建設業のインターネット広告の種類とは?インターネット広告以外におすすめのWeb集客方法についても紹介!

建設業界の営業戦略で受注増加を狙うには、受注の母数である集客数を上げる必要があります。効果的な広告を出すことは集客数を上げるポイントの一つです。インターネット広告は、低コストかつ短時間で効果が出るので有効な手段と言えるでしょう。

そこで今回は、インターネット広告の特徴や種類について解説します。また、インターネット広告以外でおすすめできるWeb集客方法についても紹介していきます。受注を増やして事業を発展させる一つの手段として参考にしてください。

建設業のインターネット広告の特徴

今や全世代に普及したインターネットは最も効果的な広告手段です。インターネット広告の特徴として、顧客の動向を数値で細かく分析できる点や、顧客の年齢、地域などを細かく絞り込んで広告できることなどが挙げられます。建設業界に当てはめてみると、インターネット検索をしている人は、工事や建築に興味を持っている「受注の可能性が高い」顧客です。建設というキーワードで絞り込まれた顧客を相手にするので受注につながる可能性も高いと言えます。

建設業で使えるインターネット広告の種類

建設業で多く活用されているインターネット広告は、リスティング広告、インフィード広告、ディスプレイ広告の3種類です。普段インターネット検索をしていると目にする機会も多いのでご存じの方も多いと思います。どの広告を活用すれば効果が上がるのかよく検討しましょう。3種類の広告にはそれぞれに特長や注意点があります。重要なポイントは、自社の現状を踏まえ、営業戦略に見合った広告を選択することです。以下の項目でそれぞれの特徴について説明します。

リスティング広告

リスティング広告とは、Yahooなどの検索サイトで調べものをしたときに、検索結果の画面に表示される広告で、検索連動型広告ともいわれています。検索した語句などに連動して広告が表示されるので、建設業界の場合は建築や工事に興味のある顧客に的を絞った宣伝が可能です。なお、インターネット広告の中でも若干クリック単価が高めに設定されているので注意しましょう。新築マンション販売などではクリック単価が3000円を超えることもあります。

インフィード広告

インフィード広告は、ニュースサイトの表題や項目、SNSのタイムラインなどに違和感なく紛れて流れる広告のことです。あらかじめターゲットとする属性を設定しておくことで、属性に関連した顧客が見るサイトに広告を流し込むことができます。記事に紛れているので、目に止まりやすい点や、認知されやすくクリックされやすい点がメリットです。料金はSNSに流れる広告でクリック単価100円前後で、表示回数や「いいね」数などクリック以外の課金方式も選択できます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、それぞれのWebサイトが持っている広告枠に動画や画像を表示させる広告です。ターゲットとする顧客の属性を設定し、顧客がよく見るサイトの傾向や語句に連動して広告画像を表示させることができます。まだニーズに気付いていない顧客や、購入初期段階など、潜在的にニーズを抱えている顧客に幅広く認知できます。ディスプレイ広告は、低価格な商材、もしくは不動産などの検討期間が長い高額商材に適しています。クリック単価は安めで、とにかく集客数を増やしたい場合におすすめです。

建設業のインターネット広告以外におすすめのWeb集客方法

インターネットの急速な発達により、建設業界でもオンラインを活用した取引が頻繁に行われるようになりました。集客も各種サイトへの広告表示や、マッチングサイトを利用した取引の中で活発に行われています。前項では、インターネット広告について言及しました。この項目では、インターネット広告以外の集客方法について解説します。自社サイトを充実させるポイントやマッチングサイト、ランディングページの活用、イベントの開催やMEO対策にも触れていますので、自社に合った集客方法を検討してみてください。

SEO対策

最初にご紹介するのは、自社サイトにSEO対策を取り入れて自社サイトを充実させ、集客数を上げる方法です。SEO対策とは、顧客のニーズに合った検索キーワードをサイト内に配置して、検索エンジンの上位に自社サイトを表示することです。建設業界でより効果的に集客するには、競合性が高い「建設会社やビル」といったビッグキーワードは効果的ではありません。顧客の検索意図を考慮して「費用」や「地域」など具体的な複数のキーワードを配置しましょう。自社サイトが検索エンジンの上位に表示されれば、問い合わせも増えて集客につながります。

マッチングサイト

建設業界でもマッチングサイトを利用する企業が増えてきました。建設案件を発注したい顧客と仕事を受注したい企業が速やかに取引できるマッチングサイトは、効果的なビジネスツールです。従来の営業局面では、特定エリア内で太い人脈を保有する必要があり、人脈がないと新規開拓も進まない状況でした。しかし、マッチングサイトを活用して営業すれば、人脈のないエリアでも受注も可能になり新規開拓も期待できます。最近はマッチングサイトに登録する企業が増えているため、自社の強みを強調するなど、発注者から選ばれる工夫が必要です。

ランディングページの作成

ランディングページとは、顧客に伝えたい情報を1ページで完結できるようにまとめたものです。主にリスティング広告の遷移先として、一つの商品やサービスの問い合わせにつなげる目的で使用されます。宣伝したい案件にもよりますが、商品やサービスの説明や、よくある質問、顧客の声、実際の購入申し込みなどが主な構成項目です。BtoCの場合は商品やサービスの購入、BtoBでは商談申し込みや資料請求などの目的で利用されます。

イベント開催

イベントとは、行事や催し物の総称ですが、建設業界でも展示会や新作発表会などのプロモ―ションの場として開催されます。最近ではイベントの模様がSNSなどに載り、さまざまな人の目に触れる機会も増えてきました。特に、エンターティンメント性の高いイベントはSNSとの親和性も高く、企業イメージを拡散する意味でも効果的です。例えば、建設関連の特殊車両や建設機械などはエンターティンメント性に優れているので、マニアによる拡散性も期待できます。

MEO施策

MEOとはGoogle検索でマップと一緒に表示される情報のことで、検索する顧客の位置情報と検索キーワードに連動して、関連度の強い上位3位までが表示されます。MEO対策とは、MEOに表示されるように自社の検索ランキングを上げるための施策で、住所や連絡先、公式ホームページといった基本情報の設定や、口コミへの返答、写真や動画の発信などが主な対策項目です。建設業の集客にはこのMEO対策がおすすめです。まず、短時間・低コストで集客が見込めます。SEOでは長期的視点で調査や対策が必要ですが、MEOはGoogleに登録するだけですぐに始められ、費用も外部への依頼費用が数万円程度です。また、マップと同時に自社情報が掲載されるため、顧客に視覚的に訴えられる視認性の良さや、表示されるのが3社のみなので競合が少ない利点もあります。

建設業ではインターネット広告が効果的。取り入れてみよう!

建設業の集客や受注にはインターネット広告が効果的です。インターネット広告は3種類あります。検索サイトの検索結果に連動して表示されるリスティング広告、設定した属性に関連する顧客に違和感なく流れ込むインフィード広告、ターゲットとなる顧客がよく見るサイトや語句に連動して表示するディスプレイ広告がそれです。インターネット広告以外にもWebを活用した集客方法もあります。マッチングサイトを活用したり、ランディングページの作成やイベント開催もその一つです。また、建設業の集客に効果的なMEO対策などもあります。自社の状況に合ったWeb広告などを積極的に取り入れ、集客数を上げて受注増につなげましょう。