【PR】この記事には広告を含む場合があります。
建築士としての働き方のひとつとして、フリーランスがあります。フリーランスは自由に仕事を選べる一方、働き方を工夫しなければ仕事を受注できず、立ちいかなくなる可能性も高い選択肢です。
この記事では、フリーランスで建築士として働いていく方法を解説します。フリーランスとして仕事をするメリットやデメリット、年収の相場なども説明します。建築士としての働き方を考える参考になるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
建築士はフリーランスとして働ける
建築士は工務店やハウスメーカー、設計事務所などで勤務する人が多い職種です。しかし、フリーランスとして、設計などの仕事を請ける人もいます。なぜフリーランスを選ぶかというと、フリーランスになれば仕事を自分で選び、モチベーションを維持しながら働けるからです。
ただし、自由な働き方で生活をしていくには技術や経験だけではなく、様々さまざまな工夫が必要です。自分に足りないものを補い、自分の長所を活かせれば、フリーランスの建築士として働いていけるでしょう。
建築士がフリーランスになるために必要な準備
ここからは、フリーランスの建築士として働くために必要なことやものについて解説します。建築士がフリーランスになるためには、資格や実務経験、人脈や資金が重要です。
フリーランスの建築士を目指す人は、これから解説する内容を参考に、自分で準備が整えられそうかを検討してみてください、
資格を取得する
建築士がフリーランスとして働くためには、資格の取得が必要です。住宅関係の会社で勤務していれば、既に一級建築士や二級建築士といった資格を取得している人も多くいます。
しかし、そういった資格がない人は、資格の取得からはじめなければいけません。また、建築士としての資格を持っていても、宅建士やインテリアコーディネーターなど他の資格を取得すれば有利になることもあります。
実務経験を積む
フリーランスとして働くには、実務経験も欠かせません。資格だけ持っていても、実務経験がなければ、建築の現場で働くのは困難です。そのため、住宅関係の会社で実務経験を積む必要があります。
建築士として実務経験を積むことで、取引先とのコミュニケーションや業務の進め方などが身につきます。そうした経験はフリーランスになった後に、自分の重要な財産となるので、自信が持てるようになるまで経験を積みましょう。
人脈を確保する
建築士がフリーランスとして働くためには、人脈が最も重要です。いくら資格を取得して実務経験を積んでも、仕事を請けられなければ意味がありません。仕事を請けるためには、依頼してくれる人を見つける必要があります。
フリーランスになる前に、勤務先や取引業者などとの人脈を確保しておきましょう。フリーランスになった後でも、交流会などに参加することで、チャンスが得られる可能性もあります。
資金を調達する
フリーランスの建築士として働くためには、資金の確保も忘れずに行いましょう。建築士は初期投資がそこまで多くはありません。しかし、安定するまでにはそれなりの期間が必要です。
その間の生活費を確保するには、フリーランスになる前に資金を準備することが重要です。生活費や初期投資と合わせて、最低でも200万円を目途に資金を用意しましょう。
設計事務所の登録を行う
フリーランスの建築士として働くためには、設計事務所としての登録を忘れずに行いましょう。登録をしないまま建築士として働くのは違法です。そのため、登録だけは欠かしてはいけません。
設計事務所として登録するためには、管理建築士の資格が必要です。この資格を取得するためには、3年以上の実務経験が必要です。フリーランスになる前に、住宅関係の会社で経験を積みましょう。
建築士がフリーランスになるメリット
フリーランスの建築士として必要なものを把握したところで、次はメリットを見ていきましょう。フリーランスの建築士として働く場合、次の3つのメリットがあります。
- ワークライフバランスを大切にできる
- 収入アップが期待できる
- 受注する仕事を選べる
それぞれのメリットについて、くわしく見ていきましょう。
ワークライフバランスを大切にできる
フリーランスの建築士として働くことで、ワークライフバランスを整えられる点が、大きなメリットです。会社員として働くと、勤務時間や通勤時間などでどうしても、時間に制限が生まれます。繁忙期などは思うように休みが取れないということも珍しくありません。
しかし、フリーランスになれば働く時間を自由に決められます。当然仕事の納期などはありますが、自分で働き方を決められるため、自由な時間を増やすことも可能です。
収入アップが期待できる
建築士としてフリーランスで働く場合、収入のアップが期待できる点もメリットです。会社員は、どれだけ働いても給与以上の収入は得られません。そのため、収入をやりがいと感じる人にとっては不満が溜まる働き方です。
フリーランスの場合、仕事をしただけ収入が増えるため、会社員より年収が増える可能性はあります。ただし、そのためには技術や工夫が必要なため、誰でも収入が増えるわけではないことを把握しておきましょう。
