれています。あごが薄ければ薄いほど、狭い場所でも使用しやすく、小さなボルトやナットも締めやすい、留め具を重ねて締める際も使いやすいというメリットがあります。しかし、薄い物は当然強度に欠けるため、強く扱うと先端が割れるリスクが高くなります。
ウォームギアのガタつきにくさから選ぶ
開口幅を調節するネジ状の歯車をウォームギアと言います。ガタ付きがないウォームギアの製品を選ぶことで、留め具が変形するリスク防止になります。また、ウォームギアが回しやすい形状のものを選ぶことで、開口部の調整がスムーズになるので業務効率化につながるでしょう。
持ち手の長さから選ぶ
作業の内容に合った持ち手の長さの製品を選ぶようにしましょう。モンキーレンチの持ち手の長さは2種類に分けられます。
- ロングタイプ
- ショートタイプ
ロングタイプ
建設現場で業務用の大きなボルトやナットを締め付けるのであれば、持ち手が本体長さが200〜350mmほどのロングタイプのモンキーレンチを選びましょう。両手で持つのに十分な長さがあるので、力を込めやすいというメリットがあります。
しかし、その反面狭い場所や細かい作業には向かないというデメリットも考慮しなければなりません。
ショートタイプ
本体長さが100~200mmと片手で持てるコンパクトな持ち手のショートタイプのモンキーレンチは、小さなボルトやナットの締め付けや配管工事など狭い場所の作業に適しています。
腰袋に入れて持ち歩けるため、移動が多い現場の方にもおすすめです。しかし、片手でしか握れず力が籠めづらいというデメリットもあります。
重量から選ぶ
製品の重さは、使いやすさを大きく左右します。連続して作業することが多い方は軽量タイプのモンキーレンチを選ぶことで疲れづらくなり作業効率が良くなります。
また、高所作業が多い方も腰袋に入れても邪魔にならない軽量でコンパクトなモデルを選ぶことで、安全性が高まります。
機能性から選ぶ
モンキーレンチには締め付けや取り外し以外にも様々な機能があります。多機能タイプの製品は、現場での使い心地を大きく向上させてくれるでしょう。モンキーレンチに搭載されている代表的な機能は以下の4つです。
- ノギスつき
- ギアつき
- ラチェットつき
- クイックアジャストつき
ノギスつき
開口部に目盛りがついており、留め具の長さを計測できる製品をノギス付きのモンキーレンチと言います。留め具を挟んだ時の開口部の大きさを利用して計測します。
専門工具のノギスと比較すると正確性にやや欠けますが、凡その大きさが知りたいという時に役立つ機能です。
ギアつき
持ち手の先端に歯車の形状をした穴がついているギア付きのモンキーレンチは、使用する留め具のサイズが一定という方におすすめです。モンキーレンチをはめ直す必要がなく、連続してボルトやナットを回せるので作業が効率化します。
しかし、ギア部分のサイズの調整はできないので、購入時にギア部分のサイズも確認する必要があります。
ラチェットつき
ラチェット機構とは、歯車とそれを止める爪の働きで回転を一定の方向に固定し、戻り動作を省略する機能です。さらにリバーシブル機能が搭載されているラチェット機構付きのモンキーレンチなら、レバーの切り替えだけで回転方向を簡単に変えられます。
持ち手を戻さずに連続した動作が効率的にできるため、長時間の作業が多い方や水道修理の現場におすすめです。
クイックアジャストつき
開口部のサイズ調整をスムーズにしたいという方や、狭い場所での作業が多い方におすすめなのがクイックアジャスト機能つきのモンキーレンチです。開口部の近くにサイズ調整用のウォームが搭載されており、片手でスライドさせるだけで簡単に開口部の大きさを変えられます。
あまり流通しておらず、価格もやや高額になりますが、作業効率を大きく上げてくれるおすすめの機能の1つです。
モンキーレンチのおすすめメーカー
モンキーレンチを選ぶ際は、開口部の大きさや持ち手の長さや重さ、便利な機能など着目すべき点が多くあります。しかし、それだけではなく「信頼できるメーカーのものが欲しい」という方も多いのではないでしょうか。そこで、モンキーレンチを販売しているおすすめのメーカーを紹介します。
- 高儀
- トップ工業
- ロブテックス
高儀
株式会社髙儀は1866年創業の建築工具や電動工具、エクステリアやDIY用品の製造と販売を行う老舗国内メーカーで、20種類以上のモンキーレンチを販売しています。
サイズ展開が豊富で様々なスペックのものが取り揃えられています。モンキーレンチのサイズや重量にこだわりのある方におすすめのメーカーの1つです。
トップ工業
トップ工業株式会社は1936年創業の作業工具の製造と販売を行う企業です。トップ工業のモンキーレンチは、左右非対称のハンドルを採用している製品が多く、グリップ力が高いことで知られています。
握力がなくても使いやすいモデルが多いため、初めてモンキーレンチを扱う方におすすめです。また、高級モデルも多いので、品質の高さを求める方も満足できるでしょう。
ロブテックス
株式会社ロブテックスは1888年創業の作業工具や電設工具などの製造と販売を行う企業です。エビ印とも呼ばれているロブテックスの製品の特長は、JIS規格に定められた基準の1.5倍にも上る耐久性の高さです。また、プロの視点で考えた独自の機能が好評です。
例えば、ガタツキを下アゴの付け根の上部にバネとボールを入れることで解決するガタレス機構を搭載したレンチは日本DIY協会会長賞を受賞しています。
モンキーレンチおすすめランキング15選!
