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陸屋根という平たい屋根には、雨漏りなどを防ぐためにパラペットが取り付けられています。パラペットにはメリットもたくさんある反面、デメリットもあるのです。そんなパラペットについて解説していきたいと思います。
最近は勾配のない屋根の家を見かけることがあります。そんな勾配のない屋根に取り付けられている、外壁と屋根の境にある立ち上がりをパラペットと言います。
今回はパラペットの役割やデメリットについて紹介します。
パラペットとは
平らな屋根を陸屋根と言いますが、陸屋根の物件をよく見ると、屋根の外周部分に立ち上がりが取り付けられています。これがパラペットと呼ばれているものです。陸屋根だけではなく、ベランダや橋梁、ビルの屋上などにも取り付けられています。パラペットがあることで雨漏りを防いだり、建物の強度を上げたりすることができるのです。
パラペットの役割
パラペットには色々な役割があります。
- 接合部分の強度を上げる
- 水が溢れて流れ出すのを防止する
- 転落を防ぐ
- デザイン性を上げる
などです。パラペットがあることで接合部分が太くなるので、強度を増すことができます。万が一排水溝が詰まっても、パラペットがあると水が流れ出すのを防ぐことも可能です。ものや人が転落する確率も下げられます。看板が設置しやすく、デザイン性にも優れているのです。
パラペットのデメリット
たくさんあるパラペットのメリットですが、実はデメリットも存在しています。大切なのは、事前にデメリットを把握しておくことです。そうすればどのように対処すればよいのかもわかるでしょう。では、パラペットの主なデメリットを紹介していきます。中でも知っておくべき重要な3つのデメリットについて確認していきたいと思います。
定期的なメンテナンスが必要
パラペットも他の部分と同じように、年月が経過すれば劣化します。そのため、定期的なメンテナンスは欠かせません。しかし、使用されている素材の数が多いので、素材に合わせて適切なメンテナンスが必要です。特に立ち上がりと屋根スラブの接合部が劣化しやすいです。放置すると錆の発生や水が溜まりの原因になりますが、こまめに掃除を行えば、トラブルが発生する確率を下げられます。
雨漏りがしやすい
パラペットの立ち上がり部分には、水の侵入を防ぐために笠木と呼ばれるものが取り付けられています。しかし、強風や経年劣化などで水が浸入しやすくなり、雨漏りをしてしまう可能性があるのです。劣化してくると強風で笠木が飛ばされる危険性もあるので、メンテナンスは欠かせません。特に台風の後は、パラペットに問題がないか確認しておきましょう。
外壁の通気や換気がとりにくい
建物の構造によっては、パラペットがあることで通気性が悪くなります。外壁が屋根に覆いかぶさる構造であれば問題ありません。逆に外壁とパラペットが繋がっている構造だと、湿気が逃げずに屋内の湿度が高くなるのです。屋内の湿度が高くなると、カビの発生に繋がります。通気が悪い場合には、外壁通気や専用の換気材を使うなどの対策が必要です。
パラペットの防水工事
パラペットも時間の経過で劣化します。劣化したら防水工事を行わないと、水漏れが発生するので必ず行わなければいけません。防水工事の方法は色々と存在しています。適切な方法で行わないと、雨漏りなどのトラブルを防ぐことはできません。そこでパラペットにはどのような防水工事の方法があるのかを解説していきます。
コーキング修復
パラペットに多いトラブルは雨漏りです。雨漏りの原因は様々ですが、胸壁のひび割れや、パラペットと防水層に隙間ができるケースが多くなっています。そんなときにはコーキング修復を行います。コーキング修復とは、コーキング剤を使用して隙間を埋めることです。雨漏りの原因となっている隙間を直接塞ぐのに効果的な方法です。
箱樋・内樋の劣化を修復
パラペットには雨漏りを防ぐために、内樋と呼ばれるものが取り付けられています。異物が溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。そのまま放置すると葉っぱなどがたまり、腐食の原因となります。特に大雨や風が強い日が続いた場合には、天候が回復したら必ず掃除をするようにしましょう。
また、腐食を防ぐために定期的な塗装工事だけでなく、万が一破損した場合は交換するなどの工事も必要になります。
防水シートの修復
パラペットには、防水シートが下地に敷かれています。ゴムシートと塩ビシートの2種類が存在しており、それぞれ特徴があります。安価で伸縮性に優れているのがゴムシートです。それに対して塩ビシートは、防水層が厚くて耐用年数が長くなっています。現在では塩ビシートが主流ですが、劣化は防げません。防水シートが原因でトラブルが発生したら、全体を張り替えるのが一般的です。
【まとめ】パラペットの役割を理解し適切なメンテナンスを行おう
勾配のない平らな屋根に取り付けられているパラペットについて紹介してきました。パラペットには雨漏りを防ぐなど、重要な役割があります。しかし、劣化すると雨漏りをするなどのトラブルが発生します。適切なメンテナンスを行えば、より長持ちさせることもできます。使用されている素材によって、適切なメンテナンスの方法が異なるので注意しましょう。
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