受注する仕事を選べる
フリーランスの建築士のメリットには、受注する仕事を選べるということも挙げられます。会社員の場合、指示された業務はやりたくなくてもやらなければいけません。そのため、モチベーションが上がらないこともあります。
しかし、フリーランスは自分で仕事を選べる立場です。やりたくない仕事を選ばない自由があります。仕事を選べるようになるには、フリーランスとしての実績が必要なため、時間がかかることを覚えておいてください。
建築士がフリーランスになるデメリット
フリーランスの建築士として働くメリットを把握したところで、次は逆のデメリットを見ていきましょう。建築士がフリーランスとして働く場合、次の3つのデメリットがあります。
- 収入が不安定になる
- 営業を行う必要がある
- 高いスキルを求められる
それぞれのデメリットをくわしく解説します。
収入が不安定になる
フリーランスの建築士として、最大のデメリットは収入が不安定になることです。会社員と違い、自分で仕事を受注しなければ、収入が全くないことも珍しくありません。反対に、大きな仕事を受注できれば、高額な収入を得られる可能性もあります。
また、ケガや病気で仕事ができなくなると、収入が途絶えてしまいます。そうしたことを踏まえて、フリーランスとして働くためには、いかに収入を確保するかが最も重要です。
営業を行う必要がある
建築士がフリーランスとして働くためには、営業を行わなければいけません。なぜなら、会社員と違って、仕事を受注してきてくれる営業マンがいないからです。フリーランスは、営業も実務も全て自分で行わなければいけません。
実績を積んでいけば、営業をしなくても仕事を依頼されることもあります。しかし、それまでは自分をPRして、仕事をとってくる必要があります。そのため、営業が極めて苦手という人には、フリーランスは難しい働き方です。
高いスキルを求められる
まーフリーランスの建築士として働くためには、会社員よりも高い技術が必要です。建築主や住宅会社は、法人の方が実績や価格の面で優れているため、設計事務所などに依頼します。
そうした状況でフリーランスとして仕事を受注するためには、法人にはない技術力や特色が必要です。設計事務所などの建築士にはない高い技術と深い知識があれば、フリーランスとして受注をするうえで有利になります。
フリーランスの建築士の年収
続いては、建築士がフリーランスになった場合の年収を見ていきましょう。会社員として働く設計士の年収の相場は550万円です。一級と二級で150万円ほど違いますが、設計全体としては、450万円から600万円くらいが平均値となっています。
フリーランスの場合、働き方や技術によっては会社員を大きく超える年収になることもあります。ただし、売り上げから税金や社会保険料などを引かなければいけないため、自由になる金額を増やすことは簡単ではありません。
フリーランス建築士の働き方
ここからは、建築士がフリーランスとして働く場合の働き方について解説します。フリーランスの建築士として働く場合、次の3つの働き方があります。
- 複数の元請企業に出向する
- 建設会社を設立する
- 兼業する
それぞれどういった働き方なのかくわしく見ていきましょう。
複数の元請企業に出向する
フリーランスの建築士として、複数の元請企業に出向する働き方があります。例えば、大きなプロジェクトを受注してもノウハウが足りていないという建設会社や設計事務所もあります。
そうした会社や設計事務所に、プロジェクト単位で出向するケースは珍しくありません。
また、起ち上げたばかりの建設会社や設計事務所に管理設計士として出向することもあります。複数の元請企業で管理指導や大きなプロジェクトに参加することで、経験を積み、実績としてアピールできます。
建設会社を設立する
建設会社を起ち上げて働くフリーランスの建築士もいます。自分で設計を行い、施工を担当するスタッフを雇用することで、設計から施工まで一貫して仕事を受注できます。こうなると受注できる仕事の幅が広がるため、収入の増加も難しくありません。
ただし、建設会社を起ち上げて受注するには建設業許可が必要です。軽微な工事であれば必要ありませんが、安定して仕事を確保するためには、建設業許可の取得も視野に入れましょう。
兼業する
別の仕事と兼業する形で、フリーランスの建築士として働く方法もあります。収入を稼ぐ方法を確保しつつフリーランスの建築士として働くことで、安定的に収入を得られる働き方です。
ここでは、店舗経営と不動産業との兼業を例に、どのように働くかを解説します。
店舗経営と兼務する
カフェや雑貨店などの店舗を経営し、兼業でフリーランスの建築士として働く方法もあります。店舗の設計やインテリア、デザインなどにこだわり、自分のスキルや知識を盛り込みます。
そうした店舗を経営しつつ、店舗設計を行ったのが自分だとアピールできれば、建築士としての仕事につながる可能性もあります。店舗経営が順調な場合は、法人化も視野に入れなければいけません。
不動産業と兼務する