モンキーレンチの選び方やおすすめのめーがーをお伝えしてきましたが、
「店舗に選びに行く時間がない」
「職人から好評の製品が知りたい」
という方も少なくないでしょう。そこで、モンキーレンチのおすすめの製品をランキング形式で紹介します。
- 高儀(Takagi) M&M モンキーレンチ
- 高儀(Takagi) ショートワイドモンキー GISUKE SWM-24
- Giratist モンキーレンチ ワイド
- Donext モンキーレンチ 目盛付 ゴムマット付 CR-V
- トップ (TOP) ハイパーモンキ ZERO HM-25
- HYCDIYTSワイドモンキーレンチ
- トップ工業 (TOP) エコワイド ワイドモンキーレンチ HY-42
- トネ(TONE) モンキレンチ(目盛付) MWR-150
- トップ工業 (TOP) ガタ無しモンキーレンチ HM-32M
- benriiモンキーレンチ ワイド
- DURATECH モンキーレンチ ワイド アジャスタブルレンチ
- ロブテックス ハイブリッドモンキ X UM30XG UM30XG
- Wera(ヴェラ) 05020104001 ラチェットレンチ
- スーパーツール クイックワイドモンキレンチ
- フジ矢(Fujiya) ギア付モンキーレンチ FGL-38-BG
1.高儀(Takagi) M&M モンキーレンチ
価格:¥825税込
最大開口幅:34mm
あご厚さ:
サイズ:31.2×9.4×2.8cm
重さ:630g
開口部に目盛りがついているベーシックなモンキーレンチです。強度が高く熱に強いカーボン鋼を使用しているため、ハードな現場の方にもおすすめです。
2.高儀(Takagi) ショートワイドモンキー GISUKE SWM-24
価格:¥768税込
最大開口幅:24mm
あご厚さ:
サイズ:11.5×6.8×2.1cm
重さ:100g
狭い所でも使いやすいコンパクトサイズのモンキーレンチです。コンパクトながら開口部はワイドに開き、先端に目盛りがついているため対象物の大きさが把握しやすい仕様です。
3.Giratist モンキーレンチ ワイド
価格:¥525税込
最大開口幅:68mm
あご厚さ:
サイズ:15x6x3cm
重さ:180g
開口部が片手で6-68mmの範囲で調整できる汎用性の高いモンキーレンチです。薄型軽量でハングホールがついているため、持ち運びがしやすいのが特徴です。水道管や配管の修理から軽作業まで幅広い用途で使用できます。
4.Donext モンキーレンチ 目盛付 ゴムマット付 CR-V
価格:¥1,530税込
最大開口幅:35mm
あご厚さ:
サイズ:33.2×9.1×3.3cm
重さ:710g
人間工学に基づき設計されたグリップは、滑り止めのゴムマットがついているため汗をかきやすい現場でも安心して使用できます。ヘッドの開口幅は片手で調整でき、精密度が高いレーザー目盛りがついています。
5.トップ (TOP) ハイパーモンキ ZERO HM-25
価格:¥2,973税込
最大開口幅:25mm
あご厚さ:
サイズ:23.2x7x1.8cm
重さ:199.58g
「ガタ無しウォーム」を採用しているため、固定した開口幅が再調整不要でぐらつきにくく、ボルト・ナットを痛めないという特徴があります。さらにウォームを劣化から守るウォームプロテクター機能が搭載されているため、耐久性にも優れています。
6.HYCDIYTSワイドモンキーレンチ
価格:¥799税込
最大開口幅:44mm
あご厚さ:
サイズ:長さ20cm
重さ:465g
クロムバナジウム鋼の耐久性の高いモンキーレンチです。シャフトの飛び出しが少ない設計の開口幅は目盛り付きで対象物のサイズを簡単に計測できます。
7.トップ工業 (TOP) エコワイド ワイドモンキーレンチ HY-42
価格:¥3,209税込
最大開口幅:46mm
あご厚さ:
サイズ:36.4×10.6x2cm
重さ:650g
アゴのでっぱりを極力抑えたコンパクトなヘッドの軽量モデルです。安全ひもを通す穴があるので、高所作業時にセーフティーネットと繋げば落下防止対策ができます。
8.トネ(TONE) モンキレンチ(目盛付) MWR-150
価格:¥1,791税込
最大開口幅:26.5mm
あご厚さ:
サイズ:14.6×5.7×1.1cm
重さ:120g
ハイパーウォームが二分化されており、ガタツキを抑えラックを確実に保持できる仕様になっています。グリップは力を入れる部分を幅広く設計しているため、長時間作業でも手が痛くなりにくいと好評です。
9.トップ工業 (TOP) ガタ無しモンキーレンチ HM-32M
価格:¥2,621税込
最大開口幅:32mm
あご厚さ:
サイズ:22.86×6.6×1.02cm
重さ:260g
ガタ無しウォームや安全紐用の穴などを搭載した多機能タイプのモンキーレンチです。あえて非対称に設計したハンドルは、長時間使用でも疲れづらく力を込めやすい仕様になっています。
10.benriiモンキーレンチ ワイド
価格:¥550税込
最大開口幅:68mm
あご厚さ:
サイズ:19.9x10x2.6cm
重さ:160g
アルミニウム合金製の錆びづらくキズに強い、耐久性の高いモンキーレンチです。6~68mmまで開口できるので、あらゆる需要に対応できます。コンパクトで軽量なので、現場で移動する機会が多い方にもおすすめです。
11.DURATECH モンキーレンチ ワイド アジャスタブルレンチ
価格:¥2,280税込
最大開口幅:50mm
あご厚さ:
サイズ:28.4×10.2×2.9cm
重さ:570g
手に優しいTPR製のグリップで、長時間使用しても疲れにくい仕様です。開口部は0mmまで締まるので、小さな部品も確実に掴めます。吊り下げ穴や落下防止用コード用の穴も搭載しています。
12.ロブテックス ハイブリッドモンキ X UM30XG UM30XG
価格:¥2,027税込
最大開口幅:30mm
あご厚さ:
サイズ:32.59×23.5×10.49cm
重さ:170g
下アゴの付け根の上部にバネとボールを入れることでガタツキを解消する独自のガタレス機構や、安定した締付とゆるめを可能にするX-DRIVEなど先端技術を活かした多機能のモンキーレンチです。握りやすいラウンドフォルムの持ち手も好評です。
13.Wera(ヴェラ) 05020104001 ラチェットレンチ
価格:¥7,927税込
最大開口幅:24mm
あご厚さ:
サイズ:25.6×5.6×1.6cm
重さ:387g
自動的にボルトのサイズに合わせられるJoker6004オープンエンドレンチを搭載した高級モデルです。持ち手先端にはラチェット機能もついています。スパナ部の回転角度はわずか30°なので、長時間作業の際も負担を大幅に軽減できます。
14.スーパーツール クイックワイドモンキレンチ
価格:¥2,925税込
最大開口幅:50mm
あご厚さ:
サイズ:29.6x10x2.6cm
重さ:560g
ウォームを下に引くだけでスムーズに開口部の調整ができるモンキーレンチです。軽量・小型ながら開口部が大きく開き、先端に目盛りもついているので汎用性の高い製品の1つです。
15.フジ矢(Fujiya) ギア付モンキーレンチ FGL-38-BG
価格:¥2,361税込
最大開口幅:38mm
あご厚さ:13.9mm
サイズ:27.7×15.6×2.7cm
重さ:300g
持ち手先端には17mmのラチェット機構、中央部には10mmと13mmのメガネレンチを搭載している多機能タイプのモンキーレンチです。落下防止コード取付用の穴もあるので、高所作業にもおすすめです。
モンキーレンチの正しい使い方
モンキーレンチは以下の手順で使います。
ウォームギアを回し、対象物よりも大きめに広げる
対象物を開口部の奥まで差し込み、サイズを調整する
ウォームギアをしっかり締め、動かなくなるまで固定する
上あごにいちばん力がかかる方向に回していく
モンキーレンチを使うときの注意点
モンキーレンチを使用するときには、ボルトやナットに対してウォームをしっかり締めて装着するよう心がけましょう。
装着が甘いと、留め具の山部分がつぶれてしまいます。一度山がつぶれると滑りやすくなってしまうので、隙間が開叶いようにしっかり密着させてからウォームを回してください。
【まとめ】用途に合うモンキーレンチを選び作業効率を向上させよう!
建設業の現場作業員にとって必需品ともいえるモンキーレンチは、ボルトやナットを締めたり緩めたりする際に使用します。ひと言にモンキーレンチと言っても開口部の開きやあごの形状、持ち手の長さや重量、機能などにおいて異なる多くの製品が展開されてます。自分の業務で使う場面を想像しながら様々な点で比較し、理想の1本を手に入れてください。
工具セットおすすめランキング15選はこちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご確認ください。
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