不動産業と建築士を兼務するフリーランスの人もいます。例えば、古い建物を購入し、建築士としてリノベーションします。そうした建物を販売すれば、建築士としての技術と知識を活かしながら、不動産業で安定した収入を確保できます。
ただし、不動産業と兼務する場合は自分とは別に宅建士資格を持つ人が必要です。家族に宅建士資格を取得してもらうことも多いため、不動産業と兼務をする際は、人材の確保も欠かさず行いましょう。
フリーランス建築士が仕事を得る方法
ここまで、フリーランスの建築士としての働き方を見てきました。ここからは、建築士がフリーランスになった場合、どのように仕事を受注すればよいかを見ていきましょう。フリーランスの建築士が仕事を受注する方法は、主に以下の3つです。
- クラウドソーシングを活用する
- SNSを活用する
- フリーランス向けの紹介サービスを活用する
それぞれの方法をくわしく解説します。
クラウドソーシングを活用する
フリーランスという側面で考えた場合、クラウドソーシングを利用すれば建築士としても仕事を受注しやすくなります。クラウドソーシングは、依頼者が不特定の人や法人に仕事を発注する仕組みです。
クラウドソーシングは依頼者も受注者も誰でも利用できるため、参加のハードルが低い点がメリットです。ただし、単価が低かったり利用手数料が差し引かれたりするため、利用の条件を確認しましょう。
SNSを活用する
フリーランスの建築士として働く人の中には、SNSを活用して仕事を受注しているケースもあります。例えば、これまで自分が行った仕事の実績を写真付きでSNSで紹介することで、受注につながることは珍しくありません。
定期的に自分の実績をSNSで紹介すれば、営業をしなくても仕事が舞い込んでくることもあります。そのためには、ある程度の実績が必要なため、実績がある程度貯まっている方がより効果的です。
フリーランス向けの紹介サービスを活用する
フリーランス向けの紹介サービスを利用することで、建築士として働くことも可能です。特定の業界に特化したフリーランスの紹介サービスがあり、建設業界向けもあります。そうしたサービスを利用すれば、効率的に建築士としての受注が可能です。
建設業界に特化した紹介サービスであれば、発注者との交渉がしやすくなり、自分の希望に沿った仕事がしやすくなります。働き方は発注者ごとに異なりますが、自分の経験を最も活かしやすい受注方法の1つです。
フリーランス建築士が成功する方法
ここまでは、フリーランスの建築士としての働き方や仕事の見つけ方を解説しました。ここでは、これまで解説した内容を踏まえて、フリーランスの建築士として成功するポイントを解説します。次のポイントを意識することで、フリーランスの建築士として、より成功しやすくなります。
- 人脈を広げる
- 経営を学ぶ
- スキルを高める
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
人脈を広げる
建築士がフリーランスになるための準備の段階でも解説しましたが、人脈は極めて重要です。どれだけ建築士として優れていても、受注できなければ意味がありません。受注するためには営業も重要ですが、紹介してもらえれば効率よく仕事を請け負えます。
人脈を広げておけば、紹介で受注できるため、営業に費やす時間を短縮できます。そうなれば、本業である建築士としての仕事に時間を割いて、より良い仕上がりを目指すことが可能です。
経営を学ぶ
フリーランスの建築士として働く場合、経営を学ぶことで成功する可能性が高くなります。経営を学ぶというのは、売り上げや経費を正しく把握して、効率的に仕事を受注することです。
いくら多くの案件を受注しても、経費が多くかかったり売り上げが少なかったりすれば、収入は増やせません。そのため、売り上げや経費のことを把握しつつ、適切な数の案件を適切な金額で受注することが重要です。
スキルを高める
フリーランスの建築士として成功するためには、スキルを高めることを忘れてはいけません。フリーランスの建築士の仕事は、基本的に案件ごとの契約です。金額も案件ごとのため、高い技術を持っていれば、それだけ高単価での契約も可能です。
高単価の案件にはそれだけ高い技術や知識が求められるため、常に最新の技術と知識を吸収する必要があります。自分の知識と技術にあぐらをかかず、常に勉強する姿勢を持つことが重要です。
【まとめ】建築士はフリーランスとして働ける!自分に合った働き方を選ぼう
フリーランスとして建築士が働くには、事前の準備が重要です。資金の調達や実務経験、資格の取得などやるべきことが多くて、面倒に感じることもあります。フリーランスとして成功できれば、大きな収入を得て、ゆとりのある生活を送ることも難しくありません。
フリーランスの建築士という働き方を検討している人は、今回解説した内容を参考にしてみてください。そして、自分に合う生き方を決める材料として、働き方を考えてみましょう。
※弊社の営業代行サービスであるツクノビセールスでは、
【効果が出なければ全額返金プラン】を新たにスタートさせました!
※詳しくは👆👆👆のバナーをクリック!!